2024年01月01日

マイ ベスト漫画 2023

2023年の個人的なオススメ漫画です。

梶本レイカの「悪魔を憐れむ歌」の
自費出版が出ていればそれが1位だったと。。

まぁ、番号振ってますがこれも順不同で
全部優勝です。

それでは。


【1】

福島鉄平 / 放課後ひみつクラブ 3

51IZyJRnVcL._SY445_SX342_














超絶名作「ボクらは魔法少年」の終幕の後に
描く舞台は学園ポンコツミステリー。

うっすらとした陰謀。うっすらとした悪意。
そして、それを全部台無しにする悶絶のかわいさ。
主人公二人の掛け合いが永遠に見てられる級の
微笑ましさを超越した神々しさです。

テンポ、画角、セリフ、そのすべてが途方もない
センスと計算の上で針の穴を通すようなポンコツ感
とキュートさを両立させている。

信じられないくらい難しい事だよ。
ポンコツに終始しなさそうな不穏さもキッチリ
醸してて、ぬかりなしの名作決定。

もっともっともっと読まれて欲しい。
売れてほしい。

集英社の宝だよ。


【2】

ともつか 治臣 / 令和のダラさん 3

51Ld0erauhL._SY445_SX342_














3巻でもまったく勢いが落ちませんね。
情報量と怨嗟の量に対するフェチ要素の
バランスが正解すぎてまったくストレス
がない。

アクリルスタンドまで買ってしまいました。

好きすぎてお返しが課金しか思いつかない。




【3】

岩浪れんじ / コーポ・ア・コーポ 6 (終)

51mDMnMD+IL._SY445_SX342_















普通に読み終わって、後書きで完結を知って
めっちゃあたふたした。

ずっと最高だったけど、この巻はもうどこまで
面白いんだっていうね。

ゲラゲラ笑えるけど、心のずっと奥の方では
ずっとしんみりしてるっていうか。

あのカビ臭い臭いが解りすぎるっていうか。
もうこの面々に会えないと思うとさみしさ
しかない。

CHU♡蓮宝燈のグッズとか作ってくれー。



新連載の「セーフセックス」も完全に最高です。




【4】

とよ田みのる / これ描いて死ね(4)

51qtHfA+wIL._SY445_SX342_














昨年書いた事に付け足すことはあまりないです。

でも、まんが道の昔から連綿と続いてきた修羅の
道としての漫画を「どっちでもいいです」の
一言で救う巻末のコマはひたすら神々しい。

色々、乗り越えたって、乗り越えなくたって、
”好き”は救われて欲しいっていう作者の願い
そのもののように受け取った。

修羅の道を行く漫画はもちろん美しいし、
素晴らしいけどね。



【5】

道満晴明 / ビバリウムで朝食を 2

514TNOcU5XL._SY445_SX342_














少し不思議な未来ものパロディーから一転、
箱庭構造が発覚してからのシリアスさがヤバい。

ヤバいといってもずっとワチャワチャしてるから
そのままダラダラ読めちゃうんだけど、
そのヌケ感の妙がさすがとしか言いようがない。


史上最高の夏休みの最後に泣く準備万端です。




【6】

堀北 カモメ / ゲモノが通す 3

51MfjdDHXzL._SY445_SX342_














プリティーシャイン aka パー子の覚醒と
その覚悟に泣かないヤツは何色の血が
流れてんだって話ですよ。

3巻になっても基本的な構造の謎は
明かされていないし、ここからどこに
連れていこうとしてるのかさっぱり。
だけど、そんなのまったく関係なく
面白いもんは面白いっていう電車道です。

あぁ、パー子。パー子。

夢に出てくるレベルでかっけぇわ。



【7】

田島列島 / みちかとまり(1)

51bzp+l9dyL._SY445_SX342_














過去作が軒並み年間マイベストで映画化も
されまくってるという状況での新作は、
期待と不安を灰塵に帰す傑作(もう決定っしょ!)
大名作です。

蟲師とジェイムス・ワンの映画を揉み込んで急に
窓の外に投げ捨てるキャシー塚本感を喰らいつつ
もう涙腺に突き刺さりつつあるジュブナイル。

ファニーでファジーでホラー。最高だ。




【8】

まどめクレテック / 生活保護特区を出よ。 (3)

51Evoqc5cjL._SY445_SX342_














何を食ったらこんなに不穏な線が描ける
んだろうね。。

優しさとか、後悔とか、縁とか。
そういうのを一旦置いておくパワーを
持った”祭り”という特殊空間を描いた
今巻はちょっと特異な立ち位置だった
んだろうけど、美しかった。

そしてここから転がり出すであろう
物語の辛さ(たぶん)にも思いが及ぶ。

ここで終わらないから人生なんだなーって
思わされる1冊。




【9】

灰田 高鴻 / 夢てふものは頼みそめてき
Daydream Believers(4)

710MNyAj5BL._SY425_














ファムファタルが2人存在する物語を
ここまで美しく収束させるとは。。

4冊を使ってひたすら儚さを描いてきた
ラストが、永遠を感じさせるものだった
のが泣けて泣けてしょうがなかった。

紙の質感とか、パッケージも含めて
フィジカルで持ってることの幸せを
感じる作品でした。



【10】

地球のお魚ぽんちゃん / 霧尾ファンクラブ(3)

51Uc9yZV5-L._SY445_SX342_













二巻までの痛々しい一方通行の愛の
コミカルさを踏まえた上での、
霧尾君への救済の物語の一面が炙り出て
きた3巻はひたすらに尊とい。

田代さん最高よね。
行動力!!



【11】

まの瀬 / この復讐にギャルはいらない 2

51d6WItmJEL._SY445_SX342_














tugeneko的なオフビート&エロ路線な
ギャグを継承しつつも、絶妙なノワール
でハードボイルドな設定をキープしてる。

ないとは思うけど、悲しい結末勘弁してくれ。。

難しい事考えずに、ジャルジャルのコント
見る感じで楽しめばいいようにも思う。




【12】

ヨシアキ / 雷雷雷(1)

51jnz0scpUL._SY445_SX342_













緊張と弛緩のバランスがすべてにおいて
素晴らしく、作画のレベルも凄まじい。

ライトなドロヘドロという感じも
ありつつ、「ルリドラゴン」不在の
椅子に上手く座ったなぁという感じもある。


殺伐とした設定でひたすらに絵がかわいい
のはやっぱりずるいと思う。

買うけど。



【13】

大石 まさる / うみそらかぜに花 4 (終)

81OesmrFQTL._SY425_














ボーイ・ミーツ・ガール、ジュブナイル、
3バカ。終盤の駆け抜ける展開も不思議と
エモくならずにきちんと噛み締めれる。
ストーリー的に要素がほぼないはずなのに
画面から溢れかえるファンタジー味はさすが
の一言。
絶えず木漏れ日がさしているようでした。

またまた最新作が最高傑作を更新です。




【14】

森つぶみ / 転がる姉弟(5)

81BNYo4U+uL._SY425_














身の回りをミクロに、マクロに観察し
続ける事によるグルーヴ。

眩しくも、波打ち際に足を入れた時のような
抜けだせない中毒性。

この巻では、光志郎はもちろん、みなとが
母親を思う回もあって、それがまた瓶の蓋
が開かなくてバタバタみたいな回で、
くだらないけど涙腺どうにかなりそうだった。




【15】

ともひ / ゆうやけトリップ 2

51tpj1JRdPL._SY445_SX342_














映像研〜フォロワーかなーと思ってた
けど、とっくに超えてきてた。
ノスタルジーとうっすらとしたホラーの
相性が抜群で、この絵柄とも激マッチ。

細部に魂宿りまくりだし、二人の距離感
も素敵極まりないし、ここでしか
接種できない成分が多すぎて鬼リピートっす。

それにしてもどうやって描いてんだろね、これ。



【16】

ネブクロ / 訳アリ心霊マンション 2

51P+CDeFe3L._SY445_SX342_














ツヅミちゃんの成長も微笑ましいなか、
また癖が盛り盛りなキャラが爆誕で
今後も楽しみしかない。

どこまでもふざけてるのに、どこまでも優しい。




【17】

十五夜 / お役に立つので血をください 2

51kD0E4FuXL._SY445_SX342_















1巻ではよくある偏愛モノの範疇だったけど、
この巻で化けた感。

ラズベリー&ローストのコンビがテーマを
激掘りしてくる。

人類との接点を崩壊の始まりとするかの
ギリギリを描くヒリヒリ感がすげぇ。

名作かも。



【18】

amase / 蛍火艶夜 上

51sem3mDmjL._SY445_SX342_














バンチでこの内容はすげぇ。

もちろん読む人選ぶのはわかってるけど、
BLに終始しない気概がゴリゴリに伝わってくる。

今年のゴジラ観て面白かった人とかにも
意外とオススメかもです。




【19】

躯咲マドロミ / カラフルグレー(2)

51SZGqJr38L._SY445_SX342_
















不条理ともまた違う、シチュエーション
コメディというか、異形バトルモノというか。

出てくるキャラが全部最高で、それだけで500点。

万人ウケはしないだろうけど、クッソ上手い。
このバランスの絵に弱いんだよなぁ。

ワンピースがメジャー過ぎて読めないっていう
人にジャストだと思います。

ジャストではないか笑




【20】

都伊 カオル (原), 富田 童子 (画) /
戸村助教授のアソビ (2)

51W1X0k75fL._SY445_SX342_















はい、みんな大好き諸星大二郎枠です。

もうそれ以上でもそれ以下でもない感じ
なんだろうけど、現行最高峰なのは間違いない。

でも、つのだじろう、楳図かずおとかとも
ハイブリッドな感じもあるし、底が見えない。



【21】

幾花 にいろ / あんじゅう 2

51tVcHlwygL._SY445_SX342_














基本同じ顔しか描けない感じだけど、
その一本槍が剛槍で国宝級っていうね。

絵柄だけで言ったら日本で一番好きです。

同じ楽園での連載のイマジナリーと共に
定期的に摂取しないと死ぬ病です。

成人方面もなにとぞ。。




【22】

小野寺 こころ / スクールバック (2)

51Np9J2sy+L._SY445_SX342_














学校に一人でもいてくれるといいけど、
いるわけないからこの漫画が必要なんだろうな。

絵的に動きを出さず、モノローグも最小限で
ここまで話を転がすのはすげぇなーと。

キャラ勝ちで終わらない芯のある漫画だと思う。




【23】

高津 マコト / アラバスターの季節 2

71pXn7QlmHL._SY425_














この作家さんの漫画は全部好き。

初期は高橋留美子っぽいコロコロした
絵柄だったけど、だんだんに確立してきた感。

イノセントな感情だけではいられなくなりそうな
展開で、それもまた楽しみです。

最後まで描き切って欲しい!

牧ちゃんも救われてほしいし、奥田は地獄に
落ちてほしい。




【24】

くさかべ ゆうへい / 白山と三田さん (8)

41J+Ig6DlkL._SY445_SX342_














各方面から絶賛されてますね。
間違いないです。

5巻のラジオの件でピークを迎えてから、
そのピークが落ちることなく続いている感じ。

三田さんの受験がさらなる爆発になってる
のは確実で、この巻で初めて見せた三田さん
の弱さにはグッときすぎて涙をこらえるのに
アゴが白山になりました。

一緒に上京する姿を見届けたい。




【25】

箕田 海道 (画), 南木 義隆 (原), shirone (デザイン) /
蝶と帝国 1

51MQPaIFIfL._SY445_SX342_













変獄のシュヴェスタの序盤を思わせる
不穏さと、眩しいばかりの百合成分が
期待を煽りまくります。

原作を読もうかクソ迷ってるところです。




【26】

速水 螺旋人 / スターリングラードの凶賊 1

61GPZIhmxzL._SY445_SX342_














変革時のロシアはホント面白いよなぁ。
ご時世的に世界の敵なわけだけど、歴史
を学ぶ分についてはこれ以上ない題材です。

蝶と帝国とのリンクも面白いし、一緒に
追いかけたいと思います。




【27】

楊基政 / 僕の声を聞いてほしい!! (2)

51-ql76L0oL._SY445_SX342_














最初ものすごく読みずらいんだけど、
慣れるとその熱量とキャラクターのパワー
に引っ張られてのめり込ませられる。

中国語(?不勉強でごめんなさい)の擬音も
新鮮で、アメコミ読んでるみたいで楽しい。

なんだかんだ恵まれた環境だが、それでも
読ませる人間関係の妙。

上手い。




【28】

魚豊 / ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ (1)

51cpFjZTR0L._SY445_SX342_
















小学館のドル箱と化した魚登の新作は、恋と陰謀。

つーか、普通にホラーだべ、これ笑

痛さを感じる作風なのは今まで通りだけど、
今のところ”熱”が感じられないのが不穏すぎ。





【29】

齋藤 勁吾 / 異世界サムライ 2

51bme1QXuBL._SY445_SX342_














異世界モノは体に合わなかったんだけど、
これは別格だった。

突っ込みどころをキャラの魅力でねじ伏せる。
ねじ伏せられる快感というか。

読ませる。




【30】

高松 美咲 / スキップとローファー(9)

51Yr-Cgr9IL._SY445_SX342_














アニメ化もされてるし、自分が推さなくても
。。。って思ったけど、やっぱ無理!

名作すぎるよ!!

ハチクロとか君に届けとかを経た最新型
の群像劇として完璧すぎる。

自分たちが学生のころには思いもしなかった
他人への配慮に苦心する様。
自分の殻に閉じこもってりゃ済む話だった
20年前とは訳が違うんだなぁとしみじみ。

心が洗われるってこういう事を言うんであろう。






次点

へじていと/ 全部ぶっ壊す6
窓口基 / 東京入星管理局4
ハミタ/ 目つき悪い子かわいい子3
山嵜大輝/ カオスゲーム3
ユウキレイ / 銀河配送スターライトプレス
ほそやゆき / 夏・ユートピア
エルド𠮷水 / 龍子

あと、
ネルノダイスキの「ひょんなこと」

51y09G4cI7L._SY445_SX342_
















っていう漫画が信じられないくらい素晴らしいです。

分厚くて、ちょっと高額ですがぜひ読んで
みてもらいたいなーと。

自分は東京に遊びに行った時にビビビで買って
クソ重い思いして帰ったんですが、今調べたら
もう普通に買えるんすね。。

ランキング入れれば良かった!
もうめんどくさいから無理!



以上です。

















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2023年12月31日

マイ ベストアルバム 2023 

今年の前半はLOSTAGEが盛岡来る事決まって
からはLOSTAGEばっかり聴いて。

それからBLOODAXEまではPAIN OF TRUTH。

んで後半はほぼPUNGENT STENCHしか聴いた
記憶がないです。



まぁ、ほんとそれだけってわけはない(こんな
CDばっか買ってて聴いてないとかまじで
嫁に殺されるわ。。)のでフィジカルで
買ったものでよく聴いたのを並べてみます。


例年同様、番号は振ってますが順不同で全部優勝です。




【1】

TOMB MOLD / "THE ENDURING SPIRIT"

R-28270597-1694791367-9577










カナダのデスメタル4th。
今年1枚って言われたらこれ。
プログ〜コズミック路線の正解中の正解というか。

クリーントーンな展開で興奮の頂点を迎えたと
思えば、きっちりとデスメタル的なモッシュ
パートもあるし、長尺の曲も説得力を持って
聴かせ切る構成力がすんごい。

3曲目のWill of Whispersはライブで聴いたら
イントロで色んな体液流れ出る自信があるので、
なにとぞADFでの来日を。なにとぞ。。

あとこれすんごい手に入りにくいの何なの。
あるけど、高い!





【2】

Ascended Dead – Evenfall Of The Apocalypse

R-27047574-1693765516-3450










USデスメタルの2ND。
混沌に混沌を極める暗黒デスメタルながら、
ビートのクセというか、展開というかに妙な
親しみを感じさせる不思議なパワーがあり、
特にギターソロ周辺でそれが顕著になる。

見た目と音の極悪さと、純HEAVY METAL的
快楽を併せ持ったヘンテコな魅力は
カリフォルニアという狂気の町ならでは
なのかもね。

9曲目にネタなのかマリアッチ風なギターと
マッシブなインプロが重なる曲があって、
その直後にアルバムで一番かっけぇ曲で締める
のもやべぇっす。




【3】

Reverence To Paroxysm – Lux Morte

R-28143094-1693593784-3132










メキシコ、ドゥームデスの1st。

今年聴いた中で一番音が汚らしかった。
汚らしいのに浮遊感がある。
浮いてるゲロ。
崇高なゲロ。

ズッブズブなはずなんだけど、意外と
聴きとれるリフの切れ味と、
元DISGORGE(MEX)のアンキモのVOMIT
が絡まりあって邪悪なのに爽快感という
よくわかんないテイストの会いに行ける
地獄。




【4】

Zulu – A New Tomorrow

R-26397521-1678642884-7158











LAハードコアの1st。

EP2枚も素晴らしかったZulu。

ソウル・レゲエとパワーヴァイオレンスを
スムースに並列させるとんでもない
洗練っぷり。

BadBrains 直系と言っても過言ではないと思う。
そのままリビングでかけてても、BGMとして
成り立ってしまうという点でも柔軟性というか
ジャンルの咀嚼力が尋常じゃない。

音だけで自分たちの現状を伝えきるパワーに溢れた傑作。



【5】

Sanguisugabogg – Homicidal Ecstasy

R-25957654-1675441639-3602











オハイオ・スラムデスの2nd。

スラムだけど、OSDMのノリでもバリバリです。
キャラ先行に思われがちだけど、確かな技術と
バランス感覚でデスメタルというかラウド系の
最前線にいるように思う。

浮遊感出しつつスラムさせる曲もあるし、
もちろん直球のブラスト前回な曲も素晴らしい。

所謂スラム系のブルデスにあまり手が
出なくなってる人にこそ聴いて欲しい
キャッチーでドゥーミーなケミカル・デスメタル。

それにしてもドラムすげぇ。


【6】

Moreru – 呪​詛​告​白​初​恋​そ​し​て​世​界

R-29068693-1701356086-8156










もういい年だけど、やっぱりこういうの
をめいっぱい楽しめる感性ではいたいと思ってる。
老害のボーダーはまたぎたくないわー。

飲み込めるだけ飲み込んで、イビツに変形した
末にブラックメタルみたいになるとか天才なのか。。

ノイズはノイズなんだろうけど、これに10代で
ハマらなかったら嘘だろーって思う。

3曲目”IAMFINALSATANIST”のモッシュパート燃える。



【7】

FesterDecay – Reality Rotten To The Core

R-26207072-1677226646-6349











福岡ゴアグラインドの1st。

ASAKUSA DEATH FESTでようやく、ようやく
観れたライブはちょっとPUNGENT STENCHも
忘れそうになるほどすんごかった。

ハードコアなリズム感と血肉となってるカーカス
のグルーミーさが発火するようなノリを産んでる。

終始ボワボワと煽るベースの音作りもヤバい。

1st demo聴いてから6年?7年?

待ってた甲斐がある大傑作。



【8】

Cobra Spell – 666

R-28945258-1700252117-4493









国内盤ですってよ!!

EP2枚で焦らしに焦らした末に届けられた
1stアルバム!

Burning Starr〜Hitten のAlex Panzaら男性メンバー
をザックリ切り捨てて、ALL FEMALE バンドと変身
した結果、もともとあった良い意味でのイナタさを
音速で置き去りグリッターに振り切った形に。

これが良いんすわぁ!!

SAXソロまである洗練っぷりで、バリエーション
も曲順構成もかなりの完成度。

これぶちあがるやつっしょーー。


”666”で”S.E.X”って脳みそパッカーンっすわ。



【9】

Sunami – Sunami

R-27420243-1687105944-6091










サンホセ・デスメタリックハードコアの1st。

デスメタル、というかほぼスラムなリフでとにかく
ビートダウンしまくるリフ・マシーン。

BLOODAXEで観た時、ギター1本でこのグルーヴ
を作り出すリフ・マスターっぷりに唖然としたし、
それが作り出すピットのデカさもヤバかった。

とにかくリフで勝負するシンプルなスタイルに
ヌケのあるヴォーカルがちょっと愛らしいのも魅力。




【10】

LOSTAGE – Pilgrim

R-27774495-1690354641-8652










今年一番待ち望んで買ったアルバム。

奈良のメンバー運営のお店とライブ会場
でしか売らないという形態だしサブスクもない
ので、まだツアーが続いている現在も入手がムズい。

最初のEP〜2ndくらいまではドハマりしていて、
「もうこのバンドだけでいい」と思ってたくらい。

それ以降は地味に聴き続けていたが、けっこうフラット。


2017年の”in DREAMS”があまりにも名作で、
また熱が再燃したけど、そのままコロナ化入りで
ライブも観れず、2020年のアコースティック
アルバムも良いには良かったが、乗り切れず。

そんな中での全都道府県ツアーの発表だった。

それからは聴いたなーー。
ランニング中とかはほぼLOSTAGEだった。

どんなアルバムになるんだろうって、こんな
ドキドキすんのなんて学生のころ以来だった。

いやーーー、名盤っすよ!

間違いないやつでクソリピートしてます。

また盛岡で会える日を楽しみにしつつ、
遠征とかも視野にいれたいバンドだし、
一緒に年を取っていきたい。

アンコールの”窓”はマジで一生モノの瞬間だったなぁ。




【11】

Shadows – Out For Blood

R-27387591-1686809619-8979










チリのワンマンへヴィーメタルの1st。

ApostasyのCris Profanerが変名でやってるのかな?

南米らしいApostasyの崩壊系スラッシュの面影は
まったくなく、ゴシックの香りをまとった本格的な
HEAVY METAL。

MEERCYFUL FATE〜PORTRAITのラインに乗る
耽美な1枚。

なんでCDRなんだよ。。



【12】

Vomi Noir – L'Innommable Remugle &
La Melopee Cavernuleuse Des Rales Agoniques

R-26746616-1681390918-3373










フレンチ・ゴアグラインドの2nd。

ガテラル、ピッグスクイールを駆使して徹頭徹尾
グラインドに駆け抜けるフランスの至宝。

ジャケも完璧で、どんだけセンスあんだよって
感じです。

ほぼ同じメンツのBlue Holocaust が Morgue Breath
と出したsplitも最高の出来でした。

何回聴いても完璧だわ。


【13】

Liturgy – 93696

R-26540399-1679910435-7538










ずっとレッドゾーン振り切れっぱなし。
ずーっとかっこいい。
マジで半端ないんだけど、長い。



【14】

Pain Of Truth – Not Through Blood

R-27447186-1694104723-9279










NY ロングアイランド産ハードコアの1st。

旬も旬なバンドの来日前のベストタイミングリリース。

まさにNYハードコアを体現するようなタフでメタリック
でグルーヴィな1枚。

佇まいから何から全部ヤバかった。





【15】

Cryptworm – Oozing Radioactive Vomition

R-29217910-1702734235-5549










UKデスメタルの2nd。

グルーミーでグライディングというと
Galvanizerとか思い出すけど、もうちょい
腐ってる。

フィニッシュ・デスの怪奇さを失わずに
バウンシに展開するリズム隊のパリピ感覚は
非常にライブ栄えすんだろうな。

んでとにかくこのVoね。感情を捨てて腐食
に振り切ってる様に好感しかないよ。



【16】

Dripping Decay – Festering Grotesqueries

R-28077892-1693069267-6847








オレゴン産グラインド〜デスメタルの1st。

いい塩梅のブラストにVOMITなヴォーカル。
オールドスクールを煮詰めて煮詰めて、
テリッテリに仕上げた逸品。

ジャケから感じる腐れ感はそれほどなく、
何も考えずに頭振れる極上デス・グラインド。



【17】

Nithing – Agonal Hymns

R-27427506-1687209103-6434









カリフォルニアのブルデス。

ダブというか、音の足し引きで不思議な
ブルデスを奏でるボッチバンド。

サイケデリックなスラムという感じで
聴いててなんか疲れない。

対極的な感じでTRICHOMONIASISの新譜
とセットで聴いたりしている。

New Standard Erite はやっぱり面白いなぁ。




【18】

Castleumbra – Nammu Tammtu

R-27485280-1687656806-1531












メキシコ・デスメタルの1st。

Reverence To Paroxysmに続き、アンキモ在籍の
こちらはクトゥルフ啓蒙デスメタルらしい。

抒情的な部分ももちろんあるけど、っやっぱり
多彩なリフとゴリゴリのドラムに乗る非人間的な
ヴォーカルが滋味深い。



【19】

Lunar Chamber – Shambhallic Vibrations

R-26972984-1683210091-9934










EPだけど、これすんごかったんで。
5曲で30分くらいあるし。

TOMB MOLDもかくやなテクニカルで
エモーショナルダダ漏れのコズミック
デスメタル。

これでトリオって何。

これデビュー音源ってどうなのマジで。

最後の曲とか組曲形式で12分越え。
普通にパーフェクトサークルみたいな事
やってて、これで燃え尽きないか逆に心配。



【20】

COVEN JAPAN / "EARTHLINGS"

1008759431










メイデン大好き!

メイデンよりメイデン!





次点

TORTURE RACK
KRUELTY
ANTHROPOPHAGOUS
JESUS PIECE
GROTESQUERIES
ASTRIFEROUS
HARMS WAY


以上です。







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2023年01月01日

マイ ベスト 漫画 2022

昨年の漫画の個人的なお気に入りです。

もう分母が多くて泣きそうですが、
なんとかかんとか。。。

大石まさる、中村明日美子、高浜寛
についてはもうレジェンド枠という事で。
読めるだけで寿命をいただいてる感じです。


というわけで、順不同で全部優勝ですが
以下25作品です。


【1】

とよ田みのる / これ描いて死ね 2
(ゲッサン少年サンデーコミックス)

515zmCrxbfL













「金剛寺さん〜」で漫画としての表現の
極北まで行きついた とよ田みのる が描く
その漫画が漫画として羽ばたくまでの話。

漫画の酸いも甘いも舐めつくした末に
しか出てこないであろう愛の塊です。

基本的に厭な事が起こらない、というか
厭に感じている暇がないという没入感
と、額縁に入れるべき愛おしき時間の
切り取り具合が目頭に突き刺さります。

これ読まずに死ねないです。



【2】

へじていと (原), 山岸菜 (画) / 全部ぶっ壊す 4
(ジャンプコミックスDIGITAL)

61WrY6z4o0L














3巻くらいからちょっと目が離せない
くらい化けてきた。

メタ構造という言葉すら破壊し続ける
狂いに狂ったスクリューボール展開。

こんだけ続くと飽きがきそうなもんだが
それがないのは、きちんとこの疑似兄妹
のジュブナイルとしての成長譚に落とし
込めているからだと思う。

登場キャラ全員が愛おしい。



【3】

ともつか 治臣 / 令和のダラさん 1
(MFC)

B0BLQ4XD69.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













もの凄い情報量と土着的な怪異の
薄暗さ、怨嗟が絡まる展開、と
読み疲れる要素が満載。

だけど、疲れないんすよね。
ぶっとびすぎた設定と、キャラクター達
の愛らしさが突き抜けてるからだと思う。

成人作家由来の濃厚が色気とファニーな
仕草が相まって、ダラさんのかわいさが
エマージェンシーレベルです。

2話のブラジャー着けるとことか妖気と
妖艶さとバカさ加減濃度が絶妙すぎて
粉塵爆発起こしそう。

渋滞の整理が完璧っす。



【4】

都伊 カオル (原), 富田 童子 (画) /
戸村助教授のアソビ (1) (ニチブンコミックス)

B09VXRYR6C.01._SCLZZZZZZZ_SX500_














みんな大好き諸星大二郎的怪異を
”あそび”という縁取りだけで構成
してみた作品。

戸村教授のキュートすぎるキャラ設定
だけでも一点突破できそうなのに、
巻田、司、の警察官コンビの
エキセントリックさまで爆発して
ゴハン何杯でも行ける感じに。

紙面がドス黒いのにファニーさを
失わない古き良きホラーを欲する
体質の方々には甘露極まりないですよ。


【5】

山本 和音 / 生き残った6人によると 4
(HARTA COMIX)

B0BNPG1ML6.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













アポカリプトでテラスハウスなお話から
まさかのラブワゴンな展開かと思いきや
そうはならかった。

ならなかったけど、一番ヒロイックで
男前なキャラがまさかの狂気大爆発で
お釣りが来まくる流れ。

ここに来ての濃すぎる新キャラ投入で
もう天井知らずに面白くなってる。

もう終盤なのかな?まだまだ?
いや、ネトフリとかで実写化してくれ。



【6】

酢豚ゆうき / 月出づる街の人々 : 1
(アクションコミックス)

B0B8S8RJXH.01._SCLZZZZZZZ_SX500_














モンスターの日常って書くと安易に
聞こえてとっつきにくいんだけど、
これは読んでとしか言いようのない
絶妙な絵柄なんすよ。

異世界ものほど尖った絵柄じゃなくて、
柔らかくてポカポカするヤツです。

何が魅力なのか言語化が難しいのですが、
作者の人柄が良いのだろうとしか言いよう
がないかも。

「自転車屋さんの高橋くん」とか好き
な人におすすめかもしれないです。



【7】

岩浪れんじ / コーポ・ア・コーポ(5)
(MeDu COMICS)

B0BKGCTV4H.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













この作品でしか感じられない匂い,臭い。
諦念、惰性、気怠さの果てにしかない景色。

いや、ほんと稀有だよ。

ドラマ化されるんだからみんな気づいて
るんだろうけど。

キャラの人気投票のみんなのコメントに
一喜一憂するなんてこの漫画くらい。

自分も岡林(一位)さん推しです。



【8】

岡田索雲 / ようきなやつら
(webアクションコミックス)

B0B5QDK32C.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













一見さんお断りの妖怪漫画。
ホント火傷じゃすまないから。

「メイコの遊び場」の鬼才の連作短編集。

”東京”鎌鼬”、”忍耐サトリくん”のような
ホッコリ短編の後にぶち込まれる”追燈”
をピークとする超ド級のトラウマ体験。

でもこれが表現の正しい姿だし、教養だよ。
令和の推薦図書として小学校に置くべき。

傑作。



【9】

中村すすむ / 私の胎の中の化け物(3)
(少年マガジンエッジコミックス)

B0BNTJM81B.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













流麗なジャケットに惹かれてうっかり
読んで胸糞になるか、ガッツポーズか。

一線を超え続ける主人公への共感は
人それぞれだろうけど、彼女の引き起こす
地獄絵図に溜飲の下がらない人っていない
んじゃないかと思う。

2巻のピアノの先生の回はあまりにも
神回すぎて致死量ギリギリっす。

どんどん行ってくれ。



【10】

森 つぶみ / 転がる姉弟 (4)
(ヒーローズコミックス ふらっと)

B0BGH969SF.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













毎巻必ずといっていいほどキラー回が
あって、今巻も例外ではなく。

終盤の”銭湯”〜”なつやすみ”が白昼夢
でも見ているかのような幻想的な流れで、
文字通り笑い泣き必至です。

みなとと光志郎の関係の変化も、見てる
だけで何かしらの栄養素を補給可能。

こんな名作になると思わなかった。



【11】

椎名 うみ / 青野くんに触りたいから
死にたい(9)
(アフタヌーンKC)

B09SPH2CL2.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













最初からずっとやばいけど、”受肉編”に
突入してから語彙がなくなってきた。

クソヤバい。

この巻はとんでもない所で終わってるので
引きが強すぎて悶える。

男女ともに性欲に素直でありつづける
羞恥の表情にもフルリスペクト。



【12】

中村 朝 / 星をつくる兵器と満天の星
〜中村朝 連作集〜
(マッグガーデンコミックスBeat'sシリーズ)

B09RPBPVDS.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













普通に商業誌として紙で出版された事に
感謝しかない。

描かれた時期もバラバラだけど、通読
して一本筋がある連作。

ゴリゴリのSFで描かれるどこまでも”内面”
の漂流。

絵柄がちょっと古く感じるから人を選ぶ
とは思うけど、普遍的なテーマだし、
新海誠が好きな層でも十分刺さると思う。

漫画読んでるなぁ、って感じします。



【13】

斎藤 潤一郎 / 武蔵野
(torch comics)

B0BPBCMPNP.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













孤独のグルメをさらに煮詰めたような1冊。

巻末の素晴らしい解説にすべて書いてある
からそれ読んで。

不穏、残酷、狂気、つげ義春。
ハードボイルドなあなたに、ぜひ。



【14】

まどめクレテック / 生活保護特区を出よ。 2
(トーチコミックス)

B0B76NPKT7.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













書店にな並んだ装丁も含めて完璧な
2冊同発だったと思う。

ずっと不穏なんだけど、最終的に
残るのは優しさという。

人に優しくありたい、という強い願い。
それが紙面から溢れてる。
基本的にみんな弱いっていう前提で
世の中があればいいのに。

目の表情だけでも震える画力です。



【15】

眞藤 雅興 / ルリドラゴン 1
(ジャンプコミックス)

B0BBTQ94BB.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













よく書店で見かけた歯磨き途中の
ポスター。

あれ以上でもなく、あれ以下でもないです。
とにかく、絵がかわいいに尽きる。

設定も、温かい友達も、ジャンプという場所
すらも飛び越えて、絵の可愛さが突出してる。

「だが…お前をでかくすることはできない
たとえオレがどんな名コーチでもな」

田岡茂一が魚住にかけた言葉が思い浮かぶ。

かわいい絵のどこが悪い。

ゆっくりでいいので、続き読ませてください。



【16】

道満晴明 / ビバリウムで朝食を 1
(チャンピオンREDコミックス)

B0B45XW82M.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













七不思議、SF、ジュブナイル。

完璧な設定に、完璧な話運び。
キャラ立ちも抜群。

相変わらずの道満節と言ってしまえば
それまでだが、毎作このクオリティは
怪物だよ。

山田譲「がらくたストリート」、
オオカミうお「チロリン堂の夏休み」、
に次ぐ成年誌発のジュブナイルSF
新たな名作の予感。



【17】

くさかべ ゆうへい / 白山と三田さん (4)
(少年サンデーコミックス)

B0BL2VYFMT.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













連載当初は痛々しさの方が勝って
しまって読むのがちょっと辛かった
けど、2巻での上京〜朝子・莉子姉妹
へのキャラ掘りあたりからの多幸感は
めまいがするばかり。

この絵柄でサンデーで戦い続けてるのも
ハンパないです。

面白いは突き抜ける。



【18】

熊倉献 / ブランクスペース(3)
(ヒーローズコミックス ふらっと)

B0BGH81258.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













1,2巻の盛り上がりから、あまりにも設定に
こだわりすぎて若干失速したようにも思う。

ブランクスペースが持つ凶暴性がちょっと
空回りしてるように感じた。

それでも、”本”が持つ世代まで軽く超える
循環性を描き切ってくれたことはうれしい。
「春と盆暗」から追いかけてきた集大成
としての大団円の景色は格別。

傑作だと思います。



【19】

夜光虫 / クロウマン(2)
(ヤンマガKCスペシャル)

B0B8R9HZ55.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













過酷で残酷な少女の物語に終始しない
ファニーでバカバカしい取り巻き。

カタルシスに負けない破壊の美。
描きたい事がハッキリしてるし、
絵柄もドンズバだと思う。

きちんと最後まで読ませて欲しい!!



【20】

幾花にいろ / イマジナリー 2
(楽園コミックス)

B0B4RJCP3H.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













成年、青年問わず、女性キャラクターの
造形が問答無用で1番好きです。

そんな造形の子があまりにもかわいい
方言で会話し続けてくれる。
至福。

原画とか買える機会あったらいいな。。



【21】

もぐこん / 推しの肌が荒れた
~もぐこん作品集~
(BUNCH COMICS)

B0B1GPSYGN.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













SNSで読んで震えた”あつい皮膚”。
ラストに震えたし、名作だと思います。

各作品、それぞれ嫌悪感を覚える方が
いるのは解りますが、漫画としての
完成度の高さの方が勝ってしまって
ものすごく好きな作品になりました。

描き続けてほしいな。



【22】

小骨 トモ / 神様お願い
(webアクション)

B09N6X1DBB.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













山本直樹の影響下にあるのは間違いない
感じはしますが、読むものすべてに
不快感を漏れなく擦りつける怪作だと。

こんな境遇に共感なんてしたくも
ないけど、共感できない人とは会話
できないなと思う。

強烈にフェチい1冊でもあります。



【23】

黄島 点心 / 黄色い耳(((胎教)))
(LEED Cafe comics)

B09R1KDZ9B.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













ホントに頭のおかしいこんな作品が
きっちり紙で出版されるんだから、
まだまだ捨てたもんじゃない。

教訓とか、風刺とかにたどり着かない
絵としての薬物。

そしてギャルがかわいい。
原画を買おうと悩むうちに売り切れる
という循環に入っている。



【24】

模造クリスタル / スターイーター
模造クリスタル作品集
(イースト・プレス)

B09QX9V1XC.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













道満晴明と施川ユウキの間くらいの
作風というか。

独特のコンパクトさをもって生死観
を問うスタイルは相変わらず。

作品として手元に置いておきたい
キュートさに溢れています。



【25】

山うた / よみがえる子猫たち(1)
(MeDu COMICS)

B0B4ZH18HZ.01._SCLZZZZZZZ_SX500_













「兎が二匹」、「角の男」同様、
開始早々に身近な人の尊厳を
左右する立場に追い込まれる。

2巻くらいのコンパクトな世界観
が今作にも感じられて、心地いいです。

狩る側という立場にどれだけ比重を
置けるか、とか考えてるうちに
あっという間に取り返しのつかない
地点に来てしまっているスピード感。

やっぱりすげー才能だよ。




以上です。

次点


地主 / スーパーの裏でヤニ数ふたり
sono.N / SHWD 2
長蔵ヒロコ / 煙と蜜
F4U / 異世界はこう抜く
町田メロメ / 三拍子の娘 2
あちゅむち / エロティック ×
アナボリック 3
高木ユーナ / 群舞のペア碁 3
園山ゆきの / ブレス 2
大瀬戸陸/ 影霧街 3
地球のお魚ぽんちゃん / 霧尾ファンクラブ
躯咲マドロミ / カラフルグレー
河野別荘地 / ツチノコと潮風
九岡九蔵 / 酒処 春來荘日乗
ハミタ / 目つき悪い子かわいい子 2
庄野晶 / グッド・ナイト・フィールド





















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vmjstyle at 15:50|PermalinkComments(0)mixiチェック
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