さわかみファンド
2011年09月04日
さわかみファンド201108
米国債務上限問題が解決したかと思いきや米国債の格下げ。
株式市場は一時、8,600円まで売り込まれた。先月のピークから15%の急落。現在は(新)野田ドジョウ政権への期待もあってか多少の上げはあるものの9,000円台を維持できない。震災直後の安値圏に戻ってしまった。
今月の『さわかみファンド』の現金比率は1.0%で1.0%の大幅減。
定期購入12.7億口、スポット解約1.3億口で差し引き11.4億口の設定。
相場急落を受けごきげん買いが復活。ファンド仲間のスポット解約も大きく減少し、昨年7月以来の10億口超の設定となった。
■9月4日現在■10,839円(+233円)1.0%(-1.0%)1,961億口(+11億口)
株式市場は一時、8,600円まで売り込まれた。先月のピークから15%の急落。現在は(新)野田ドジョウ政権への期待もあってか多少の上げはあるものの9,000円台を維持できない。震災直後の安値圏に戻ってしまった。
今月の『さわかみファンド』の現金比率は1.0%で1.0%の大幅減。
定期購入12.7億口、スポット解約1.3億口で差し引き11.4億口の設定。
相場急落を受けごきげん買いが復活。ファンド仲間のスポット解約も大きく減少し、昨年7月以来の10億口超の設定となった。
■9月4日現在■10,839円(+233円)1.0%(-1.0%)1,961億口(+11億口)
2011年07月27日
2011年06月29日
さわかみファンド201106
株式市場は9,300〜9,700円の狭いレンジ相場に終始した。
震災後の安値8,200円(3/15)から1ヶ月半かけて10,000円(5/2)の高値、
その後、1ヶ月半かけて9,300円(6/17)の安値を付けた。
間隔はともに1ヶ月半。これから推測すると次の高値は7/20頃である。
であれば、レンジ上限9,700円を抜け、しばらく上昇を続けるのだろう。
今月の『さわかみファンド』の現金比率は1.7%で+0.1%の微増。
定期購入11.1億口、スポット解約3.3億口で差し引き7.8億口の設定。
スポット解約は継続しているが定期購入が相変わらず強い。
■6月28日現在■12,223円(+279円)1.7%(+0.1%)1,944億口(+8億口)
震災後の安値8,200円(3/15)から1ヶ月半かけて10,000円(5/2)の高値、
その後、1ヶ月半かけて9,300円(6/17)の安値を付けた。
間隔はともに1ヶ月半。これから推測すると次の高値は7/20頃である。
であれば、レンジ上限9,700円を抜け、しばらく上昇を続けるのだろう。
今月の『さわかみファンド』の現金比率は1.7%で+0.1%の微増。
定期購入11.1億口、スポット解約3.3億口で差し引き7.8億口の設定。
スポット解約は継続しているが定期購入が相変わらず強い。
■6月28日現在■12,223円(+279円)1.7%(+0.1%)1,944億口(+8億口)
2011年05月25日
さわかみファンド201105
震災後、一時、一万円を回復した株式市場は9400円台で低迷している。
復旧、復興にあたって、原発事故が最大のリスク要因である。
福島原発の1,2,3号炉全てがメルトダウンとのこと。地震後数日で
起きた事象が2ヶ月たってようやく分かってきた。なんとも遅い。
現在、高濃度汚染水の移送プールが満杯なのに、汚染水の処理機構はまだ
立ち上がっておらず、時間がかかる。その間も原子炉の冷却は必要で、汚染
水の処理に手詰まり感が出てきた。世界の英知を結集して収束させて欲しい。
株式市場の本格回復にはまだまだ時間がかかりそうだ。
今月の『さわかみファンド』の現金比率は1.6%。
定期購入10.2億口、スポット解約4.0億口で差し引き6.2億口の設定。
スポット解約が減ると定期購入の強さが目立つ。
相場低迷にかかわらずコツコツ積立投資だけは根強く支持されている。
■5月25日現在■11,944円(-340円)1.6%(+0.1%)1,936億口(+6億口)
復旧、復興にあたって、原発事故が最大のリスク要因である。
福島原発の1,2,3号炉全てがメルトダウンとのこと。地震後数日で
起きた事象が2ヶ月たってようやく分かってきた。なんとも遅い。
現在、高濃度汚染水の移送プールが満杯なのに、汚染水の処理機構はまだ
立ち上がっておらず、時間がかかる。その間も原子炉の冷却は必要で、汚染
水の処理に手詰まり感が出てきた。世界の英知を結集して収束させて欲しい。
株式市場の本格回復にはまだまだ時間がかかりそうだ。
今月の『さわかみファンド』の現金比率は1.6%。
定期購入10.2億口、スポット解約4.0億口で差し引き6.2億口の設定。
スポット解約が減ると定期購入の強さが目立つ。
相場低迷にかかわらずコツコツ積立投資だけは根強く支持されている。
■5月25日現在■11,944円(-340円)1.6%(+0.1%)1,936億口(+6億口)
2011年03月25日
2011年02月21日
さわかみファンド201102
革命!チュニジアのジャスミン革命に触発され民主化運動(反政府デモ)が
エジプトをはじめとする中東・アフリカ諸国に飛び火している。
インターネットによる情報ツールが独裁政権の打倒、民主化運動を支えている
とのこと、実に痛快である。民主化の動きが全世界に広がることを切に望む。
株式市場は中東諸国の民主化動乱にも動ぜず堅調に推移している。
今は変に動くより、バイ&ホールドが最も儲かる局面である。
何もしなくても、地球が回って朝になると資産が増えているのだ。
長年待ち望んだ投資環境。このトレンドは辰巳天井まで続くはずだ。
今月の『さわかみファンド』の現金比率は1.2%。
定期購入9.8億口、スポット解約6.4億口で差し引き3.4億口の設定。
やれやれの戻り解約だろうかスポット解約がまた増加傾向にある。
それより、今月の『さわかみファンド』の月中報告書の情報が大幅に劣化した。
運用状況の数値データが開示されなくなったのだ。これは致命的な大問題。
独裁政権末期の情報統制じゃないのだから従来どおりの数値データ開示を
期待する。
■2月21日現在■13,455円(+802円)1.2%(-0.1%)1,928億口(+3億口)
エジプトをはじめとする中東・アフリカ諸国に飛び火している。
インターネットによる情報ツールが独裁政権の打倒、民主化運動を支えている
とのこと、実に痛快である。民主化の動きが全世界に広がることを切に望む。
株式市場は中東諸国の民主化動乱にも動ぜず堅調に推移している。
今は変に動くより、バイ&ホールドが最も儲かる局面である。
何もしなくても、地球が回って朝になると資産が増えているのだ。
長年待ち望んだ投資環境。このトレンドは辰巳天井まで続くはずだ。
今月の『さわかみファンド』の現金比率は1.2%。
定期購入9.8億口、スポット解約6.4億口で差し引き3.4億口の設定。
やれやれの戻り解約だろうかスポット解約がまた増加傾向にある。
それより、今月の『さわかみファンド』の月中報告書の情報が大幅に劣化した。
運用状況の数値データが開示されなくなったのだ。これは致命的な大問題。
独裁政権末期の情報統制じゃないのだから従来どおりの数値データ開示を
期待する。
■2月21日現在■13,455円(+802円)1.2%(-0.1%)1,928億口(+3億口)
2011年01月23日
さわかみファンド201101
2011年、卯年、ぴょんぴょん相場の始まりだ。
年明け元気よく始まった市場であるが早くも調整中。
まあ次の跳ねに備えての小休止と捉えよう。
なんたって今年は辰巳天井を前に何もしなくても盛り上がる年だ。
強気、強気で押し目を拾っていけば資産増は間違いない。
格言どおり、借金は辰己で返そうじゃないか!
今月の『さわかみファンド』の現金比率は0.3%増の1.3%。
定期購入12.4億口、スポット解約5.8億口で差し引き6.6億口の設定。
定期購入の安定感は相変わらず。何とも羨ましい集金システムだ。
こないだ偶然発見した(笑)
おっちゃんのブログ:澤上篤人の長期投資家日記
コメントに返事いただきました。『平均値狙いではなく、アクティブファンドとして
積極的に運用を展開していきます』と。コメント少なく寂しそうなので信者も
アンチも直接意見してみたらどうだろう。
■1月23日現在■12,653円(+124円)1.3%(+0.3%)1,925億口(+7億口)
年明け元気よく始まった市場であるが早くも調整中。
まあ次の跳ねに備えての小休止と捉えよう。
なんたって今年は辰巳天井を前に何もしなくても盛り上がる年だ。
強気、強気で押し目を拾っていけば資産増は間違いない。
格言どおり、借金は辰己で返そうじゃないか!
今月の『さわかみファンド』の現金比率は0.3%増の1.3%。
定期購入12.4億口、スポット解約5.8億口で差し引き6.6億口の設定。
定期購入の安定感は相変わらず。何とも羨ましい集金システムだ。
こないだ偶然発見した(笑)
おっちゃんのブログ:澤上篤人の長期投資家日記
コメントに返事いただきました。『平均値狙いではなく、アクティブファンドとして
積極的に運用を展開していきます』と。コメント少なく寂しそうなので信者も
アンチも直接意見してみたらどうだろう。
■1月23日現在■12,653円(+124円)1.3%(+0.3%)1,925億口(+7億口)
2010年12月23日
さわかみファンド201012
寅年の年末に向けて堅調な相場が続いている。
今月の『さわかみファンド』の現金比率は1.0%で微増。
定期購入11.8億口、スポット解約7.1億口で差し引き4.7億口の設定。
今年も残すところあと一週間となった。
『さわかみファンド』はこの一年で82億口の設定、総口数で4.5%成長した。
解約増の懸念もあったが、結局、今年も総口数を増やした。
いまだ月次ベースでの解約超過がない。羨ましい限りだ。
願わくば株式相場もこのように成長して欲しい。
今年の株式相場は、昨年末の上昇相場を引き継ぎ日経平均10,600円で始まり
堅調に推移。10%の調整を経て、四月に今年の高値、11,400円をつけた。
その後、ギリシャ債務問題を発端に円高、株安が進み、八月に8,800円の安値。
通貨安戦争に代表される各国の現金ジャブジャブ政策により、ようやく反発し、
現在、10,300円で歳の瀬をむかえようとしている。行って来いの成長なしだ。
来年の干支は卯。卯は跳ねる。今年達成できなかった12,000円なんて
低いこといわず、いっそのこと15,000円くらいまで跳ねてくださいな。
■12月23日現在■12,529円(+429円)1.0%(+0.1%)1,918億口(+4億口)
今月の『さわかみファンド』の現金比率は1.0%で微増。
定期購入11.8億口、スポット解約7.1億口で差し引き4.7億口の設定。
今年も残すところあと一週間となった。
『さわかみファンド』はこの一年で82億口の設定、総口数で4.5%成長した。
解約増の懸念もあったが、結局、今年も総口数を増やした。
いまだ月次ベースでの解約超過がない。羨ましい限りだ。
願わくば株式相場もこのように成長して欲しい。
今年の株式相場は、昨年末の上昇相場を引き継ぎ日経平均10,600円で始まり
堅調に推移。10%の調整を経て、四月に今年の高値、11,400円をつけた。
その後、ギリシャ債務問題を発端に円高、株安が進み、八月に8,800円の安値。
通貨安戦争に代表される各国の現金ジャブジャブ政策により、ようやく反発し、
現在、10,300円で歳の瀬をむかえようとしている。行って来いの成長なしだ。
来年の干支は卯。卯は跳ねる。今年達成できなかった12,000円なんて
低いこといわず、いっそのこと15,000円くらいまで跳ねてくださいな。
■12月23日現在■12,529円(+429円)1.0%(+0.1%)1,918億口(+4億口)
2010年11月21日
さわかみファンド201011
『寅、千里を走る』、日経平均は1万円をブレイク!年末に向け走り出した。
グローバルマネーの流れを観測すると、近年の信用危機を背景に
債券市場に過剰逃避していた資金が株式市場に戻りつつある。
証拠に日米の債券相場が天井を打ち、長期金利が上昇傾向にある。
米国に比べ遅れていた日本株式も完全に底打ちした。
世界的に債券売り、株式買いが大勢となっているのだ。
この流れは再び○○ショックがない限り簡単には止まらないだろう。
グローバルマネーの流れに逆らうな! 今は目を瞑ってでも買う相場である。
今月の『さわかみファンド』は定期購入11.0億口、スポット解約7.7億口で差し引き3.3億口の設定。現金比率は0.9%で変わらず。
相場回復に合わせて、やれやれの戻り解約とでもいうのだろうか、かなり大きなスポット解約が出た。
解約の原因として、日経平均に比較したパフォーマンスがここ半年で5%ほど落ちている点を指摘しておこう。上げ相場に乗るのはこのまま『さわかみファンド』でいいのか?疑問を感じるファンド仲間も出ているであろう。グローバルマネーの潮目、まさにその時に金融関連株の組み入れが無いのが痛い。
■11月21日現在■12,100円(+485円)0.9%(-0.0%)1,914億口(+3億口)
グローバルマネーの流れを観測すると、近年の信用危機を背景に
債券市場に過剰逃避していた資金が株式市場に戻りつつある。
証拠に日米の債券相場が天井を打ち、長期金利が上昇傾向にある。
米国に比べ遅れていた日本株式も完全に底打ちした。
世界的に債券売り、株式買いが大勢となっているのだ。
この流れは再び○○ショックがない限り簡単には止まらないだろう。
グローバルマネーの流れに逆らうな! 今は目を瞑ってでも買う相場である。
今月の『さわかみファンド』は定期購入11.0億口、スポット解約7.7億口で差し引き3.3億口の設定。現金比率は0.9%で変わらず。
相場回復に合わせて、やれやれの戻り解約とでもいうのだろうか、かなり大きなスポット解約が出た。
解約の原因として、日経平均に比較したパフォーマンスがここ半年で5%ほど落ちている点を指摘しておこう。上げ相場に乗るのはこのまま『さわかみファンド』でいいのか?疑問を感じるファンド仲間も出ているであろう。グローバルマネーの潮目、まさにその時に金融関連株の組み入れが無いのが痛い。
■11月21日現在■12,100円(+485円)0.9%(-0.0%)1,914億口(+3億口)
2010年10月24日
さわかみファンド201010
日経平均は9,500円をはさんだ小動きに落ち着いてきた。
円売り介入で82円台から86円目前まで戻した為替は1ヶ月持たず帳消し。
それどころか80円台の新値をつけるまで円高が進んだ。意外なのは日経が
このところの円高にそれほど反応しないこと。日銀のゼロ金利、量的緩和策が
効いているのか耐性が出てきたことだ。上にも下にも動かない綱引き状態。
いずれ、上下どちらかにブレイクしていくことだろう。
時期的には暴落の季節なのだが、今年は寅年だ。
『寅、千里を走る』、年末にかけて走るのだろうね。楽しみだ。
さて、『さわかみファンド』。
今月は定期購入11.7億口、スポット解約6.2億口で差し引き5.5億口の設定。
スポット解約が若干ではあるが増加傾向にある。
現金比率は0.9%、こちらはフルインベスト状態である。
日経平均で1万円をブレイクしてくれば来年、卯年の『跳ね』につながるのだが。
■10月24日現在■11,615円(-89円)0.9%(+0.6%)1,910億口(+5億口)
円売り介入で82円台から86円目前まで戻した為替は1ヶ月持たず帳消し。
それどころか80円台の新値をつけるまで円高が進んだ。意外なのは日経が
このところの円高にそれほど反応しないこと。日銀のゼロ金利、量的緩和策が
効いているのか耐性が出てきたことだ。上にも下にも動かない綱引き状態。
いずれ、上下どちらかにブレイクしていくことだろう。
時期的には暴落の季節なのだが、今年は寅年だ。
『寅、千里を走る』、年末にかけて走るのだろうね。楽しみだ。
さて、『さわかみファンド』。
今月は定期購入11.7億口、スポット解約6.2億口で差し引き5.5億口の設定。
スポット解約が若干ではあるが増加傾向にある。
現金比率は0.9%、こちらはフルインベスト状態である。
日経平均で1万円をブレイクしてくれば来年、卯年の『跳ね』につながるのだが。
■10月24日現在■11,615円(-89円)0.9%(+0.6%)1,910億口(+5億口)
2010年09月23日
さわかみファンド201009
日経平均は9,000円割れ後、9,600円台まで反発した。
日銀の6年半ぶり円売り介入が戻りに弾みをつけた格好だ。
先日『さわかみファンド』の第11期・運用報告書が届いた。
さっそく当期のパフォーマンスを検証してみた。
決算日 さわかみ 日経平均 (配当含・推測)
-------------------------------------------------------
2010.08.23 11,316 9,116.69 (9,272)
2009.08.24 12,879 10,581.05
-------------------------------------------------------
差分 -1,563 -1,464.36 (-1,309)
差分(%) -12.1 -13.8 (-12.4)
成績は12.1%のマイナス。残念な結果である。日経平均と比較してみる。
この間、日経平均の配当落ち分は155円(=9566×1.62%)ほどあったので
日経平均は実質-12.4%の成績。
『さわかみファンド』の成績はこれに比較して+0.3%、ほぼ同じである。
(ちなみに前回、第10期は同じく下落局面で+6.2%だった)
まあ、信託報酬(1%)分は自ら稼ぎ出した計算となっており
インデックス以上の負担をファンド仲間に強いることはなかった。
とりあえず解約を急ぐ理由は無く、まずまずの合格点であろう。
今月は定期購入12.2億口、スポット解約2.9億口で差し引き9.3億口の設定。
スポット解約がある程度に収まってくると、定期購入の威力は絶大である。
今や安定的な定期購入のおかげで成長していると言って過言でない。
定期購入の増減が『さわかみファンド』の成長を占うことになる。
ファンド仲間は定期購入額をどのように決めているのか?分析は重要だ。
多くは長期的に無理なく続けられる額に設定しているはず。
だからこそ、乱高下を繰り返す相場に対峙しても安定した資金供給源となっている。
では、定期購入額を減額するのはどういう局面だろうか?
取れん怒信者が想定するのは(1)収入減(2)支出増(3)評判。
(1)(2)はリストラ等、景気に左右される部分が残念ながらある。相場低迷時の減額は本当にもったいないが『さわかみファンド』の成長も景気次第である。(3)の基本はパフォーマンスであろう。運用方針に適当なベンチマークが存在しないと比較を拒否しているが、輸出企業を多く組み入れる『さわかみファンド』は日経平均との比較が最適と考える。日経平均を上回ってさえいれば安心できるのだ。第11期は日経平均とほぼ同じ成績であったが、相場下落局面では資産を守るのが本来のあるべき姿だ。なぜなら、レバレッジを掛けない以上、回復局面で日経平均を大きく上回ることは期待できないから。下落局面こそ運用の真価を発揮する場であったはずだ。そういう意味で今回は前回と異なりファンド仲間の資産を守ることができなかった。厳しい言い方だが下落局面で資金温存できなかったことが長期パフォーマンスに影を落とすだろう。回復局面で日経平均を下回る成績が続けばどんなに安定した資金であれ再考するはずだ。案外、成長は相場回復時に止まるのかも知れない。次に来る相場回復を単純に喜んでいられない事情が『さわかみファンド』にはあるのだ。
■9月23日現在■11,704円(+283円)0.3%(+0.0%)1,905億口(+9億口)
『さわかみファンド』が総合電機を買い戻している。
とりあえず売り切りは無かった。
まだ初動ではあるが東芝の買戻しは成功しているようだ。
終値 日立 東芝
昨年末 284 511
現在(9/22) 374 400
日銀の6年半ぶり円売り介入が戻りに弾みをつけた格好だ。
先日『さわかみファンド』の第11期・運用報告書が届いた。
さっそく当期のパフォーマンスを検証してみた。
決算日 さわかみ 日経平均 (配当含・推測)
-------------------------------------------------------
2010.08.23 11,316 9,116.69 (9,272)
2009.08.24 12,879 10,581.05
-------------------------------------------------------
差分 -1,563 -1,464.36 (-1,309)
差分(%) -12.1 -13.8 (-12.4)
成績は12.1%のマイナス。残念な結果である。日経平均と比較してみる。
この間、日経平均の配当落ち分は155円(=9566×1.62%)ほどあったので
日経平均は実質-12.4%の成績。
『さわかみファンド』の成績はこれに比較して+0.3%、ほぼ同じである。
(ちなみに前回、第10期は同じく下落局面で+6.2%だった)
まあ、信託報酬(1%)分は自ら稼ぎ出した計算となっており
インデックス以上の負担をファンド仲間に強いることはなかった。
とりあえず解約を急ぐ理由は無く、まずまずの合格点であろう。
今月は定期購入12.2億口、スポット解約2.9億口で差し引き9.3億口の設定。
スポット解約がある程度に収まってくると、定期購入の威力は絶大である。
今や安定的な定期購入のおかげで成長していると言って過言でない。
定期購入の増減が『さわかみファンド』の成長を占うことになる。
ファンド仲間は定期購入額をどのように決めているのか?分析は重要だ。
多くは長期的に無理なく続けられる額に設定しているはず。
だからこそ、乱高下を繰り返す相場に対峙しても安定した資金供給源となっている。
では、定期購入額を減額するのはどういう局面だろうか?
取れん怒信者が想定するのは(1)収入減(2)支出増(3)評判。
(1)(2)はリストラ等、景気に左右される部分が残念ながらある。相場低迷時の減額は本当にもったいないが『さわかみファンド』の成長も景気次第である。(3)の基本はパフォーマンスであろう。運用方針に適当なベンチマークが存在しないと比較を拒否しているが、輸出企業を多く組み入れる『さわかみファンド』は日経平均との比較が最適と考える。日経平均を上回ってさえいれば安心できるのだ。第11期は日経平均とほぼ同じ成績であったが、相場下落局面では資産を守るのが本来のあるべき姿だ。なぜなら、レバレッジを掛けない以上、回復局面で日経平均を大きく上回ることは期待できないから。下落局面こそ運用の真価を発揮する場であったはずだ。そういう意味で今回は前回と異なりファンド仲間の資産を守ることができなかった。厳しい言い方だが下落局面で資金温存できなかったことが長期パフォーマンスに影を落とすだろう。回復局面で日経平均を下回る成績が続けばどんなに安定した資金であれ再考するはずだ。案外、成長は相場回復時に止まるのかも知れない。次に来る相場回復を単純に喜んでいられない事情が『さわかみファンド』にはあるのだ。
■9月23日現在■11,704円(+283円)0.3%(+0.0%)1,905億口(+9億口)
『さわかみファンド』が総合電機を買い戻している。
とりあえず売り切りは無かった。
まだ初動ではあるが東芝の買戻しは成功しているようだ。
終値 日立 東芝
昨年末 284 511
現在(9/22) 374 400
2010年08月23日
2010年07月25日
さわかみファンド201007
日経平均11,000円どころか再び9,000円を目指す展開に陥ってしまった。
ユーロ圏の信用不安により86円台まで進んだ円高が原因だ。円はそんなに信用ある通貨なのか?タンス預金が投資効率の上位に躍り出る国も珍しい。
『さわかみファンド』の現金比率はとうとうマイナスになった。−0.2%、一時的であれ4億円ほど借金で株を買っている計算だ。今月も順調な資金流入を背景に強気の勝負を仕掛けている。世界で最も信用されている円を売って、世界で最も弱い日本株を購入。これがプロ。ヘッジファンド顔負けの投資行動である。株式市場が底抜けしないことを祈る。
■7月25日現在■11,694円(-551円)-0.2%(-0.8%)1,886億口(+13億口)
ユーロ圏の信用不安により86円台まで進んだ円高が原因だ。円はそんなに信用ある通貨なのか?タンス預金が投資効率の上位に躍り出る国も珍しい。
『さわかみファンド』の現金比率はとうとうマイナスになった。−0.2%、一時的であれ4億円ほど借金で株を買っている計算だ。今月も順調な資金流入を背景に強気の勝負を仕掛けている。世界で最も信用されている円を売って、世界で最も弱い日本株を購入。これがプロ。ヘッジファンド顔負けの投資行動である。株式市場が底抜けしないことを祈る。
■7月25日現在■11,694円(-551円)-0.2%(-0.8%)1,886億口(+13億口)
2010年06月23日
2010年05月23日
さわかみファンド201005
足元の景気が回復基調のなかで大幅急落。また悪夢がよぎる。
今回は欧州諸国の財政問題と米国の金融規制が原因らしい。
経済小国のギリシャ問題にユーロが動揺、円高、株安が進んだ。
やりたい放題の米国金融機関への規制強化観測もマイナス材料。
リーマン・ショック以降の大底からの上昇トレンドが怪しくなってきた。
そんな中で、『さわかみファンド』が粘り強さを発揮している。
解約超過を回避しているのだ。先月、10.1億口あったスポット解約が
2.8億口に減少、今月は8.0億口の設定を記録した。
また現金比率は0.6%に大幅低下。組み入れタイミングがちょっと
早かった感もあるが、相場下落過程での『ごきげん買い』が復活した。
解約超過を目前に最後の大勝負!?この積極姿勢は評価していいだろう。
救命ボートを準備する前に祈ろう。上昇トレンドが崩れないことを。。。
■5月23日現在■12,248円(-1,311円)0.6%(-2.7%)1,861億口(+8億口)
今回は欧州諸国の財政問題と米国の金融規制が原因らしい。
経済小国のギリシャ問題にユーロが動揺、円高、株安が進んだ。
やりたい放題の米国金融機関への規制強化観測もマイナス材料。
リーマン・ショック以降の大底からの上昇トレンドが怪しくなってきた。
そんな中で、『さわかみファンド』が粘り強さを発揮している。
解約超過を回避しているのだ。先月、10.1億口あったスポット解約が
2.8億口に減少、今月は8.0億口の設定を記録した。
また現金比率は0.6%に大幅低下。組み入れタイミングがちょっと
早かった感もあるが、相場下落過程での『ごきげん買い』が復活した。
解約超過を目前に最後の大勝負!?この積極姿勢は評価していいだろう。
救命ボートを準備する前に祈ろう。上昇トレンドが崩れないことを。。。
■5月23日現在■12,248円(-1,311円)0.6%(-2.7%)1,861億口(+8億口)
2010年04月25日
2010年02月21日
2010年01月24日
さわかみファンド201001
株式市場続伸であるが、『さわかみファンド』は月次ベースの
解約超過へ、いよいよ秒読み開始である。
今月はボーナス資金での購入月にあたり、定期購入こそ
14.1億口を集めたが、連日のスポット解約が12.1億口
にも達し、差し引き2.0億口の設定に留まった。
解約に備えたのであろうか、現金比率も4.2%に急増!
あわせて組入銘柄の大リストラが始まっている。
例えば東芝の組み入れは260万株から50万株に一気に減少。
210万株、11億円相当のごめんなさい売りである。
市場は順調であるがファンド内部は動揺しているようだ。
■1月24日現在■12,917円(+477円)4.2%(+2.6%)1,838億口(+2億口)
★東芝=ごめんなさい売り=210万株、11億円相当!
解約超過へ、いよいよ秒読み開始である。
今月はボーナス資金での購入月にあたり、定期購入こそ
14.1億口を集めたが、連日のスポット解約が12.1億口
にも達し、差し引き2.0億口の設定に留まった。
解約に備えたのであろうか、現金比率も4.2%に急増!
あわせて組入銘柄の大リストラが始まっている。
例えば東芝の組み入れは260万株から50万株に一気に減少。
210万株、11億円相当のごめんなさい売りである。
市場は順調であるがファンド内部は動揺しているようだ。
■1月24日現在■12,917円(+477円)4.2%(+2.6%)1,838億口(+2億口)
★東芝=ごめんなさい売り=210万株、11億円相当!
2009年12月23日
さわかみファンド200912
市場はドバイショックを織り込み大幅反発。
一時84円まで進んだ円高も現在は91円台に戻している。
この強い流れ、当面、弱気は厳禁であろう。
『さわかみファンド』の現金比率は1.6%に低下している。
従来は無かった反発局面での『ごきげん買い』。お見事である。
スポット解約は相変わらずだが、定期購入がしっかり根づいている。
結局この一年で150億口の設定、総口数で9%の増加となった。
デフレであっても『さわかみファンド』の総口数だけは右肩上がり。
不況知らずの勢いに恐れ入った。
今年の株式相場は、三月の日経平均7千円を大底に力強く反発、
八月に1万1千円直前まで戻した。その後、9千円まで調整したが
現在は再び1万円を回復している。大底探しの下げから底値確認、
自律反発の一年であった。リーマンショック前の水準、1万2千円の
回復は来年に持ち越しである。
さて、来年の干支は寅。
丑はつまづき、寅千里を走り、卯は跳ねる。そして再び辰巳天井へ。
4年続く上昇相場の初年にあたる。大相場の初動。大いに期待したい。
■12月23日現在■12,440円(+1,470円)1.6%(-2.3%)1,836億口(+5億口)
一時84円まで進んだ円高も現在は91円台に戻している。
この強い流れ、当面、弱気は厳禁であろう。
『さわかみファンド』の現金比率は1.6%に低下している。
従来は無かった反発局面での『ごきげん買い』。お見事である。
スポット解約は相変わらずだが、定期購入がしっかり根づいている。
結局この一年で150億口の設定、総口数で9%の増加となった。
デフレであっても『さわかみファンド』の総口数だけは右肩上がり。
不況知らずの勢いに恐れ入った。
今年の株式相場は、三月の日経平均7千円を大底に力強く反発、
八月に1万1千円直前まで戻した。その後、9千円まで調整したが
現在は再び1万円を回復している。大底探しの下げから底値確認、
自律反発の一年であった。リーマンショック前の水準、1万2千円の
回復は来年に持ち越しである。
さて、来年の干支は寅。
丑はつまづき、寅千里を走り、卯は跳ねる。そして再び辰巳天井へ。
4年続く上昇相場の初年にあたる。大相場の初動。大いに期待したい。
■12月23日現在■12,440円(+1,470円)1.6%(-2.3%)1,836億口(+5億口)
2009年11月29日
さわかみファンド200911
昨年のリーマンショックの悪夢再来か?大幅続落。
ドバイショックに84円台の円高。二番底を探る展開となっている。
さわかみファンドの現金比率はごきげん買い復活で3.9%に低下。
先月まで続いた連日の解約は今月途切れたが、解約額は依然高水準である。
定期購入12.9億口に対して、スポット取引は7.7億口の解約超過。
解約が止まらない。スポット解約は定期購入の6割まで迫ってきた。
今月は差し引き5.2億口の設定となったが、月次トータルでの
解約超過も時間の問題ではなかろうか。
■11月29日現在■10,970円(-1,476円)3.9%(-1.8%)1,831億口(+5億口)
ドバイショックに84円台の円高。二番底を探る展開となっている。
さわかみファンドの現金比率はごきげん買い復活で3.9%に低下。
先月まで続いた連日の解約は今月途切れたが、解約額は依然高水準である。
定期購入12.9億口に対して、スポット取引は7.7億口の解約超過。
解約が止まらない。スポット解約は定期購入の6割まで迫ってきた。
今月は差し引き5.2億口の設定となったが、月次トータルでの
解約超過も時間の問題ではなかろうか。
■11月29日現在■10,970円(-1,476円)3.9%(-1.8%)1,831億口(+5億口)
2009年10月25日
2009年09月22日
さわかみファンド200909
小反落。民主党への政権交代をはさんで一服している。
先日、第10期の運用報告書が届いた。今期はリーマンショックに始まった
経済混乱により散々な運用環境であったものの、騰落率を比較すると
●さわかみ -9.8%
●日経平均 -17.8%
なんと、さわかみファンドはファンド仲間の財産を守っていてくれた。配当が
1.8%程度あったので差し引き6.2%ほど日経平均をアウトパフォームした計算。
大きなファンドに成長したにも関わらずインデックスを上回る今期の成績は
取れん怒信者の予想をいい意味で裏切った。すばらしい成績である。
素直に評価したい。これからも安心して航海が続けられそうだ。
ただし、好調な成績に反して、ここに来て連日の解約が気になる。
定期購入を除いたスポット購入は今月も4億4千万口の解約超過なのだ。
やはりインデックスに回帰すると考えての下船だろうか?
■9月22日現在■12,723円(-156円)4.4%(+0.2%)1,819億口(+8億口)
先日、第10期の運用報告書が届いた。今期はリーマンショックに始まった
経済混乱により散々な運用環境であったものの、騰落率を比較すると
●さわかみ -9.8%
●日経平均 -17.8%
なんと、さわかみファンドはファンド仲間の財産を守っていてくれた。配当が
1.8%程度あったので差し引き6.2%ほど日経平均をアウトパフォームした計算。
大きなファンドに成長したにも関わらずインデックスを上回る今期の成績は
取れん怒信者の予想をいい意味で裏切った。すばらしい成績である。
素直に評価したい。これからも安心して航海が続けられそうだ。
ただし、好調な成績に反して、ここに来て連日の解約が気になる。
定期購入を除いたスポット購入は今月も4億4千万口の解約超過なのだ。
やはりインデックスに回帰すると考えての下船だろうか?
■9月22日現在■12,723円(-156円)4.4%(+0.2%)1,819億口(+8億口)
2009年08月24日
2009年07月20日
2009年06月24日
2009年05月24日
2009年04月19日
さわかみファンド200904
大幅続伸!市場に明るさが戻ってきた。
新年度からの給与カットに怯えながら、どうやって生活防衛しようか
思案中のサラリーマンも多いのではなかろうか?4月の給与明細が届くと
消費者心理の萎縮が現実問題として今の不況に拍車をかけるだろう。
こんな不況の中、株価がするすると上昇している。まさに不況の株高だ。
さわかみファンドの現金比率は6.0%に大幅上昇した。
定期購入を除いたスポット購入は2億6千万口の解約超過である。
解約に備えたのも重なってか、今月は差し引き36億円ほど組み入れ
株を売却したようだ。
この局面での現金比率の上昇には不満あるが、動きが出てきたことは
素直に歓迎したい。運用体制強化!?澤上龍がんばれ!
■4月19日現在■10,703円(+1,318円)6.0%(+3.0%)1,762億口(+14億口)
新年度からの給与カットに怯えながら、どうやって生活防衛しようか
思案中のサラリーマンも多いのではなかろうか?4月の給与明細が届くと
消費者心理の萎縮が現実問題として今の不況に拍車をかけるだろう。
こんな不況の中、株価がするすると上昇している。まさに不況の株高だ。
さわかみファンドの現金比率は6.0%に大幅上昇した。
定期購入を除いたスポット購入は2億6千万口の解約超過である。
解約に備えたのも重なってか、今月は差し引き36億円ほど組み入れ
株を売却したようだ。
この局面での現金比率の上昇には不満あるが、動きが出てきたことは
素直に歓迎したい。運用体制強化!?澤上龍がんばれ!
■4月19日現在■10,703円(+1,318円)6.0%(+3.0%)1,762億口(+14億口)
2009年02月22日
2009年01月21日
さわかみファンド200901
年末、年始こそ高かったが再び軟調な展開になっている。
市場は合成の誤謬に陥っている世界経済の出口をいまだ見つけてないようだ。
今晩はオバマ大統領の就任式である。
ケネディ大統領以来もっとも注目される就任演説になるであろう。
『国に頼るな!国を支えよ!我々ならできる!!』
こんなところか?いづれにせよ、些細なことしか議論できない
ちんけな政治家とはスケールが違うことを見せ付けられる。
日本にもこんな指導者が現れないものか。
さわかみファンドの定期購入は22億3千万口、設定以来最高を記録した。
一方、定期購入を除いたスポット注文は2億2千万口の解約超過である。
現金比率は3.3%に大幅上昇。流入資金を全額プールするのみならず
組み入れ株式の売却に動いた。
この水準で売却とはいかに?ごきげん買いよ戻って来い。
■1月20日現在■9,474円(+32円)3.3%(+1.4%)1,706億口(+20億口)
市場は合成の誤謬に陥っている世界経済の出口をいまだ見つけてないようだ。
今晩はオバマ大統領の就任式である。
ケネディ大統領以来もっとも注目される就任演説になるであろう。
『国に頼るな!国を支えよ!我々ならできる!!』
こんなところか?いづれにせよ、些細なことしか議論できない
ちんけな政治家とはスケールが違うことを見せ付けられる。
日本にもこんな指導者が現れないものか。
さわかみファンドの定期購入は22億3千万口、設定以来最高を記録した。
一方、定期購入を除いたスポット注文は2億2千万口の解約超過である。
現金比率は3.3%に大幅上昇。流入資金を全額プールするのみならず
組み入れ株式の売却に動いた。
この水準で売却とはいかに?ごきげん買いよ戻って来い。
■1月20日現在■9,474円(+32円)3.3%(+1.4%)1,706億口(+20億口)
2008年12月21日
さわかみファンド200812
今月は底練りから反発、小動きの展開だった。この間、日経平均は+8.6%
の反発も、さわかみは+0.1%止まり。パフォーマンスに寂しさを感じる。
連日、ビッグ3問題、実体経済の悪化、雇用問題、利下げ幅、円高、財政
出動規模、当局の稚拙な対応など、不安報道のオンパレードだ。
こんな不安な世の中に誰がしたと嘆きたい。ただ冷静に相場を見て欲しい。
下げないのである。大きくは上げないにしても、時々の反落、底練りから
確実に下値を切り上げている。金融不安解消後の実体経済悪化は相当な
水準まで織り込み済みだったことが確認できる。
ファンド仲間の定期購入は高水準(21億8千万口)ながら、スポット注文は
再び解約超過に転じた。小規模な解約(5千万口)ではあるが、まだ今回の
相場に自信を持ってないようである。
今年は子年、繁栄の年だったはず。年初に急落で始まったものの、日経平均は
1万4千円あった。3月の1万1千円を底に、6月には1万4千円を回復した。
それが想像を絶する暴落。10月にザラバで瞬間7千円割れ。わずか4ヶ月で
半値以下になった。特に10月の連日千円規模の暴落には恐怖すら感じた。
信用収縮を身をもって体感。資産は繁栄どころか半減したが百年に一度の
金融危機で破産しないのは幸運なことだ。多くを学んだ一年であった。
来年は丑年。子は繁栄、丑はつまづき、寅千里を走り、卯は跳ねる。
さて?心配がつきない。
■12月21日現在■9,442円(+8円)1.9%(-0.2%)1,686億口(+21億口)
の反発も、さわかみは+0.1%止まり。パフォーマンスに寂しさを感じる。
連日、ビッグ3問題、実体経済の悪化、雇用問題、利下げ幅、円高、財政
出動規模、当局の稚拙な対応など、不安報道のオンパレードだ。
こんな不安な世の中に誰がしたと嘆きたい。ただ冷静に相場を見て欲しい。
下げないのである。大きくは上げないにしても、時々の反落、底練りから
確実に下値を切り上げている。金融不安解消後の実体経済悪化は相当な
水準まで織り込み済みだったことが確認できる。
ファンド仲間の定期購入は高水準(21億8千万口)ながら、スポット注文は
再び解約超過に転じた。小規模な解約(5千万口)ではあるが、まだ今回の
相場に自信を持ってないようである。
今年は子年、繁栄の年だったはず。年初に急落で始まったものの、日経平均は
1万4千円あった。3月の1万1千円を底に、6月には1万4千円を回復した。
それが想像を絶する暴落。10月にザラバで瞬間7千円割れ。わずか4ヶ月で
半値以下になった。特に10月の連日千円規模の暴落には恐怖すら感じた。
信用収縮を身をもって体感。資産は繁栄どころか半減したが百年に一度の
金融危機で破産しないのは幸運なことだ。多くを学んだ一年であった。
来年は丑年。子は繁栄、丑はつまづき、寅千里を走り、卯は跳ねる。
さて?心配がつきない。
■12月21日現在■9,442円(+8円)1.9%(-0.2%)1,686億口(+21億口)
2008年11月23日
さわかみファンド200811
続落だが米国発の金融不安もいよいよ大詰め。
米銀行資産規模で長年首位、世界最大手の銀行であったシティグループに
身売り検討の報道が聞こえてきた。米大手銀行再編に至り、いよいよ大底
である。今後、GM問題等、実体経済は悪くなるが不況の株高を予想する。
金融総本山がかたずけば何を材料に下げるのか?
実体経済の悪化確認は相場から見れば遅行指標に過ぎない。
ファンド仲間のスポット買いも定期購入と肩を並べるレベル(18億口)に
戻ってきた。一方、現金比率は2.1%に増加。またも消極的な組み入れ。
いつものごきげん買い復活に期待したい。
■11月23日現在■9,434円(-845円)2.1%(+0.8%)1,665億口(+36億口)
米銀行資産規模で長年首位、世界最大手の銀行であったシティグループに
身売り検討の報道が聞こえてきた。米大手銀行再編に至り、いよいよ大底
である。今後、GM問題等、実体経済は悪くなるが不況の株高を予想する。
金融総本山がかたずけば何を材料に下げるのか?
実体経済の悪化確認は相場から見れば遅行指標に過ぎない。
ファンド仲間のスポット買いも定期購入と肩を並べるレベル(18億口)に
戻ってきた。一方、現金比率は2.1%に増加。またも消極的な組み入れ。
いつものごきげん買い復活に期待したい。
■11月23日現在■9,434円(-845円)2.1%(+0.8%)1,665億口(+36億口)
2008年10月20日
さわかみファンド200810
米国発の金融不安で暴落。
米国が公的資本注入を言及するに至り、一方的な下落は一時的にしろ止まった。あとは実体経済の悪化に対して財政出動を催促する相場が予想される。市場の動揺が収まるか、いまだ予断を許さない状況である。
さわかみファンドの定期購入は基準価額下落の影響もあり22億3千万口、設定以来最高を記録した。定期購入日を境に解約が収まり、以降スポット買いに転じている。総口数は22億0千万口増。わずかに解約超過だが、ほぼ解約とスポット買いは均衡している。現金比率は1.3%に微増。解約がトラウマになったのか消極的な組み入れにとどまった。
■10月20日現在■10,279円(-2,960円)1.3%(+0.4%)1,629億口(+22億口)
米国が公的資本注入を言及するに至り、一方的な下落は一時的にしろ止まった。あとは実体経済の悪化に対して財政出動を催促する相場が予想される。市場の動揺が収まるか、いまだ予断を許さない状況である。
さわかみファンドの定期購入は基準価額下落の影響もあり22億3千万口、設定以来最高を記録した。定期購入日を境に解約が収まり、以降スポット買いに転じている。総口数は22億0千万口増。わずかに解約超過だが、ほぼ解約とスポット買いは均衡している。現金比率は1.3%に微増。解約がトラウマになったのか消極的な組み入れにとどまった。
■10月20日現在■10,279円(-2,960円)1.3%(+0.4%)1,629億口(+22億口)
2008年09月20日
さわかみファンド200809
米金融混乱で大幅続落。リーマン・ブラザーズ破綻、メリルリンチ買収、AIG危機。
米証券、保険が動揺している。動きは速い。日本に倣えば最後に銀行が逝くはず。
今月も定期購入は14億0千万口あるが、総口数は9億2千万口増どまり。解約が
スポット買いを上回った。4億8千万口の解約超過。ファンド仲間のスポット売買の
投資行動は正しいのだろうか?おっちゃん提唱の長期投資とは全く逆の行動だ。
定期購入はそれなりの水準を保っているのでファンドを見限った動きではない。
ファンド仲間が相場下手糞なだけかも知れない。
■9月19日現在■13,239円(-785円)0.9%(+0.4%)1,607億口(+9億口)
米証券、保険が動揺している。動きは速い。日本に倣えば最後に銀行が逝くはず。
今月も定期購入は14億0千万口あるが、総口数は9億2千万口増どまり。解約が
スポット買いを上回った。4億8千万口の解約超過。ファンド仲間のスポット売買の
投資行動は正しいのだろうか?おっちゃん提唱の長期投資とは全く逆の行動だ。
定期購入はそれなりの水準を保っているのでファンドを見限った動きではない。
ファンド仲間が相場下手糞なだけかも知れない。
■9月19日現在■13,239円(-785円)0.9%(+0.4%)1,607億口(+9億口)
2008年08月24日
2008年07月20日
2008年06月20日
さわかみファンド200806
今月は3月から上げ相場も一服、調整の月であった。
現金比率は2.0%に微減の小動きだが、総口数にまたもや不可解な動きがあった。
3月21日(金)の9億1千万口(12億6千万円相当)の資産減少に続いて
6月13日(金)の6億9千万口(10億9千万円相当)の資産減少。
さわかみファンドにいったい何が起きているのか?
なぜ四半期末に10億円規模の資産減少が起きるのだろう。解約?資産の移管?
大口は現物株に交換みたいなことが出来るのかな?
謎は深まるが、この影響を受け今月の総口数は7億口の増加にとどまった。
■6月20日現在■15,618円(-317円)2.0%(-0.2%)1,566億口(+7億口)
現金比率は2.0%に微減の小動きだが、総口数にまたもや不可解な動きがあった。
3月21日(金)の9億1千万口(12億6千万円相当)の資産減少に続いて
6月13日(金)の6億9千万口(10億9千万円相当)の資産減少。
さわかみファンドにいったい何が起きているのか?
なぜ四半期末に10億円規模の資産減少が起きるのだろう。解約?資産の移管?
大口は現物株に交換みたいなことが出来るのかな?
謎は深まるが、この影響を受け今月の総口数は7億口の増加にとどまった。
■6月20日現在■15,618円(-317円)2.0%(-0.2%)1,566億口(+7億口)
2008年05月20日
2008年04月20日
さわかみファンド200804
先月、総悲観の見通しを述べたが、さわかみファンドに歴史的な動きがあった。
観測に誤りが無ければ3月24日(約定日21日)に設定以来最大の解約が出た。
実に9億1千万口(12億6千万円相当)の解約。
ファンド仲間(個人投資家)の解約集中は考えにくい。法人の期末要因か?
いずれにせよビックリする程の大きな解約、大きな動きである。
反発局面での解約、パニック売りでは無いと思うが、資金が必要だったのだろう。
この日以来、相場は堅調に推移、下値を切り上げている。下降トレンド転換か!?
現金比率は1.4%に上昇、解約に備え組入株を厚めに売却したようだ。
今月の総口数は過去最大の解約の影響を受け6億口の増加にとどまった。
■4月20日現在■14,719円(+1,204円)1.4%(+0.8%)1,545億口(+6億口)
観測に誤りが無ければ3月24日(約定日21日)に設定以来最大の解約が出た。
実に9億1千万口(12億6千万円相当)の解約。
ファンド仲間(個人投資家)の解約集中は考えにくい。法人の期末要因か?
いずれにせよビックリする程の大きな解約、大きな動きである。
反発局面での解約、パニック売りでは無いと思うが、資金が必要だったのだろう。
この日以来、相場は堅調に推移、下値を切り上げている。下降トレンド転換か!?
現金比率は1.4%に上昇、解約に備え組入株を厚めに売却したようだ。
今月の総口数は過去最大の解約の影響を受け6億口の増加にとどまった。
■4月20日現在■14,719円(+1,204円)1.4%(+0.8%)1,545億口(+6億口)
2008年03月20日
2008年02月19日
2008年01月19日
さわかみファンド200801
子年は繁栄の年であるが、昨年7月高値からの下げ相場が継続し、年初から
下げが加速している。こんな相場環境の中、ファンドは現金比率1.0%まで
買い進んだ。記録更新である。今月の総口数は21億口増加、こちらも順調。
ボーナス月の定期購入日である16日には一日で16億2千万口を設定、過去
最大を記録した。ただ約定日の15日が急落の前日であったのが悔やまれる。
現金比率については、日銀の金融政策じゃあるまいし、1%水準での微動は
ファンドの運用成績には影響しない。下げ相場、当面は死んだふりで通用する
だろうが、インデックスファンドとの差別化、信託報酬の負担が問題になる。
対インデックス戦の勝利にはなんとしても現金比率を上げる必要がある。
難問だ。
■1月19日現在■15,310円(-1,636円)1.0%(-0.7%)1,494億口(+21億口)
下げが加速している。こんな相場環境の中、ファンドは現金比率1.0%まで
買い進んだ。記録更新である。今月の総口数は21億口増加、こちらも順調。
ボーナス月の定期購入日である16日には一日で16億2千万口を設定、過去
最大を記録した。ただ約定日の15日が急落の前日であったのが悔やまれる。
現金比率については、日銀の金融政策じゃあるまいし、1%水準での微動は
ファンドの運用成績には影響しない。下げ相場、当面は死んだふりで通用する
だろうが、インデックスファンドとの差別化、信託報酬の負担が問題になる。
対インデックス戦の勝利にはなんとしても現金比率を上げる必要がある。
難問だ。
■1月19日現在■15,310円(-1,636円)1.0%(-0.7%)1,494億口(+21億口)
2007年12月19日
さわかみファンド200712
現金比率1.7%は先月から変わらず。総口数18億口増も通常月より少し
多いくらいに落ち着いてきた。一旦反発し勝利を収めたかに見えた相場は
ここにきて再び下値模索の展開になっている。全く元気が出ない。
今年は上海急落から反発までの前半はよかったが、後半はサブプライム
ローン問題に振り回され軟調に推移した。格言どおり身動き取れず、
思考停止、固まった一年だったのかも。来年は繁栄だ!!
【株式相場の格言】
辰巳(たつみ)天井、午(うま)しり下がり、未(ひつじ)辛抱、
申酉(さるとり)騒ぐ。戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる、
子(ね)は繁栄、丑(うし)はつまづき、寅(とら)千里を走り、
卯(うさぎ)は跳ねる。
●日経平均の推移
2000年(辰)20,833円(高値)辰巳天井
2001年(巳)14,556円(高値)辰巳天井
2002年(午) 8,197円(安値)午しり下がり
2003年(未) 7,603円(安値)未辛抱
2004年(申)12,195円(高値)申酉騒ぐ
2005年(酉)16,445円(高値)申酉騒ぐ
2006年(戌)17,563円(高値)戌は笑い
2007年(亥)14,670円(安値)亥固まる
2008年(子) ?円(高値)子は繁栄
■12月18日現在■16,946円(-103円)1.7%(-0.0%)1,473億口(+18億口)
多いくらいに落ち着いてきた。一旦反発し勝利を収めたかに見えた相場は
ここにきて再び下値模索の展開になっている。全く元気が出ない。
今年は上海急落から反発までの前半はよかったが、後半はサブプライム
ローン問題に振り回され軟調に推移した。格言どおり身動き取れず、
思考停止、固まった一年だったのかも。来年は繁栄だ!!
【株式相場の格言】
辰巳(たつみ)天井、午(うま)しり下がり、未(ひつじ)辛抱、
申酉(さるとり)騒ぐ。戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる、
子(ね)は繁栄、丑(うし)はつまづき、寅(とら)千里を走り、
卯(うさぎ)は跳ねる。
●日経平均の推移
2000年(辰)20,833円(高値)辰巳天井
2001年(巳)14,556円(高値)辰巳天井
2002年(午) 8,197円(安値)午しり下がり
2003年(未) 7,603円(安値)未辛抱
2004年(申)12,195円(高値)申酉騒ぐ
2005年(酉)16,445円(高値)申酉騒ぐ
2006年(戌)17,563円(高値)戌は笑い
2007年(亥)14,670円(安値)亥固まる
2008年(子) ?円(高値)子は繁栄
■12月18日現在■16,946円(-103円)1.7%(-0.0%)1,473億口(+18億口)
2007年11月18日
さわかみファンド200711
現金比率1.7%!!とうとう1%台に突入、本気モードである。
ファンドマネージャー澤上龍の英断に敬意を表したい。
定期積み立ても今月は13億口を超え記録更新。その後も連日1億口超
の設定が続いている。なんとも勇ましいファンド仲間だ。
米住宅ローン問題の評価損は小出しに報道されるものの、損失の全体
規模はいまだ確定せず。株式市場は国内外ともに軟調に推移している。
こんな市場環境にあって、果敢に立ち向かうファンド、投資家たち。
本当に大丈夫か?さわかみ流の長期投資も重大な局面を迎えた可能性
がある。ファンドの興廃この一戦にあり。鬼畜インデックス!!
いずれにせよ短期決戦になりそうだ。
対米英開戦記念日を前に応援歌:一、二、三、四。
■11月17日現在■17,049円(-1,585円)1.7%(-2.7%)1,455億口(+23億口)
ファンドマネージャー澤上龍の英断に敬意を表したい。
定期積み立ても今月は13億口を超え記録更新。その後も連日1億口超
の設定が続いている。なんとも勇ましいファンド仲間だ。
米住宅ローン問題の評価損は小出しに報道されるものの、損失の全体
規模はいまだ確定せず。株式市場は国内外ともに軟調に推移している。
こんな市場環境にあって、果敢に立ち向かうファンド、投資家たち。
本当に大丈夫か?さわかみ流の長期投資も重大な局面を迎えた可能性
がある。ファンドの興廃この一戦にあり。鬼畜インデックス!!
いずれにせよ短期決戦になりそうだ。
対米英開戦記念日を前に応援歌:一、二、三、四。
■11月17日現在■17,049円(-1,585円)1.7%(-2.7%)1,455億口(+23億口)