Espace : L’engin lunaire japonais SLIM s’est réveillé après sa longue ≪ nuit lunaire ≫
Repos forcé•SLIM s’était posé de manière inclinée et ses cellules photovoltaïques orientées vers l’ouest ne recevaient pas la lumière du soleil
lle a survécu à deux semaines de rigoureuse nuit lunaire. La sonde japonaise SLIM, posée sur la Lune depuis fin janvier, est de nouveau activée, a annoncé ce lundi l’agence spatiale japonaise Jaxa.
≪ La nuit dernière, une commande a été envoyée à SLIM et une réponse a été reçue, confirmant que l’engin a survécu à la nuit lunaire et a gardé sa capacité de communication ! ≫, a déclaré avec enthousiasme la Jaxa sur X (anciennement Twitter). Les communications ont été ≪ interrompues peu de temps après, car c’était encore la mi-journée lunaire et la température des équipements de communication était très élevée ≫, a précisé la Jaxa.
Des panneaux solaires mal inclinés
≪ Des préparatifs sont en cours pour reprendre les opérations lorsque les températures des instruments auront suffisamment refroidi ≫, a ajouté l’agence spatiale.
Le module SLIM (Smart Lander for Investigating Moon) a réussi le 20 janvier dernier un alunissage à 55 m de sa cible initiale, soit un très haut degré de précision, faisant du Japon le cinquième pays à réussir à se poser sur le satellite naturel de la Terre après les Etats-Unis, l’URSS, la Chine et l’Inde. Mais en raison d’un problème moteur dans les dernières dizaines de mètres de sa descente, SLIM s’était posé de manière inclinée et ses cellules photovoltaïques orientées vers l’ouest ne recevaient pas la lumière du soleil.
SLIM a aluni dans un petit cratère de moins de 300 mètres de diamètre, appelé Shioli. Avant d’être éteint, l’engin avait pu débarquer normalement ses deux mini-rovers, censés mener des analyses de roches provenant de la structure interne de la Lune (le manteau lunaire), encore très mal connue.
La nouvelle ruée vers la Lune
Plus de 50 ans après que son sol a été foulé pour la première fois par des humains – les Américains en 1969 – la Lune refait l’objet d’une course mondiale. Le programme américain Artémis prévoit de renvoyer des astronautes sur la Lune, un projet récemment reporté à septembre 2026, avec à plus long terme la construction d’une base permanente sur place. La Chine a des projets concurrents similaires.
Atteindre la Lune reste un immense défi technologique, même pour les grandes puissances spatiales : une autre entreprise privée américaine, Astrobotic, également sous contrat avec la Nasa, a échoué début janvier à poser son premier engin sur la Lune.
フランス語の勉強?
【連続テレビ小説】まんぷく(122)「きれいごとは通りませんか」
他社による品質の悪い即席ラーメンが次々発売され、「本家まんぷくラーメン」を掲げる商品も出現。福ちゃんがモデルの商品ポスターまでマネされて、福ちゃんもカンカン。萬平さんはすぐさまその会社に乗り込み、発売中止を求めるも相手は断固拒否。そんな中、即席ラーメンによる食中毒が発生。即席ラーメン業界全体に世間の厳しい視線が向けられ… 福子:安藤サクラ/萬平:長谷川博己/鈴:松坂慶子/世良:桐谷健太
安藤サクラ,長谷川博己,松下奈緒,要潤,大谷亮平,桐谷健太,瀬戸康史,岸井ゆきの,浜野謙太,藤山扇治郎,松井玲奈,呉城久美,中尾明慶,深川麻衣,牧瀬里穂,加藤雅也,田中哲司,松坂慶子ほか 福田靖 川井憲次
【連続テレビ小説】ブギウギ 第22週「あ〜しんど♪」(102)
大野(木野花)が家政婦としてスズ子(趣里)の家に来て半年、愛子(小野美音)はニンジンを食べられずにスズ子を困らしていた。大野はそんな愛子を見て、スズ子が仕事に出ている間にとっておきの食べ方を教える。一方、スズ子はコロンコロンレコードでの打ち合わせの帰りに、大野を紹介してくれたお礼をしに茨田りつ子(菊地凛子)のもとを訪ねる。そこでスズ子は、大野とりつ子の過去の話を聞くことになる。
趣里,木野花,菊地凛子,生瀬勝久,夙川アトム,小野美音,高瀬耕造 櫻井剛 服部隆之
YOUは何しに日本へ?★本場の錦鯉がほしい親子が来日&妻の実家が寺YOU
年々増加している訪日外国人。番組では、外国人たちの日本への玄関口、空港で勝手にお出迎えして直撃取材を敢行!!前代未聞の空港アポなしインタビューをやりまくりました。時には、空港を飛び出して、客船の港、イベント会場でもYOUに直撃インタビュー!するとそこは…面白外国人の宝庫だった!一寸先は全く読めない新感覚ドキュメントバラエティ!楽しめること間違いなし!!
妻は寺の娘 【能登の復興のため!お寺で“仏前結婚式”】 カナダ人の男性は日本人の女性と結婚するのだが、新婦が寺の娘であるため“仏前結婚式”を挙げるという。実家の寺は富山にあり能登半島地震の影響もあったが、こんな時だからこそ復興へのメッセージも込めて式を挙げることを決意した。カナダから親族もかけつけ家族みんなで作り上げる仏前結婚式とは!?
最新装備で 【ビートルズの町から自転車旅へ】 イギリスのリバプールから来日。東京から広島まで52日かけ850キロの自転車旅をするというYOU。聞けば「自転車旅は初めて」。序盤から迷子になったり右往左往するのだが、実は母国のトップDJ!昼夜逆転の生活に疲れ、昔から憧れていたという日本での旅を決意したのだ。そんな彼の旅は出会いの連続!地元の方々や子どもたちの優しさに触れながら850キロを走破する!
長年の夢 【誕生日に憧れ続けた高級寿司を食べたい】 寿司を愛してやまないアメリカ人の男性は誕生日のお祝いに、憧れ続けた日本の高級寿司を食べるため来日した。特に好きなのは中トロだという。お目当てのお寿司屋さんは西麻布にあり、16年連続でミシュランガイドの星を獲得している名店。そこで出される驚きの寿司とは!?
予算900万円 【錦鯉の本場・新潟で爆買いしたい!】 アメリカから来た母と息子の2人組は錦鯉を爆買いするため日本にやってきた。自宅には錦鯉を飼うための池まであるというが、なんと今回の予算は900万円!中でも“昭和”という品種を探しているということで錦鯉で有名な新潟県の小千谷市へ。そこで訪れた養鯉場ではまさかのハプニングが待ち受けていた!
バナナマン(設楽統、日村勇紀)
鶴瓶の家族に乾杯 純烈・酒井一圭が宮崎えびの市へ!温泉の大広間でコンサート!
純烈のリーダー酒井一圭が宮崎えびの市へ!温泉を訪ねた酒井は昼食が食べたいとおすすめの店を尋ねると、古民家というヒントをもらう。そこで、スマホで検索して見つけた古民家カフェへ。店を訪ねると、3姉妹で経営していると聞く。さらに、前半の旅で訪れた温泉ホテルの大広間でコンサートを開こうと、人集めを始める。一方、鶴瓶は、温泉旅館でご主人と話しながらお湯がたまるのを待つが、なかなかOKが出ず、温泉に入れない。
酒井一圭(純烈),笑福亭鶴瓶,小野文惠,常盤貴子,三宅民夫
風間直樹@naokikazama
今週の週刊東洋経済の特集は「ドライバーが消える日 止まるトラック・タクシー・バス」。小誌が何度も警鐘を鳴らしたとおり、物も人も動かない、そんな現実が眼前に迫っています。頭でっかちで手足をやせ細らせた日本社会の病理を、克明に描き出しました。
Dr.ナイフ@knife900
僕は「交渉」のプロでも専門家でもないけど、相手と交渉するときは、最初に打ち込むアンカーが重要なのは知ってる。
例えば裏金問題。
関係議員を追及する場合、最初から「国会の証人喚問」を要求する。相手は「政論審」を主張する。
様々な駆け引きの結果、「国会の参考人招致」で合意できれば、まずますの成果。
しかし今回の交渉。
「政論審」をやるかどうか。やるなら誰が出席するか、公開か非公開かが争点になってる。この時点で交渉は相当負けてます。
野党は最初から「証人喚問一択。やらないなら予算審議に応じない」と強く出るべきでした。
それくらい強く要求できる事案ですよ。
祝島島民の会@touminnokai
本日15時24分頃、愛媛県南伊予を震源とする地震(震度4)がありました。
発表されている震源地は、伊方原発から約20kmです。
能登地震の被害状況に照らすと、志賀原発同様に半島に位置する伊方原発の危険性は非常に大きなものと考えるべきでしょう。
ogotch🍥@ogotch
能登震災で驚いたことの一つは
「人が生き埋めになっている時」
「首相が」「新年会をハシゴした」
事実です。
白坂和哉|ジャーナリスト|”突き刺さる” 政治情報を提供します!@shirasaka_k
本日2/26 #モーニングショー のエネルギー特集は抜群に面白かった!
「地熱発電」にせよ「風力発電」にせよ、日本は大きなポテンシャルに溢れている。
しかし、それをやらないのは利権もあろうが、石原良純の『できるわけない!』発言に象徴されるように、ネガティブなマインドがそうさせないのであろう・・・
──リスクがあるのは当然だ。
これは要するに、日本という国家の「やる気」の問題である!
saebou@Cristoforou
「日本には四季がある」、本当に大学1年生とかでもそういうこと言ってくる人がいて、これ人文系の学部に入ってくるのにこれじゃ困りますよ。これからあなたは「わざと季節外れの花が咲いている場面がある海外文学」とか読んで分析することになるんですよ…そういう描写はだいたい明確な四季が前提です
音楽や絵画でも四季がテーマのものがありますが、咲く花や飛ぶ鳥や見える風景がだいぶ日本と違います。もっと言えば北海道の四季と瀬戸内の四季は全く違うものです。詩人や音楽家や画家はどの国でもそういう季節の違いをとらえて何かを表現してきました。
エリック C (再アジサイ)@x__ok
もうやめてくれ、汚染水。有害な汚染水。
福島第1原発、28日に4回目の処理水海洋放出を開始 東日本大震災から13年迎える3月中旬まで:東京新聞 TOKYO Web
わさび@ku17kf8STCKP68D
【阪大法の試験について】
(仮にも)志望校である大阪大学に、あまりにも独り歩きの悪いイメージがつきそうなので、当日その場にいた(しかもかなり「談笑」していた場所に近い)自分から分かったことを下にまとめます。
【時系列】
々餮譴了邯海婆簑蠶正の紙が配られる。
△僂辰噺ではわからない(しょうもない)訂正だったので、試験官に「何が違う?」と質問がよせられた(らしい)。(僕に見える範囲では尋ねる人はいなかったので「らしい」)
試験官もわからず、集まって「何が違う?」と聞き合う。(続)
さい鼎い董屬海鵑覆靴隋爾發覆つ正か、ばかばかしい」(っぽいことを)一言二言話して解散。(3分から5分ぐらい)
い硫當でうるさかった気はしています。
主観ですが「談笑」から連想されるほどの「雑談」ではない、ということは確かです。(込み上げ笑いをしていた試験官もいた気がしますが)
一連の流れは上のような感じだと僕は思っています。
事実は、試験官が
・話していたこと
・笑っていたこと
・声が多少大きかったこと
ちょっと違うなと思うのは、
・「談笑」という表現
・受験生に向けた「ばかばかしい」という言葉
いずれにせよ、なかったことにされるのは少し違う気がします。
一番正確に言うなら
「談笑」のレベルではないけど、試験中の「打ち合わせ」のレベルは超えてる
が的を得てると思います。
宇都宮けんじ@utsunomiyakenji
ロシアが国際規範を踏みにじりウクライナ侵略を始めて2年になる。戦況は膠着状態に陥り欧米諸国の支援疲れが指摘されている。しかしながらロシアのウクライナ侵略を放置することは国際規範を無視した力による現状変更の動きを世界に広げることになる。世界は再度ウクライナ支援に向け結束すべきだ。
ガイチ@gaitifuji
米空軍兵、在米イスラエル大使館前で焼身 「ジェノサイドには加担できない」
“CNNが入手したこの事件の映像では、アーロン・ブシュネルと名乗る男性が「これ以上ジェノサイド(集団殺害)には加担できない」と語り、自分がやろうとしていることはパレスチナ人の苦しみに比べれば取るに足らないと話していた。”
体調不良で部屋でゴロゴロしていました.
布団に入りながら松本清張のガラスの城読みました.テレビで見たのと割と同じ.もちろん時代は違うけど.
お茶探していて行方不明になっていたケーブル見つかりました.
「自分たちが語っていいのか葛藤がすごくあった」被災経験がない“語り部”大学生が被災経験がない同世代に伝えたことは
津波で多くの児童らが犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校で、東北大学の大学生が語り部を務めました。26日は、神戸の大学生らに語り部をしたほか、ともに被災経験のない学生が震災を語ることについて意見を交わしました。
児童と教職員あわせて84人が犠牲となった石巻市の大川小学校。
東北大学のボランティアサークルの学生が遺族で、大川伝承の会の佐藤敏郎さんと共に語り部をしました。
東北大学SCRUM 吉越将宏さん:
「私たちが語り部を行なう目的、それはこの場所に来た1人でも多くの人に大川小の出来事を伝え、未来の世代に学びを語り継ぐこと」
参加したのは阪神淡路大震災の伝承活動をする神戸大学の学生など30人。去年9月から始まった東北大の学生による語り部活動で、同世代に向けガイドするのは今回が初めてです。
東北大学SCRUM 上園真輝人さん:
「子どもたちはどんな気持ちで冷たくて黒い津波にあったたのでしょうか。大人たちを信じて素直に行動した子どもたちです。当時の子どもたちの思いを私は想像することもできません」
語り部では、当時の状況などを自分の言葉で伝えました。
ともに被災経験のない学生。交流会では伝承活動に対する思いをともにしました。
東北大学SCRUM 上園真輝人さん:
「『語り部してみないか』と話をもらった時から9月に語り部を始めるまで自分たちが語っていいのか葛藤がすごくあった」
神戸大学ボランティアバスプロジェクト 中村莉央さん:
「(被災の)経験をしている人と経験していない自分との差をすごく感じてしまった」
神戸大の学生:
「(東北大の学生が)自分たちの経験に落とし込んで話していたので、すごく良い語り部の仕方だなと思いました」
東北大の学生:
「事実を伝えるのが優先で、自分の感情を伝えるまで余裕がなかったが、最近はどんどん入れるようにしていきながら気持ちを入れてしゃべれるようになってきている」
震災伝承に取り組む宮城と兵庫の学生たち。被災経験がなくとも震災を語ることの意義を改めて共有しました。参加した神戸大学の学生は同世代で横のつながりをもって活動していけたらと話していました。
福島第一原発 4回目の処理水放出は28日から
東京電力は、福島第一原子力発電所にたまる処理水について、今年度最後となる4回目の海への放出を28日から始めると発表しました。
福島第一原発では、汚染水を処理したあとに残るトリチウムなどの放射性物質を含む処理水が、1000基余りのタンクで保管されていて、東京電力は政府の方針に従い、基準を下回る濃度に薄めた上で、去年8月から海への放出を始めています。
東京電力は26日、今年度中に計画していた4回のうち、最後となる放出を28日から始めると発表しました。
17日間かけておよそ7800トンを放出する予定で、今年度放出する量は、当初の計画通り、あわせておよそ3万1200トンになる見込みです。
これまでの3回の放出では目立ったトラブルはなく、周辺で採取された海水のトリチウムの濃度は、東京電力が自主的に放出の停止を判断する基準を大きく下回っています。
ただ、汚染水を処理する過程では、去年10月に放射性物質を含む廃液を浴びた作業員が一時入院したほか、2月7日にも浄化装置から放射性物質を含む水が漏れ出し、トラブルが相次いでいます。
東京電力は「最大限の緊張感を持って取り組む」としています。
「市長がヤラセ認め…」元『プラス・マイナス』岩橋が暴露「新人コンクール問題」及ぼすM-1への影響
元お笑いコンビ『プラス・マイナス』の岩橋良昌が、真木よう子と“エアガン論争”を繰り広げているなか、もう一つの紛争は今後さらに大きな波紋を広げる可能性がありそうだ――。
岩橋は、吉本興業が主催する『北河内新人お笑いコンクール』でのやらせをXやライブ配信で暴露していた。岩橋は元交野市民ということもあり、この大会で審査員をしていた。そこではベテラン放送作家の前田政二氏が仕切っていたという。
前田氏から
「まあちょっと吉本のイベントやから他事務所優勝させへんようにして」
と言われたことを明かし
「はあ〜!? と思って。芸人の人生なんやと思ってんねんと思って」
と憤りを見せていた。
実際、同大会のHPを見てみると最優秀新人賞として栄光を勝ち取ったのは3大会とも吉本興業のコンビのようだ。
「前田氏はNSC1期生の元芸人でダウンタウンと同期。彼はM-1グランプリの予選の審査員も務めていました。去年から若返りを図りたいというABCの意向で、前田氏は審査員を外れたようです」(スポーツ紙記者)
岩橋の暴露が続いたため一時鎮静化していたが、ほかの審査員の発信で蒸し返された。
《北河内お笑いコンクールの審査員の一人として証言しますが、北河内お笑いコンクールはやらせです。他の審査員の点数が意味をなしてませんでした。》
そう証言したのは現・交野市長の山本けい氏だ。同大会では交野市長も審査委員を務めることが慣例となっており参加したという。
《真実を発信したプラス・マイナス岩橋さんが契約解除になるなんて、納得できません》
《もう黙ってられません》
と怒り心頭だ。そして心強い援護射撃を受け、岩橋は
《吉本さーん!公人がこう言ってますよー 吉本もたくさん公の仕事をこれからやって行くんですよねー? なんかコメントお願いします!大した事実確認もせず周りの事務所への忖度ですぐに無期限活動停止させ、すぐ周りにペコペコ謝る 弱っ 公人さんの方が勇気あるわ》
さらに大会のシステムにもチクリ。
《参加芸人1人から500円徴収してたんや 知らんかった お客さんからも前売り2500円当日3000円徴収 そのコンテストでやらせ 狂ってる え、これ詐欺の匂いが、、、》
そしてネット上ではすでに特定されている前田氏は25日にXでこうコメントした。
《既に某メディアを通じ自分と大会主催者の会長さんとで『取材』に答える感じで審査のやり方も含めヤラセは本当に無い事、そんな事が出来る状況など一切無い事、二人の大きな勘違いである事…等、詳しく報告してます》
と疑惑を全否定しているが……。
「前田氏はやらせ疑惑は否定し、吉本興業としても前田氏に指示した証拠がない限り追及はされない。そんなことを認めては、他の大会も成立しなくなりますからね。
M-1、R-1、キングオブコント、THE SECOND、The Wなどほぼすべての有名お笑い大会は吉本興業が主催、協力しています。世間は北河内のお笑い大会の裏側を知って、他の大会も色めがねで見てしまう可能性がある。そうなると、M-1などのコンテストの存在意義にまで、影響が広がる可能性はありますね」(テレビ局関係者)
売れることを夢見て必死にネタを考える芸人たちにとって、この“やらせ疑惑”は看過できない問題のはずだ――。
松本人志報道で気を吐く『ミヤネ屋』それでも“独自取材”しないテレビ・新聞「大マスコミの忖度ぶり」
『ダウンタウン』松本人志をめぐり、メディア各社が腐心している。
昨年暮れに『週刊文春』が松本の性的強要疑惑を報道。松本はただちに法的措置を宣言し、文春を発行する文藝春秋などを相手どり、5億5000万円の損害賠償を求めて提訴。自身も裁判に集中するため、1月8日から芸能活動を休止した。
「松本さんはテレビ業界から事実上、姿を消しました。活動休止に伴いテレビ各局はてんやわんやの騒ぎでしたが、代役の芸人や今後の編成がまとまり、ようやく通常モードに戻りつつあります」(テレビ局関係者)
松本vs文春の第1回口頭弁論は3月28日に東京地裁で開かれることが決まった。
ただ、盛り上がりで言うと、イマイチ。テレビや新聞は通り一遍の報道しかせず、裁判の見立てについては弁護士やコメンテーター任せとなっている。
唯一、気を吐いているのは『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)で、15日放送回では文春最新号を取り上げ
《松本が売れるまでと、その時々の女性関係を40年以上前の証言などを使い報道》
と記事の要旨を紹介。「“システム”『文春』が指摘する共通点」というタイトルで4つの項目にまとめ、1つ目は「直前まで飲み会の場所がホテルの部屋であることを女性に告げない」、2つ目は「松本が参加すると知らせない」、3つ目は「飲み会の最中は携帯電話を没収、または利用を禁止」、4つ目は「飲み会の終盤、何らかの『ゲーム』を行い1人の女性を寝室に残し、他の参加者は退散」と箇条書きにした。
「ミヤネ屋は旧統一教会の問題でも他局が及び腰のなか、イケイケで放送していたことで知られています。視聴者の関心事に向き合うというスタンスで、今回も松本さんの問題に時間をかけている印象。ただ、自社による独自取材までには至っていません」(ワイドショー関係者)
これは吉本興業と日頃から付き合いのあるスポーツ紙各社も同じで、文春の後追い報道こそすれど、自前で新たな被害女性を探したりするような動きは一切ない。昨年の故ジャニー喜多川氏の性加害報道の時にも見られた動きだが、報道各社の及び腰は目に余る。
「結局は忖度が抜け切れていないんですよね。旧ジャニーズ問題の時も、被害者が次々と名乗り出るさなか、当時の広報担当者に電話して『軽く触れていいですか?』とお伺いを立てていましたからね。
結局その広報担当者は一連の騒動で事務所を離れましたが……。今回の松本さんの騒動でも、吉本側の顔色をうかがっている社がほとんどです」(スポーツ紙記者)
松本が即座に法的措置を宣言したことで、下手に書き飛ばせない状況が生まれたことも理由にあろう。ただ、それ以前に社内では
「うちも独自で取材しましょう」
という声すら上がらないという。
「吉本はお笑いの事務所だけあって、報道に対して多少寛大な部分はあるが、松本さんに対してだけは違う。報道が正しいか、正しくないか以前に、松本さんが怒っているかどうかが重要。
機嫌を損ねるようなことがあれば、担当者がすぐに抗議電話を入れてきた。そうした記憶があるので、今回のケースも“他人のふんどし”で相撲をとるだけなのです」(同・スポーツ紙記者)
結果、テレビや一部をのぞくスポーツ紙の“独自調査”は行われていない。中には
「いずれ松本さんは復帰するから」
「吉本は大きい事務所だから穏便業務で」
と言い切る者もいる。
「吉本側は所属芸人に『余計なことは言うな』と通達していない。メディアに対しても、一部の吉本社員が難クセをつけてくるだけで、大っぴらに『報じるな』と圧力をかけるようなことはしていない」
とはお笑い関係者。にもかかわらず、身動きが取れないメディアは一体何に怯えているのか――。
「完全に番組、終わりますね」打ち切り説も飛び出した『ワイドナショー』につきまとう松本の犲縛
自身の性加害疑惑を報じた『週刊文春』の発行元である文芸春秋との民事訴訟に専念することを理由に、芸能活動を休止しているダウンタウンの松本人志(60)。2月19日に放送されたTBS系『クレイジージャーニー』に出演しなかったことで、レギュラー番組全てが松本不在シフトにチェンジした。
しかし、松本が関わった番組で最も深刻なダメージを受けたと言われているのが、なぜか昨年3月で番組を卒業したはずのフジテレビ系の情報番組『ワイドナショー』だ。
「松本さんは、’13年10月に深夜枠での放送がスタートして以来、日曜午前に放送枠が移動してからも不動のレギュラーでした。’22年4月から隔週出演となり、その後、’23年4月からMCを務める『まつもtoなかい』の開始に伴い、同年3月19日放送分をもって番組を卒業しました。
しかし、今回の騒動に伴い、自身のXで『ワイドナショー出まーす』と、1月14日放送の同番組に出演することを宣言。さすがに、フジもそれを阻止しましたが、いまだに松本さんの影響力があると視聴者に認識されてしまうことに。以後、松本さんのニュースに時間を割いて積極的に報じているTBSの『サンデー・ジャポン』(以下サンジャポ)に毎週のように視聴率で大差をつけられることになってしまいました」(フジテレビ関係者)
年明けの『ワイドナショー』の平均世帯視聴率は、松本が出演を予告した1月14日は6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。『サンジャポ』は10.4%だった。この時点では、まだそれほど差はついていなかったが、1月21日以降の『ワイドナショー』の視聴率は6.0%、4.9%、4.5%と右肩下がりとなり、2月11日には3.6%まで急落する。その間の『サンジャポ』は11.9%、11.7%、12.0%、9.8%で、Wスコア以上の大差をつけられることになってしまったのだ。
「今月18日は、松本さんと文春の第1回口頭弁論が3月28日に決まってから初めての両番組の放送でした。にもかかわらず、『ワイドナショー』はわずか30秒の扱いで視聴率は4.0%。一方、たっぷり時間を割いた『サンジャポ』は10.5%。最近では両番組の裏番組である、嵐・二宮和也さん(40)の看板番組『ニノさん』(日本テレビ系)が7%台後半から9%台の高視聴率を記録。『ワイドナショー』は大差をつけられての民放キー局3位が定位置になってしまいました」(放送担当記者)
同番組のMCを務めるのは、伝説のコント番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(以下、ごっつ・フジテレビ系)など数々の番組で松本と共演した東野幸治(56)。その東野は、松本の性加害疑惑報道直後の昨年12月29日放送の同番組で「ちょっとびっくりしましたけど」とコメント。さらに、東野とともに『ごっつ』に出演していた今田耕司(57)も「僕は聞いたことがないです、松本さんから、記事に書かれているようなコメントを。合コンとかしたこと、何度もありますから」と証言していた。
「1月の段階では番組はあくまで中立の立場という前提で性加害疑惑を扱っていましたが、狆硝椶糧崛抜境瓩呂未阿┐沙訥絢圓呂靴蕕韻襪个りだったでしょう」(同前)
そもそも、昨年、番組の柱である松本が降板したことで、番組は失速気味になり狢任狙擇蠕皚瓩瞋颪れていた。そして今回の性加害疑惑でもとばっちりを食った形で、すっかり松本の犲縛瓩付きまとうことになってしまった『ワイドナショー』。元NHKの職員で『NHKから国民を守る党』の立花孝志氏は13日にYouTubeにアップした動画で同番組について言及した。
立花氏は動画冒頭で同番組について《完全に番組、終わりますね》と断言、終了時期は早くて3月で《延ばしたとしても秋、9月まででしょう》と予想した。そして11日の放送で松本の話題を取り上げなかったことを問題視し《『ワイド』な『ショー』になっていない》とぶった切ったのだ。
「まずは、4月の改編でCMスポンサーが離れることになるでしょう。このまま『サン・ジャポ』に大差をつけられたままなら、存在意義がないので秋改編での打ち切りが濃厚です。立花氏が予言した通りの犒詼瓩砲覆襪里任蓮廖米荏亜
松本の第1回口頭弁論後の『ワイドナショー』の直近の放送は3月31日。その放送回が巻き返しのラストチャンスになるかもしれない。
「朝鮮学校が怖いのか」…「反省しない日本」に鞭をとった市民たち(1)
「朝鮮学校差別反対」第555回集会現場
「無償教育排除」に反発、2012年3月1日に創立した大阪の市民団体
毎週「火曜行動」…「同じ税金納めるのになぜ差別するのか。歴史に恥じないようにしてほしい」
今月6日午前11時30分、大阪市の大阪府庁舎前。ここは大阪の東側地域で、大阪城がすぐ隣にある。40代から80代に見える人々が三々五々集まってきた。約30人だった。
ある人はスピーカーをつなぎ、ある人は太鼓とタンバリンを手に取った。「子どもたちの明るい未来のために」と書かれた横断幕が見えた。みんな決然とした顔だった。この日の気温は7度だったが、風が強かった。寒空の下、横断幕を持っている手が冷え切っているようで、気の毒だった。
正午になると、日本の朝鮮学校を応援する集会が始まった。日本の市民団体「朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪」(以下、連絡会)が主催した555回目の「火曜日行動」集会だった。連絡会は2012年3月1日、創立大会を開いた。韓国の三一節に合わせた設立だった。同年4月17日から大阪府庁舎前で毎週火曜日に集会を開いている。
朝鮮学校は1945年8月の解放後、日本に残っていた在日朝鮮人たちが子どもたちに朝鮮半島の言葉と歴史を教えるために建てた学校だ。1955年、在日本朝鮮人総連合会(総連)が結成された後、総連が学校運営を支援した。
現在、日本の朝鮮学校は幼稚園をはじめ、小中高校、大学まである。日本で朝鮮高級学校(以下、朝鮮学校)の無償化をめぐる議論は、約10年前にさかのぼる。2010年、日本の与党民主党は、同年4月から「教育の機会均等」を掲げ、高校の授業料を国が負担する高校無償化政策を進めた。日本にある韓国学校や国際学校など外国人学校にもこの政策が適用された。しかし当時、北朝鮮による日本人拉致問題が騒がれたことによって朝鮮学校への適用は見送られた。保守的な安倍晋三内閣が発足した2013年には、朝鮮学校は無償化の対象から完全に除外された。時を合わせて大阪府もこれまで朝鮮小・中・高級学校に交付してきた補助金を絶った。現在、日本全域にある朝鮮学校の数は60校余りだ。
赤い帽子をかぶって集会に参加した長崎由美子連絡会事務局長がマイクを握った。「寒い中、朝鮮学校への差別撤廃のために集まって下さり、ありがとうございます。今日皆さんが持っている横断幕は、(朝鮮学校で)生徒たちの美術の指導をしてくださる先生が火曜日行動をイメージして作ったものです。韓国から送られた横断幕もあります。希望が込められた横断幕のように、私たちもあきらめず前に進んでいかなければなりません」
藤永壯連絡会共同代表がバトンを受け継いだ。「2013年2月20日は(日本)政府が無償化政策から朝鮮学校への高校無償化の根拠となる法律の条項を廃止し、無償化からの除外を決めた日なのです。(大阪府の)吉村知事は『全ての子どもたちに平等な教育を』と訴えますが、そこから朝鮮学校の生徒たちは排除されています。国連社会権委員会や人種差別撤廃員会からも、朝鮮学校に対する高校無償化からの排除は差別であり、補助金を支給するようにとの勧告が何度も出されています。国際社会・歴史に恥じないようにしてほしいと思います」
同日のデモに参加した大村和子さんは、古い新聞の1ページを広げ、差別の撤廃を求めた。2012年10月15日付のハンギョレ新聞の写真コラム「この瞬間」だった。当時10人余りが始めた「火曜日行動」を取り上げた写真と記事が載っていた。日本の市民団体「1%の底力で朝鮮学校の民族教育を支える会」所属の田村佳子さんは「朝鮮学校問題に関心を持つようになったきっかけは、朝鮮学校の保護者の方々が税金を払っているのに、朝鮮学校に補助金が支払われないのはおかしいと思ったため」だとし、「日本人同様税金を払っているのに教育を受ける権利を享受できなければ不平等だ」と強調した。
集会に参加した新井信芳さんは、居酒屋を運営しながら朝鮮学校を応援するTシャツを売っている。彼は先日にあった「特別な販売」について語った。「昨年11月、一人の韓国の方が私の居酒屋で販売しているTシャツを見て、『日本に来てTシャツを買う』と約束しました。当時は私の本気度を少し疑っていたようですが、その韓国の方は今年2月に来てTシャツを買いました。このように日本と韓国市民の間で小さな縁が続き広がれば、朝鮮学校の子どもたちにもっと希望と応援を送れると思います」
在日コリアンの高己蓮(コ・ギリョン)さんは最近、日本の群馬県朝鮮人強制動員犠牲者追悼碑が撤去されたことを取り上げ、涙声で話した。「日本全国には160か所の朝鮮人慰霊碑があります。それらはみな行政が作ったのではなく、日本の良心が、長い時間をかけ、たくさんの労力と資金を集めて作ったものです。 一日二日で追悼碑を壊したからといって、100年の歴史が消えるわけではありません。朝鮮学校の差別問題も同じです」
集会の合間に参加者たちはアコーディオンを演奏し「故郷の春」などの歌を歌ったりもした。在日コリアンのチン・スンウォンさんは「寒くても、胸は熱い」と話した。 集会を終え、参加者たちが韓国語の歌を歌った。タイトルは「勝利のその日まで」だった。 「顔を上げなさい。ため息を止めましょう。子どもたちの笑いを奪われるわけにはいかない。諦めず、くじけることなく、前進あるのみが私たちの道、勝利のその日まで」
「朝鮮学校が怖いのか」…「反省しない日本」に鞭をとった市民たち(2)
「朝鮮学校差別反対」第555回集会現場
訴訟を支援したが、すべて敗訴…「安定した環境で勉強できるように寄付活動
「朝鮮学校は日本侵略の歴史の証人」
集会を終えた後、藤永壯共同代表、長崎由美子事務局長、新井信芳さんが大阪南の西成に向かった。ここには新井さんが運営する特別な居酒屋がある。店の壁や天井、トイレなど、いたるところにチェ・ゲバラの写真が貼られている。居酒屋に本棚があるのも興味深い。本棚には在日韓国人スパイ団事件と光州(クァンジュ)民主化運動を取り上げた本が並んでいる。
新井さんが運営する居酒屋の名前は「グランマ号」だ。チェ・ゲバラが1956年、フィデル・カストロと共にキューバ革命を夢見て乗った8人乗りボートと同じ名前だ。3人は保守的な日本社会で革命を夢見る革命家のようだった。
555回目を迎えた「火曜日行動」に長崎事務局長は夫とともに毎回参加する。長崎事務局長は「集会に参加する度に、早く朝鮮学校差別がなくなり、これ以上集会を開かなくていいようになってほしいと願う」とし、「集会で感じられる情熱がとても素晴らしい。子どもたちのために一つになるような情熱だ」と語った。
彼らが朝鮮学校に関心を持つようになったきっかけがあるのだろうか。「専門研究分野が韓国近現代史なので、朝鮮学校について少し知っていました。故郷はかつて朝鮮半島との往来の関門だった下関です。在日コリアンと朝鮮学校は幼い頃から身近な存在でした。連絡会の結成時に参加し、これまで活動しています」(藤永共同代表)
「大学を卒業した後、保育園で働いていたのですが、70%が在日コリアンの子どもたちでした。でも子どもたちのための民族教育はまったくありませんでした。それで在日コリアンの保育士とともに、『チャルモゴッスムニダ(ごちそうさまでした)』などの韓国語を教えたり、クラスの名前を『サラン(愛)』や『パラム(風)』などに変えたりしました。サムルノリを習って子どもたちに教えたりもしました。そうしているうちに、子どもたちは自分のアイデンティティにプライドを感じるようになりました。保育園を卒業した子どもたちが朝鮮学校に入学し、その子どもたちが朝鮮学校の先生になったこともあります」(長崎事務局長)
「私は横浜で育ちましたが、家の近くに朝鮮学校がありました。そこの生徒は、けんかが強いという印象がありましたね(笑)。その後、在日コリアンの友人もでき、居酒屋に在日コリアンの人たちがお客さんとして訪れて、朝鮮学校の問題を少しは知るようになりました。朝鮮学校の差別問題を聞いた時、政治と外交問題はともかく、『常識的におかしい』と思いました」(新井さん)
彼らは日本政府が朝鮮学校を差別する理由は何だと考えているだろうか。藤永共同代表は「日本は日帝強占期(日本の植民地時代)から(朝鮮の)民族教育を日本体制と秩序を揺るがす問題とみて弾圧した。現在、日本政府も日本人拉致・北朝鮮核問題などを理由に朝鮮学校に対する差別を正当化している」と語った。
長崎事務局長は「日本が植民支配と侵略戦争を反省しない状況で、子どもたちが朝鮮学校で歴史と文化を学ぶことを負担に思うため」とし、「朝鮮学校自体が歴史の証人になりうるため、弾圧しているのだと思う」と指摘した。
「牛の角を刺す蜂」となって活動を続ける
2013年から東京、大阪、愛知、広島、福岡の5校の朝鮮学校が、無償化からの排除取り消しを求める訴訟と国家賠償訴訟を起こした。しかし、2021年まで続いた裁判は、大阪地方裁判所(一審)で一度勝訴しただけで、いずれも敗訴した。勝訴した大阪一審も最高裁では敗訴が確定した。
連絡会は募金などで朝鮮学校の訴訟を支援した。「朝鮮学校内部でも最初は負担になる法廷闘争を積極的に望んではいなかったと聞きました。それでも乗り出さざるを得なかったのは、日本政府の差別政策を見過ごすわけにはいかず、子どもたちの未来と人間の尊厳を守るためでした」(藤永共同代表)
「最初は(補助金支援を絶った)大阪府と交渉して交付金問題を解決しようとしました。ところが2010年に大阪のある朝鮮学校の関係者が相談しに訪ねてきたんです。当時、橋下徹大阪府知事が大阪朝鮮高級学校を訪れ、ラグビー部の練習を観戦しながら『君たちは大阪の誇り』だと言った後、補助金支給を絶ってしまいました。子どもたちの心に大きな傷が残り、政治に不信感が生まれました。それが裁判を起こした理由でした。裁判が難しいことは分かっていましたが、正義が生きていると信じたかった。しかし、正義はありませんでした」(長崎事務局長)
裁判の結果が示すように、日本の司法府も差別的認識から自由ではない。「日本の裁判所の歴史認識の不在だと思います。植民地支配で奪った民族教育権を回復しなければならないという歴史的意味を認識できていないか、認識しようとしなかったのです。これは現在の日本社会の朝鮮植民地支配に対する歴史認識を反映するものでもあります」(藤永共同代表)
「植民地支配と侵略戦争を認めようとしない日本の保守化した政治と関連があると思います。日本の政界が強制動員や関東大震災、慰安婦問題などに保守的な態度を示しているため、司法府も顔色を窺わざるをえないようです」(長崎事務局長)
日本社会で少数者中の少数者である朝鮮学校を支援するのは、「牛の角を蜂が刺す」ように極めて困難なことだ。司法府まで背を向けた状況で、彼らが今後どのような活動をするかが気になった。「敗訴してもひるまない在日コリアンのオモニ(母親)たちの前向きな姿勢がどれほど力になったか分かりません。法廷では負けましたが、今回の訴訟を通じて解決しなければならない新しい課題も多く出てきました。朝鮮学校の関係者たちと市民団体、法律家たちと共に連帯して情報を集め、新しい課題を探そうと思います。いつかは解決できると信じて、再び始めたいと思います」(藤永共同代表)
長崎事務局長は「裁判で負けた後、朝鮮学校の子どもたちは自分の存在を否定された感じがしたと言ったけれど、民族教育がどれほど大切なのかに気づき、次の世代にもつなごうと誓ったとも言っている」とし、「寄付活動を通じてもっと安定した環境で勉強できるようにしたい」と語った。
韓国でも保守政権が発足すれば、市民団体は活動が困難になる。日本はどうだろうか。長崎事務局長は「保守的な政界とともに、保守的なマスコミが問題」だとし、「政府の見解に合わせて、市民団体活動をまともに報道しない場合が多い」と話した。藤永共同代表は「今より若い層が市民団体に多く入ってきて活動をしなければならない。もっと若い人たちが市民団体の活動に関心を持ってほしい」と語った。
彼らは皆、韓国現代史にも詳しかった。新井さんは「全斗煥(チョン・ドゥファン)は光州(クァンジュ)で民間人を虐殺した悪い人だ」と話した。長崎事務局長はさらに「大学生時代に、金大中(キム・デジュン)死刑反対集会に参加したことがあります。当時は韓国の独裁政権でこの方(金大中元大統領)が生き残れるのか心配でした。ところが、後で韓国の大統領になったのが印象的でした」。藤永共同代表は「日本の市民社会が韓国に関心を持つようになったきっかけは、金大中救命運動だった」とし、「1980年に光州で独裁政権が残酷さを見せたが、1987年の民主化運動で韓国のダイナミックさを見ることができた」と語った。
「朝鮮学校が怖いのか」…「反省しない日本」に鞭をとった市民たち(3)
「朝鮮学校差別反対」第555回集会現場
総連と民団を区分して人と付き合ったりはしません」
今月7日午後1時、大阪市の東側にある朝鮮学校前。正門の銅板には「大阪朝鮮高級学校」と、漢字とともにハングルで書かれていた。校庭の中にはすでに咲いた椿の花が見え、運動場には何人かの生徒たちがサッカーの練習をしていた。教室では子どもたちが「キャハハ」と笑いながらじゃれ合う声が聞こえてきたりもした。
これに先立ち、ハンギョレは大阪朝鮮高級学校や神戸朝鮮高級学校などに記事の趣旨を説明し、インタビューを要請した。しかし、最近南北関係が悪化した状況を反映するかのように、学校側はインタビューを断った。韓国では、朝鮮学校の差別問題を扱った映画の制作過程で総連と朝鮮学校の関係者に接触したという理由で制裁を加えようとしている。統一部は昨年11月、朝鮮学校問題を取り上げたドキュメンタリー『差別』を制作したキム・ジウン監督に、総連と朝鮮学校関係者に接触したという理由で「南北交流協力に関する法律」により過料が賦課される可能性があるという公文書を送り、「南北交流検閲」という議論を呼んだ。南北交流協力法によると、「北朝鮮住民」に会うためには、詳細な人的事項を書いて事前接触申告を行わなければならない。しかし、会う人の身元を特定するのが難しかったり、予期せぬ接触が行われたりすれば、事後申告もできる。しかし統一部は「事前申告」を強調して違反事例を捜し出し、事後申告も拒否している。
キム監督は『差別』を作った契機を説明し、戸惑いを隠せなかった。「2017年、広島で朝鮮学校無償化訴訟の初判決が出ました。当時、ある在日コリアンがソーシャルメディアに掲載した動画を見て、大きな衝撃を受けました。在日コリアンたちが裁判長の前で泣き叫んで号泣する姿を見て、映画監督としてこのままではいけないと思いました」
その後、キム監督は日本のさまざまな地域を回りながらドキュメンタリーを撮り始めた。 「朝鮮学校を応援し、支援する多くの日本人がいることに驚きました。日本の市民団体や弁護士、市民の活動に大きな感銘を受けました。それから2年間記録し、2021年にドキュメンタリーが完成しました」
キム監督は「『差別』が統一部推薦ドキュメンタリーになってほしいという願いがあった」と言うが、現実は正反対だった。『差別』は釜山国際子ども青少年映画祭とソウル国際子ども映画祭から招待も受けていた。「韓国の中学や高校で上映会を開き、同年代の朝鮮学校の子どもたちも紹介し、在日コリアンの歴史もきちんと教えたいという考え」も水の泡になった。
「李明博(イ・ミョンバク)政権や朴槿恵(パク・クネ)政権時代も、朝鮮学校の交流事業や訪問を南北交流協力法で阻止する事例はほとんどありませんでした。現政権の統一部は本当に情けなく、残念です。南北交流と協力のための法律を、交流を防ぐ法律として悪用するなんて…」。キム監督は21日から日本の北九州、広島、京都で『差別』上映会を開いている。
韓国の市民団体「朝鮮学校と共にする人々、モンダンヨンピル(ちびた鉛筆)」も統一部から朝鮮学校の人々に接触した経緯書の提出を求められた。モンダンヨンピルのキム・ミョンジュン事務局長は「朝鮮学校は、国に力がなくて日本に強制的に連れて行かれた多くの朝鮮人の無念が込められた教育機関であり、解放された祖国に帰るために子どもたちに朝鮮語と文字を教えるために建てた学校だった」とし、「イデオロギーと政治にかかわらず支援すべき学校だが、統一部はこのような活動を展開する市民団体に対して、過去の活動を調査し脅しをかけようとしている」と批判した。
朝鮮学校を支援している日本人も「不思議だ」という反応を示した。「私の知人の在日コリアンたちは総連か民団かを区分して付き合ったりはしません。ところが、総連の人に会う時に申告しなければならないなら、市民社会活動をするのにかなり負担を感じざるをえません。尹錫悦(ユン・ソクヨル) 政権が、南北交流を全面的に阻止するために弾圧と意地悪をしているようです」(長崎事務局長)
新井さんが販売するTシャツには次のような説明文が入っている。
「日本社会が朝鮮非難を続ける中で、朝鮮学校は子どもたちがありのまま自分を認め、民族アイデンティティを育む大切なコミュニティです。自分にも誇りを感じ、他人の痛みに共感する朝鮮学校の卒業生たちは日本社会のあちこちで活躍しています。『繋いだその手を離さなければ必ず勝つ! 諦めないことが勝利への道!』韓国と沖縄の友人から送られたこの言葉を胸に刻みたいと思います。ご支援のほどよろしくお願いします」
この文は長崎事務局長が書いた。新井さんは居酒屋を訪れる客にこのTシャツを勧め、何人かはTシャツを買ってくれるという。このように小さな縁を結んだ人たちが子どもたちの人権保護と差別撤廃に力を合わせる。民族や政治、イデオロギーとは関係のないことだ。
「泥棒自民党」97%が使途不明!茂木敏充氏・棚橋泰文氏の後援会が「まるっと1.3億円」ずさん管理
自民党の政治資金パーティー裏金問題に関する衆議院の「政治倫理審査会(政倫審)」が、28・29日に開催される。安倍派からは、塩谷立座長、松野博一前官房長官、高木毅前国会対策委員長、西村康稔前経済産業相の4人が、二階派からは事務総長の武田良太・元総務相が出席する見込みだ。
「(政倫審は)ウソつきの政治家にウソつきの場を提供するだけ。あえてウソをつかせる場を設ける必要なんかありませんよ。国会議員が平気でウソをついて、逆に免罪符にされてしまうだけです」
本誌取材に、兵庫県明石市で市長を務めた弁護士の泉房穂氏が、政倫審の「茶番ぶり」を指摘しているが、どうやら議員も報道陣も傍聴できない「完全非公開」になりそうだ。
「これには自民党議員からも疑問の声があがっていますが、岸田首相は『(公開か非公開かは)国会で判断すること』と逃げ腰ですから、国民にとっては不満が増すだけの単なるセレモニーで終わる可能性が高いですね」(政治担当記者)
なんとも腹立たしい展開だが、そんななか、自民党に新たな「政治とカネ」の問題が発覚した。
茂木敏充幹事長の資金管理団体から寄付を受ける政治団体「茂木敏充後援会総連合会」と、棚橋泰文元国家公安委員長の政党支部や資金管理団体から寄付を受ける「棚橋泰文後援会連合会」で、2020〜22年、使途の詳細がわからない多額の支出が判明したのだ。2月26日に共同通信が報じている。
「驚くのは、両氏とも支出全体の97%超が使途不明で、その額が2団体で計1億3500万円以上と巨額なことです。
政治資金規正法では、政党支部や資金管理団体は、人件費を除く1万円を超える支出すべての使途を報告書に記載するよう義務づけていますが、問題になった2団体は、『その他の政治団体』になるため公開基準が緩く、以前から不透明さが問題視されていました」(同)
だが、共同通信の記事に、2つの後援会は、《いずれも議員本人が代表を務める資金管理団体と同じ所在地にあり、会計責任者や連絡先も同じ。収入のほぼ全ても、両氏の資金管理団体と政党支部からの寄付となっている》という。これでは、たんなる「抜け穴」といわれても仕方ないだろう。
実際、ネットニュースのコメント欄には、怒りの投稿が大量に寄せられている。
《まだまだ出てくるぞ。泥棒自民党》
《こんなザル法は抜け穴というより意図的に設けたバックドアでしょう》
《自身の資金管理団体や政党支部からカネを移動させ、使途を見えなくする手口。法の趣旨を無意味化する脱法行為だ》
《だいたい『茂木幹事長の資金管理団体から寄付を受ける政治団体「茂木敏充後援会総連合会」』てマネロンシステムやん?》
など憤激のコメントがあふれていた。
1月25日、茂木氏は裏金疑惑にまみれていた安倍派幹部に「党として安倍派幹部のみを離党させることは考えていない。『けじめ』のつけ方を安倍派として自ら考えて提案してほしい」と伝えたという。
茂木氏と棚橋氏は、今回、どのように「けじめ」をつけるのだろうか。
サッカースタジアム候補地断念 市長は責任について明言避ける
鹿児島市の下鶴市長は26日の市議会で、サッカースタジアム整備で本港区エリアの「北ふ頭」を候補地から断念したことなどについて問われ、一連の取り組みは「必要かつ有意義だった」とした一方、自身の責任については明言を避けました。
鹿児島市議会は、26日から代表質問が始まり、市がサッカースタジアムの整備候補地としてきた本港区エリアの「北ふ頭」をおよそ8か月のうちに断念したことについて、複数の会派が市長に質問しました。
このなかで、「北ふ頭」を候補地としたことの見通しの甘さや断念した責任について問われ、下鶴市長は「北ふ頭での整備を望んでいた皆様のご期待に沿えない結果になったことについては真摯に受け止めている。スタジアム整備は市の一大プロジェクトであり、さまざまな関係者の多様な観点から意見をもらい議論を深めていくことが大変重要なことから、検討の過程として必要かつ有意義だった」と述べました。
一方で、自身の責任については明言を避けました。
これに対し議員からは「迷走を市民にわびることもなく、検討過程として必要かつ有意義だったなどとうそぶき、強がってみせる姿勢は、およそ市長の姿としてはふさわしくない」と厳しい声が上がりました。
また、答弁の中で市の担当者は、スタジアムの整備が可能な未利用の土地は市有地の中にないことを明らかにしました。
そのうえで、新たな候補地については一定の面積を確保できることやアクセスのよさなどを念頭に、県の協力を得ながら検討する必要があるという認識を示しました。
去年死んだクジラの処理 “大阪市の契約は違法”住民監査請求
去年(2023年)1月に大阪湾で死んだクジラを紀伊水道沖に運んで沈めた際に大阪市が海運業者と結んだ契約は違法だったなどとして市民グループが住民監査請求を行いました。
去年1月、大阪・西淀川区の淀川河口付近で見つかったマッコウクジラは「淀ちゃん」とも呼ばれて話題になりましたが、その後死んだため大阪市は市内の海運業者と8019万円で随意契約し紀伊水道沖に運んで沈める処理をしました。
しかし、▽費用が市の当初の試算の2倍以上で業者の提示額に近い額だったほか、▽担当とは別の課の課長が業者で働く市のOBに酒を贈っていたことがわかり、大阪市は契約が適切だったか調査する事態になっています。
これについて26日、市民グループが「契約は違法だった」として海運業者と関係する職員に不当利得の返還や損害賠償をさせるよう求める住民監査請求書を大阪市に提出しました。
この中で市民グループは▼死骸を緊急に処理する必要性は疑問で随意契約は違法だとしているほか、▼業者との懇意な関係がうかがわれ契約の不当性を疑わせるなどと指摘しています。
市民グループの一柿喜美 共同代表は、「相見積もりもとらず、市長も議会も知らないというのがまかり通るのが不当だ。不当であるものは業者や職員に返してもらいたい」と述べました。
これについて大阪港湾局は「契約をめぐる経緯について丁寧に説明させてもらい、誠意を持って対応させていただきたい」とコメントしています。