December 31, 2019
2019年総括
2019年も今日で終わるので、今年の振り返りをしておこう。
結論から言えば、今年はいろいろと大きな転機だったと思う。
まず、2018年末に会社を辞めて、今年の1月からは無職になってた。無職といっても、別に仕事はしてなかったわけではないので、実質はフリーランスということになる。契約先は1年間ずっと1社で、いずれそこの社員になるという想定だったので、別に自分で営業したりする必要はなく、ただひたすらプログラミングするだけだった。
仕事は別にそれで大体1年が無事に過ぎたけど、問題は自分の病状のほうで、年初のころは別に腎臓移植の話はまだなかった。2018年の末の定期通院でCre値が6.6くらいになり、今後の状況を考えると、母親から早めに移植したほうがよいのではないか?ということになって、1月25日あたりの通院から移植をする方向性で固まった。そして歌舞伎町の大きな病院で移植に向けていろいろと準備が決まった。
たまたま3月に移植できるスケジュールになったので、2月は怒涛の事前検査だった。母親と二人三脚でMRIとか大腸検査とか様々な検査をして、検査結果も問題なく、移植可能となった。そして、2月末から入院し、3/7に移植手術が無事に終わり、3月末まで入院してた。
結果的な話ではあるが、1月から会社を辞めてフリーランスとなって、手術、入院というのがとてもよいタイミングだったと思う。いろいろ病院通いとかにも時間を取られるので、ある程度時間の都合がつく状況だったのはとてもよかった。
手術も無事に終わり、術後経過も問題なく、健康面では手術前のよりもだいぶ状態がよくなった。その反面、腎臓移植者は任意で障碍者認定を1級に上げられるので、1級に上げた。今は日常生活は特に支障はないし、障害者手帳を持つようになって、デメリットよりもメリットのほうがはるかに大きいので、よかった。おかげで美術館はタダだし、映画館も基本常時1000円（MX4Dなどの鑑賞料以外の追加料金は発生する）で見れるし、来年から税控除もそれなりにあるし。
手術直後の2週間ほどは痛かったし、7月ごろに帯状疱疹になって、鈍痛が続いて眠れなくて地味にしんどかったり、肉体的にはわりと痛みに耐えたが、精神的には安定していたと思う。なによりも状態をある程度復活できたことで、将来に対する漠然とした言語化しずらい不安から大部分、解放されたことか。
手術前は自分の過去Cre値から今後のCre値の予測値をExcelで算出して人工透析導入時期を算出してみたり、定期通院の血液検査結果で悪化しているのを見るたびに、暗澹たる気持ちに沈んで、未来を思い描くこともできず、人生設計もクソもないなとなかば諦観を抱いていた。
それが大部分が解消されたのは大きい。もちろん今も完治したわけでもないし、免疫抑制剤を飲んでいるのでうっかり変な感染症にかかって死ぬリスクもあるし、移植した腎臓が壊れてしまう可能性もあったりするので、なんとも言えない側面はあるけど。
あとは今年は例年以上に家族一緒に過ごす時間が増えて、密な関係を築いたと思う。心身ともに家族のつながりを実感したとも思う。
35歳で仕事環境や心身ともに、大きく変わったのだと思う。これは後から見れば、よい方向に向かった転機と思いたい。
結論から言えば、今年はいろいろと大きな転機だったと思う。
まず、2018年末に会社を辞めて、今年の1月からは無職になってた。無職といっても、別に仕事はしてなかったわけではないので、実質はフリーランスということになる。契約先は1年間ずっと1社で、いずれそこの社員になるという想定だったので、別に自分で営業したりする必要はなく、ただひたすらプログラミングするだけだった。
仕事は別にそれで大体1年が無事に過ぎたけど、問題は自分の病状のほうで、年初のころは別に腎臓移植の話はまだなかった。2018年の末の定期通院でCre値が6.6くらいになり、今後の状況を考えると、母親から早めに移植したほうがよいのではないか?ということになって、1月25日あたりの通院から移植をする方向性で固まった。そして歌舞伎町の大きな病院で移植に向けていろいろと準備が決まった。
たまたま3月に移植できるスケジュールになったので、2月は怒涛の事前検査だった。母親と二人三脚でMRIとか大腸検査とか様々な検査をして、検査結果も問題なく、移植可能となった。そして、2月末から入院し、3/7に移植手術が無事に終わり、3月末まで入院してた。
結果的な話ではあるが、1月から会社を辞めてフリーランスとなって、手術、入院というのがとてもよいタイミングだったと思う。いろいろ病院通いとかにも時間を取られるので、ある程度時間の都合がつく状況だったのはとてもよかった。
手術も無事に終わり、術後経過も問題なく、健康面では手術前のよりもだいぶ状態がよくなった。その反面、腎臓移植者は任意で障碍者認定を1級に上げられるので、1級に上げた。今は日常生活は特に支障はないし、障害者手帳を持つようになって、デメリットよりもメリットのほうがはるかに大きいので、よかった。おかげで美術館はタダだし、映画館も基本常時1000円（MX4Dなどの鑑賞料以外の追加料金は発生する）で見れるし、来年から税控除もそれなりにあるし。
手術直後の2週間ほどは痛かったし、7月ごろに帯状疱疹になって、鈍痛が続いて眠れなくて地味にしんどかったり、肉体的にはわりと痛みに耐えたが、精神的には安定していたと思う。なによりも状態をある程度復活できたことで、将来に対する漠然とした言語化しずらい不安から大部分、解放されたことか。
手術前は自分の過去Cre値から今後のCre値の予測値をExcelで算出して人工透析導入時期を算出してみたり、定期通院の血液検査結果で悪化しているのを見るたびに、暗澹たる気持ちに沈んで、未来を思い描くこともできず、人生設計もクソもないなとなかば諦観を抱いていた。
それが大部分が解消されたのは大きい。もちろん今も完治したわけでもないし、免疫抑制剤を飲んでいるのでうっかり変な感染症にかかって死ぬリスクもあるし、移植した腎臓が壊れてしまう可能性もあったりするので、なんとも言えない側面はあるけど。
あとは今年は例年以上に家族一緒に過ごす時間が増えて、密な関係を築いたと思う。心身ともに家族のつながりを実感したとも思う。
35歳で仕事環境や心身ともに、大きく変わったのだと思う。これは後から見れば、よい方向に向かった転機と思いたい。
April 26, 2019
ジョニー・イングリッシュ
監督：ピーター・ハウイット
出演者：ローワン・アトキンソン、 ジョン・マルコヴィッチ、 ナタリー・インブルーリア、 ベン・ミラー
収録時間：87分
レンタル開始日：2004-02-27
Story
“ミスター・ビーン”こと、R・アトキンソンとポップ歌手、ナタリー・インブルーリア共演によるスパイコメディ。英国秘密諜報局のスパイに任命され、盗まれた英国王室の戴冠用宝玉の奪還に挑んでいくジョニー・イングリッシュの迷活躍振りを描く。 （詳細はこちら）
007作品のオマージュというかパロディ映画。基本ストーリー、設定は007っぽいけど、失笑を誘う感じの作品。“ミスター・ビーン”こと、R・アトキンソンとポップ歌手、ナタリー・インブルーリア共演によるスパイコメディ。英国秘密諜報局のスパイに任命され、盗まれた英国王室の戴冠用宝玉の奪還に挑んでいくジョニー・イングリッシュの迷活躍振りを描く。 （詳細はこちら）
正直そこまで面白くはないけど、気分転換にはよいかな。そこまで長くないし。007を全部見てたら、これはあのネタか、見たいなのわかって面白いかも。無駄に車はマセラティで高いやつ乗ってるし。
主人公はダメダメだけど、最後には事件を解決するみたいな、ピンクパンサーみたいな映画でもある。
評価：☆☆☆
March 29, 2019
ICUから一般病棟へ
一応明日で退院なのだけど、2週間前の出来事を忘れないうちに記録しておこう。
ICUには3/7から11の午前中までいた。基本的にベットから起き上がれずな状態で、例外は体重を測る時、排便時のみ。
ベットの上で全てをこなす必要があるので、紙おむつを履いた状態で、体を拭いてもらったりと、要介護人になった気分だった。身動きできない状況が、将来寝たきり状態になってしまう可能性のことをいやでも考えてしまう。そのときはそのときなのだけど。
ICUにいた時は、1日が長く感じた。痛みもあるし、夜は検温、血圧測定、それに各種点滴、足に加圧ポンプがあったりで、寝返りも満足に打てなず、熟睡はできないが、1日ごとに徐々にましになってはきた。しかし、鼻につけられていた呼吸器用の管を抜く時は、咳き込んでそれによって傷が痛くて悶絶した。その時が一番痛かった気がする。
11日ごろになると、だいぶ状態はましになってきたが、腸が活性化してきたので、トイレに行きたくなった。11日の午前中に一般病棟に戻ることになっていたが、そのときに車椅子でトイレまで行って排便できた。その直前までは一度ICUの部屋でベット脇に簡易トイレを置いてもい、そこでしたりもしたけど。
ただ、トイレで長時間座っているのはしんどい。若干前傾姿勢になると、腹筋が張って傷が痛む。そして右手でふくときに、そのときに右側の腹の筋肉を使うので、また痛い。
そんなこんなで、ICUから車椅子で元にいた一般病棟へ移動となる。エレベーターを使い、車椅子を押してもらって戻ってきた。
ICUから戻ってきてもまだ点滴は片腕に入っており、尿道カテーテル、ドレーンは残っている。なので、一般病棟にいても、そもそもまだ満足に歩けないのでベッドで寝たきり状態だった。
一般病棟に戻ってきてから二日目あたりに、飲んでいる免疫抑制剤の副作用のせいか、若干腹がゆるくなってしまった。完全に下しているというほどではないけど、頻便気味になった。幸い個室にしているので、個室内にトイレがある。しかし、自分ではまだ起き上がれないし、尿道カテーテルの先に蓄尿袋があり、点滴も2つくらい同時にやっているので、それらとトイレに一緒に持っていく必要があるので、その度にナースコールが必要になる。
満足に動けないし、下し気味だったので、この時ほど個室にしておいてよかったと思った。個室は高いけど、背に腹はかえられない。
最初は立ち上がってトイレに行くのも一苦労で、一般病棟に戻ってきてからの一番しんどいのが排便時だった。まだ、シャワーもまともに浴びれないし、トイレに座って5分以上は傷が鈍痛がしてくるし、何よりも1日になんどもトイレに入っていると肛門が痛くなってくる。そこでシャワートイレのシャワーがある意味拷問的な痛さになるw
これは別に入院前も1日に排便しすぎると同じような状況になっていたが（下剤を飲んで内視鏡検査をするときなど）、肛門のシャワーの痛みと傷口の鈍痛が同時に襲ってきて、トイレに行くのが嫌になるほどだった。このダブルでの痛みが、入院生活の中で2番目くらいにしんどい感じだった。それが一般病棟に戻ってきて3日ほどだった。あとそのときに久しぶりにベッドから起き上がったので太ももとかがつりそうにもなった。
そして、3/14日ごろに尿道カテーテルを抜いた。尿道カテーテルは入れる時は全身麻酔をしているから全く痛みはないが、抜く時は一瞬痛かった。
尿道カテーテルが抜けて、やっと自分の部屋から出歩けるようになった。といっても、そのころには自力で起き上がれることはできたが、歩くと鈍痛がする。久しぶりに歩くとふくらはぎがつりそうな感じだった。歩くスピードは秒速1歩と、いつもの3分の1くらいの速さで、なかなかしんどい状況だった。
そのころも免疫抑制剤の影響で体温は常時37度を超えており、高い時で38度ちょうどくらいになった。風の発熱とは違い、頭がぼーっとして倦怠感はあるが、あまり熱が出ているという実感はない。少し暑いと感じていたが。
また、透析や点滴に使っていた首のカテーテルも取ることになって、そのときにカテーテルを固定していた糸を切るときに若干痛かった。傷口が少し開くような痛みだった。
まだシャワーは入れないが、歩けるようになったので美容室などにある洗面台で頭を洗ってもらった。1週間ぶり以上だったので、さっぱりした。
また、ドレーンは3/15（金）に抜いた。そのときも固定している糸を抜糸する必要があったので、そのときも若干痛かった。ドレーンも抜けるとあとは両腕の点滴口のみになって、だいぶ身軽になった。
そんな感じで一般病棟に帰還後の1週間目が終わった。
ICUには3/7から11の午前中までいた。基本的にベットから起き上がれずな状態で、例外は体重を測る時、排便時のみ。
ベットの上で全てをこなす必要があるので、紙おむつを履いた状態で、体を拭いてもらったりと、要介護人になった気分だった。身動きできない状況が、将来寝たきり状態になってしまう可能性のことをいやでも考えてしまう。そのときはそのときなのだけど。
ICUにいた時は、1日が長く感じた。痛みもあるし、夜は検温、血圧測定、それに各種点滴、足に加圧ポンプがあったりで、寝返りも満足に打てなず、熟睡はできないが、1日ごとに徐々にましになってはきた。しかし、鼻につけられていた呼吸器用の管を抜く時は、咳き込んでそれによって傷が痛くて悶絶した。その時が一番痛かった気がする。
11日ごろになると、だいぶ状態はましになってきたが、腸が活性化してきたので、トイレに行きたくなった。11日の午前中に一般病棟に戻ることになっていたが、そのときに車椅子でトイレまで行って排便できた。その直前までは一度ICUの部屋でベット脇に簡易トイレを置いてもい、そこでしたりもしたけど。
ただ、トイレで長時間座っているのはしんどい。若干前傾姿勢になると、腹筋が張って傷が痛む。そして右手でふくときに、そのときに右側の腹の筋肉を使うので、また痛い。
そんなこんなで、ICUから車椅子で元にいた一般病棟へ移動となる。エレベーターを使い、車椅子を押してもらって戻ってきた。
ICUから戻ってきてもまだ点滴は片腕に入っており、尿道カテーテル、ドレーンは残っている。なので、一般病棟にいても、そもそもまだ満足に歩けないのでベッドで寝たきり状態だった。
一般病棟に戻ってきてから二日目あたりに、飲んでいる免疫抑制剤の副作用のせいか、若干腹がゆるくなってしまった。完全に下しているというほどではないけど、頻便気味になった。幸い個室にしているので、個室内にトイレがある。しかし、自分ではまだ起き上がれないし、尿道カテーテルの先に蓄尿袋があり、点滴も2つくらい同時にやっているので、それらとトイレに一緒に持っていく必要があるので、その度にナースコールが必要になる。
満足に動けないし、下し気味だったので、この時ほど個室にしておいてよかったと思った。個室は高いけど、背に腹はかえられない。
最初は立ち上がってトイレに行くのも一苦労で、一般病棟に戻ってきてからの一番しんどいのが排便時だった。まだ、シャワーもまともに浴びれないし、トイレに座って5分以上は傷が鈍痛がしてくるし、何よりも1日になんどもトイレに入っていると肛門が痛くなってくる。そこでシャワートイレのシャワーがある意味拷問的な痛さになるw
これは別に入院前も1日に排便しすぎると同じような状況になっていたが（下剤を飲んで内視鏡検査をするときなど）、肛門のシャワーの痛みと傷口の鈍痛が同時に襲ってきて、トイレに行くのが嫌になるほどだった。このダブルでの痛みが、入院生活の中で2番目くらいにしんどい感じだった。それが一般病棟に戻ってきて3日ほどだった。あとそのときに久しぶりにベッドから起き上がったので太ももとかがつりそうにもなった。
そして、3/14日ごろに尿道カテーテルを抜いた。尿道カテーテルは入れる時は全身麻酔をしているから全く痛みはないが、抜く時は一瞬痛かった。
尿道カテーテルが抜けて、やっと自分の部屋から出歩けるようになった。といっても、そのころには自力で起き上がれることはできたが、歩くと鈍痛がする。久しぶりに歩くとふくらはぎがつりそうな感じだった。歩くスピードは秒速1歩と、いつもの3分の1くらいの速さで、なかなかしんどい状況だった。
そのころも免疫抑制剤の影響で体温は常時37度を超えており、高い時で38度ちょうどくらいになった。風の発熱とは違い、頭がぼーっとして倦怠感はあるが、あまり熱が出ているという実感はない。少し暑いと感じていたが。
また、透析や点滴に使っていた首のカテーテルも取ることになって、そのときにカテーテルを固定していた糸を切るときに若干痛かった。傷口が少し開くような痛みだった。
まだシャワーは入れないが、歩けるようになったので美容室などにある洗面台で頭を洗ってもらった。1週間ぶり以上だったので、さっぱりした。
また、ドレーンは3/15（金）に抜いた。そのときも固定している糸を抜糸する必要があったので、そのときも若干痛かった。ドレーンも抜けるとあとは両腕の点滴口のみになって、だいぶ身軽になった。
そんな感じで一般病棟に帰還後の1週間目が終わった。
March 24, 2019
術後1日目
術後1日目は3/8で、入院8日目だった。
ほとんど眠れないまま朝を迎えて、ようやく上体を起こせるようになった。もちろん自力では起こせないので、ベットのスイッチで上半身の角度を上げていく。
眠れていないが、特に眠気があるようでない。痛みも継続して鈍痛が続いているし、尿道カテーテルも刺さったまま。
1日目から水が飲める。それまで口の中はヘドロ状だったので、まずは口をゆすいで、濡れたおしぼりのようなものをもらって、口の中を念入りに拭き取った。
そして術後1日目から昼食が出た。食欲がほとんどないし、熱も37.5度あったので、3分の1も食べられず。
上体を起こしてもらって、とりあえずメガネも返してもらったので、読書でもしようと思って読んでみるが、痛みもあったりで1時間くらいしか読めなかった。
血圧と検温は2時間おきくらいに計っていく感じだった。同時に血糖値を計る必要があるらしく、ペン状のものでスイッチを押すと微小な針が飛び出すものがあって、それを人差し指か中指の先に当てて血を1滴出して、小型の電子測定器で計った。
血糖値が150を越えると糖尿病患者のようにインシュリンを打つ必要がある。あとで主治医に聞いたけど、血糖値が上がるのが、もともと手術前からずっと飲んでいたステロイドの影響もあり、糖尿病の下地のようなものができている可能性があるとのこと。しかし、すぐに糖尿病になるものでもなく、恐らく大丈夫だろうとのこと。
ご飯を食べてから麻酔で眠っていた腸が徐々に動き出した。腹がぐるぐるガスが回りつつあるが、腹の上部までで屁としてなかなか出てこない。腹が圧迫されてきて、これが便秘状態なのか?と思った。それが二日ほど続いて、腹が別の意味で圧迫されて地味に痛い。
術後1日目はまだ歩くこともできないので、ベットから出ることはできないので、ほとんどのことをベットの上でやる必要がある。尿はカテーテルが入っているので気にしなくても良いが、大のほうは簡易便器を持ってきてもらって、ベットから出てやる必要があるようだ。1日目はまだ腸の中が何もないので出なかった。
そんな感じで1日目が終わるが、夜も2時間ごとに検温、血圧測定なので、あまり眠れなかった。
ほとんど眠れないまま朝を迎えて、ようやく上体を起こせるようになった。もちろん自力では起こせないので、ベットのスイッチで上半身の角度を上げていく。
眠れていないが、特に眠気があるようでない。痛みも継続して鈍痛が続いているし、尿道カテーテルも刺さったまま。
1日目から水が飲める。それまで口の中はヘドロ状だったので、まずは口をゆすいで、濡れたおしぼりのようなものをもらって、口の中を念入りに拭き取った。
そして術後1日目から昼食が出た。食欲がほとんどないし、熱も37.5度あったので、3分の1も食べられず。
上体を起こしてもらって、とりあえずメガネも返してもらったので、読書でもしようと思って読んでみるが、痛みもあったりで1時間くらいしか読めなかった。
血圧と検温は2時間おきくらいに計っていく感じだった。同時に血糖値を計る必要があるらしく、ペン状のものでスイッチを押すと微小な針が飛び出すものがあって、それを人差し指か中指の先に当てて血を1滴出して、小型の電子測定器で計った。
血糖値が150を越えると糖尿病患者のようにインシュリンを打つ必要がある。あとで主治医に聞いたけど、血糖値が上がるのが、もともと手術前からずっと飲んでいたステロイドの影響もあり、糖尿病の下地のようなものができている可能性があるとのこと。しかし、すぐに糖尿病になるものでもなく、恐らく大丈夫だろうとのこと。
ご飯を食べてから麻酔で眠っていた腸が徐々に動き出した。腹がぐるぐるガスが回りつつあるが、腹の上部までで屁としてなかなか出てこない。腹が圧迫されてきて、これが便秘状態なのか?と思った。それが二日ほど続いて、腹が別の意味で圧迫されて地味に痛い。
術後1日目はまだ歩くこともできないので、ベットから出ることはできないので、ほとんどのことをベットの上でやる必要がある。尿はカテーテルが入っているので気にしなくても良いが、大のほうは簡易便器を持ってきてもらって、ベットから出てやる必要があるようだ。1日目はまだ腸の中が何もないので出なかった。
そんな感じで1日目が終わるが、夜も2時間ごとに検温、血圧測定なので、あまり眠れなかった。
March 18, 2019
術後のICU
移植手術が終わった後は、ICU、つまり集中治療室に運ばれた。
集中治療室 - Wikipedia
もともとここには3日ほどいる予定だった。
手術前にICUがどういうところかの下見はしていた。一般病棟にはない各種機器が置かれていた。
集中治療室に運ばれてきたときには、ある程度麻酔も収まってきており、割と意識ははっきりしている状態だった。しかし、身動きは全く取れない。当たり前だけど。メガネも預けたままなので、入っている部屋がどのような感じかの詳細は最初はわからなかった。母親は HCU (High Care Unit:高度治療室/準集中治療室 )に運ばれており、自分の部屋の付き添いに最初は兄がいた。右隣の壁に時計があるのは確認できた。ぼやけた状態で見ると、およそ14時50分ごろであった。一応兄に声にならない声で時間を確認すると、その通りだった。
9時半ごろからスタートした移植手術は、だいたい5時間ほどで完了したらしい。これも想定通りの時間。手術内容は事前に主治医から説明があって、最近では提供者の摘出には大きく体を切り開かなくても良くなっているようで、腎臓付近に3つくらい穴をあけて位置を確認してから切除し、下腹部あたりを横に少し切って、そこまで切った腎臓を移動させて摘出するらしい。
そして摘出した腎臓は、自分の右腹下を大きく切り開いて、腸の位置を少しずらして、そこに入れて新たに動脈と膀胱につなぐというものだった。
ICUに入ってからは、自分の体の状態を確認すると、もともと首には透析用のカテーテルが入っていたのがそのまま点滴に繋がれており、さらに右腕、左腕にも点滴が刺さっている。あとは尿道カテーテルも入れられており、手術跡の下にはリンパ液や余分な血液を排出するドレーンが刺さっている。左腕の上部には血圧計がまかれ、胸には心電図も設定されている。客観的に自分の姿を視認できないが、完全に重症患者のそれで、SFじみたパイプが繋がったアンドロイド、サイボーグ的な感じだった。
術後1日は特に安静にする必要があり、右足は全く動かしてはいけない。そのため、基本的には自分で寝返りは打てず、床ずれを防ぐためには看護師に介助してもらい、右半身を少し浮かせて、クッションのような長い枕を入れて、寝返りを打った状態にする。
また、エコノミークラス症候群を防ぐために、両足のひざ下までのストッキングを履き、足の裏にはポンプで足を15秒感覚ほどで片足ずつ圧迫するものが取り付けられている。
エコノミークラス症候群
術後も麻酔があるからそんなに痛くはないと思っていたが、術前のワクワク感は完全に消え失せた。絶えず鈍痛が襲ってくる。看護師に寝返りを打たせてもらために左側に半身を傾ける時などは特に痛みが増す。なので、自分で仰向けが疲れてきたなと思ったらナースコールするべきだが、躊躇してしまう。
痛みが増してきたら、痛み止めを投下するので遠慮なく言ってくださいと言われていたので、すぐに打ってくださいと言う。そうすると、ベッドの右側に点滴が2本ほどと抗生剤の1本の計3つの他に、ボタンプッシュ式の鎮静剤があり、それを押すと点滴経由で流れてくる。投下後は確かにちょっとは和らぐが気休めでしかない。
痛いことは痛い。しかし、悶絶するような痛みではない。じっとして動かなければ。咳をするとその限りではなく、これが一番痛い。腹筋全体が一瞬痙攣するので、それに伴って傷口も内側からハンマーで殴られたような鈍痛が響く。刺すような痛みではなく、垂らした水が同心円状に広がっていくような感覚で、痛みの余韻が残る。
また、1日は水分は取れないので、だんだんと喉が乾いてくる。夜には口の中が乾いてヘドロ状のような状態になってきた。そして乾燥してくるのと、首からの点滴もあって咳が出やすくなってくる。咳をする痛みを知っているからなんとか咳をこらえようとするが、堪えられず咳をして悶絶する。
17時くらいから代わりにやってきた看護師さんがラジオをつけてくれた。痛みがある中で無音で1日過ごすのはしんどいので、ラジオはよい気分転換というか、痛みから意識をそらしてくれた。もちろんしっかり聞いているわけではないけど、何かに気を紛らわしていないと、しんどい。咳をしたり動かなければ、そして痛み止めを投下すればなんとか気にならないようにもできる。しかし、痛み止めはそんなに効果が持続しない。
最初の無音の2時間が一番長いような気がした。しかし、そこから13時間ほどが本当に拷問のような時間帯だった。
事前のICUの説明を聞いていた時は、夜は寝れるかと思ったら、全く寝れなかった。まずは痛み、そして、24時間は1時間ごとに検温と血圧測定があるので、起こされる。
痛みは、傷口だけであればよいが、もう一つ痛いものがあって、それは尿道カテーテルだった。尿自体は自分の無意識に垂れ流し状態になっているのだけど、蓄尿している容器がいっぱいになったら、備え付けの尿袋に看護師が移すのだけど、そのときに尿道カテーテルを上下に動かして尿の通りを良くする必要がある。そのとき、膀胱が引っ張られる感覚があり、それが地味に痛い。これは刺すような瞬間的な痛みなのだが、看護師がその操作をするたびに痛む。それもだいたい1時間に1回のペースとなる。
0時を過ぎても眠気はやって来ず、鈍痛、尿道カテーテルの痛みで覚醒したままだった。そのままラジオを付けっ放しにしてもらっていた。時折口をゆすいで、口の中のヘドロの状態を少しでも緩和しようとしたが、あまり効果がなかった。完全にそのヘドロ状態は除去できないし、ゆすいで1時間もすると口の中が乾く。
だいたい2時間くらいで仰向け、横向きに意識的に変えるが、それも痛い。
何度もぼやけた時計を見ながら、早く明日にならないかと祈っていた。仕事の残タスクの設計を脳内でもして気を紛らわそうと試みるも、5分も経たずに他の思考に飛んだ。何もまともに考えられなかった。
深夜は消灯中なので、時計も良く見えなくなる。時間感覚が麻痺してくる。唯一時間がわかる瞬間は、ラジオの0時です、と言った時報だけ。その時報を頼りに何時間経過したかがわかった。
そんな状態が約15時間ほど続いて、翌日の8時ごろにようやく状態を起こせるようになった。
集中治療室 - Wikipedia
もともとここには3日ほどいる予定だった。
手術前にICUがどういうところかの下見はしていた。一般病棟にはない各種機器が置かれていた。
集中治療室に運ばれてきたときには、ある程度麻酔も収まってきており、割と意識ははっきりしている状態だった。しかし、身動きは全く取れない。当たり前だけど。メガネも預けたままなので、入っている部屋がどのような感じかの詳細は最初はわからなかった。母親は HCU (High Care Unit:高度治療室/準集中治療室 )に運ばれており、自分の部屋の付き添いに最初は兄がいた。右隣の壁に時計があるのは確認できた。ぼやけた状態で見ると、およそ14時50分ごろであった。一応兄に声にならない声で時間を確認すると、その通りだった。
9時半ごろからスタートした移植手術は、だいたい5時間ほどで完了したらしい。これも想定通りの時間。手術内容は事前に主治医から説明があって、最近では提供者の摘出には大きく体を切り開かなくても良くなっているようで、腎臓付近に3つくらい穴をあけて位置を確認してから切除し、下腹部あたりを横に少し切って、そこまで切った腎臓を移動させて摘出するらしい。
そして摘出した腎臓は、自分の右腹下を大きく切り開いて、腸の位置を少しずらして、そこに入れて新たに動脈と膀胱につなぐというものだった。
ICUに入ってからは、自分の体の状態を確認すると、もともと首には透析用のカテーテルが入っていたのがそのまま点滴に繋がれており、さらに右腕、左腕にも点滴が刺さっている。あとは尿道カテーテルも入れられており、手術跡の下にはリンパ液や余分な血液を排出するドレーンが刺さっている。左腕の上部には血圧計がまかれ、胸には心電図も設定されている。客観的に自分の姿を視認できないが、完全に重症患者のそれで、SFじみたパイプが繋がったアンドロイド、サイボーグ的な感じだった。
術後1日は特に安静にする必要があり、右足は全く動かしてはいけない。そのため、基本的には自分で寝返りは打てず、床ずれを防ぐためには看護師に介助してもらい、右半身を少し浮かせて、クッションのような長い枕を入れて、寝返りを打った状態にする。
また、エコノミークラス症候群を防ぐために、両足のひざ下までのストッキングを履き、足の裏にはポンプで足を15秒感覚ほどで片足ずつ圧迫するものが取り付けられている。
エコノミークラス症候群
術後も麻酔があるからそんなに痛くはないと思っていたが、術前のワクワク感は完全に消え失せた。絶えず鈍痛が襲ってくる。看護師に寝返りを打たせてもらために左側に半身を傾ける時などは特に痛みが増す。なので、自分で仰向けが疲れてきたなと思ったらナースコールするべきだが、躊躇してしまう。
痛みが増してきたら、痛み止めを投下するので遠慮なく言ってくださいと言われていたので、すぐに打ってくださいと言う。そうすると、ベッドの右側に点滴が2本ほどと抗生剤の1本の計3つの他に、ボタンプッシュ式の鎮静剤があり、それを押すと点滴経由で流れてくる。投下後は確かにちょっとは和らぐが気休めでしかない。
痛いことは痛い。しかし、悶絶するような痛みではない。じっとして動かなければ。咳をするとその限りではなく、これが一番痛い。腹筋全体が一瞬痙攣するので、それに伴って傷口も内側からハンマーで殴られたような鈍痛が響く。刺すような痛みではなく、垂らした水が同心円状に広がっていくような感覚で、痛みの余韻が残る。
また、1日は水分は取れないので、だんだんと喉が乾いてくる。夜には口の中が乾いてヘドロ状のような状態になってきた。そして乾燥してくるのと、首からの点滴もあって咳が出やすくなってくる。咳をする痛みを知っているからなんとか咳をこらえようとするが、堪えられず咳をして悶絶する。
17時くらいから代わりにやってきた看護師さんがラジオをつけてくれた。痛みがある中で無音で1日過ごすのはしんどいので、ラジオはよい気分転換というか、痛みから意識をそらしてくれた。もちろんしっかり聞いているわけではないけど、何かに気を紛らわしていないと、しんどい。咳をしたり動かなければ、そして痛み止めを投下すればなんとか気にならないようにもできる。しかし、痛み止めはそんなに効果が持続しない。
最初の無音の2時間が一番長いような気がした。しかし、そこから13時間ほどが本当に拷問のような時間帯だった。
事前のICUの説明を聞いていた時は、夜は寝れるかと思ったら、全く寝れなかった。まずは痛み、そして、24時間は1時間ごとに検温と血圧測定があるので、起こされる。
痛みは、傷口だけであればよいが、もう一つ痛いものがあって、それは尿道カテーテルだった。尿自体は自分の無意識に垂れ流し状態になっているのだけど、蓄尿している容器がいっぱいになったら、備え付けの尿袋に看護師が移すのだけど、そのときに尿道カテーテルを上下に動かして尿の通りを良くする必要がある。そのとき、膀胱が引っ張られる感覚があり、それが地味に痛い。これは刺すような瞬間的な痛みなのだが、看護師がその操作をするたびに痛む。それもだいたい1時間に1回のペースとなる。
0時を過ぎても眠気はやって来ず、鈍痛、尿道カテーテルの痛みで覚醒したままだった。そのままラジオを付けっ放しにしてもらっていた。時折口をゆすいで、口の中のヘドロの状態を少しでも緩和しようとしたが、あまり効果がなかった。完全にそのヘドロ状態は除去できないし、ゆすいで1時間もすると口の中が乾く。
だいたい2時間くらいで仰向け、横向きに意識的に変えるが、それも痛い。
何度もぼやけた時計を見ながら、早く明日にならないかと祈っていた。仕事の残タスクの設計を脳内でもして気を紛らわそうと試みるも、5分も経たずに他の思考に飛んだ。何もまともに考えられなかった。
深夜は消灯中なので、時計も良く見えなくなる。時間感覚が麻痺してくる。唯一時間がわかる瞬間は、ラジオの0時です、と言った時報だけ。その時報を頼りに何時間経過したかがわかった。
そんな状態が約15時間ほど続いて、翌日の8時ごろにようやく状態を起こせるようになった。
March 16, 2019
手術の詳細
3/7(金)に腎臓移植手術を受けた。割と自分の人生中でも大きな出来事なので、忘れないように詳細を記録しておくことにする。
3/6(木)は手術前日であったが、次の日に手術ができるかどうか微妙な状況になっていた。2月中に外来で各種検査をクリアして、あとは手術を迎えるだけという状態であるはずだったが、手術1週間前の入院時から飲み始めた免疫抑制剤の副作用で、血液検査の結果、前日に肝機能が異常値になってしまっていた。大幅に悪化しているわけでもないが、数値が上昇し始めているので、そのまま次の日も血液検査で悪化した状態だと手術が延期になると主治医から伝えられた。
2月にトントン拍子で移植手術の話が進んできたが、前日で黄色信号となった。方針としては、薬を別のものに切り替えて、肝機能を正常化する点滴を打つことになった。そして当日の朝の血液検査の結果次第で、肝機能の数値が閾値100（どの項目かは忘れた）を超えた場合は延期、100未満であれば手術決行ということになった。
ここまできて延期になるのか?と思った。延期になったら病院の移植手術スケジュールの都合上、2、3ヶ月後になってしまうようだ。それだけは避けたいような、延期になったそれはそれでしょうがないという諦観もあった。特に気持ち的にはニュートラルなまま、その日は終えた。
次の日は、起床直後、6時半ごろに採血した。そして手術をする前提でいろいろ準備をした。手術に必要なT字帯などを用意し、また今いる病室を空ける必要があるので、身辺整理をした。もちろん朝食はなく、8時前くらいに主治医から血液検査の結果、肝機能の数値は80台であったので、決行すると告げられた。ホッとしたと同時に、いよいよ人ごとのように移植手術の話が進んでいたものに、当事者意識が芽生えてきた。
手術決行が決まってからは慌ただしくなった。T字帯を身につけ、手術衣に着替えて、手術後にICUに持って行く荷物を別に分けておき、点滴も始まった。腎臓の提供者は母親なので、母親も準備する必要がある。母親の方が先に手術室に行く必要があり、そのあと自分が9時過ぎに手術室に向かう。
その前に前日に飲んだ下剤と、当日朝に座薬下剤を入れた影響で、直前で3回目の排便をした。その後、当初予定ではストレッチャーで運ばれる予定であったが、そのまま手術室まで歩いて行くことになった。手術室は別の階なので、職員専用のエレベーターに乗り、手術室の階に向かう。
エレベーターの前に手術室へ向かう一つ目の大きな自動ドアがある。付き添いの看護師に開けてもらい、中に入ると、まだ手術室ではなく、次の自動ドアが待ち構えていた。8畳ほどの空間で、中央に椅子が一脚あり、右側には各種PCがあり、麻酔科医と手術対応の看護師2名がいた。椅子に座り、そこまで付き添いをしていた兄に自分のメガネを渡した。そして手術用の帽子を装備し、右腕に巻いてある患者情報のバーコードと患者番号を確認し、手術担当の看護師から、これから何の手術をするのか言ってください、と問われ、事前に打ち合わせた通り、「腎臓移植手術です」と答えた。
看護師二人で自分の患者番号を再度読み上げて、最終確認に入った。いよいよ腎臓移植手術を迎えるのだなと、若干気分が高揚してきた。そして正面の自動ドアが開けられた。
そこから歩いて手術室へ向かう。裸眼の状態であるので、ぼんやりと細長い廊下を捉えた。手術室は左側にいくつかあるようで、自分の向かうべきは一番奥らしい。20メートルほど歩き、左側の扉が開けられると、思ったより広い手術室に入った。ドラマなどであるような手術風景の通りだなと思った。入って左側には40インチほどのディスプレイにWindowsのロゴマークが映っていた。そこに接続しているPCに各種カルテや手術情報があるのだろう。そこに主治医であり、今回の手術の執刀担当の先生がいた。他には一緒に歩いてきた麻酔科医、看護師数名が青い手術衣を纏っていた。
手術台が下げられて、そこに座った。耳をすますとラップ音楽が流れていた。誰の選曲かはわからないが、音楽を流すのだなと思った。そして履物を脱ぎ、仰向けになった。まずは心電図をつけ、右腕に血圧計がつけられ、額には脳波計が設定された。不思議と緊張はなかった。全身麻酔をしたことがないので、このときはまだ不安よりもワクワクがまさっていたと思う。
そのあと、口に麻酔を取り込むための呼吸器が取り付けられ、麻酔科医曰く、まずは眠くなるガスを流しますとのことだった。それを吸い始めた瞬間から眠気が襲ってきて、抗う必要もないので、目を閉じた。だんだんと意識が薄れて行くのがわかり、海の底に沈んでいくような感覚だった。よく小説などで緩慢な死の描写を読むことがあるけど、その描写の通りだなと思った。これが死ぬ感覚なのか?と。
確か、「深呼吸をしてください」と言われて麻酔から目覚めた。寝ているところを急に起こされるようななもので、いきなり海から釣り上げられた魚になった気分だった。最初に思ったことは、激しく小便がしたい!だった。手術中に尿道カテーテルが入れられることは事前に知らされていたので、そのまま出して問題ないことはわかっていたが。
外来時の事前の手術の説明のときに、家で寝る前などに寝っ転がって深呼吸の練習をしておいてくださいと言われいて、それは手術直後に深呼吸が必要なためだった。あまり練習をしていなかったのを後悔した。肺活量は事前の検査で5Lほどあって平均値よりも少し上だったので、特に必要ないだろうと思っていた。しかし、なんとか酸素マスクの内側で肺に空気を取り込もうとするが、そこで腹筋にも力が入り、下腹部に鈍痛がした。なので肺に思ったよりも空気が入らず、通常時の半分くらいの酸素取り込み量だったと思う。若干の息苦しさもあったが、何とか数回深呼吸をして、パニックになりそうな精神を安定させた。
そしてストレッチャーに寝っ転がったまま運ばれ始めた。尿意が異常にあったので、運ばれる途中にそのまま出してもよいかか細い声で一応聞いた。問題ないと付き添いの看護師に言われるが、自分で出そうとしても出ているのかもわからず、おそらくそのままカテーテル経由で垂れ流しだっただろう。
ストレッチャーが扉のレールの上を越える時に、揺れるので、そのときに傷口に響いて痛んだ。それが2、3回続いて、これが手術後の痛みなのか⁉️と思った。手術後も麻酔が効いていてほとんど痛まないのではないかと勝手に想像していたが、鈍痛すぎる。耐えられなくもないけど、でも痛いものは痛い。
そのまま意識が半覚醒の状態で、ICUに運ばれた。そこから15時間が地獄の時間帯であることは知る由もなかった。
3/6(木)は手術前日であったが、次の日に手術ができるかどうか微妙な状況になっていた。2月中に外来で各種検査をクリアして、あとは手術を迎えるだけという状態であるはずだったが、手術1週間前の入院時から飲み始めた免疫抑制剤の副作用で、血液検査の結果、前日に肝機能が異常値になってしまっていた。大幅に悪化しているわけでもないが、数値が上昇し始めているので、そのまま次の日も血液検査で悪化した状態だと手術が延期になると主治医から伝えられた。
2月にトントン拍子で移植手術の話が進んできたが、前日で黄色信号となった。方針としては、薬を別のものに切り替えて、肝機能を正常化する点滴を打つことになった。そして当日の朝の血液検査の結果次第で、肝機能の数値が閾値100（どの項目かは忘れた）を超えた場合は延期、100未満であれば手術決行ということになった。
ここまできて延期になるのか?と思った。延期になったら病院の移植手術スケジュールの都合上、2、3ヶ月後になってしまうようだ。それだけは避けたいような、延期になったそれはそれでしょうがないという諦観もあった。特に気持ち的にはニュートラルなまま、その日は終えた。
次の日は、起床直後、6時半ごろに採血した。そして手術をする前提でいろいろ準備をした。手術に必要なT字帯などを用意し、また今いる病室を空ける必要があるので、身辺整理をした。もちろん朝食はなく、8時前くらいに主治医から血液検査の結果、肝機能の数値は80台であったので、決行すると告げられた。ホッとしたと同時に、いよいよ人ごとのように移植手術の話が進んでいたものに、当事者意識が芽生えてきた。
手術決行が決まってからは慌ただしくなった。T字帯を身につけ、手術衣に着替えて、手術後にICUに持って行く荷物を別に分けておき、点滴も始まった。腎臓の提供者は母親なので、母親も準備する必要がある。母親の方が先に手術室に行く必要があり、そのあと自分が9時過ぎに手術室に向かう。
その前に前日に飲んだ下剤と、当日朝に座薬下剤を入れた影響で、直前で3回目の排便をした。その後、当初予定ではストレッチャーで運ばれる予定であったが、そのまま手術室まで歩いて行くことになった。手術室は別の階なので、職員専用のエレベーターに乗り、手術室の階に向かう。
エレベーターの前に手術室へ向かう一つ目の大きな自動ドアがある。付き添いの看護師に開けてもらい、中に入ると、まだ手術室ではなく、次の自動ドアが待ち構えていた。8畳ほどの空間で、中央に椅子が一脚あり、右側には各種PCがあり、麻酔科医と手術対応の看護師2名がいた。椅子に座り、そこまで付き添いをしていた兄に自分のメガネを渡した。そして手術用の帽子を装備し、右腕に巻いてある患者情報のバーコードと患者番号を確認し、手術担当の看護師から、これから何の手術をするのか言ってください、と問われ、事前に打ち合わせた通り、「腎臓移植手術です」と答えた。
看護師二人で自分の患者番号を再度読み上げて、最終確認に入った。いよいよ腎臓移植手術を迎えるのだなと、若干気分が高揚してきた。そして正面の自動ドアが開けられた。
そこから歩いて手術室へ向かう。裸眼の状態であるので、ぼんやりと細長い廊下を捉えた。手術室は左側にいくつかあるようで、自分の向かうべきは一番奥らしい。20メートルほど歩き、左側の扉が開けられると、思ったより広い手術室に入った。ドラマなどであるような手術風景の通りだなと思った。入って左側には40インチほどのディスプレイにWindowsのロゴマークが映っていた。そこに接続しているPCに各種カルテや手術情報があるのだろう。そこに主治医であり、今回の手術の執刀担当の先生がいた。他には一緒に歩いてきた麻酔科医、看護師数名が青い手術衣を纏っていた。
手術台が下げられて、そこに座った。耳をすますとラップ音楽が流れていた。誰の選曲かはわからないが、音楽を流すのだなと思った。そして履物を脱ぎ、仰向けになった。まずは心電図をつけ、右腕に血圧計がつけられ、額には脳波計が設定された。不思議と緊張はなかった。全身麻酔をしたことがないので、このときはまだ不安よりもワクワクがまさっていたと思う。
そのあと、口に麻酔を取り込むための呼吸器が取り付けられ、麻酔科医曰く、まずは眠くなるガスを流しますとのことだった。それを吸い始めた瞬間から眠気が襲ってきて、抗う必要もないので、目を閉じた。だんだんと意識が薄れて行くのがわかり、海の底に沈んでいくような感覚だった。よく小説などで緩慢な死の描写を読むことがあるけど、その描写の通りだなと思った。これが死ぬ感覚なのか?と。
確か、「深呼吸をしてください」と言われて麻酔から目覚めた。寝ているところを急に起こされるようななもので、いきなり海から釣り上げられた魚になった気分だった。最初に思ったことは、激しく小便がしたい!だった。手術中に尿道カテーテルが入れられることは事前に知らされていたので、そのまま出して問題ないことはわかっていたが。
外来時の事前の手術の説明のときに、家で寝る前などに寝っ転がって深呼吸の練習をしておいてくださいと言われいて、それは手術直後に深呼吸が必要なためだった。あまり練習をしていなかったのを後悔した。肺活量は事前の検査で5Lほどあって平均値よりも少し上だったので、特に必要ないだろうと思っていた。しかし、なんとか酸素マスクの内側で肺に空気を取り込もうとするが、そこで腹筋にも力が入り、下腹部に鈍痛がした。なので肺に思ったよりも空気が入らず、通常時の半分くらいの酸素取り込み量だったと思う。若干の息苦しさもあったが、何とか数回深呼吸をして、パニックになりそうな精神を安定させた。
そしてストレッチャーに寝っ転がったまま運ばれ始めた。尿意が異常にあったので、運ばれる途中にそのまま出してもよいかか細い声で一応聞いた。問題ないと付き添いの看護師に言われるが、自分で出そうとしても出ているのかもわからず、おそらくそのままカテーテル経由で垂れ流しだっただろう。
ストレッチャーが扉のレールの上を越える時に、揺れるので、そのときに傷口に響いて痛んだ。それが2、3回続いて、これが手術後の痛みなのか⁉️と思った。手術後も麻酔が効いていてほとんど痛まないのではないかと勝手に想像していたが、鈍痛すぎる。耐えられなくもないけど、でも痛いものは痛い。
そのまま意識が半覚醒の状態で、ICUに運ばれた。そこから15時間が地獄の時間帯であることは知る由もなかった。
March 05, 2019
6日目
今日は透析も検査も特になく、わりとゆっくり過ごしてられた。
Amazonプライムで映画見てたり。
痛みとか全くない代わりに、免疫抑制剤を結構な量を飲むので若干倦怠感があって眠い。気持ち悪くならず、副作用としての下痢もないので耐えられないほどでもないのが幸いだけど。
Amazonプライムで映画見てたり。
痛みとか全くない代わりに、免疫抑制剤を結構な量を飲むので若干倦怠感があって眠い。気持ち悪くならず、副作用としての下痢もないので耐えられないほどでもないのが幸いだけど。
March 03, 2019
4日目
今日は特に検査や透析などはなく、1日割と自分の時間があった。
22時に就寝して7時前に起床した。9時間近く寝ていたけど、2回くらいトイレで目が覚めている。免疫抑制剤を飲むと眠気が増すので、眠れないということはない。昼寝は全くしないけど。
午後からICUの病床を見学に行った。術後3日はずっと寝たきりでほとんど身動きできないようだ。
そのあと、競馬中継で弥生賞を見てたけど、大荒れで全く当たらず。
16時からお風呂に入れた。予約制で、透析がない日は入れるようだ。持ち時間は30分。シャンプーなどは用意していったけど、ボディシャンプーを買い忘れていて、風呂に上がってから売店で買った。
そのあとはAmazonプライムなどを見て過ごす。
今日はそんな感じの1日。
22時に就寝して7時前に起床した。9時間近く寝ていたけど、2回くらいトイレで目が覚めている。免疫抑制剤を飲むと眠気が増すので、眠れないということはない。昼寝は全くしないけど。
午後からICUの病床を見学に行った。術後3日はずっと寝たきりでほとんど身動きできないようだ。
そのあと、競馬中継で弥生賞を見てたけど、大荒れで全く当たらず。
16時からお風呂に入れた。予約制で、透析がない日は入れるようだ。持ち時間は30分。シャンプーなどは用意していったけど、ボディシャンプーを買い忘れていて、風呂に上がってから売店で買った。
そのあとはAmazonプライムなどを見て過ごす。
今日はそんな感じの1日。
March 02, 2019
3日目
3日連続でブログ更新をするのは何年振りだろう?
それはそうと今日で入院3日目。
今日はおもにリツキサンという腎移植後の拒絶反応お抑える薬を点滴した。
最初主治医から「五木さんを入れます」みたいに聞かされて、だれか新しい人投下するのか?と思ったら、点滴の同意書とか見るとリツキサンだったｗ
リツキサン点滴静注500mg基本情報
この点滴はアレルギー反応や副作用があると割と危険なようなので、点滴中は心電図と血圧を測りながら入れる。時間的には2、3時間となる。入れ始めは若干高揚感というか、変な感じはするが目だった副作用はなかった。ちょっと喉に違和感が出てきたが、それも問題なし。この薬は結構高額なものらしく、150ml,20万円とかするらしい。今回移植用に使うので、病院負担となる。
1回投与すると1年は効果がもつらしい。
点滴は透析用に作った首のカテーテルから入れた。首カテーテル、採血にも使えるし一石三鳥の大活躍だ。麻酔ちょっと痛かった分、有効活用してもらいたい。手術中も使う予定。
今日は6時起床、その後7時くらいからプログラミング（実質仕事）、9時すぎ朝食、途中ネット休憩しながら12時くらいまでやって昼食、13時くらいからリツキサン投下、14時くらいまでプログラミング、14時過ぎに家族と面会、15時半くらいにテレビで競馬中継観戦（チューリップ賞1着ダノンファンタジーは予想通りだったけど、2着がハナ差で馬単外し、夕刊フジ賞オーシャンステークスは3頭BOX馬連で的中したが、総回収率57.8%とトリガミで終わった）、そのあと持ち込んだ小説を読んで、18時すぎに夕食終わった。
夕食はちょっと量が多い気がしたけど満足。入院前は1日のたんぱく質制限が40g、塩分が6gだったが、病院食は1日のたんぱく質量がだいたい60g, 塩分6gっぽい。透析を受けるからたんぱく質制限が多少緩和されるようだ（透析によってたんぱく質を消化時に作成される窒素化合物が老廃物として血液中に出るものを、ろ過して綺麗にするので）。
あと競馬中継が終わってからiPad miniでAmazon プライムでアニメを3話見たりした。
なんだかんだで充実した1日だった。特に身体的痛みはないが、やはり免疫抑制剤を1日2000m飲むことになるので、精神的には高揚したり安定しなかったり微熱が出たり、集中できなくなったり眠くなったりする傾向はある。
明日は風呂に入りたい。手術前は透析しない日は入れるはずなので、確認しよう。
それはそうと今日で入院3日目。
今日はおもにリツキサンという腎移植後の拒絶反応お抑える薬を点滴した。
最初主治医から「五木さんを入れます」みたいに聞かされて、だれか新しい人投下するのか?と思ったら、点滴の同意書とか見るとリツキサンだったｗ
リツキサン点滴静注500mg基本情報
この点滴はアレルギー反応や副作用があると割と危険なようなので、点滴中は心電図と血圧を測りながら入れる。時間的には2、3時間となる。入れ始めは若干高揚感というか、変な感じはするが目だった副作用はなかった。ちょっと喉に違和感が出てきたが、それも問題なし。この薬は結構高額なものらしく、150ml,20万円とかするらしい。今回移植用に使うので、病院負担となる。
1回投与すると1年は効果がもつらしい。
点滴は透析用に作った首のカテーテルから入れた。首カテーテル、採血にも使えるし一石三鳥の大活躍だ。麻酔ちょっと痛かった分、有効活用してもらいたい。手術中も使う予定。
今日は6時起床、その後7時くらいからプログラミング（実質仕事）、9時すぎ朝食、途中ネット休憩しながら12時くらいまでやって昼食、13時くらいからリツキサン投下、14時くらいまでプログラミング、14時過ぎに家族と面会、15時半くらいにテレビで競馬中継観戦（チューリップ賞1着ダノンファンタジーは予想通りだったけど、2着がハナ差で馬単外し、夕刊フジ賞オーシャンステークスは3頭BOX馬連で的中したが、総回収率57.8%とトリガミで終わった）、そのあと持ち込んだ小説を読んで、18時すぎに夕食終わった。
夕食はちょっと量が多い気がしたけど満足。入院前は1日のたんぱく質制限が40g、塩分が6gだったが、病院食は1日のたんぱく質量がだいたい60g, 塩分6gっぽい。透析を受けるからたんぱく質制限が多少緩和されるようだ（透析によってたんぱく質を消化時に作成される窒素化合物が老廃物として血液中に出るものを、ろ過して綺麗にするので）。
あと競馬中継が終わってからiPad miniでAmazon プライムでアニメを3話見たりした。
なんだかんだで充実した1日だった。特に身体的痛みはないが、やはり免疫抑制剤を1日2000m飲むことになるので、精神的には高揚したり安定しなかったり微熱が出たり、集中できなくなったり眠くなったりする傾向はある。
明日は風呂に入りたい。手術前は透析しない日は入れるはずなので、確認しよう。
March 01, 2019
2日目
入院二日目は、透析をすることになった。
日常的には透析はしないが、手術前に血液を濾過しておく必要があるので、臨時で透析をする。
通常はシャントと呼ばれるくだを作って透析をするが、臨時なので首からカテーテルを入れてやる。
初めて透析をしたが、若干倦怠感が残るが、耐えられなくもない。痛みはないし。しかし、1回4時間は長い。日常的に透析をすることになったらこれが週3回とかやらなくてはいけないので、苦痛だなと思う。
ノートパソコンとか本を持ち込んで、若干状態を起こした状態で透析を受けられたので、2時間くらいは割と自由にできたが、後半になるとだるくなってきて眠気が出てきて、本もあまり読めず。
あと透析中に水分をくだから出し入れするので、口から飲むのは控えないといけないようだ。明日は特に水無で4時間過ごすか。
透析を受けているのは年配の方が多かった。
透析にならなくて済むように、今回腎移植手術を受けるので、今後も受けなくて良いようになればいなと。
日常的には透析はしないが、手術前に血液を濾過しておく必要があるので、臨時で透析をする。
通常はシャントと呼ばれるくだを作って透析をするが、臨時なので首からカテーテルを入れてやる。
初めて透析をしたが、若干倦怠感が残るが、耐えられなくもない。痛みはないし。しかし、1回4時間は長い。日常的に透析をすることになったらこれが週3回とかやらなくてはいけないので、苦痛だなと思う。
ノートパソコンとか本を持ち込んで、若干状態を起こした状態で透析を受けられたので、2時間くらいは割と自由にできたが、後半になるとだるくなってきて眠気が出てきて、本もあまり読めず。
あと透析中に水分をくだから出し入れするので、口から飲むのは控えないといけないようだ。明日は特に水無で4時間過ごすか。
透析を受けているのは年配の方が多かった。
透析にならなくて済むように、今回腎移植手術を受けるので、今後も受けなくて良いようになればいなと。
February 28, 2019
今日から入院
最近映画レビューしか書いてないけど、持病についての記録も再開しようと思う。
今日から入院することになった。
持病の腎臓病についてで、生体腎移植を受ける。
Cre値は今日の結果では6.24mg/dlと、去年あたりから6超えになってきている。
すぐに透析が必要なレベルではないし、進行も緩やかなので、日常生活では透析はしていない状態。しかし、Cre値と日付の関連をExcelで未来予測すると、2年後(2020年くらいには)Cre値が8くらいになるのが見込まれる。
なので、このまま悪化して人工透析になると日常生活が不便になるので、人工透析を経ずに移植することになった。
移植を本格的に考え出したのが今年の1月末で、そこからいつもの病院から専門の病院に紹介を受けて、2月に全ての検査を受けてクリアして、3/7に移植手術を受ける。提供者は母親。母親も同時に全ての検査をクリアした。
やった検索は主に以下。
一番肉体的にしんどい検査はトレッドミル。運動不足な状態で3分くらい走ったりするので、激しく脚が疲れた。
精神的にしんどいのは内視鏡。下剤2リットル飲まなくてはいけない。下剤は飲めなくもないけど、トイレ行きすぎて肛門が痛くなる。
一番危惧していたのは胃カメラで、昔やったときは拷問みたいな感じだったが、今回はなにも苦しくなかった。点滴から麻酔を入れて、気づいたら終わってた。
若干痛いのは歯科検診で、残っていた乳歯を抜いたやつ。乳歯の下には永久歯がないところが1箇所あり、そこの歯茎が若干微妙なので、そこから細菌が入って感染症を引き起こす可能性があるので、抜いた。あと虫歯もあったので、そこを治療した。
手術前に透析を3回くらい臨時でやるので、首からカテーテルを入れる必要があって、今日それをやった。首にカテーテルを入れるのは若干恐怖だったけど、局部麻酔をして入れる。局部麻酔は若干痛いけど、耐えられない痛みではない。採血の注射の2倍くらいの痛み!?
入院初日は眼科に行って目の状態を確認、そのあと午後からカテーテルを追加、カテーテルの設定がうまくいっているかレントゲンをとって終わり。
10時から入院しているので、お昼から食事が出た。
腎臓病食かと思ったら、昼、夜ともにたんぱく質20gが前後あって、普段自分が食べている腎臓病食よりも高たんぱくだった。透析するからそこまで厳密な低たんぱくである必要がないのだろう。塩分は両方2g以下だった。
入院期間は約1ヶ月。なので、3月末まで入院の想定。
入院中は普段読めていない積ん読本をたくさん読みたい。
今日から入院することになった。
持病の腎臓病についてで、生体腎移植を受ける。
Cre値は今日の結果では6.24mg/dlと、去年あたりから6超えになってきている。
すぐに透析が必要なレベルではないし、進行も緩やかなので、日常生活では透析はしていない状態。しかし、Cre値と日付の関連をExcelで未来予測すると、2年後(2020年くらいには)Cre値が8くらいになるのが見込まれる。
なので、このまま悪化して人工透析になると日常生活が不便になるので、人工透析を経ずに移植することになった。
移植を本格的に考え出したのが今年の1月末で、そこからいつもの病院から専門の病院に紹介を受けて、2月に全ての検査を受けてクリアして、3/7に移植手術を受ける。提供者は母親。母親も同時に全ての検査をクリアした。
やった検索は主に以下。
- 心電図
- 超音波エコー（心臓、腎臓）
- 血液検査（各種抗体があるかなどもチェック）
- 胃カメラ
- 内視鏡
- トレッドミル（ランニングマシーンの上を歩いたり走ったりして心電図）
- レントゲン
- CT
- 肺活量（3種類くらい）
- 歯科検診（乳歯を抜いた）
一番肉体的にしんどい検査はトレッドミル。運動不足な状態で3分くらい走ったりするので、激しく脚が疲れた。
精神的にしんどいのは内視鏡。下剤2リットル飲まなくてはいけない。下剤は飲めなくもないけど、トイレ行きすぎて肛門が痛くなる。
一番危惧していたのは胃カメラで、昔やったときは拷問みたいな感じだったが、今回はなにも苦しくなかった。点滴から麻酔を入れて、気づいたら終わってた。
若干痛いのは歯科検診で、残っていた乳歯を抜いたやつ。乳歯の下には永久歯がないところが1箇所あり、そこの歯茎が若干微妙なので、そこから細菌が入って感染症を引き起こす可能性があるので、抜いた。あと虫歯もあったので、そこを治療した。
手術前に透析を3回くらい臨時でやるので、首からカテーテルを入れる必要があって、今日それをやった。首にカテーテルを入れるのは若干恐怖だったけど、局部麻酔をして入れる。局部麻酔は若干痛いけど、耐えられない痛みではない。採血の注射の2倍くらいの痛み!?
入院初日は眼科に行って目の状態を確認、そのあと午後からカテーテルを追加、カテーテルの設定がうまくいっているかレントゲンをとって終わり。
10時から入院しているので、お昼から食事が出た。
腎臓病食かと思ったら、昼、夜ともにたんぱく質20gが前後あって、普段自分が食べている腎臓病食よりも高たんぱくだった。透析するからそこまで厳密な低たんぱくである必要がないのだろう。塩分は両方2g以下だった。
入院期間は約1ヶ月。なので、3月末まで入院の想定。
入院中は普段読めていない積ん読本をたくさん読みたい。
February 15, 2019
アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場
戦争もの。だけど別にドンパチするシーンはほとんどない。
昨今の戦争はドローンで遠隔操作しながら監視しつつ、必要であればミサイル攻撃するようになっている。それをモデルにした映画。とはいっても、エンタメ要素は皆無で、様々なことを問題提起してくる作品。80人のために目の前の1人を犠牲にすべきかどうか、決断の意思決定は最終的に誰がやって、責任をとるか?とかいろいろ。
フィクションだとわかってても、似たようなことが世界のどこかで起きているのかなと思うと、なんとも言えない気持ちになってしまう。
戦争もの映画はそれなりに多く見てきたけど、これは結構衝撃作だったような気がする。
評価：☆☆☆☆
February 08, 2019
バイオハザード ダムネーション
実写映画ではなく、CG作品。ゲームは1，2しかやったことないが、実写映画は全部見てて、前作のCG作品は見てた。
普通に面白かった。リッカーが出てきたり、地価の狭いところを探索したりしつつ、主人公レオンが事件解決に奔走するけど、結局自分だけではうまくいかなかったりと。
PS4ゲームの映画版みたいなクオリティ。これ見て、最近出た2のリメイクやりたくなった。
評価：☆☆☆☆
January 20, 2019
ワイルドガン
さっき見たやつ。
タイトルがよろしくないと思う。西部劇が舞台だけど、終始ドンパチやっている感じでもなく、わりとヒューマンドラマより。戦争に行っていた息子が帰ってきたが、そこの街のゴロツキに地上げに合っている住民が多く、殺される事態になっていて、銃は手放していた主人公も結局巻き込まれていくという感じ。
悪くはないけど、ヒューマンドラマよりにするのか西部劇アクションにするのかが若干中途半端で、いまいち印象が弱い。
評価：☆☆☆
Fate/stay night [Heaven's Feel]」��.lost butterfly
https://www.fate-sn.com/
昨日見てきた。
1作目も映画館で見てた。
劇場版「Fate/stay night」Heaven’s Feel
2年前なのか。
このころはまだ遠坂ルートのアニメ見てなかったな。まぁ2年前の話なので、だいぶ内容忘れていたが、セイバーが闇落ちしたところからの続き。
桜ルートは地味にエログロな感じで、PG12指定だけはあるなと。戦闘シーンはあまりなく（でもそこは派手で作画もよい）、淡々と静かに進むけど、117分が結構あっという間に過ぎた感じだった。
原作ゲームはいまだに放置してまったくやってない。忙しくてそっちまで手が回らず。
今作はまだ中盤なので、完全に評価はできるものでもなく。次回最終章は2020年春だって。桜だけに。
評価：☆☆☆
昨日見てきた。
1作目も映画館で見てた。
劇場版「Fate/stay night」Heaven’s Feel
2年前なのか。
このころはまだ遠坂ルートのアニメ見てなかったな。まぁ2年前の話なので、だいぶ内容忘れていたが、セイバーが闇落ちしたところからの続き。
桜ルートは地味にエログロな感じで、PG12指定だけはあるなと。戦闘シーンはあまりなく（でもそこは派手で作画もよい）、淡々と静かに進むけど、117分が結構あっという間に過ぎた感じだった。
原作ゲームはいまだに放置してまったくやってない。忙しくてそっちまで手が回らず。
今作はまだ中盤なので、完全に評価はできるものでもなく。次回最終章は2020年春だって。桜だけに。
評価：☆☆☆
January 14, 2019
ピンクパンサー コレクターズ・エディション
監督：ショーン・レヴィ
出演者：スティーブ・マーティン、 ケヴィン・クライン、 ジャン・レノ、 ビヨンセ・ノウルズ
収録時間：93分
レンタル開始日：2006-09-27
Story
ピーター・セラーズの怪演でお馴染みのコメディシリーズが、『花嫁のパパ』のスティーブ・マーティンほか豪華キャストの共演で復活。消えた巨大ダイヤの行方と盗んだ犯人の追跡のため、警察一使えない警官・クルーゾー警部が呼び出されるが…。 （詳細はこちら）
しばらくこのブログも放置してたけど、今年から徐々に復活させたい。といっても映画レビューメインになると思うけど。ピーター・セラーズの怪演でお馴染みのコメディシリーズが、『花嫁のパパ』のスティーブ・マーティンほか豪華キャストの共演で復活。消えた巨大ダイヤの行方と盗んだ犯人の追跡のため、警察一使えない警官・クルーゾー警部が呼び出されるが…。 （詳細はこちら）
フランスのダメな警部がマスコミの目をくらますために一時的に抜擢され、事件解決に奮闘するけど結局ダメみたいな感じ。しょうもないコメディーだけど、わりと終盤はよかった。
あと地味に英語の勉強にもなる。
主人公はフランス人の警官で、ニューヨークに捜査に行く前に米英語の発音を学ばなければ!!と思いたって英語の先生に
I would like to buy a humberger.
という例文を復唱するように言われて、実際に発音してみると、ハンバーガーが、アンバーガー、みたいな発音になってるwこれはフランス人がhの発音ができないからによる。どうでもいいTips。
ダメ警官だけど、ダメなまま終わらないがよかった。
今年は週1回は映画見れるようにしたい。ぽすれんで借りているのもあるし、Amazonプライム配信もあるし、あとは映画館も。
評価：☆☆☆
October 20, 2018
劇場版 マクロスΔ 激情のワルキューレ
監督：河森正治
出演者：内田雄馬、 鈴木みのり、 瀬戸麻沙美、 小清水亜美、 JUNNA、 安野希世乃、 東山奈央、 西田望見、 石塚運昇、 森川智之
収録時間：120分
レンタル開始日：2018-08-28
Story
人気SFアニメ『マクロスΔ』のTVシリーズを編集・再撮影し、新作カットを追加した劇場版。西暦2067年、人間が凶暴化する奇病・ヴァールシンドロームの対抗手段として、歌で症状を鎮める戦術音楽ユニット・ワルキューレがライブ活動を展開していた。 （詳細はこちら）
ブログ随分放置してたけど、ちょっとずつ復活しますか。人気SFアニメ『マクロスΔ』のTVシリーズを編集・再撮影し、新作カットを追加した劇場版。西暦2067年、人間が凶暴化する奇病・ヴァールシンドロームの対抗手段として、歌で症状を鎮める戦術音楽ユニット・ワルキューレがライブ活動を展開していた。 （詳細はこちら）
ということで、TVシリーズ版はAmazonプライムですべて見終わって、こっちは配信されていないから借りて見た。評判通り、TVシリーズ版よりまとまっていてよかったと思う。とはいっても、TVシリーズ版見てないとストーリーが早し過ぎてよくわからんと思うけど。
劇場オリジナルのワルキューレのライブ映像は作画が気合入っててよかった。ここは劇場で見たら盛り上がると思う。
あとメッサーと白騎士のドッグファイトあたりからTVシリーズ版と微妙に展開が異なっていく。そのときのAXIAの曲は変わらずだけど、いいなと思う。
劇場作品がもう1作作られるっぽいのだけど、今作でTVシリーズ版のエンディングまで行ったので、どのような展開になるか気になる。
あとクロスオーバーライブも気になる。
MACROSS CROSSOVER LIVE 2019 at 幕張メッセ
評価：☆☆☆☆
April 16, 2018
パシフィック・リム: アップライジング
映画の感想くらいしか、このブログ更新のネタがなくなりつつあるので、一応簡単に更新しておこう。
公式ページは以下。
http://pacificrim.jp/
今年映画見たの2月ぶりで、しかも今年3作目、今年初めての映画館作品っぽい。
前作も一応公開時に映画館で見てる。
パシフィックリム・リム
それはそうと、前作は5年前の公開だったんだなぁと。つい3年前くらいの感覚だけど。5年前はまだ20代じゃないか。
さて2作目の本作は、一言でいうと、前作よりも面白かったと思う。
突っ込見どころはいろいろあるのだけど、それでもいろいろと驚きがあって楽しめた。
事前に監督は日本の特撮とか映画とかアニメ好きだと言っているインタビューを見ていたので、それが随所にちりばめられていて納得した。
怪獣はなかなか出てこないけど、そう来たか‼!という感じだった。
前作よりイェーガーの動きが早くて、前作の重厚感はなくなって、パシフィックリム・リムらしさみたいなのはあまりなかった。しかし、それでも前作と同じようなものを作っても2作目作る必要あるんかい?とも思うので、違ったテイストでよかったと思う。一応前作の10年後の話なので、技術進歩もあるはずだし。
久しぶりに映画を見たから、余計に面白いと感じた部分はあるかもだけど、それでもこっちのほうが評価高い。
評価：☆☆☆☆
公式ページは以下。
http://pacificrim.jp/
今年映画見たの2月ぶりで、しかも今年3作目、今年初めての映画館作品っぽい。
前作も一応公開時に映画館で見てる。
パシフィックリム・リム
それはそうと、前作は5年前の公開だったんだなぁと。つい3年前くらいの感覚だけど。5年前はまだ20代じゃないか。
さて2作目の本作は、一言でいうと、前作よりも面白かったと思う。
突っ込見どころはいろいろあるのだけど、それでもいろいろと驚きがあって楽しめた。
事前に監督は日本の特撮とか映画とかアニメ好きだと言っているインタビューを見ていたので、それが随所にちりばめられていて納得した。
怪獣はなかなか出てこないけど、そう来たか‼!という感じだった。
前作よりイェーガーの動きが早くて、前作の重厚感はなくなって、パシフィックリム・リムらしさみたいなのはあまりなかった。しかし、それでも前作と同じようなものを作っても2作目作る必要あるんかい?とも思うので、違ったテイストでよかったと思う。一応前作の10年後の話なので、技術進歩もあるはずだし。
久しぶりに映画を見たから、余計に面白いと感じた部分はあるかもだけど、それでもこっちのほうが評価高い。
評価：☆☆☆☆
February 12, 2018
ワイルド・スピード ICE BREAK
ワイルド・スピード ICE BREAK
Amazonプライムで見た。映画館で見たかったけど、結局見に行かなかった作品なので、見れてよい。
ワイルド・スピードシリーズ
シリーズ8作目となると、マンネリ化するかと思うけど、シリーズを重ねるごとにド派手になっていくのが良い。何も考えずに見れる。ここまで派手に車をぶっ飛ばしてぶっ壊せるのはすごいなぁと。そんで特殊車両も出てくるので見てて飽きない。最後まで面白く見れる。
シリーズを通して描かれているのは、ファミリー、という概念。それがテーマ。
シリーズ最高傑作は、前作の7作目かな。これは1作目から見ていると、とても良い。
ワイルド・スピード SKY MISSION
まだまだシリーズは続きそう。Wikipediaを見ると、スピンオフとして9作目が、完結作として10作目が作られるようだ。期待。
評価：☆☆☆☆
Amazonプライムで見た。映画館で見たかったけど、結局見に行かなかった作品なので、見れてよい。
ワイルド・スピードシリーズ
シリーズ8作目となると、マンネリ化するかと思うけど、シリーズを重ねるごとにド派手になっていくのが良い。何も考えずに見れる。ここまで派手に車をぶっ飛ばしてぶっ壊せるのはすごいなぁと。そんで特殊車両も出てくるので見てて飽きない。最後まで面白く見れる。
シリーズを通して描かれているのは、ファミリー、という概念。それがテーマ。
シリーズ最高傑作は、前作の7作目かな。これは1作目から見ていると、とても良い。
ワイルド・スピード SKY MISSION
まだまだシリーズは続きそう。Wikipediaを見ると、スピンオフとして9作目が、完結作として10作目が作られるようだ。期待。
評価：☆☆☆☆
January 21, 2018
エージェント : ライアン
エージェント・ライアン
Amazonプライムで見た。
映画館で見ようと思っていて、結局見なかったので見れてよかった。
主人公は911事件後に海兵隊隊員になったが、ヘリ移動中に襲撃されて脊椎損傷になって、除隊し、リハビリをしていた。そんなとき、CIA所属の中佐から極秘任務の話が来て、もともと博士中退だったので、博士をとりウォール街の銀行で働いてテロ組織の資金を洗い出すCIA分析官になれ、というものだった。
分析官なのに現場で格闘したりカーチェイスしたりいろいろあって、スパイものとしてまぁ、それなりに楽しめて、1時間45分熱中して見れた。
良い気分転換もなった。今年はあまりたくさん映画見れないかもだけど、記録は継続したい。
評価：☆☆☆
Amazonプライムで見た。
映画館で見ようと思っていて、結局見なかったので見れてよかった。
主人公は911事件後に海兵隊隊員になったが、ヘリ移動中に襲撃されて脊椎損傷になって、除隊し、リハビリをしていた。そんなとき、CIA所属の中佐から極秘任務の話が来て、もともと博士中退だったので、博士をとりウォール街の銀行で働いてテロ組織の資金を洗い出すCIA分析官になれ、というものだった。
分析官なのに現場で格闘したりカーチェイスしたりいろいろあって、スパイものとしてまぁ、それなりに楽しめて、1時間45分熱中して見れた。
良い気分転換もなった。今年はあまりたくさん映画見れないかもだけど、記録は継続したい。
評価：☆☆☆
