2024年04月18日

ビニールハウス



 教育大のKさんから招待券を戴いていたので、KBCシネマに19日までという限定で行ってきたのがこの映画。Kさんのおかげで映画チェックができて、気になっていたこの韓国映画に足を運ぶことができました。ラッキー!やっぱり、聞くと観るとでは大違いですからね、いつも映画は。貧困・格差、高齢者といったざまざまな社会問題を絡みあわせて、サスペンスとして魅せる韓国映画ってすごすぎます。深刻な場面で笑えたりするし。

 現社会は、この「悲劇」に誰でも陥る可能性があるということを、描ききっているのかな。「悲劇」に陥る人は、仕事がないとか金がないとかいう貧困者ではなく、真面目に働いてる、心優しき小市民という普通の人たちだったりなのかと、突きつけられます。




「ビニールハウス」


ビニールハウスに暮らすムンジョンの夢は、少年院にいる息子と再び一緒に暮らすこと。引っ越し資金を稼ぐために盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働いている。そんなある日、風呂場で突然暴れ出したファオクが、ムンジョンとの揉み合いの最中に床に後頭部を打ちつけ、そのまま息絶えてしまう。ムンジョンは息子との未来を守るため、認知症の自分の母親を連れて来て、ファオクの身代わりに据える。絶望の中で咄嗟に下したこの決断は、さらなる取り返しのつかない悲劇を招き寄せるのだった——。


uimaki1957 at 10:28|PermalinkComments(0)

2024年04月17日

となりのおばちゃん久々




 となりのおばちゃんとの関係ができてから10年近い。
 当初、仕事を辞めて一気に体調というか生活を崩してしまったおばちゃんが、その後の高齢者生活にとまどいながらここまで来たのだけれど、その過程を傍で見ていたといったほうがいいかなと思えるような長い濃いつきあいとなっていたことに、しみじみ気がつく。

 それでも、何度かの山を谷を乗り越えて、ここんとこ一定の落ち着きを見せていたところ、久々の夜遅くの電話にちょっと怯えたけど(笑)結果は、オーライだったかな。
 朝になって気になったので電話をすると、「ごめんね夜遅くに、姉ちゃんに相談したいことがあったけど、なんやったかね」というので、忘れる程度ならもういいと、早めに切り上げようとしたわけですが。切ったあとまた電話がかかってきて、思い出したという。

 いきいき(地域包括)センター経由で、お金の管理を社会福祉協議会のほうに頼んでいた、それがうまくいって、今日、その人が来るということで、ちょっと不安なことがあったらしいので、なんも心配することはないよと、強く念をおしました(笑

 よっしゃ!やっとこれで落ち着いたかなと。その話は、その直後いきいきセンターのいつもの担当者から電話があり、話はずれていないことがわかり、担当者の話とおばちゃんの話は一致していたのです、よしゃ(笑)。
 担当者も、「お世話になりました、安心しましたので報告させていただきました」と、ほっと一息の様子だった。これから、年はとっていく一方なので、介護保険の枠内での適用をよろしくと改めてお願いしておきました。

 昨年の今頃は、ややボケ状態で、どうなることやらと思っていたおばちゃんですが、なんだか少し落ち着いて、普通に年を重ねていってるようす。決して元気になどならないけど、まあ、順調に老いてるから、ま、いっか!と安心したしだいでした。もう、当初の頃のおばちゃんの年を私が越えているのだから、私も介護保険適用してもらおうかな(笑)はい、みなさん、お互い様です。





uimaki1957 at 17:31|PermalinkComments(0) 生き方おしゃべり系 

2024年04月14日

美化活動での出会い



2024.4.13美化活動1


2024.4.13美化活動2




 
























続けていれば何かが変わる・・・変えることができる、そう、言い聞かせてさまざまな課題に取り組んでいる人たちが、まま、いるわけで、私もその端くれではあるだろうけど。
 朝鮮学校を支援する会が今年で10年、この美化活動も10回くらいを数えるのだろう。年一回の美化活動ひとつとってみても、継続することでさまざまな変化やつながりなど得るものがあったように思えた。それも続けてきたからこそしみじみ思える、昨日は、そんな一日だったかな。
 当初はただ花壇をきれいにして掃除するだけって何?続けていてもマンネリ?という気持ちが多少なりともなかったわけではない。しかし、確実に毎年1回美化活動は継続し、人が集まり、学校を知り、先生たちを知り、さまざまなところから人が集まっては、掃除をして、焼肉を食べ交流をしたのだった。

 この朝鮮学校という場で、さまざまな人と出会ったが、「さまざまな」人たちは、なぜここに集うのだろうかと。昨日も参加した方々は、口々に楽しかった、また来たい、とおっしゃっておりました。そして、支援する会そのものは、担っている人たちは、高齢化し、なかなか次世代を見いだせなかったりするわけですが、このような場に来てくれる人たち、新しく出会う人たちの中には、中学生から始まって、20代、30代という若い年代の人たちがやってくるのです。
 それだけで、このような社会状況で10年継続してきたことの意義は深いですね。
 もう、そんな「さまざまな人たち」に出会えるなんて期待してなかった自分もいますから。「さまざまな人たち」は、さまざまでありながら同じ想いを共有してる、この社会でしっかりと生きてる人たち・・・。出会うべくして出会うことができたのだけど。

 学校は運営自体本当に大変な状況で、人的にも経済的にもぎりぎりというかいっぱいいっぱいな中で、それでも一人ひとりの先生たちの気迫というか熱意には頭が下がります。年に1回の美化活動でわかることなんてちっぽけなことかもしれないけど、やっぱり直接会って、一緒に作業や掃除をしてふれあいながら過ごすことの大事さを今だからこそ感じます。


 あ、私は、一人でおにぎりを40個くらい握ったら、ものすごおく褒められました(笑)
 形がそろってるとか、早いとか、そんなことで褒められるなんてー!(笑)
 まだまだがんばりますよ!美化活動!(笑)

 わがベランダも新緑の季節、アジサイにも芽が!

12024.4.14新緑のベランダ


2024.4.14アジサイの芽
 



uimaki1957 at 16:10|PermalinkComments(0) 『市民』運動 

2024年04月11日

三日月プチ登山

 昨年来からの懸案だった三日月山登山。近くに住む「排外主義にNO!」友達のS子さんが毎週登ってるとかなんとか言ってて、マジ?とか思って、気候のいいときに行こうと言ってたけど、昨年はかなわず。私としては、たぶん登山はできるけど、ふもとというか登山口までの自転車が無理とか思ってたわけなんですね。今回は、まあ、天気もいいし、行ってみるかと決意を新たにし(?)S子さんの後ろをちんたらと着いて行ったというわけ。

 いやあ、リフレッシュ!!
 小さな山だけど、登山したっていう満足感もあったりして、なんと言っても自然の中に身をおいて、木々の木漏れ日にあたりながら、風に吹かれながら、頂上からの眺めは絶景という。
え、山登りってそんなに気持ちよかったっけ?と、久しぶりにその感覚を思い出したのでした、また行こう!
 ちなみに、家を出てから帰ってくるまで3時間とちょっと、かかる費用は0円です。お茶くらいは水筒に入れてね(笑)


2024.4.10三日月登山4

2024.4.10三日月登山3


2024.4.10三日月登山2


2024.4.10三日月登山1























2024.4.10ポシェットと壷


















追伸:そのS子さんからもらったがこれ。梅干の壷(近所の人から二つもらったらしい)と手作りポシェット(こんなのあったらいいよねーと言ってたら作ってくれた!)


uimaki1957 at 09:36|PermalinkComments(0) 生き方自然系 

2024年04月08日

ほっと一息




 この年度末だからというのかよくわからないけど、送別会的なことや、友人の子どもさんの卒業、旅立ちとか、本人も含めて小さな転機であったりとか、そういう時季でもあるのかもしれないけれど。花見も含めてかな?自分だけだと外食なんてわざわざしないけど、人と会っておしゃべりして食事とかいうのがこの間続いた気がしますので、しとしとと降る春雨が心地よいおうち時間の今日ですね。暑くもなく、寒くもなく、風も舞わず・・・。

 そんな雨に降られ、ちらちらと目の前に咲く桜が散っています。
 わがコーポの敷地内に立つ桜、私は「謎の巨木」と名づけています(笑)
 我が家がコーポの2階ですが、入居したころは当然のことながら、見下ろしていた桜が、今や見上げるところまで伸びているのですから。謎ですよね。
 風情というのもあんまり無くなって、はてさてこの巨木、どうなることやらというひとつの懸案事項になってるかもです。
 綺麗ねーと言えるのは、わがことではないどこか別の敷地の桜のことですな(ブツブツ)仕方ないから、総会の準備でもするかな(笑)




2024.4.8謎の巨木




uimaki1957 at 13:41|PermalinkComments(0) 雑感 

2024年04月07日

入学祝うったい



 年々早まる開花ですが、今年は桜が入学入園の日にぴったり合ってました。
 福岡朝鮮ハッキョの桜も年々、枝ぶりを広げて立派なものになって、子どもたちのスタートを見守っていますね。桜だけじゃないですけど!

 10数年前に、「入学祝うったい」と称して、式が始まる前に、入園児や入学児が坂を上がってくるところを待って、ささやかなプレゼントを渡そうと勝手ながら始めた私たちの小さな思いでしたが、いつからか、式に参加させていただくようになり、今は「朝鮮学校を支援する会」のみなさんと一緒に列席したり。この支援する会も、今年で10周年の総会を迎えます。

 祝うったいのプレゼントも一時はつたない手作りのものを渡したりと、ない頭をひねりながら試行錯誤?してきました。もう、式に参加するようになって、迎える必要もなくなったので、そろそろ祝うったいも解散かなと思いつつ・・・。そうだ!月の穂まれのパンにしようと思いつき、支援する会の図書券とともに、ちっちゃな手作りパンをパッケージしていただきそれを贈ることにしました。
 これで、パン屋さんも喜び、私たちも嬉しく、そして受け取る子どもたちも、美味しいものですから喜んでもらえること請け合いでしたね(笑)

 新一年生4名、入園児6名、合わせて10名のうれしい場となりました。
 (ほんとに、一人ひとりの顔の見える、格式ばらない力の抜ける素敵な式でございます!)



2024.4.6入学祝う隊2



2024.4.6入学祝う隊1

uimaki1957 at 14:57|PermalinkComments(0) 『市民』運動 

2024年04月05日

エイプリル 




 一晩で満開になった桜、もう散り始めています。
 花見というほどの風情のあることを楽しめるゆとりもないけど、しばらく世間で花見というイベントすら自粛していたようだし。そういうことなら、あえて花見なんてごくありふれたことを、誰にでもできることをやったほうがいいかも。

 ここは、うちから徒歩5分のところで、名島では花見の名所とも言える場所かな。桜が咲こうが、咲くまいが、いつの季節もふらっと歩いてくる場所。
 さあ、いつまでここに来るのやらです。

 4月、スタートしました!
 1日は、高齢者テニスサークルの花見を兼ねての総会。飲み会なのか、総会なのか、花見なのか?
長く継続しているサークルにお邪魔してるのですが、年を重ねても、組織運営をきちんとされていることがとてもよくわかります。心地よいですね。それこそいつまで継続できるのかという年齢に達してきている分岐点でもあるのかなと。楽しみながらやっていきたいと思います。

 新年度、自治会、組合などなどと総会が・・・・つづくな。開催されるだけマシなんだな、これ。



2024.4.5名島桜3




2024.4.5名島桜1



2024.4.5名島桜2

uimaki1957 at 11:08|PermalinkComments(0) 雑感 

2024年03月30日

名もなく貧しく美しく



wowowの「映画工房」がとうとう終わってしまいました(悲)10数年続いたそうですから。
 彼らの最後のお薦めを観なければ・・・。とりあえず観た、3本。


「ノイズ」


「愛しきソナ」


「名もなく貧しく美しく」


はい、「映画工房」お奨め?なぜ今これ?主演の高峰秀子の生誕100年を迎えてのことのようですが。100年前にこのような美しい女性が生まれたのかというだけで感動(笑)。



ともにろう者である1組の夫婦がさまざまな苦難を乗り越えて懸命に生きるさまを、これが監督初挑戦となる松山善三監督が愛妻・高峰秀子の主演で描き、絶賛を博した感動作。

天才子役から少女スター、名女優となり、2024年生誕100周年を迎えた、今は亡き日本映画界屈指の大女優・高峰。そんな彼女と1955年に結婚し、以後、公私にわたるおしどり夫婦として知られた松山。本作は、それまで脚本家として活動していた松山が、高峰と小林桂樹の主演で放った初監督作。手話を猛特訓した上で感動的な名演技を披露した高峰は、第5回サンフランシスコ国際映画祭をはじめ、数多くの主演女優賞を受賞。映画も大ヒットし、1967年に続編が作られたほか、TVドラマで2度リメイクされた。


uimaki1957 at 15:34|PermalinkComments(0) 観たり読んだり系 

2024年03月29日

年度末?!




 気づいたら3月も終わろうとしておりました。
 ここ最近の気候であれば桜が一気に咲いてるころですが、今年はまた暖かいのか寒いのか?まだまだ蕾も膨らんでいないように見えますが・・・やはり一晩でほぼ満開になっておりました、そしてあっという間に散っていくのでしょう。そんなことを毎年繰り返して年が過ぎていき、老いていくのだなあと、最近はこういうどうでもいい前置きが増えたな。年寄りになった証。

 そのような日、長いつきあいのSさん、毎度のことですが朝、突然ラインがきて、「今日、空いてますか?」「仕事が休みになったのでそちらに行こうかと」と北九州からのメッセージ。そうやって朝突然ラインが来ても、だいたい「空いてるよ」という返信ができてしまう私ですからね。年寄りの特権。
わざわざ下道を通って北九州から、運転してくるSさんも、60歳を過ぎていますが、そんなこと気にしてないのがSさん。元気なのか疲れているのか?(笑 貴重な休みをわざわざ私のところに来るために使ってくれるのだから、それはありがたいことですね。
 話題は、人生の終盤に近づこうとしたときの「ご褒美」のようなことでした。Sさん自らそのようにおっしゃっておりましたから!大変なことの連続だったように見えますが、そんな人生だからこそこのときに何をか転機というものを呼び込んだりするのでしょうね。とにかく、Sさん、穏やかな人生を送ってくださいませ。そして、気をつけて北九州までお帰りください!もう、朝突然やってくるなんてしなくていいよー(笑)

 翌日は、元気に退院してきてくれました「おおたませんせい」と朝鮮学校の若手ソンセンニムとのランチ。春休みもほぼない多忙な先生たちですが、なんとかスケジュールを合わせて一息つこうという企画。すぐに調整ついて、おおたませんせいのお薦め「とんかつ」に景色のいい場所でお茶をすることができました。
 あいにくの雨降りではありましたが、そんなことは全然気にならず(ただ、夕方の街頭行動が雨天中止になったことが、まあ良かったかも!)3人でドライブしながら、食べながら、お茶しながら、ずっとおしゃべりしておりました。
 年の差はあれど、学校のこと、子供たちの今どきのことなどなど、共通する話題で盛り上がりますし、めったにそのような話をする機会がないので、楽しくて仕方がなかったです。
 帰りにホームセンターに寄って、朝鮮学校での焼肉のために「七輪」を新調しようということになりました!
  さー、もうすぐ入園入学式、そしてその翌週は美化活動です!








uimaki1957 at 06:11|PermalinkComments(0) 生き方おしゃべり系 

2024年03月25日

陽子の旅・・・



 朝ドラに出てる笠置シヅ子のほうじゃなくて、淡谷のり子役の菊池凜子がなかなかいいんじゃないとか思って観てましたけど。たまたまこの映画を観ていたら、主役の女性陽子がその菊池凜子だったのですが、まったくといっていいほど、違うキャラというか配役でしてちょっと見入ってしまいました。

「658km 陽子の旅」

夢やぶれて20数年。引きこもり孤立をしていた42歳の陽子は、長年断絶していた父親の葬儀のために、郷里の青森県弘前市に渋々帰ろうとする。しかし、あろうことかヒッチハイクをする羽目に…。孤独に凝り固まる陽子を演じる菊地凛子は、『バベル』(06)で米アカデミー賞R助演女優賞にノミネートされ、その後も『パシフィック・リム』シリーズ等ハリウッドをはじめ海外作品に数多く出演する日本を代表する国際派女優。本作で初めて日本映画の単独主演を飾り、引きこもり生活から外に出て、久しぶりに他人と関わることで長年の自分への後悔を露わにしてゆく繊細な難役を見事に表現。竹原ピストル、オダギリジョーをはじめとする豪華キャストに支えられ、切ないまでの生きる痛みと躊躇い、そして絞り出す勇気を熊切監督と共に渾身の力で表現している。就職氷河期世代の中年期、その定まらない人生というだけではない、他人との密な関係を作らず生きることが当たり前の今、孤独と孤立に凍った心が溶けていく様に、誰もが自らや知人を思い起こして心を揺さぶられるロードムービーが誕生した。



以下の二つは、荻上直子監督作品。上手いね。
「波紋」は新作。
「波紋」
「バーバー吉野」は20年前
「バーバー吉野」


最近の中国映画、すごく良かった。

「小さき麦の花」

年度末にwowowの「映画工房」が終了するというので、とても残念なのです。
斉藤工と板谷由夏が、短い時間で映画評というか社会評や雑談をしてるのがとても楽しくて、彼らが紹介する映画をついつい観たくなるのでした・・・。というわけで、観た映画。











uimaki1957 at 10:42|PermalinkComments(0) 観たり読んだり系