2010年02月28日

MIKU引退!!!

MIKU引退だそうだ。突然のことに驚いた。

とはいえ詳細はなにも明らかにされていないので、なにも言えないのだが、夕方、いつもコメントをいただいているMIKUの応援団長さんから、メールがあり、今日のDEEP行ってますかという内容で、行ってないとお伝えすると、今日重大発表があるという。

なにか選手の重大発表があるという噂はツイッターで見ていたものの、MIKUのことだとは思っていなかったので、ストライクフォース参戦とかかな?などと期待して速報をされているツイッターを見てみると、@citrusbarさんが、「4.17後楽園でMIKU引退セレモニー」とのツイートをしているのを発見。

なんと!引退!?驚きました。詳しい理由は述べられなかったそうですが、いずれ雑誌とかにインタビューでも載るのだろう。

対戦予定のフジメグが体重を増量中という話を聞いてから、フジメグやる気あるんかな?などと思ってましたが、MIKUの話をもう聞いていたんですかね。

私は女子格闘技を見始めてからすぐにMIKUに注目しはじめ、他の選手とは違う、キレのある動きに魅力を感じて、応援しつづけてきました。


主なエントリー。

2006.7.22(ブログを始めたのはこの前日です。)
「MARS ATTACK 01」生観戦記

2006.9.16
スマックガール2006 群女割拠 生観戦記 後半

2007.4.19
MIKU vs ハム・ソヒ!!

2007.6.17
【動画紹介】MIKU vs ハム・ソヒ

2007.6.16
【生観戦記】Club DEEP TOKYO―MIKU王座挑戦へ!!

2007.8.5
【生観戦記】DEEP31―王者らしくなるなMIKU

2009.6.26
いよいよ決戦の日曜日

2009.6.28
MIKU vs リサ・ワード戦結果&ミニレポート


こうしてみると、チャンピオンになって以降はリサ・ワード戦以外は対戦相手にも恵まれずなんとなくもったいないなという状況でしたね。

もともとグラウンドが得意な選手でしたが、キックボクシングに挑戦して打撃が強化、シュートボクシングに挑戦して投げが強化と、着実にステップアップし、現在ではオールラウンドかつ打撃に敵なしという選手になり、フジメグや辻とは戦っていなかったものの、リサ・ワードにリベンジするなど世界有数の選手になっていたことは間違いない。

体重を増量してフジメグを破って、これから世界に挑戦かと思っていただけにすごく残念ですが、本人が決めたことですので仕方ないですね。

勝手に想像すれば、女子選手は最近では端貴代選手のタイトル挑戦のための離職も話題になりましたけど、別に収入を得ないと暮らせない選手がほとんどでしょうし、渡辺久江選手のようにホルモンバランスを崩して体調を崩して引退など、身体的な面もあるでしょうし、なにしろ業界自体が盛り上がってませんし、いろいろとあるんでしょうね。

FEGが女子を大々的に扱い始めていれば状況は変わっていたのかもしれないですが、そんなことを言っても仕方ない。

4.17のセレモ二ーにはぜひ行こうかと思います。





2010年02月11日

【生観戦】VALKYRIE 04―世代交代の日

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おひさしぶりです。

ツイッターを始めてからブログはまったく開きもせず、めちゃくちゃ間をあけてしまいました。コメントも見れてなくてすみません。

ツイッターではたいしたこと書いてるわけじゃなくホントにつぶやいてるだけなんですが、一言で済むのは筆不精な私には合っているようです。ただまぁ書くことがあればブログも書きます。

ということで、今日はVALKYRIE 04を見に行ってきました。


VALKYRIEは01以来ということで、ジュエルスと異なり地味だとか書いてしまったこともありましたが、今回行く気になったのは中井りんの参戦と、辻vsV一の試合が見たかったから。

ということで、観戦記も写真もその2試合だけ。観戦記というほどではないので、タイトルから「記」は抜いときました(笑)。

というか、当日券で入ったので、北側(正面と逆)の後ろのほうだったので、選手もこっち向いてくれないわ、遠いわで写真もうまくとれず、その2試合以外はほとんど撮りませんでした。


第3試合 中井りん vs 佐藤瑞穂

北村ヒロコ戦の途中から入ったのですが、すぐ北村が勝利し、中井戦へ。中井、押してはいたんですが、佐藤瑞穂もがんばり、なかなか決定的な決め所がなく試合が展開。佐藤の反則のあと、佐藤が中井を後ろにつけた桜庭状態からしゃがみこんでアームロックをねらったところで、逆に中井に腕をとられて一本。

中井の圧倒的な強さというのは見れなかったので残念ですが、一本極めて終わるところはさすが期待に応えてくれます。

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メインイベント 辻結花 vs V一

辻vsV一戦は、タイトルマッチにふさわしいゾクゾクした感じを醸し出す、気合いの入った2人の入場から他の試合とは違いました。

前回の対戦の時は辻の力がはるかに上回っている印象でしたが、辻のタックルに金網をうまく利用して立ち上がったり、スピードでついていっているなどVの強さがうかがえました。

勝負は一瞬の隙をついたものでした。あっという間に辻のバックに回りそのままVがチョークを深く極め、入った瞬間辻ヤバイ!とわかる動きでした。そのあとは辻も必死に耐えましたが、レフェリーがストップ。

興奮で手が震えました。ツイッターでは思わず「時代が動いた!!!」とつぶやきましたが、もうほんとに会場の雰囲気はすごい瞬間に居合わせた、という鳥肌たちまくりのシーンでした。

辻に、お客に、泣きながら感謝しまくるVとは対照的に、ボー然とする辻。金網の外に出てもしばらく座り、セコンドになぐさめられていました。

勝者以上に敗者にドラマがすごく感じられるシーンでした。

一方のVも賞品を渡すラウンドガールと思わず抱き合うなど笑いを誘ったりもしましたが、涙のマイクで思わずもらい泣きしそうになりました。さらに「一番最初に世代交代した」という一言に時代が動いたことを感じました。

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興行自体のクオリティ云々を語るよりも、この試合が存在した、というだけで今日のヴァルキリーはお客さんに来て良かったと思わせたと思います。

今後のストーリーがどうなっていくのか。ストーリーはベルトを中心にまわるのがヴァルキリーだと思いますが、そういう意味ではいったんフェザー級は小休止になるかもしれませんが、せっかくのV一という逸材。ジュエルスの選手もからめて、盛り上げていってほしいところです。

2010年01月03日

青木問題と、前提としての総合格闘技の見方

青木問題のうちの中指パフォーマンスに対しての反応は、依って立つ前提によって意見が分かれていると思う。

総合格闘技をよりスポーツとしてとらえている人と、総合格闘技をよりエンターテイメントとしてとらえている人。

印象で勝手に分類すると、戦極、修斗、UFC寄りな人は前者、DREAM、ストライクフォースな人は後者だろうか。女子でいえばヴァルキリーとジュエルスの違いと言ってもいいだろう。

私は後者として楽しんでいるので、青木が中指パフォーマンスをしたからといってなんとも思わなかった。どうだ!やってやったぞこの野郎!という気持ちがあれば、ああしたアクションは自然に出てしまっても不思議はないと思う。ガッツポーズのようなもの、という意見が見られたが、私も同感だ。

前者の人にとってみれば試合が終わればノーサイド、相手をさげすむなんてとんでもない!ということだろう。

青木のパフォーマンスを一般の人が見て総合格闘技が野蛮に思われてしまうとかなんとかいう意見が散見されるが、格闘技をやってる人がスポーツとしてとらえているかどうかは関係なく、総合格闘技の観客の立場から言えばそもそも人が殴り合う様をみてエキサイトする競技なんて、ある種の一般人から見れば充分野蛮なものでしょう。

もちろんそんなことにエキサイトせずに技術を見て満足している人もいることはわかります。私もそういう側面はあります。どっちのタイプかというのは両極ではなくグラデーションなのでしょうから。単純に、何をより楽しみとして総合格闘技を見ているかの違いなのであって、どちらかの立場が間違っているというものではない。

エンターテイメント派としては、試合前後の煽りやストーリーも含めてのエンターテイメント。オリンピックの競技になるぐらい、フェアで勝敗のみに特化した総合格闘技になるのなら、そんなものに楽しみを見出すのはかなり難しくなるし、総合格闘技は一部のマニアだけのものとなり、テレビで気軽に見るものではなくなるでしょう。ベテラン吉田とデビュー戦の石井の試合なんてもってのほかなわけだし。

それでいいのだという意見もあるでしょうが、逆にいえばスポーツではなくてエンターテイメントのままでいいのだ、という意見もあるということをお忘れなく。

この議論はおそらくどこまで行っても平行線なんだと思う。だから最後はヤフーニュースのコメントとか、2chとかのようなお互い感情的になって汚い言葉で罵りあってしまうんだ。少なくともその罵りあいを見たほうがよっぽど一般の人は総合格闘技に対して引くと思うんだけどな。



♯私の青木問題自体に対する現時点での感想に関してはこちらをご覧ください。


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