2024年02月25日
ともぐい
第170回直木賞を受賞した、河秋子さんの本を読みました。
熊被害が多い近年、熊との闘いのお話だと思って読み始めたのですが、読んでみるとそれ以上!
もちろん、そういった場面もありハラハラして楽しめましたが、単に「新たな熊文学」と評する人は、多分途中で読むのをやめた人。
タイトルが「ともぐい」である理由は、最後まで読んでこそ理解できるのではと思います。
人間の死生観は、己の生きた環境によって左右され、何が正しいと捉えるかはそれによっても大きく変わり、いつの世も時代の流れには抗えない。
人間の本能とは何なのか? 人が正しく生きるということはどういう事なのか?
そういったことを考えさせてくれる本ですが、多分好き嫌いが大きく分かれる作品でもあると思います。
2024年01月27日
あなたが誰かを殺した
東野圭吾さんの本を読みました。
2023/9/21に出た比較的最近の作品で、刑事・加賀恭一郎が登場。
別荘で起きた連続殺人事件のミステリーで、比較的に派手ではあるので映画化されそうな作品。
登場人物がたくさん出てきて、最後まで真犯人がわからないので、アガサクリスティーが好きな方にはおススメですが、正直、東野さんの作品の中では感情移入しにくいのが残念。
2023/9/21に出た比較的最近の作品で、刑事・加賀恭一郎が登場。
別荘で起きた連続殺人事件のミステリーで、比較的に派手ではあるので映画化されそうな作品。
登場人物がたくさん出てきて、最後まで真犯人がわからないので、アガサクリスティーが好きな方にはおススメですが、正直、東野さんの作品の中では感情移入しにくいのが残念。
2024年01月06日
頭のいい人が話す前に考えていること
2023年 年間ベストセラー1位(ビジネス書単行本/日販・トーハン調べ)というだけあり、興味深い内容でした。
これを読めば誰でも賢くなれるかといえば、そうは思いませんが、話す前に立ち止まってよく考えたり、人の話を聞く場合は聞き手に徹するなど、まずは実践はできそうです。
著者によれば、「正しいマインドとフォームを身につけることでだれでも頭のいい人になれます。」とのことで、その方法は以下の通り。
巻頭についている【話すたびに頭がよくなるシート】(何度も見られるよう、切り取りできるようになっています)を、話す前に1つでもよいので意識すること。これで、明日から話すたびに頭がよくなるそうです(笑)
ちなみに、頭のよさは他人が決めるもので、その人数が多ければ多いほどその人は実際に頭がいい人、というのが本書での定義のようです。
気になった箇所のメモは以下の通り。
■大学・政府の発表しているデータの調べ方
【検索Word】 site:.go.jp
【検索Word】 site.ac.jp
■深堀するための質問は5つ
導入1:過去に行った行動についての質問
※おそらく今後も同様な行動をとると思われる
導入2:仮定の状況判断についての質問
※ジレンマにどのような対応をとるか?
深堀1:状況に関する質問 どのような状況でしたか?
深堀2:行動に関する質問 何をしましたか?
深堀3:成果に関する質問 どのような変化がありましたか?
■巻末の読書リストで気になったもの
2024年01月01日
能登地震
2024年は能登地震という大きな震災から始まり、不穏な年の始まりとなりました。
元旦からこんなことになるとは、夢にも思いませんでした。
唯一の救いは、テレビの放送によると、正月休みなので若い人が帰省しており、避難など大きな助けになった、ということでしょうか。
若者の存在が、精神的・物理的に大きな助けとなることを、若者も年配者も気づく機会になるかもしれません。
まだ余震・津波の心配もあり、気が抜けない年明けとなりましたが、少しでも被害が小さく、今後も原発などに影響がないことを祈ります。
元旦からこんなことになるとは、夢にも思いませんでした。
唯一の救いは、テレビの放送によると、正月休みなので若い人が帰省しており、避難など大きな助けになった、ということでしょうか。
若者の存在が、精神的・物理的に大きな助けとなることを、若者も年配者も気づく機会になるかもしれません。
まだ余震・津波の心配もあり、気が抜けない年明けとなりましたが、少しでも被害が小さく、今後も原発などに影響がないことを祈ります。