英語、中国語、アラビア語、スワヒリ語、だろう。
中学生のころ、父親の親友のドイツ語教授に騙されて、ドイツ語を学んだが、ドイツの大学に遊び半分で教えに行けたくらいしか役に立たなかった。だって、こっちがドイツ語で話しても、あいつら、外国人と見ればみんな英語で話したがるんですぜ。
フランス語やイタリア語もやったが、こんなのも、使うところが無い。むかし、おのるる、いるとん、おてる、なんて、Hを発音できないフランス人の英語をバカにしていたが、いまは連中もふつうに英語。イタリア人なんか、わけのわからない英語。まあ、母国語よりも英語の方が構造が単純な下位互換だから、入り込みやすいのだろう。
80年代から東大の駒場では中国語が第二外国語になっていたが、文系で高校の漢文をきっちりやっていれば、わざわざ習うほどでもあるまい。歌だの映画だのに接していれば、なんとなくできるようになる。一方、本郷でイスラム学を取ったが、これは苦労した。まず文字に慣れるのがたいへん。いまだに勉強途中だ。
テレビの仕事をしているときに、バイトの一人がスワヒリ語をやっていると言って、そんなの、どうする? と思ったが、自分が浅はかだった。アフリカは多民族多部族だが、スワヒリ語が広範な共通語だとか。ラテン文字なので、近づきやすい気がするが、はたしてどうだろう。Jumbo!
ようするに、独仏伊西露なんかは、みんな英語に吸収されてしまった。その一方、北京官話と簡体字による統一、華僑の広域存在もあって、東南アジアまで中国語が普及。また、ソ連や英国の衰退で、中央アジアからエジプトまで、アラビア語の復権も顕著だ。アフリカも、中国が大規模投資で手を出していることもあって、部族対立より広域貿易で、スワヒリ語が隆盛。
それにしても、英国を含め、ヨーロッパがこれほど急激に没落するとは思いもしなかった。ユーロが高いと言っても、もうロストランドというテーマパークの入場券のよう。近年、読んだり、聞いたりすべきものが、文化的に何も出てこない。80歳の大御所みたいなもので、そんなのにこびへつらっていると、自分までその介護に駆り出される。そんな年寄りのオムツ交換を喜々としてやっている日本の大学教員たちが、若い次世代の学生たちに未来を語れるわけがあるまい。
中学生のころ、父親の親友のドイツ語教授に騙されて、ドイツ語を学んだが、ドイツの大学に遊び半分で教えに行けたくらいしか役に立たなかった。だって、こっちがドイツ語で話しても、あいつら、外国人と見ればみんな英語で話したがるんですぜ。
フランス語やイタリア語もやったが、こんなのも、使うところが無い。むかし、おのるる、いるとん、おてる、なんて、Hを発音できないフランス人の英語をバカにしていたが、いまは連中もふつうに英語。イタリア人なんか、わけのわからない英語。まあ、母国語よりも英語の方が構造が単純な下位互換だから、入り込みやすいのだろう。
80年代から東大の駒場では中国語が第二外国語になっていたが、文系で高校の漢文をきっちりやっていれば、わざわざ習うほどでもあるまい。歌だの映画だのに接していれば、なんとなくできるようになる。一方、本郷でイスラム学を取ったが、これは苦労した。まず文字に慣れるのがたいへん。いまだに勉強途中だ。
テレビの仕事をしているときに、バイトの一人がスワヒリ語をやっていると言って、そんなの、どうする? と思ったが、自分が浅はかだった。アフリカは多民族多部族だが、スワヒリ語が広範な共通語だとか。ラテン文字なので、近づきやすい気がするが、はたしてどうだろう。Jumbo!
ようするに、独仏伊西露なんかは、みんな英語に吸収されてしまった。その一方、北京官話と簡体字による統一、華僑の広域存在もあって、東南アジアまで中国語が普及。また、ソ連や英国の衰退で、中央アジアからエジプトまで、アラビア語の復権も顕著だ。アフリカも、中国が大規模投資で手を出していることもあって、部族対立より広域貿易で、スワヒリ語が隆盛。
それにしても、英国を含め、ヨーロッパがこれほど急激に没落するとは思いもしなかった。ユーロが高いと言っても、もうロストランドというテーマパークの入場券のよう。近年、読んだり、聞いたりすべきものが、文化的に何も出てこない。80歳の大御所みたいなもので、そんなのにこびへつらっていると、自分までその介護に駆り出される。そんな年寄りのオムツ交換を喜々としてやっている日本の大学教員たちが、若い次世代の学生たちに未来を語れるわけがあるまい。