2024年03月22日
JR-社1-社2-JRの通過連絡乗車券(IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道)
JR−社1−社2−JRの形態となる通過連絡乗車券です。西金沢⇒新高岡間の乗車券を例にマルス券とPOS券(西日本及び東日本)を比較してみました。
西金沢・金沢間は、3月16日の北陸新幹線敦賀延伸開業に伴い、西日本旅客鉄道からIRいしかわ鉄道に経営移管されたので、同区間の連絡乗車券は発売できなくなりましたが、西日本旅客鉄道七尾線発着の乗車券は発売できるので、JR−社1(IRいしかわ鉄道)−社2(あいの風とやま鉄道)−JRの通過連絡乗車券は現在も購入することができます。
空港第2駅VF1発行 西金沢⇒新高岡間のマルス券です。
券面の経由は「北陸・金沢・IR・倶利・とやま・高岡・城端線」と印字されています。
越中中川駅001発行 西金沢⇒新高岡間のPOS券です。
券面の経由は「北陸・金沢・いしかわ・倶利伽羅・とやま・高岡・城端線」と印字されています。IRいしかわ鉄道の印字は、マルス券の「IR」と異なり「いしかわ」と印字されています。なお、マルス券についても北陸新幹線金沢開業当初は「いしかわ」でしたが、しばらくして「IR」表示に改修された経緯があります。
下総松崎駅401発行 西金沢⇒新高岡間のPOS券です。
券面の経由は「北陸本線・金沢・倶利伽羅・高岡・城端線」と印字されています。連絡会社線名は印字されず、接続駅のみ印字されています。なお、券面右下に自動改札が通れない乗車券であることを意味する「〇✕」が印字されています。
西金沢・金沢間は、3月16日の北陸新幹線敦賀延伸開業に伴い、西日本旅客鉄道からIRいしかわ鉄道に経営移管されたので、同区間の連絡乗車券は発売できなくなりましたが、西日本旅客鉄道七尾線発着の乗車券は発売できるので、JR−社1(IRいしかわ鉄道)−社2(あいの風とやま鉄道)−JRの通過連絡乗車券は現在も購入することができます。
空港第2駅VF1発行 西金沢⇒新高岡間のマルス券です。
券面の経由は「北陸・金沢・IR・倶利・とやま・高岡・城端線」と印字されています。
越中中川駅001発行 西金沢⇒新高岡間のPOS券です。
券面の経由は「北陸・金沢・いしかわ・倶利伽羅・とやま・高岡・城端線」と印字されています。IRいしかわ鉄道の印字は、マルス券の「IR」と異なり「いしかわ」と印字されています。なお、マルス券についても北陸新幹線金沢開業当初は「いしかわ」でしたが、しばらくして「IR」表示に改修された経緯があります。
下総松崎駅401発行 西金沢⇒新高岡間のPOS券です。
券面の経由は「北陸本線・金沢・倶利伽羅・高岡・城端線」と印字されています。連絡会社線名は印字されず、接続駅のみ印字されています。なお、券面右下に自動改札が通れない乗車券であることを意味する「〇✕」が印字されています。
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2024年02月18日
桜ノ宮⇒西宮北インター間の西日本ジェイアールバス連絡乗車券
京橋駅F3発行 桜ノ宮⇒西宮北インター間の西日本ジェイアールバス中国高速線連絡乗車券です。
発売額は大人1,050円、小児520円です。内訳は次のとおりです。
1 桜ノ宮・大阪間120円(小児60円)
2 大阪駅JR高速バスターミナル・西宮北インター間930円(小児470円)
発売額大人1,050円、小児520円
小児運賃は530円ではなく520円になります。
連絡乗車券の旅客運賃は連絡旅客営業規則で次のとおり規定されています。
(大人普通旅客運賃)
第48条 大人普通旅客運賃は、次の各号に定めるところにより計算した額とする。
(1)大人片道普通旅客運賃は、次に掲げる旅客会社線と連絡会社線の大人片道普通旅客運賃を併算した額とする。
イ 旅客会社線 旅客規則の定めるところによって計算した運賃
ロ 連絡会社線 別に連絡会社線ごとに定める旅客運賃
(2)大人往復普通旅客運賃は、前号によって計算した大人片道普通旅客運賃を2倍した額とする。ただし、関係運輸機関のうち特定大人往復普通旅客運賃の定めのあるときは、その特定大人往復普通旅客運賃と、その他の運輸機関の大人片道普通旅客運賃を2倍した額との併算額とする。
(注) 旅客規則第90条第1号ただし書に規定する往復普通旅客運賃は、特定大人往復普通旅客運賃に含まれる。
(小児普通旅客運賃)
第51条 小児普通旅客運賃は、次の各号に定めるところにより計算した額とする。
(1)小児片道普通旅客運賃は、旅客会社線とJR自動車線にまたがる場合を除き、次によって計算したものを併算した額とする。
イ 旅客会社線区間 大人片道普通旅客運賃を折半し、端数整理した額
ロ 連絡会社線区間 連絡会社ごとに大人片道普通旅客運賃を折半し、10円未満の端数を10円に切り上げた額。ただし、IRいしかわ鉄道株式会社線にあっては、大人片道普通旅客運賃を折半し、端数整理した額。また、特定小児片道普通旅客運賃の定めのある連絡会社については、その特定小児片道普通旅客運賃
(2)旅客会社線とJR自動車線にまたがる場合の小児片道普通旅客運賃は、第48条第1号に規定するところによって計算した大人片道普通旅客運賃を折半し、端数整理した額とする。
(3)小児往復普通旅客運賃は、前各号の規定によって算出した小児片道普通旅客運賃を2倍した額とする。ただし、関係運輸機関において特定大人往復普通旅客運賃又は特定小児往復普通旅客運賃の定めのある場合は、次によって計算したものを併算した額とする。
イ 特定大人往復普通旅客運賃の定めのある運輸機関については、その特定大人往復普通旅客運賃を折半し、10円未満の端数を第1号の規定によって処理した額
ロ 特定小児往復普通旅客運賃の定めのある運輸機関については、イの規定にかかわらず、その特定小児往復普通旅客運賃
ハ その他の運輸機関については、第1号の規定によって算出した片道普通旅客運賃を2倍した額
(4)小児連続普通旅客運賃は、各区間ごとに、第1号又は第2号によって算出した運賃を合算した額とする。
JR自動車線連絡乗車券の小児運賃は、同規則第51条第2号の規定により、次のとおり計算します。
大人運賃120円と930円を併算(1,050円)し、折半(525円)した額を端数整理(520円)した額となります。よって、同規則第51条第1号に規定する一般的な計算方で運賃を算出した場合の小児運賃530円と比較すると10円ですが低廉となります。
なお、この乗車券は、マルスMR51形端末の「金額入力−自・社区間」要求操作で発売していますが、小児運賃計算方の区別は接続コードで識別しているものと思われます。
桜ノ宮⇒西宮北インター間を連絡乗車券によらず、個別に購入した場合は、下記の乗車券のように小児運賃が10円高くなります。
西日本ジェイアールバスの小児運賃は大人の半額ですが、5円の端数は切り上げとなりますので大阪駅JR 高速バスターミナル・西宮北インター間の小児運賃は470円になります。
(432)の2 西日本ジェイアールバスの旅客運賃及び営業キロ程表を作成してみました。この表は、タカタカBが自らの趣味の範疇で作成したもので旅客鉄道及び西日本ジェイアールバス様とは一切関係がございません。あくまで参考としてご覧ください。実際に連絡乗車券を購入される方は、事前に関係各社へお問い合わせください。
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2024年02月12日
西船橋駅発行 東京メトロ単独マルス乗車券
西船橋は、東日本旅客鉄道、東京地下鉄及び東葉高速鉄道の共同使用駅で、東日本旅客会社が出改札業務をおこなっています。
同駅のみどりの窓口は、2024年2月19日をもって営業を終了しますが、今回は、かつてみどりの窓口で発売されていた東京地下鉄株式会社線単独のマルス乗車券を観察します。
なお、同マルス乗車券については、現在、発売しておらず、窓口には「みどりの窓口では 東京メトロ・東葉高速線のきっぷは 発売しておりません。 ※各社の自動券売機をご利用ください。西船橋駅発の磁気定期券は発売しております。」と案内が掲示されています。
磁気定期券についても2月19日までの発売となります。
西船橋からの東京メトロ線の普通旅客運賃は、マルス中央装置に収容されていないため、発券するには、「乗車券(基準額入力)」要求操作が必要でした。(ME形端末の場合)
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒メトロ線中野間のマルス券です。
発着駅名には「メトロ線」が冠されています。帝都高速度交通営団の時代は「(営団線)」でしたが、2004年4月1日、東京地下鉄株式会社移管後、メトロ線表示になりました。この線名表示は、マルスシステムによる表示で規定上の根拠は確認できませんでした。
西船橋及び中野駅は、旅客会社線、東京地下鉄線双方とも同一駅名のため旅客案内上における区別の目的で冠されているものと考えられます。なお、この「メトロ線」表示は、旅客会社線との普通乗車券の接続駅に見られる表示で、定期乗車券の接続駅には表示されません。
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒地下鉄東京間、地下鉄稲荷町間及び地下鉄浅草間のマルス券です。
これらの着駅名には「地下鉄」が冠されています。この「地下鉄」の表示は、旅客営業取扱基準規程第180条(旅客連絡運輸取扱基準規程第16条による準用規定)に基づく表示であり、同条は次のとおり規定されています。
(乗車券類の文字の表示方)
第180条 乗車券類の使用文字は、次の各号に定めるところにより、明らかに表示しなければならない。
(1)省略
(2)旅客会社線の駅名は、鉄道・航路旅客運賃・料金算出表の駅名欄(左欄)及び自動車線普通旅客運賃表の例により、連絡会社線の駅名は、旅客連絡運輸取扱基準規程第6条別表により表示する。ただし、次に掲げるものにあつては、それぞれに定めるところにより取り扱うことができる。
ア 旧国名等を冠した駅名の旧国名等は、ひらがなで表示する。
イ 片道の営業キロが200Km以内の乗車券にあつては、所属線名の略号を省略する。
(3)ローマ字をもって、駅名を併記する場合は、修正ヘボン式による。
(4)数字は、算用数字で表示する。
この規程により、連絡会社線の駅名は、旅客連絡運輸取扱基準規程別表の旅客運賃及び営業キロ程の項に記載されている駅名が券面に表示されます。
別表の駅名欄を見ると地下鉄が冠されている駅名は、原則として同一の駅名が他に存在する場合です。
東京は東日本旅客鉄道、稲荷町は富山地方鉄道、浅草は東武鉄道に同一駅名があるので、同程別規表記載の駅名には地下鉄が冠されて記載されています。ただし、例外もあり、日比谷線入谷駅のように東日本旅客鉄道相模線に同一駅名があるにもかかわらず、地下鉄が冠されていない場合があります。
ちなみに都営浅草線浅草駅は「都営浅草」と記載されています。
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒入谷間のマルス券
規程別表の駅名欄には「入谷」と記載されており、地下鉄が冠されていない。よって、マルス券の印字についても「入谷」と表示される。
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒地下鉄成増間のマルス券です。
着駅の地下鉄成増は、前者に掲げた地下鉄駅名と由来が異なり、駅名改称により誕生した駅名です。同駅は帝都高速度交通営団時代、隣駅の赤塚とともに営団が冠され、それぞれ営団成増、営団赤塚と称していましたが、東京地下鉄移管後、地下鉄成増及び地下鉄成増になりました。
駅名標等の構内の掲示類についても「地下鉄成増」と表示され、他の地下鉄表示駅と取扱いを異にしています。なお、改称にあたって、メトロ成増、メトロ赤塚の方がよかったとの意見もあったようです。
地下鉄成増⇒東京メトロ線200円区間の乗車券です。本物?の地下鉄表示駅だけあって、金額式乗車券についても「地下鉄成増」と表示されています。他の駅では、地下鉄表示はなく地下鉄を意とする略記号「〇地」が表示されています。
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒地下鉄麻布十番間のマルス券です。
南北線麻布十番駅は、2000年9月26日に開業しました。当時都営大江戸線麻布十番駅は開業していませんでしたが、規程別表の駅名欄には「地下鉄麻布十番」と掲載されました。同年12月12日には都営大江戸線麻布十番駅が開業しましたが、都営は「都営麻布十番」と記載されています。
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒新宿三丁目間のマルス券です。
新宿三丁目駅は、他に都営新宿線にありますが、規程別表の駅名欄には「新宿三丁目」と記載されおり、地下鉄は冠していません。なお、都営の方は「都営新宿三丁目」と記載されています。
参考までに小田急電鉄のMSR端末で発券した新宿三丁目ゆきの乗車券を掲げておきます。
最後にメトロ線又は地下鉄表示がない着駅のマルス券をご覧ください。
同駅のみどりの窓口は、2024年2月19日をもって営業を終了しますが、今回は、かつてみどりの窓口で発売されていた東京地下鉄株式会社線単独のマルス乗車券を観察します。
なお、同マルス乗車券については、現在、発売しておらず、窓口には「みどりの窓口では 東京メトロ・東葉高速線のきっぷは 発売しておりません。 ※各社の自動券売機をご利用ください。西船橋駅発の磁気定期券は発売しております。」と案内が掲示されています。
磁気定期券についても2月19日までの発売となります。
西船橋からの東京メトロ線の普通旅客運賃は、マルス中央装置に収容されていないため、発券するには、「乗車券(基準額入力)」要求操作が必要でした。(ME形端末の場合)
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒メトロ線中野間のマルス券です。
発着駅名には「メトロ線」が冠されています。帝都高速度交通営団の時代は「(営団線)」でしたが、2004年4月1日、東京地下鉄株式会社移管後、メトロ線表示になりました。この線名表示は、マルスシステムによる表示で規定上の根拠は確認できませんでした。
西船橋及び中野駅は、旅客会社線、東京地下鉄線双方とも同一駅名のため旅客案内上における区別の目的で冠されているものと考えられます。なお、この「メトロ線」表示は、旅客会社線との普通乗車券の接続駅に見られる表示で、定期乗車券の接続駅には表示されません。
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒地下鉄東京間、地下鉄稲荷町間及び地下鉄浅草間のマルス券です。
これらの着駅名には「地下鉄」が冠されています。この「地下鉄」の表示は、旅客営業取扱基準規程第180条(旅客連絡運輸取扱基準規程第16条による準用規定)に基づく表示であり、同条は次のとおり規定されています。
(乗車券類の文字の表示方)
第180条 乗車券類の使用文字は、次の各号に定めるところにより、明らかに表示しなければならない。
(1)省略
(2)旅客会社線の駅名は、鉄道・航路旅客運賃・料金算出表の駅名欄(左欄)及び自動車線普通旅客運賃表の例により、連絡会社線の駅名は、旅客連絡運輸取扱基準規程第6条別表により表示する。ただし、次に掲げるものにあつては、それぞれに定めるところにより取り扱うことができる。
ア 旧国名等を冠した駅名の旧国名等は、ひらがなで表示する。
イ 片道の営業キロが200Km以内の乗車券にあつては、所属線名の略号を省略する。
(3)ローマ字をもって、駅名を併記する場合は、修正ヘボン式による。
(4)数字は、算用数字で表示する。
この規程により、連絡会社線の駅名は、旅客連絡運輸取扱基準規程別表の旅客運賃及び営業キロ程の項に記載されている駅名が券面に表示されます。
別表の駅名欄を見ると地下鉄が冠されている駅名は、原則として同一の駅名が他に存在する場合です。
東京は東日本旅客鉄道、稲荷町は富山地方鉄道、浅草は東武鉄道に同一駅名があるので、同程別規表記載の駅名には地下鉄が冠されて記載されています。ただし、例外もあり、日比谷線入谷駅のように東日本旅客鉄道相模線に同一駅名があるにもかかわらず、地下鉄が冠されていない場合があります。
ちなみに都営浅草線浅草駅は「都営浅草」と記載されています。
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒入谷間のマルス券
規程別表の駅名欄には「入谷」と記載されており、地下鉄が冠されていない。よって、マルス券の印字についても「入谷」と表示される。
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒地下鉄成増間のマルス券です。
着駅の地下鉄成増は、前者に掲げた地下鉄駅名と由来が異なり、駅名改称により誕生した駅名です。同駅は帝都高速度交通営団時代、隣駅の赤塚とともに営団が冠され、それぞれ営団成増、営団赤塚と称していましたが、東京地下鉄移管後、地下鉄成増及び地下鉄成増になりました。
駅名標等の構内の掲示類についても「地下鉄成増」と表示され、他の地下鉄表示駅と取扱いを異にしています。なお、改称にあたって、メトロ成増、メトロ赤塚の方がよかったとの意見もあったようです。
地下鉄成増⇒東京メトロ線200円区間の乗車券です。本物?の地下鉄表示駅だけあって、金額式乗車券についても「地下鉄成増」と表示されています。他の駅では、地下鉄表示はなく地下鉄を意とする略記号「〇地」が表示されています。
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒地下鉄麻布十番間のマルス券です。
南北線麻布十番駅は、2000年9月26日に開業しました。当時都営大江戸線麻布十番駅は開業していませんでしたが、規程別表の駅名欄には「地下鉄麻布十番」と掲載されました。同年12月12日には都営大江戸線麻布十番駅が開業しましたが、都営は「都営麻布十番」と記載されています。
西船橋駅E1発行
メトロ線西船橋⇒新宿三丁目間のマルス券です。
新宿三丁目駅は、他に都営新宿線にありますが、規程別表の駅名欄には「新宿三丁目」と記載されおり、地下鉄は冠していません。なお、都営の方は「都営新宿三丁目」と記載されています。
参考までに小田急電鉄のMSR端末で発券した新宿三丁目ゆきの乗車券を掲げておきます。
最後にメトロ線又は地下鉄表示がない着駅のマルス券をご覧ください。
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2024年01月01日
連絡運輸契約をしていない旅客会社線を経由する連絡乗車券2
あけましておめでとうございます
本年もタカタカBをよろしくお願い申し上げます
投稿が永らく滞っている状態にもかかわらず、閲覧いただいている皆様に感謝申し上げます。これからも少しづつですが、記事を投稿していきますので、よろしくお願いいたします。
えきねっと10(横浜駅VF12)発行 大宮公園⇒さいたま新都心間の乗車券です。
経由は「大宮・武蔵野・中央東・横浜線・新横浜・新幹線・東京・東北」と印字されています。なお、プログラムにより、大宮・武蔵浦和間の「埼京」の印字が省略されています。
新横浜・東京間は、東海道新幹線を経由する連絡乗車券です。東武鉄道と東海旅客鉄道は旅客連絡運輸契約を締結していませんので規則上発売できない連絡乗車券ですが、東日本旅客鉄道の「えきねっと」における運送申し込みではシステムのプログラム上、購入することができます。
同様の連絡乗車券については、マルス端末(MV形端末)の顧客操作においても購入できた時期がありましたが、現在はプログラムが改修され購入できなくなったようです。一方「えきねっと」では何故か現在も改修されず購入することができます。
東日本旅客会社線と東武鉄道株式会社線は、栗橋を接続駅として相互に直通する連絡特急列車を運行している関係上、連絡運輸区域内かつマルス中央装置に旅客運賃が収容されている区間については、「えきねっと」で連絡乗車券が購入することができます。大宮公園・さいたま新都心間は、連絡特急列車と直接関係がない区間ですが、乗継割引運賃適用区間で連絡運輸区域が設定されており、かつマルス中央装置に旅客運賃が収容されているため購入することができます。ただし、同連絡運輸区域であっても北大宮発着等の連絡乗車券は、マルス中央装置に旅客運賃が収容されていないため購入することはできません。
えきねっと10(川崎駅VF02)発行 (東武線)栃木⇒熱海間の乗車券です。
経由は「東武線・栗橋・大宮・新幹線・金沢・米原・新幹線・熱海」と印字されています。この乗車券は、プログラムにより、栗橋・大宮間の「東北」及び金沢・米原間の「北陸」の印字が省略されています。
北陸新幹線上越妙高・米原間は、西日本旅客鉄道となりますが、東海旅客鉄道と同様に東武鉄道と旅客連絡運輸契約は結ばれていません。
乗車形態は、社(東武)−JR(東日本)−JR(西日本)−JR(東海)の連絡乗車券です。
「えきねっと」では、発着駅が連絡運輸区域内であれば、経路検索において連絡運輸区域を外れて経由候補が構成された場合であってもプログラム上のチェック機能がありません。また、熱海のように旅客会社境界駅についても東日本会社、東海会社双方の駅としており、この乗車券のように、東海道新幹線経由、東海会社熱海着であってもの東武鉄道連絡乗車券が購入することができます。
本年もタカタカBをよろしくお願い申し上げます
投稿が永らく滞っている状態にもかかわらず、閲覧いただいている皆様に感謝申し上げます。これからも少しづつですが、記事を投稿していきますので、よろしくお願いいたします。
えきねっと10(横浜駅VF12)発行 大宮公園⇒さいたま新都心間の乗車券です。
経由は「大宮・武蔵野・中央東・横浜線・新横浜・新幹線・東京・東北」と印字されています。なお、プログラムにより、大宮・武蔵浦和間の「埼京」の印字が省略されています。
新横浜・東京間は、東海道新幹線を経由する連絡乗車券です。東武鉄道と東海旅客鉄道は旅客連絡運輸契約を締結していませんので規則上発売できない連絡乗車券ですが、東日本旅客鉄道の「えきねっと」における運送申し込みではシステムのプログラム上、購入することができます。
同様の連絡乗車券については、マルス端末(MV形端末)の顧客操作においても購入できた時期がありましたが、現在はプログラムが改修され購入できなくなったようです。一方「えきねっと」では何故か現在も改修されず購入することができます。
東日本旅客会社線と東武鉄道株式会社線は、栗橋を接続駅として相互に直通する連絡特急列車を運行している関係上、連絡運輸区域内かつマルス中央装置に旅客運賃が収容されている区間については、「えきねっと」で連絡乗車券が購入することができます。大宮公園・さいたま新都心間は、連絡特急列車と直接関係がない区間ですが、乗継割引運賃適用区間で連絡運輸区域が設定されており、かつマルス中央装置に旅客運賃が収容されているため購入することができます。ただし、同連絡運輸区域であっても北大宮発着等の連絡乗車券は、マルス中央装置に旅客運賃が収容されていないため購入することはできません。
えきねっと10(川崎駅VF02)発行 (東武線)栃木⇒熱海間の乗車券です。
経由は「東武線・栗橋・大宮・新幹線・金沢・米原・新幹線・熱海」と印字されています。この乗車券は、プログラムにより、栗橋・大宮間の「東北」及び金沢・米原間の「北陸」の印字が省略されています。
北陸新幹線上越妙高・米原間は、西日本旅客鉄道となりますが、東海旅客鉄道と同様に東武鉄道と旅客連絡運輸契約は結ばれていません。
乗車形態は、社(東武)−JR(東日本)−JR(西日本)−JR(東海)の連絡乗車券です。
「えきねっと」では、発着駅が連絡運輸区域内であれば、経路検索において連絡運輸区域を外れて経由候補が構成された場合であってもプログラム上のチェック機能がありません。また、熱海のように旅客会社境界駅についても東日本会社、東海会社双方の駅としており、この乗車券のように、東海道新幹線経由、東海会社熱海着であってもの東武鉄道連絡乗車券が購入することができます。
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2023年08月20日
東日本旅客会社POS端末による新幹線の経由印字
大塚又は巣鴨⇒向ケ丘遊園間の連絡乗車券です。この区間の連絡乗車券は、旅客連絡運輸取扱基準規程改定(連絡運輸区域縮小)により、現在購入することができませんが、東日本会社のPOS端末で発売しています。
乗車経路は、「山手線 外 上野 東北新幹線 東京 新幹線 品川 横須賀線 武蔵小杉 南武 登戸 小田急線」(MR形端末の場合)です。
双方の乗車券の経由印字を観察すると次のとおり相違がみられます。
大塚発「東北本線・上野・新幹線・東京・新幹線・品川・横須賀線」(以降、経由あふれ)
巣鴨発「東北本線・東海道線・横須賀線・南武線・登戸」
巣鴨発の乗車券については、上野・東京・品川間について、新幹線経由を指定しているのに新幹線が印字されず在来線が印字されています。新幹線経由であることは、券面の(幹)及び(2−タ)の印字で確認することができます。
なぜ、巣鴨発の乗車券は新幹線が経由印字されないのでしょうか。
これは、東日本会社のPOS端末における「謎仕様」のひとつで、旅客営業規則第160条(特定区間発着の場合のう回乗車)に係わる乗車券で、同規則70条に掲げる太線区間内において、新幹線経由を要求すると経由印字が在来線に変換されるようにプログラムされているからです。
それでは、大塚発の乗車券は、なぜ新幹線が印字されているのでしょうか。
双方の乗車券の経路上における旅客営業規則第70条に掲げる太線区間内の出口駅は品川ですが、発駅から品川までの最短経路が、巣鴨発「山手線2−東北本線−東海道本線」に対し、大塚発が「山手線2−中央東線−山手線1」になるため、大塚発の乗車券で上野・東京・品川間を新幹線経由で要求した場合、マルスシステムと同様に「補正禁止」が必要となります。結果、「補正禁止」を操作した場合、本来の経路補正禁止と共に新幹線が在来線経由に変換される印字補正についても併せて解除されるためです。
なお、POS端末の経路方式による経由線は次のとおり入力していますが、大塚駅発の乗車券は補正禁止が必要なため、山手線2の経由線が「山手線2¥」となります。
山手線2−東北本線−東北新幹線(接続検索ガイド乗車駅02上野、降車駅01東京)
東海道山陽新幹線(接続検索ガイド乗車駅01東京、降車駅02品川)−品鶴線
南武線−小田急電鉄 登戸(4635)「決定」
参考までに西大井⇒上野間の乗車券を事例として、マルス端末券と他社のPOS端末券を掲げておきます。いずれの乗車券についても品川・東京・上野間を新幹線経由で入力しています。
東日本会社のPOS端末券については、補正禁止後(2枚目)の乗車券も掲げました。
東日本会社 新木駅発行 POS端末券
東日本会社 大崎駅F1発行 マルス端末券
西日本会社 坂越駅発行 POS端末券
四国会社 端岡駅発行 POS端末券
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2023年06月25日
連続乗車券における経路自動補正
旅客鉄道会社線から京王電鉄株式会社ゆきの連続乗車券を観察します。
乗車形態は「連続1 JR⇒京王」「連続2 京王⇒JR」です。
京王電鉄株式会社線は、マルス中央装置に旅客運賃が収容されていなかったので、特別補充券で発売しています。なお、事例の区間は、第1区間の着駅及び第2区間の発駅が旅客会社線との接続駅のため、マルス端末装置の金額入力-基準額要求操作による発売についても可能です。(ME形端末を除く)
渋谷駅発行 渋谷⇒(京王)渋谷間、(京王)渋谷⇒渋谷間の連続乗車券です。
経由は、第1区間が「新宿・京王線」、第2区間が「京王線・新宿」と記入され、旅客運賃は双方とも320円です。発着区間及び経由からすると連続乗車券ではなく、往復乗車券の乗車券形態になりますが、連続乗車券として発売されています。
実際の乗車(運送申込)経路は、次のとおりです。
第1区間 山手線 外 新宿 京王電鉄線 明大前 京王井の頭線
(ヤマテ1−チユト−4646)
第2区間 京王井の頭線 明大前 京王電鉄線 新宿 中央線 東京 山手線 外
(4645−4646−チユト−トウカ−ヤマテ1)
第2区間が第1区間と旅客運賃が同額なのは、新宿・渋谷間の旅客運賃をマルス端末装置で照会した結果、マルスシステムの経路自動補正により、最短経路である山手線 内(チユト−ヤマテ1)経由で回答された運賃を適用して発売したためです。
新宿駅発行 新宿⇒(京王)新宿間、(京王)新宿⇒新宿間の連続乗車券です。
経由は、第1区間が「渋谷・京王線」、第2区間が「京王・渋谷・山手線・東海道・中央」と記入され、旅客運賃は、第1区間が320円、第2区間が500円です。こちらの連続乗車券は、実際の乗車経路どおりに補正禁止操作をおこない運賃を算出して発売されています。
実際の乗車(運送申込)経路は、次のとおりです。
第1区間 山手線 内 渋谷 京王井の頭線 明大前 京王電鉄線
(チユト−ヤマテ1−4645)
第2区間 京王電鉄線 明大前 京王井の頭線 渋谷 山手線 内 東京 中央線
(4646−4645−ヤマテ1−トウカ−チユト)
連続乗車券を発売する場合、経路補正の運賃又は補正禁止後の運賃どちらの運賃を適用するのが正当であるのか。
これらの連続乗車券は、渋谷駅及び新宿駅ともマルス指令の指示で発売しましたが、マルス指令の回答は、平成23年5月13日の指令が経路補正の運賃適用、翌日5月14日の指令が不可でした。
なお、MV形端末等、顧客操作形端末の発券やえきねっと等での購入では、経路補正による運賃で発売してる一方、窓口発売では補正禁止を操作する係員が多く混在しているのが実情です。
乗車形態は「連続1 JR⇒京王」「連続2 京王⇒JR」です。
京王電鉄株式会社線は、マルス中央装置に旅客運賃が収容されていなかったので、特別補充券で発売しています。なお、事例の区間は、第1区間の着駅及び第2区間の発駅が旅客会社線との接続駅のため、マルス端末装置の金額入力-基準額要求操作による発売についても可能です。(ME形端末を除く)
渋谷駅発行 渋谷⇒(京王)渋谷間、(京王)渋谷⇒渋谷間の連続乗車券です。
経由は、第1区間が「新宿・京王線」、第2区間が「京王線・新宿」と記入され、旅客運賃は双方とも320円です。発着区間及び経由からすると連続乗車券ではなく、往復乗車券の乗車券形態になりますが、連続乗車券として発売されています。
実際の乗車(運送申込)経路は、次のとおりです。
第1区間 山手線 外 新宿 京王電鉄線 明大前 京王井の頭線
(ヤマテ1−チユト−4646)
第2区間 京王井の頭線 明大前 京王電鉄線 新宿 中央線 東京 山手線 外
(4645−4646−チユト−トウカ−ヤマテ1)
第2区間が第1区間と旅客運賃が同額なのは、新宿・渋谷間の旅客運賃をマルス端末装置で照会した結果、マルスシステムの経路自動補正により、最短経路である山手線 内(チユト−ヤマテ1)経由で回答された運賃を適用して発売したためです。
新宿駅発行 新宿⇒(京王)新宿間、(京王)新宿⇒新宿間の連続乗車券です。
経由は、第1区間が「渋谷・京王線」、第2区間が「京王・渋谷・山手線・東海道・中央」と記入され、旅客運賃は、第1区間が320円、第2区間が500円です。こちらの連続乗車券は、実際の乗車経路どおりに補正禁止操作をおこない運賃を算出して発売されています。
実際の乗車(運送申込)経路は、次のとおりです。
第1区間 山手線 内 渋谷 京王井の頭線 明大前 京王電鉄線
(チユト−ヤマテ1−4645)
第2区間 京王電鉄線 明大前 京王井の頭線 渋谷 山手線 内 東京 中央線
(4646−4645−ヤマテ1−トウカ−チユト)
連続乗車券を発売する場合、経路補正の運賃又は補正禁止後の運賃どちらの運賃を適用するのが正当であるのか。
これらの連続乗車券は、渋谷駅及び新宿駅ともマルス指令の指示で発売しましたが、マルス指令の回答は、平成23年5月13日の指令が経路補正の運賃適用、翌日5月14日の指令が不可でした。
なお、MV形端末等、顧客操作形端末の発券やえきねっと等での購入では、経路補正による運賃で発売してる一方、窓口発売では補正禁止を操作する係員が多く混在しているのが実情です。
yosi44125 at 11:50|Permalink│Comments(0)│
2023年06月18日
(東武線)伊勢崎⇒東京間のマルス券
伊勢崎駅A1発行 (東武線)伊勢崎⇒東京間のマルス券です。
旅客会社が発売した東武鉄道発旅客会社線着の連絡乗車券です。
かつて伊勢崎駅は、共同使用駅で旅客会社が出改札業務を行っていましたが、2010年3月13日(土)、高架化工事に伴い出改札が分離されました。
この乗車券は、出改札分離後に発売したのもですが、発売当時東武鉄道は、既に新幹線経由の乗車券の発売を取り止めていたので、新幹線を利用(経由)する場合、旅客会社の駅で申し出ると購入可能でした。
社線発の乗車券を発売できる条件は、指定席特急券と同時に使用する場合ですが、特定特急券と同時に使用する場合でも発売していました。
券面を観察すると太田及び館林駅の特別下車印が押なつされています。
東武鉄道は、旅客会社と同様に旅客営業取扱基準規程第154条第2項(接続駅で一時出場させる場合の取扱方)で特別下車印が規定されています。
伊勢崎駅A1発行 連絡乗車券と同時に使用した上野⇒東京間の新幹線特定特急券です。
yosi44125 at 23:42|Permalink│Comments(0)│
2023年05月14日
JR−東武−JRの通過連絡券(マルス金額入力券)
東武鉄道を経由する普通乗車券の通過連絡運輸は、現在すべて廃止になりましたが、過去には複数の連絡運輸区域が存在しました。比較的一般旅客に利用されたのは、柏−東武野田線−船橋間、池袋−東武東上線−川越間を挟む通過連絡券で硬券時代は常備の口座がありましたし、マルス中央装置には旅客運賃が収容されていました。
東武鉄道は、旅客会社線との接続駅が比較的多く、通過連絡運輸区域が多数存在することから現場の出札係員が把握していないことも多く、「別々に買ってください。」と発売を断られることもありました。JR発着の通過連絡は、JR区間の営業キロを通算して運賃を算出するので、区間を分けて購入するより通過連絡券の方が運賃が低廉になることが多く旅客の利益になる一方、発着区間によっては逆に高価になる場合がありました。
それでは、マルス金額入力−基準額要求操作で発売した通過連絡券を観ていきましょう。
神田駅MR1発行 新日本橋⇒新前橋間の通過連絡券です。
接続駅は亀戸(4566)⇒伊勢崎(4564)です。発売当時は両毛線が東京近郊区間から外れていたため、有効日数が2日間で途中下車が可能でした。
新川崎駅ME発行 新川崎⇒新小岩間の通過連絡券です。
接続駅は北千住(4560)⇒亀戸(4566)です。この当時は、横浜支社もME端末がありました。
さいたま新駅M1発行 さいたま新都心⇒我孫子間の通過連絡券です。
接続駅は大宮(4557)⇒柏(4561)です。
南千住駅M1発行 南千住⇒古河間の通過連絡券です。
接続駅は北千住(4560)⇒栗橋(4559)です。
東京駅MR43発行 東京⇒西川越間の通過連絡券です。
接続駅は池袋(4569)⇒川越(4570)です。東武東上線池袋・川越間はマルス中央装置に旅客運賃が収容されていましが、金額入力−基準額要求操作で発売してます。
参考までに「東武線対JR線通過連絡運輸区域」を掲げておきます。(「業務用」営業キロ程表 平成17年8月 東武鉄道株式会社より)
なお、東上線の連絡駅「東京」は、東日本旅客鉄道旅客連絡運輸取扱基準規程別表前文により東京都区内各駅を含みます。
東武鉄道は、旅客会社線との接続駅が比較的多く、通過連絡運輸区域が多数存在することから現場の出札係員が把握していないことも多く、「別々に買ってください。」と発売を断られることもありました。JR発着の通過連絡は、JR区間の営業キロを通算して運賃を算出するので、区間を分けて購入するより通過連絡券の方が運賃が低廉になることが多く旅客の利益になる一方、発着区間によっては逆に高価になる場合がありました。
それでは、マルス金額入力−基準額要求操作で発売した通過連絡券を観ていきましょう。
神田駅MR1発行 新日本橋⇒新前橋間の通過連絡券です。
接続駅は亀戸(4566)⇒伊勢崎(4564)です。発売当時は両毛線が東京近郊区間から外れていたため、有効日数が2日間で途中下車が可能でした。
新川崎駅ME発行 新川崎⇒新小岩間の通過連絡券です。
接続駅は北千住(4560)⇒亀戸(4566)です。この当時は、横浜支社もME端末がありました。
さいたま新駅M1発行 さいたま新都心⇒我孫子間の通過連絡券です。
接続駅は大宮(4557)⇒柏(4561)です。
南千住駅M1発行 南千住⇒古河間の通過連絡券です。
接続駅は北千住(4560)⇒栗橋(4559)です。
東京駅MR43発行 東京⇒西川越間の通過連絡券です。
接続駅は池袋(4569)⇒川越(4570)です。東武東上線池袋・川越間はマルス中央装置に旅客運賃が収容されていましが、金額入力−基準額要求操作で発売してます。
参考までに「東武線対JR線通過連絡運輸区域」を掲げておきます。(「業務用」営業キロ程表 平成17年8月 東武鉄道株式会社より)
なお、東上線の連絡駅「東京」は、東日本旅客鉄道旅客連絡運輸取扱基準規程別表前文により東京都区内各駅を含みます。
yosi44125 at 08:47|Permalink│Comments(0)│
2023年05月05日
国鉄−小田急−国鉄の通過連絡券(印刷発行機券)
東京駅発行 小田急線経由、南武線内ゆきの通過連絡券です。
東京駅の印刷発行機には、小田急線通過連絡券の口座が設定されていました。連絡運輸区域は「小田急線新宿・登戸間を経由し、東京山手線内各駅と南武線武蔵中原・南多摩間各駅」でしたが、2010年3月13日、横須賀線武蔵小杉駅開業を機に廃止されました。
山手線内駅発行の印刷発行機券は券面の着駅表示が、上り、下り方面別の単駅(運賃帯最遠駅)表示の券が多く見られましたが、東京駅発行の券は、ご覧の様に運賃帯ごとに2駅表示の口座が設定されていました。また、同通過連絡券は国鉄民営化後も口座が維持されました。
なお、東急東横線通過連絡については、口座設定されず、着駅補充の金額入力券の発売でした。
参考までに東急東横線通過連絡券を掲げておきます。
yosi44125 at 06:58|Permalink│Comments(0)│
2023年04月25日
東武−JR−東武の2社連続乗車券
東武竹沢駅発行 東武竹沢から東武竹沢までの連続乗車券です。
経由は「寄居・八高線・小川町」と記入されています。
東武鉄道の連続乗車券は、旅客鉄道と異なり、往復乗車券と同様、一葉(1券片)で発売するため、ご覧の乗車券の様に発着駅が同一の連続乗車券が発売できました。
打切り区間は次のとおりです。
第1区間 東武竹沢⇒用土(寄居経由)
第2区間 用土⇒東武竹沢(小川町経由)
新河岸駅発行 新河岸沢から大宮公園までの連続乗車券です。
東武鉄道東上線発、野田線着の連絡乗車券です。経由欄は記入されていませんが、記事欄には「新河岸−川越−西川越−大宮−大宮公園」と記入されており、川越・大宮経由の連続乗車券であることが分かります。
打切り区間は次のとおりです。
第1区間 新河岸⇒西川越(川越経由)
第2区間 西川越⇒大宮公園(大宮経由)
大山駅発行 大山から東向島までの連続乗車券です。
東武鉄道東上線発、伊勢崎線線着の連絡乗車券です。経由欄は「池袋・北千住」と記入されています。記事欄には「大山−上中里(池袋経由)¥320- 上中里−東向島(北千住経由)¥320-」と記入されており、打切り区間ごとの旅客運賃についても併せて記入されています。
打切り区間は次のとおりです。
第1区間 大山⇒上中里(池袋経由)
第2区間 上中里⇒東向島(北千住経由)
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2023年03月30日
秋葉原⇒とうきょうスカイツリー⇒秋葉原間の連続乗車券
横浜駅発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
打ち切り区間は次のとおりです。
連続1 秋葉原⇒とうきょうスカイツリー間
経由 三河島・北千住・東武線)
連続2 とうきょうスカイツリー⇒秋葉原間
経由 東武線・亀戸)
会社線区間である北千住・とうきょうスカイツリー間及びとうきょうスカイツリー・亀戸間は、マルス中央装置に旅客運賃が収容されていないため、特別補充券で発売しています。
同区間の連続乗車券はPOS端末の補充券実績入力ができないため、手書き団体乗車券・その他実績入力で処理しています。
この連続乗車券は平成24年3月17日、とうきょうスカイツリー駅が業平橋から改称された当日に購入したものです。券面を観察すると事由欄は「連続券」、記事欄に打ち切り区間がしっかり記入されており、かなり完成度が高い補充券と言えます。
現在の東日本旅客会社でここまできちんと発行できる出札担当者は少ないでしょう。もっともこの当時は、補充券の発行に慣れている国鉄組の出札のベテランもいましたから簡単には比較できません。今の若い人たちは、おそらく別所の営業研修センターでも補充券の発行方等は習わないでしょうから無理もないでしょう。
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2023年03月26日
連絡運輸に係わる連続乗車券
2023年3月18日の旅客連絡運輸規則(別表)改正で、東京圏の連絡会社線の連続乗車券が廃止されました。前日まで連続乗車券が発売できた連絡会社線は次のとおりです。
秩父鉄道株式会社線
東武鉄道株式会社線
京成電鉄株式会社線
小田急電鉄株式会社線
京王電鉄株式会社線
箱根登山鉄道株式会社線
連続乗車券の発券方は比較的煩瑣であり、とりわけマルス中央装置に連絡会社線の旅客運賃が収容されていない区間で第一区間の着駅及び第二区間の発駅が連絡会社線駅となる形態の場合は特別補充券での発券となります。POS端末の入力についても「補充券実績入力」又は「手書き団体乗車券・その他実績入力」を伴うことからできれば取扱いたくないという意識があることが、出札担当者の対応から察するものがありました。
今回はPOS端末及びマルス端末で発売した連続乗車券を観ていきましょう。
【京王電鉄】
長者町駅401発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
第1区間 新宿⇒(京王線)新宿
経由:中央東線・吉祥寺・京王線
第2区間 (京王線)新宿⇒新宿
経由:京王線・渋谷・中央東線
【東武鉄道】
長者町駅401発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
第1区間 北千住⇒(東武線)北千住
経由:常磐線・総武本線・亀戸・東武線
第2区間 (東武線)北千住⇒北千住
経由:東武線・亀戸・総武本線・常磐線
※第1区間と第2区間の経由を観ると往復乗車券の形態ですが、乗車経路(入力経路)次のとおりです。
第1区間 シヨハニ−トウホ−ソウフ2−ソウフ−4566
第2区間 4560−4566−ソウフ−トウホ−シヨハニ
第2区間が最短経路に補正され券面の経由印字になります。
【京成電鉄】
長者町駅401発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
第1区間 金町⇒京成金町
経由:常磐線・日暮里・京成線
第2区間 京成金町⇒上野
経由:京成線・日暮里・東北本線
【小田急電鉄】
田町駅F1発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
第1区間 田町⇒町田
経由:東海道・新宿・小田急線
第2区間 町田⇒田町
経由:小田急線・登戸・南武・横須賀線・東海道
※当該区間の小田急線はマルス中央装置に旅客運賃が収容されています。第1、第2区間とも経路自動案内の経路候補が構成されるため容易に発券することができます。
寒川駅F1発行 JR⇒JR、JR⇒社の形態となる連続乗車券です。
第1区間 厚木⇒海老名
経由:相模
第2区間 海老名⇒海老名
経由:相模・厚木・小田急線
※当該区間の小田急線はマルス中央装置に旅客運賃が収容されています。第1区間は経路自動案内の経路候補が構成されるため容易に経路選定することができますが、第2区間は「候補なし」のため、経路入力(相模・厚木・小田急線)で発売しています。
秩父鉄道株式会社線
東武鉄道株式会社線
京成電鉄株式会社線
小田急電鉄株式会社線
京王電鉄株式会社線
箱根登山鉄道株式会社線
連続乗車券の発券方は比較的煩瑣であり、とりわけマルス中央装置に連絡会社線の旅客運賃が収容されていない区間で第一区間の着駅及び第二区間の発駅が連絡会社線駅となる形態の場合は特別補充券での発券となります。POS端末の入力についても「補充券実績入力」又は「手書き団体乗車券・その他実績入力」を伴うことからできれば取扱いたくないという意識があることが、出札担当者の対応から察するものがありました。
今回はPOS端末及びマルス端末で発売した連続乗車券を観ていきましょう。
【京王電鉄】
長者町駅401発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
第1区間 新宿⇒(京王線)新宿
経由:中央東線・吉祥寺・京王線
第2区間 (京王線)新宿⇒新宿
経由:京王線・渋谷・中央東線
【東武鉄道】
長者町駅401発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
第1区間 北千住⇒(東武線)北千住
経由:常磐線・総武本線・亀戸・東武線
第2区間 (東武線)北千住⇒北千住
経由:東武線・亀戸・総武本線・常磐線
※第1区間と第2区間の経由を観ると往復乗車券の形態ですが、乗車経路(入力経路)次のとおりです。
第1区間 シヨハニ−トウホ−ソウフ2−ソウフ−4566
第2区間 4560−4566−ソウフ−トウホ−シヨハニ
第2区間が最短経路に補正され券面の経由印字になります。
【京成電鉄】
長者町駅401発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
第1区間 金町⇒京成金町
経由:常磐線・日暮里・京成線
第2区間 京成金町⇒上野
経由:京成線・日暮里・東北本線
【小田急電鉄】
田町駅F1発行 JR⇒社、社⇒JRの形態となる連続乗車券です。
第1区間 田町⇒町田
経由:東海道・新宿・小田急線
第2区間 町田⇒田町
経由:小田急線・登戸・南武・横須賀線・東海道
※当該区間の小田急線はマルス中央装置に旅客運賃が収容されています。第1、第2区間とも経路自動案内の経路候補が構成されるため容易に発券することができます。
寒川駅F1発行 JR⇒JR、JR⇒社の形態となる連続乗車券です。
第1区間 厚木⇒海老名
経由:相模
第2区間 海老名⇒海老名
経由:相模・厚木・小田急線
※当該区間の小田急線はマルス中央装置に旅客運賃が収容されています。第1区間は経路自動案内の経路候補が構成されるため容易に経路選定することができますが、第2区間は「候補なし」のため、経路入力(相模・厚木・小田急線)で発売しています。
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2023年03月23日
西武−JR−西武の2社連絡乗車券
西武−JR−西武の2社連絡乗車券は、東日本旅客鉄道旅客連絡運輸取扱基準規程(別表)の連絡運輸区域に記載がありましたが、2023年3月18日の規程改正で廃止されました。
連絡運輸区域は次のとおりでした。
東日本会社線池袋・高田馬場間を経由し、西武鉄道線池袋線椎名町・秋津間各駅、西武有楽町線新桜台と新宿線西武新宿・小平間各駅
社1−JR−社1の形態となる連絡乗車券は、JR−社−JRの形態となる通過連絡乗車券と異なり、前後の連絡会社線の旅客運賃を合算した金額と旅客会社線の旅客運賃を併算した金額が発売額となります。(しなの鉄道を除く)
よって、個別に購入しても運賃は変わりません。なお、当該連絡乗車券は乗継割引運賃が適用されないため区間によっては、個別に購入するより高額になる場合がありました。
(旅客運賃は発売当時のものです。)
江古田駅発行 江古田から沼袋までの特別補充券です。
経由は「池袋、高田馬場」と記入さています。
発売額500円
内訳は江古田・池袋間180円+池袋・高田馬場間140円+高田馬場・沼袋間180円=500円です。
西武新宿駅発行 西武新宿から東長崎までの特別補充券です。
経由は「高田馬場、池袋」と記入さています。
発売額440円
内訳は西武新宿・高田馬場間150円+高田馬場・池袋間140円+池袋・東長崎間150円=440円です。
西武新宿⇒池袋間と池袋⇒東長崎間又は西武新宿⇒高田馬場間と高田馬場⇒東長崎間の乗車券を2区間に分けて個別に購入すれば、一方が乗継割引適用区間のため、430円(280円+150円)で乗車することができます。
新井薬師前駅発行 新井薬師前から椎名町までの特別補充券です。
経由は「高田馬場、池袋」と記入さています。
発売額440円
内訳は新井薬師前・高田馬場間150円+高田馬場・池袋間140円+池袋・椎名町間150円=440円です。
新井薬師前⇒池袋間と池袋⇒椎名町間又は新井薬師前⇒高田馬場間と高田馬場⇒椎名町間の乗車券を2区間に分け個別に購入すれば、一方が乗継割引適用区間のため、430円(280円+150円)で乗車することができます。
連絡運輸区域は次のとおりでした。
東日本会社線池袋・高田馬場間を経由し、西武鉄道線池袋線椎名町・秋津間各駅、西武有楽町線新桜台と新宿線西武新宿・小平間各駅
社1−JR−社1の形態となる連絡乗車券は、JR−社−JRの形態となる通過連絡乗車券と異なり、前後の連絡会社線の旅客運賃を合算した金額と旅客会社線の旅客運賃を併算した金額が発売額となります。(しなの鉄道を除く)
よって、個別に購入しても運賃は変わりません。なお、当該連絡乗車券は乗継割引運賃が適用されないため区間によっては、個別に購入するより高額になる場合がありました。
(旅客運賃は発売当時のものです。)
江古田駅発行 江古田から沼袋までの特別補充券です。
経由は「池袋、高田馬場」と記入さています。
発売額500円
内訳は江古田・池袋間180円+池袋・高田馬場間140円+高田馬場・沼袋間180円=500円です。
西武新宿駅発行 西武新宿から東長崎までの特別補充券です。
経由は「高田馬場、池袋」と記入さています。
発売額440円
内訳は西武新宿・高田馬場間150円+高田馬場・池袋間140円+池袋・東長崎間150円=440円です。
西武新宿⇒池袋間と池袋⇒東長崎間又は西武新宿⇒高田馬場間と高田馬場⇒東長崎間の乗車券を2区間に分けて個別に購入すれば、一方が乗継割引適用区間のため、430円(280円+150円)で乗車することができます。
新井薬師前駅発行 新井薬師前から椎名町までの特別補充券です。
経由は「高田馬場、池袋」と記入さています。
発売額440円
内訳は新井薬師前・高田馬場間150円+高田馬場・池袋間140円+池袋・椎名町間150円=440円です。
新井薬師前⇒池袋間と池袋⇒椎名町間又は新井薬師前⇒高田馬場間と高田馬場⇒椎名町間の乗車券を2区間に分け個別に購入すれば、一方が乗継割引適用区間のため、430円(280円+150円)で乗車することができます。
yosi44125 at 22:37|Permalink│Comments(0)│
2023年03月21日
乗継割引運賃相違問題の解消
2023年3月18日の旅客連絡運輸規則(別表)の改正では、乗車券類の種別から往復乗車券及び連続乗車券が一部(東武鉄道株式会社線栗橋接続等)を除き削除され発売できなくなりました。
この改正により、普通旅客運賃の乗継割引適用区間において、東日本旅客会社と対連絡会社で発売する往復乗車券又は連続乗車券の発売額が異なる「乗継割引運賃相違問題」が解消されました。
それでは、今回の改正で発売ができなくなった乗継割引適用区間の往復乗車券を観ていきましょう。(発売額は発売当時のものです。)
【東武鉄道】
コンビ二金融機関発行(えきねっと発券)
大和田⇒さいたま新都心間の往復乗車券です。
発売額は580円 内訳は大和田・大宮間150円+大宮・さいたま新都心間140円=290円×2です。
東日本旅客鉄道が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されません。
大和田駅発行
大和田⇒さいたま新都心間の往復乗車券です。
発売額は560円 内訳は大和田・大宮間140円+大宮・さいたま新都心間140円=280円×2です。
東武鉄道が鉄道が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されます。
コンビ二金融機関発行(えきねっと発券)
大和田⇒さいたま新都心間の片道乗車券です。
発売額は280円 内訳は大和田・大宮間140円+大宮・さいたま新都心間140円=280円です。
東武鉄道の普通旅客運賃が150円から10円差引かれ140円に割引されます。
【西武鉄道】
拝島駅E1発行 熊川⇒西武立川間の往復乗車券です。
発売額は580円 内訳は熊川・拝島間140円+拝島・西武立川間150円=290円×2です。
東日本旅客鉄道が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されません。
西武鉄道拝島・西武立川間は旅客運賃がマルス中央装置に収容されていないため、乗車券(自・社区間額入)要求操作で発券しています。
西武立川発行 西武立川⇒熊川間の往復乗車券です。
発売額は540円 内訳は西武立川・拝島間140円+拝島・熊川間130円=270円×2です。
西武鉄道の普通旅客運賃が150円から10円差引かれ140円に東日本旅客鉄道が140円から10円差引かれ130円に割引されます。
拝島駅E1発行 熊川⇒西武立川間の片道乗車券です。
発売額は270円 内訳は熊川・拝島間130円+拝島・西武立川間140円=270円です。
東日本旅客鉄道の普通旅客運賃が140円から10円差引かれ130円に西武鉄道が150円から10円差引かれ140円に割引されます。
西武鉄道拝島・西武立川間は旅客運賃がマルス中央装置に収容されていないため、乗車券(基準額入力)要求操作で発券しています。なお、旅客会社線、西武鉄道線双方とも割引運賃が適用され乗車券(自・社区間額入)要求操作では発券できないため、乗車券(基準額入力)要求操作で発券しています。
【小田急電鉄】
鹿島田駅F1発行 宿河原⇒向ヶ丘遊園間の往復乗車券です。
売額は540円 内訳は宿河原・登戸間140円+登戸・向ヶ丘遊園間130円=270円×2です。
東日本旅客鉄道が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されません。
向ケ丘遊園駅発行 向ケ丘遊園⇒宿河原間の往復乗車券です。
発売額は520円 内訳は向ケ丘遊園・登戸間120円+登戸・宿河原間140円=260円×2です。
小田急電鉄が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されます。
この改正により、普通旅客運賃の乗継割引適用区間において、東日本旅客会社と対連絡会社で発売する往復乗車券又は連続乗車券の発売額が異なる「乗継割引運賃相違問題」が解消されました。
それでは、今回の改正で発売ができなくなった乗継割引適用区間の往復乗車券を観ていきましょう。(発売額は発売当時のものです。)
【東武鉄道】
コンビ二金融機関発行(えきねっと発券)
大和田⇒さいたま新都心間の往復乗車券です。
発売額は580円 内訳は大和田・大宮間150円+大宮・さいたま新都心間140円=290円×2です。
東日本旅客鉄道が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されません。
大和田駅発行
大和田⇒さいたま新都心間の往復乗車券です。
発売額は560円 内訳は大和田・大宮間140円+大宮・さいたま新都心間140円=280円×2です。
東武鉄道が鉄道が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されます。
コンビ二金融機関発行(えきねっと発券)
大和田⇒さいたま新都心間の片道乗車券です。
発売額は280円 内訳は大和田・大宮間140円+大宮・さいたま新都心間140円=280円です。
東武鉄道の普通旅客運賃が150円から10円差引かれ140円に割引されます。
【西武鉄道】
拝島駅E1発行 熊川⇒西武立川間の往復乗車券です。
発売額は580円 内訳は熊川・拝島間140円+拝島・西武立川間150円=290円×2です。
東日本旅客鉄道が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されません。
西武鉄道拝島・西武立川間は旅客運賃がマルス中央装置に収容されていないため、乗車券(自・社区間額入)要求操作で発券しています。
西武立川発行 西武立川⇒熊川間の往復乗車券です。
発売額は540円 内訳は西武立川・拝島間140円+拝島・熊川間130円=270円×2です。
西武鉄道の普通旅客運賃が150円から10円差引かれ140円に東日本旅客鉄道が140円から10円差引かれ130円に割引されます。
拝島駅E1発行 熊川⇒西武立川間の片道乗車券です。
発売額は270円 内訳は熊川・拝島間130円+拝島・西武立川間140円=270円です。
東日本旅客鉄道の普通旅客運賃が140円から10円差引かれ130円に西武鉄道が150円から10円差引かれ140円に割引されます。
西武鉄道拝島・西武立川間は旅客運賃がマルス中央装置に収容されていないため、乗車券(基準額入力)要求操作で発券しています。なお、旅客会社線、西武鉄道線双方とも割引運賃が適用され乗車券(自・社区間額入)要求操作では発券できないため、乗車券(基準額入力)要求操作で発券しています。
【小田急電鉄】
鹿島田駅F1発行 宿河原⇒向ヶ丘遊園間の往復乗車券です。
売額は540円 内訳は宿河原・登戸間140円+登戸・向ヶ丘遊園間130円=270円×2です。
東日本旅客鉄道が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されません。
向ケ丘遊園駅発行 向ケ丘遊園⇒宿河原間の往復乗車券です。
発売額は520円 内訳は向ケ丘遊園・登戸間120円+登戸・宿河原間140円=260円×2です。
小田急電鉄が発売する往復乗車券は乗継割引が適用されます。
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2023年03月19日
京王−小田急−JRの3社連絡乗車券
2023年3月18日のダイヤ改正を機に首都圏の鉄道事業各社が発売する連絡普通乗車券について、接続駅の廃止、発売する券種の変更(往復券、連続券の廃止)及び連絡運輸区域の縮小等がおこなわれました。
これは、ICカード乗車券の普及に伴う連絡乗車券の発売実績減少が理由です。連絡乗車券の廃止は、普段からICカード乗車券を利用している旅客には何ら支障がないと思われますが、連絡乗車券を利用して連絡会社線内で途中下車を愉しみながら旅するといった人たちには残念な改正となりました。
改正後に残存する連絡乗車券は、主に連絡普通旅客運賃の乗継割引を実施している区間、列車直通運転を実施している区間等です。
タカタカBでは、今日からしばらくの間、今回の改正で廃止された連絡乗車券を観ていきたいと思います。
第一回は「京王−小田急−JRの3社連絡乗車券」です。
この乗車券は、京王電鉄株式会社線発に限り発売されていたいわゆる「片発売」の連絡乗車券です。
同3社連絡乗車券は、東日本旅客会社線発の発売が廃止された以降、同社旅客連絡運輸取扱基準規程別表の連絡運輸区域は削除されましたが、京王電鉄株式会社の連絡運輸取扱範囲には記載がありました。
連絡運輸範囲は、「小田急線下北沢・新宿間を経由し、京王井の頭線神泉・高井戸間と東日本会社線連絡運輸区域各駅」でした。
池ノ上駅発行 池ノ上から高田馬場までの特別補充券です。
経由は「下北沢、〇小新宿」と記入されています。
高井戸駅発行 高井戸から渋谷までの特別補充券です。
経由は「下北沢、小田急 新宿」と記入されています。
これは、ICカード乗車券の普及に伴う連絡乗車券の発売実績減少が理由です。連絡乗車券の廃止は、普段からICカード乗車券を利用している旅客には何ら支障がないと思われますが、連絡乗車券を利用して連絡会社線内で途中下車を愉しみながら旅するといった人たちには残念な改正となりました。
改正後に残存する連絡乗車券は、主に連絡普通旅客運賃の乗継割引を実施している区間、列車直通運転を実施している区間等です。
タカタカBでは、今日からしばらくの間、今回の改正で廃止された連絡乗車券を観ていきたいと思います。
第一回は「京王−小田急−JRの3社連絡乗車券」です。
この乗車券は、京王電鉄株式会社線発に限り発売されていたいわゆる「片発売」の連絡乗車券です。
同3社連絡乗車券は、東日本旅客会社線発の発売が廃止された以降、同社旅客連絡運輸取扱基準規程別表の連絡運輸区域は削除されましたが、京王電鉄株式会社の連絡運輸取扱範囲には記載がありました。
連絡運輸範囲は、「小田急線下北沢・新宿間を経由し、京王井の頭線神泉・高井戸間と東日本会社線連絡運輸区域各駅」でした。
池ノ上駅発行 池ノ上から高田馬場までの特別補充券です。
経由は「下北沢、〇小新宿」と記入されています。
高井戸駅発行 高井戸から渋谷までの特別補充券です。
経由は「下北沢、小田急 新宿」と記入されています。
yosi44125 at 06:10|Permalink│Comments(0)│
2022年11月27日
新越谷⇒南越谷間の特別補充券
東日本旅客鉄道南越谷駅発行 新越谷⇒南越谷間の特別(出札)補充券です。
この区間の乗車券は、マルス端末の「金額入力−基準額」発売操作で発券が可能ですが、マルス指令の指示により特別補充券での発売となりました。
経由は「東武線・伊勢崎・両毛線・上越線・高崎・上越新幹線・大宮・東北本線・武蔵野線」ですが、経由欄に「別紙参照」と記入され、下記のとおり別紙対応になりました。
記事欄には、旅客連絡運輸規則第14条第2項第3号の規定に基づいて発売した社線(東武線)発の乗車券であることを示すため「指定席特急券同時発売済」と記入されています。
東武鉄道では、新幹線経由の連絡乗車券が発売できないため、東日本旅客鉄道旅客営業規則第3条第9号に規定する指定券と同時に使用する乗車券として、東日本旅客鉄道の駅で購入する必要があります。
なお、南越谷駅のみどりの窓口は、2022年7月22日をもって、通年営業を終了しました。
南越谷駅F1発行 高崎⇒大宮間の新幹線指定席特急券です。
乗車券と同時に購入した特急券です。
yosi44125 at 11:33|Permalink│Comments(2)│
2022年11月06日
桑名⇒(近鉄線)桑名間のマルス券
2022年4月1日、西日本旅客鉄道及び東海旅客鉄道の旅客連絡運輸取扱基準規程(細則)が改正され、近畿日本鉄道株式会社線着の連絡乗車券が東海旅客鉄道各駅(一部の駅を除く)で発売できるようになりました。
蟹江駅MR発行 桑名⇒(近鉄線)桑名間の連絡乗車券です。
券面の経由は「関西・名古屋・近鉄線」と印字されています。
経路入力及び経由線は次のとおりです。
関西 名古屋⇒近鉄名古屋 近鉄名古屋線
カンサ−6532
この乗車券は、4月1日の改正により購入可能になった乗車券です。
なお、桑名駅はかつて東海旅客鉄道、近畿日本鉄道及び養老鉄道の共同使用駅でしたが、2020年8月20日から橋上駅舎化に伴い改札が分離されました。
新横浜駅MR905発行 近畿日本鉄道発着となる連続乗車券です。
各券片の打ち切り区間は次のとおりです。
第1区間 「浜」横浜市内⇒近鉄蟹江
経由:新横浜・新幹線・名古屋・近鉄線
第2区間 近鉄蟹江⇒蟹江
経由:近鉄線・名古屋・関西
この乗車券は、新横浜駅で購入しましたが特に問題なく購入できました。第二券片についてもすんなり発券できたことから経路自動案内が構成されものと思われます。新横浜駅の端末画面は旅客から見えない位置にあるため断定はできませんが。
なお、蟹江駅と近鉄蟹江駅は、図測で約1.3Km(徒歩約20分)離れている別の駅です。
八田駅MR発行 八田⇒近鉄八田間の連絡乗車券です。
この乗車券は、4月1日の改正以前から購入できたマルス券です。
改正以前の八田駅は名古屋接続の連絡運輸区域表中に記載がありませんが、連絡運輸取扱基準規程別表前文第1号の規定に基づき、名古屋駅(連絡運輸区域表中「豊橋・岐阜間各駅」と記載)が連絡運輸区域に含まれることにより、特定都区市内である名古屋市内の各駅が連絡運輸区域内になるため購入が可能でした。
一方、近畿日本鉄道では連絡運輸取扱基準規程別表前文第1号の概念がなく、近鉄八田⇒八田間の連絡乗車券は発売できませんでした。
なお、東日本旅客鉄道では、連絡運輸取扱基準規程別表前文1号に基づき、特定都区市内の中心駅が連絡運輸区域に含まれる場合は、連絡運輸区域表中に直接特定都区市内名を記載しています。
2022年4月1日以降、近畿日本鉄道の連絡運輸区域が東海旅客鉄道各駅に拡大された一方、西日本旅客鉄道では、旅客連絡運輸規則(定型約款)上発売できる連絡乗車券を実務で発売しない(割引となる乗車券等を除く)とするなど、旅客鉄道で連絡運輸の要否に対する方針が全く異る改正となりましたが、東海旅客鉄道が連絡運輸区域を各駅にしたことにより、出札担当者が接続駅ごと異なる連絡運輸区域を確認する作業に要する労力を軽減でき、誤発売を防げる観点からすれば良いことだと思います。
さて、西日本旅客鉄道側の改正は、津接続の普通乗車券の連絡運輸が廃止され、通勤定期券及び通学定期券に限る発売となりました。
廃止となった普通連絡乗車券をご覧ください。
関駅001発行 関⇒久居間の連絡乗車券です。
POSシステムに運賃収容がなく、単価入力により発売しています。
柘植駅001発行 近畿日本鉄道着となる連続乗車券です。
各券片の打ち切り区間は次のとおりです。
第1区間 加太⇒柘植
経由:関西
第2区間 柘植⇒豊津上野
経由:関西・紀勢・津
(409)近畿日本鉄道株式会社の連絡運輸区域表を作成してみました。この表は、タカタカBが自らの趣味の範疇で作成したもので旅客鉄道及び近畿日本鉄道様とは一切関係がございません。あくまで参考としてご覧ください。実際に連絡乗車券を購入される方は、事前に鉄道会社へお問い合わせください。
※近畿日本鉄道が発売する普通乗車券の連絡運輸区域は、改正前(現行)となり変更がなことに注意が必要です。
蟹江駅MR発行 桑名⇒(近鉄線)桑名間の連絡乗車券です。
券面の経由は「関西・名古屋・近鉄線」と印字されています。
経路入力及び経由線は次のとおりです。
関西 名古屋⇒近鉄名古屋 近鉄名古屋線
カンサ−6532
この乗車券は、4月1日の改正により購入可能になった乗車券です。
なお、桑名駅はかつて東海旅客鉄道、近畿日本鉄道及び養老鉄道の共同使用駅でしたが、2020年8月20日から橋上駅舎化に伴い改札が分離されました。
新横浜駅MR905発行 近畿日本鉄道発着となる連続乗車券です。
各券片の打ち切り区間は次のとおりです。
第1区間 「浜」横浜市内⇒近鉄蟹江
経由:新横浜・新幹線・名古屋・近鉄線
第2区間 近鉄蟹江⇒蟹江
経由:近鉄線・名古屋・関西
この乗車券は、新横浜駅で購入しましたが特に問題なく購入できました。第二券片についてもすんなり発券できたことから経路自動案内が構成されものと思われます。新横浜駅の端末画面は旅客から見えない位置にあるため断定はできませんが。
なお、蟹江駅と近鉄蟹江駅は、図測で約1.3Km(徒歩約20分)離れている別の駅です。
八田駅MR発行 八田⇒近鉄八田間の連絡乗車券です。
この乗車券は、4月1日の改正以前から購入できたマルス券です。
改正以前の八田駅は名古屋接続の連絡運輸区域表中に記載がありませんが、連絡運輸取扱基準規程別表前文第1号の規定に基づき、名古屋駅(連絡運輸区域表中「豊橋・岐阜間各駅」と記載)が連絡運輸区域に含まれることにより、特定都区市内である名古屋市内の各駅が連絡運輸区域内になるため購入が可能でした。
一方、近畿日本鉄道では連絡運輸取扱基準規程別表前文第1号の概念がなく、近鉄八田⇒八田間の連絡乗車券は発売できませんでした。
なお、東日本旅客鉄道では、連絡運輸取扱基準規程別表前文1号に基づき、特定都区市内の中心駅が連絡運輸区域に含まれる場合は、連絡運輸区域表中に直接特定都区市内名を記載しています。
2022年4月1日以降、近畿日本鉄道の連絡運輸区域が東海旅客鉄道各駅に拡大された一方、西日本旅客鉄道では、旅客連絡運輸規則(定型約款)上発売できる連絡乗車券を実務で発売しない(割引となる乗車券等を除く)とするなど、旅客鉄道で連絡運輸の要否に対する方針が全く異る改正となりましたが、東海旅客鉄道が連絡運輸区域を各駅にしたことにより、出札担当者が接続駅ごと異なる連絡運輸区域を確認する作業に要する労力を軽減でき、誤発売を防げる観点からすれば良いことだと思います。
さて、西日本旅客鉄道側の改正は、津接続の普通乗車券の連絡運輸が廃止され、通勤定期券及び通学定期券に限る発売となりました。
廃止となった普通連絡乗車券をご覧ください。
関駅001発行 関⇒久居間の連絡乗車券です。
POSシステムに運賃収容がなく、単価入力により発売しています。
柘植駅001発行 近畿日本鉄道着となる連続乗車券です。
各券片の打ち切り区間は次のとおりです。
第1区間 加太⇒柘植
経由:関西
第2区間 柘植⇒豊津上野
経由:関西・紀勢・津
(409)近畿日本鉄道株式会社の連絡運輸区域表を作成してみました。この表は、タカタカBが自らの趣味の範疇で作成したもので旅客鉄道及び近畿日本鉄道様とは一切関係がございません。あくまで参考としてご覧ください。実際に連絡乗車券を購入される方は、事前に鉄道会社へお問い合わせください。
※近畿日本鉄道が発売する普通乗車券の連絡運輸区域は、改正前(現行)となり変更がなことに注意が必要です。
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2022年10月09日
みどりの窓口が廃止された戸田公園駅の乗車券
戸田公園駅発行 特別(出札)補充券による連続乗車券です。
乗車区間、券面の経由及び旅客運賃は次のとおりです。
第1区間
戸田公園⇒大宮公園(社)間
経由 東北本線4、大宮、東武
運賃 東日本220円 東武150円 発売額370円
第2区間
大宮公園(社)⇒葛西臨海公園間
経由 記事欄参照 大宮、新幹線、上野、東北、総武、総武、外房、京葉
運賃 東武150円 東日本1,980円 発売額2130円
有効期間は第1区間の1日と第2区間の2日間を合算して3日間有効となります。 ただし、第1区間は営業キロが100kmを超えないため下車前途無効、第2区間は100Kmを超え、かつ大宮・上野間が新幹線経由のため途中下車が可能になります。
なお、東武鉄道大宮・大宮公園間の旅客運賃はマルス中央装置に収容されており、マルス端末で発券可能の連続乗車券ですが、この日の東京圏マルス指令室は戸田公園駅に対し、特別補充券での発売を指示しました。POS端末の実績入力については「手書き団体乗車券・その他実績入力」で処理しています。
券面を観察すると事由欄の券種が「連1」「連2」と記入されていますが、正しくは「連続券」です。
「連1」「連2」は記事欄に記入します。打ち切り区間の駅名も記事欄に記入(第1券片は省略可)しますが記入されることは稀です。
最近、東日本旅客鉄道が発売する連続乗車券の券種が「連1」「連2」と誤って記入される事例が多発していますが、どうやら 業務用タブレット(iPad)で閲覧できる補充券の見本(記入例)が既に誤っているという情報があります。
表示の経由については、第1券片がPOS端末、第2券片がマルス端末の回答にならって記入されたようです。
戸田公園駅F1発行 戸田公園⇒戸越公園間の連絡乗車券です。
東急電鉄横浜⇒戸越公園間の旅客運賃は、マルス中央装置に収容されていないため「金額入力−自・社区間」発売操作で発売しています。
券面の経由は「埼京・武蔵野・三河・上野・新幹線・東京・東海・横浜」と印字されています。
マルス経由線は次のとおりです。
「トウホ4−ムサシ−シヨハニ−トウホ−トキウエB−トホシ−トミトウB−トウカ」
この乗車券の場合、経由線が8経路に収まるので「金額入力−自・社区間」発売操作により発券可能ですが、経由線が8経路を超過した場合は中央装置が「最大経路数オーバー」を回答します。
経路数オーバーの場合は「金額入力−基準額又は収受額」発売操作で旅客鉄道会社線、連絡会社線双方の旅客運賃を手入力して発券可能ですが、2以上の旅客鉄道会社線にまたがる場合は発売できません。(指定券等自動発売装置取扱基準規程第6条第3項第5号)
戸田公園駅F1発行 戸田公園⇒戸田公園間の環状線一周乗車券です。
券面の経路は「埼京・武蔵野・東北・北赤羽」と印字されています。
入力経路とマルス経由線は次のとおりです。
経路 埼京線 武蔵浦和 武蔵野 南浦和 京浜東北線 赤羽 埼京線 確定「補正禁止」
経由線「トウホ4−ムサシ−トウホ−トウホア¥」
yosi44125 at 04:51|Permalink│Comments(0)│
2022年10月02日
環状線一周の回数乗車券
東日本旅客鉄道株式会社は、2022年9月30日をもって普通回数乗車券の発売を終了しました。
今回は、環状線一周の回数乗車券をご覧ください。
渋谷駅M1発行 御茶ノ水⇔御茶ノ水間の普通回数乗車券です。
MR形端末で経路入力で発券しています。
入力経路「中央線 神田 東北 秋葉原 御茶ノ水支線 確定」
補正禁止
上総興津駅401発行 御茶ノ水⇔御茶ノ水間の普通回数乗車券です。
POS端末の特殊機能により口座方式から経路方式に切り替えて発券しています。
入力支援による経路「中央東線−東北本線−総武本線2¥ 決定」
(POS端末のファンクションキー F7特殊機能 F8入力支援 F9決定 F11補正禁止)
新茂原駅401発行 神田⇔神田間の普通回数乗車券です。
POS端末の特殊機能により口座方式から経路方式に切り替えて発券しています。
入力支援による経路「東北本線−総武本線2−中央東線¥ 決定」
長者町駅401発行 秋葉原⇔秋葉原間の普通回数乗車券です。
POS端末の特殊機能により口座方式から経路方式に切り替えて発券しています。
入力支援による経路「総武本線2−中央東線−東北本線¥ 決定」
今回は、環状線一周の回数乗車券をご覧ください。
渋谷駅M1発行 御茶ノ水⇔御茶ノ水間の普通回数乗車券です。
MR形端末で経路入力で発券しています。
入力経路「中央線 神田 東北 秋葉原 御茶ノ水支線 確定」
補正禁止
上総興津駅401発行 御茶ノ水⇔御茶ノ水間の普通回数乗車券です。
POS端末の特殊機能により口座方式から経路方式に切り替えて発券しています。
入力支援による経路「中央東線−東北本線−総武本線2¥ 決定」
(POS端末のファンクションキー F7特殊機能 F8入力支援 F9決定 F11補正禁止)
新茂原駅401発行 神田⇔神田間の普通回数乗車券です。
POS端末の特殊機能により口座方式から経路方式に切り替えて発券しています。
入力支援による経路「東北本線−総武本線2−中央東線¥ 決定」
長者町駅401発行 秋葉原⇔秋葉原間の普通回数乗車券です。
POS端末の特殊機能により口座方式から経路方式に切り替えて発券しています。
入力支援による経路「総武本線2−中央東線−東北本線¥ 決定」
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2022年09月18日
京急久里浜⇒久里浜間のマルス券
東日本旅客鉄道横須賀線久里浜駅のみどりの窓口が9月7日をもって営業を終了しました。
今回は久里浜駅で京急久里浜から久里浜ゆきの社線発の連絡乗車券を購入しました。
久里浜駅F1発行
京急久里浜⇒久里浜間のマルス券です。
社線発の連絡乗車券になるため、「金額入力−基準額」発売操作で発券しています。
券面の経由は「京急品川、東京、新幹線、上野、中央東、武蔵野、南武、新川崎、東海道」と記入されています。旅客運賃及び営業キロの内訳は次のとおりです。
京浜急行電鉄株式会社線 京急久里浜・品川間 800円 56.8Km
東日本旅客鉄道株式会社線 品川(「山」)・久里浜間 1,870円 113.6Km
発売額2,670円 有効期間2日間
品川・久里浜間の運賃については、旅客連絡運輸規則第47条の規定により、東京山手線内の中心駅である東京からの営業キロが100Kmを超え、200Km以下の区間となるため、東京⇒久里浜間となり、運賃計算経路は、中央東線・武蔵野線・南武線・品鶴線鶴見(横須賀鶴見線)・東海道本線・横須賀線で算出されます。
なお、券面の経由に運賃計算経路外の「東京・新幹線・上野」が記入されていますが、契約時における乗車経路を次のとおり申し出て購入したことによるもので、当該区間を中央装置に照会した回答の経由を記入しています。
要求区間及び経路
品川⇒久里浜
経由 東海道 東京 東北新幹線 上野 東北 赤羽 埼京線 新宿 中央線 西国分寺
武蔵野 府中本町 南武 武蔵小杉 横須賀線 鶴見 東海道 大船 横須賀線 確定
回答
東京山手線内⇒久里浜
経由 東京 新幹線 上野 中央東 武蔵野 南武 新川崎 東海道
−手書事項− (経由あふれ分)横須賀線
なお、この乗車券を個別に購入した場合、京急久里浜⇒京急線800円区間と東京山手線内⇒久里浜間の乗車券になりますが、連絡乗車券にすることにより、京急線内及び東京山手線内の各駅で途中下車が可能になります。
東京山手線内における途中下車については、旅客連絡運輸規則第76条の注釈で次のとおり規定されています。
(注)第46条又は第47条の規定によつて発売した乗車券を使用する場合であつても、特定都区市内又は東京山手線内にある旅客会社線駅に接続する連絡会社線の駅発又は着の乗車券による旅客は、その接続駅と同一の都区市内又は東京山手線内旅客会社線の順路内の駅で途中下車をすることができる。
文中の「順路内」の解釈について議論されることがありますが、この乗車券の場合、東京山手線内における品川から新宿までの経由は次の4経路です。
A 山手線1−中央東線
B 東海道本線−中央東線
C 東海道本線−東北本線−総武本線2−中央東線
D 東海道本線−東北本線−山手線2
常識的に考えると、復乗しなければA〜Dのすべてを順路と解して問題ないでしょう。なお、旅客営業規則第160条(連規準用)に規定するう回乗車区間田端・赤羽・池袋間の経路上では途中下車をすることはできません。
ちなみに旅客営業取扱基準規程第150条で規定する「特定都区市内等における折返し乗車券等の特例について」は、旅客連絡運輸取扱基準規程第32条で定める乗車券効力の準用規定から除外されています。したがって、連絡乗車券には適用されません。
第150条 特定都市区内又は東京山手線内発着となる普通乗車券を所持する旅客が列車に乗り継ぐため、同区間内の一部が復乗となる場合は、別に旅客運賃を収受しないで、当該区間について乗車の取扱いができる。
ただし、実務の運用では準用しているのが実情です。
例えば、有楽町から伊豆稲取まで行く旅客が、東京駅で途中下車せずに踊り子号に乗り換えて乗車する場合、東京山手線内⇒伊豆稲取間の乗車券と東京⇒伊豆稲取間の特急券を発売します。有楽町・東京間が復乗になりますが、有楽町⇒東京間と東京山手線内⇒伊豆稲取間の連続乗車券を発売する係員はおそらくいないでしょう。東京駅で途中下車をする旨を申し出れば別ですが。
規程を厳格に運用するならば、東京山手線内⇒伊東間の乗車券のように旅客鉄道完結の乗車券の場合は東京山手線内で復乗可、事例の東京山手線内⇒伊豆稲取間の連絡乗車券は復乗不可ということになります。
もっとも旅客営業取扱基準規程は内規のため、原則として旅客が閲覧できず、その実務運用についても分かりませんが、準用の可否により旅客運賃が異なるわけですから規定内容は明らかに運送条件です。同規程で定める乗車券の効力規定については、旅客鉄道各社も運送条件と認識しているのか、その一部はJR時刻表のピンクのページに内容が記載されています。
久里浜駅F1発行 ホリデー快速鎌倉号の指定席券です。
京急久里浜⇒久里浜間の乗車券と同時に使用した指定席券です。
久里浜駅F1発行
久里浜⇒京急久里浜間の連絡乗車券です。
券面の経由は「横須賀線・東海道・横浜」と印字されています。
横浜・京急久里浜間は中央装置に旅客運賃が収容されていないため、「金額入力−自・社区間」発売操作で発券しています。
今回は久里浜駅で京急久里浜から久里浜ゆきの社線発の連絡乗車券を購入しました。
久里浜駅F1発行
京急久里浜⇒久里浜間のマルス券です。
社線発の連絡乗車券になるため、「金額入力−基準額」発売操作で発券しています。
券面の経由は「京急品川、東京、新幹線、上野、中央東、武蔵野、南武、新川崎、東海道」と記入されています。旅客運賃及び営業キロの内訳は次のとおりです。
京浜急行電鉄株式会社線 京急久里浜・品川間 800円 56.8Km
東日本旅客鉄道株式会社線 品川(「山」)・久里浜間 1,870円 113.6Km
発売額2,670円 有効期間2日間
品川・久里浜間の運賃については、旅客連絡運輸規則第47条の規定により、東京山手線内の中心駅である東京からの営業キロが100Kmを超え、200Km以下の区間となるため、東京⇒久里浜間となり、運賃計算経路は、中央東線・武蔵野線・南武線・品鶴線鶴見(横須賀鶴見線)・東海道本線・横須賀線で算出されます。
なお、券面の経由に運賃計算経路外の「東京・新幹線・上野」が記入されていますが、契約時における乗車経路を次のとおり申し出て購入したことによるもので、当該区間を中央装置に照会した回答の経由を記入しています。
要求区間及び経路
品川⇒久里浜
経由 東海道 東京 東北新幹線 上野 東北 赤羽 埼京線 新宿 中央線 西国分寺
武蔵野 府中本町 南武 武蔵小杉 横須賀線 鶴見 東海道 大船 横須賀線 確定
回答
東京山手線内⇒久里浜
経由 東京 新幹線 上野 中央東 武蔵野 南武 新川崎 東海道
−手書事項− (経由あふれ分)横須賀線
なお、この乗車券を個別に購入した場合、京急久里浜⇒京急線800円区間と東京山手線内⇒久里浜間の乗車券になりますが、連絡乗車券にすることにより、京急線内及び東京山手線内の各駅で途中下車が可能になります。
東京山手線内における途中下車については、旅客連絡運輸規則第76条の注釈で次のとおり規定されています。
(注)第46条又は第47条の規定によつて発売した乗車券を使用する場合であつても、特定都区市内又は東京山手線内にある旅客会社線駅に接続する連絡会社線の駅発又は着の乗車券による旅客は、その接続駅と同一の都区市内又は東京山手線内旅客会社線の順路内の駅で途中下車をすることができる。
文中の「順路内」の解釈について議論されることがありますが、この乗車券の場合、東京山手線内における品川から新宿までの経由は次の4経路です。
A 山手線1−中央東線
B 東海道本線−中央東線
C 東海道本線−東北本線−総武本線2−中央東線
D 東海道本線−東北本線−山手線2
常識的に考えると、復乗しなければA〜Dのすべてを順路と解して問題ないでしょう。なお、旅客営業規則第160条(連規準用)に規定するう回乗車区間田端・赤羽・池袋間の経路上では途中下車をすることはできません。
ちなみに旅客営業取扱基準規程第150条で規定する「特定都区市内等における折返し乗車券等の特例について」は、旅客連絡運輸取扱基準規程第32条で定める乗車券効力の準用規定から除外されています。したがって、連絡乗車券には適用されません。
第150条 特定都市区内又は東京山手線内発着となる普通乗車券を所持する旅客が列車に乗り継ぐため、同区間内の一部が復乗となる場合は、別に旅客運賃を収受しないで、当該区間について乗車の取扱いができる。
ただし、実務の運用では準用しているのが実情です。
例えば、有楽町から伊豆稲取まで行く旅客が、東京駅で途中下車せずに踊り子号に乗り換えて乗車する場合、東京山手線内⇒伊豆稲取間の乗車券と東京⇒伊豆稲取間の特急券を発売します。有楽町・東京間が復乗になりますが、有楽町⇒東京間と東京山手線内⇒伊豆稲取間の連続乗車券を発売する係員はおそらくいないでしょう。東京駅で途中下車をする旨を申し出れば別ですが。
規程を厳格に運用するならば、東京山手線内⇒伊東間の乗車券のように旅客鉄道完結の乗車券の場合は東京山手線内で復乗可、事例の東京山手線内⇒伊豆稲取間の連絡乗車券は復乗不可ということになります。
もっとも旅客営業取扱基準規程は内規のため、原則として旅客が閲覧できず、その実務運用についても分かりませんが、準用の可否により旅客運賃が異なるわけですから規定内容は明らかに運送条件です。同規程で定める乗車券の効力規定については、旅客鉄道各社も運送条件と認識しているのか、その一部はJR時刻表のピンクのページに内容が記載されています。
久里浜駅F1発行 ホリデー快速鎌倉号の指定席券です。
京急久里浜⇒久里浜間の乗車券と同時に使用した指定席券です。
久里浜駅F1発行
久里浜⇒京急久里浜間の連絡乗車券です。
券面の経由は「横須賀線・東海道・横浜」と印字されています。
横浜・京急久里浜間は中央装置に旅客運賃が収容されていないため、「金額入力−自・社区間」発売操作で発券しています。
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2022年09月04日
西九州新幹線の乗車券
2022年9月23日に開業する西九州新幹線については旅客営業規則第16条の2の規定により、次のとおり区分されています。
武雄温泉・諫早間、単一の線路 ※西九州新幹線
諫早・長崎間、長崎本線と同一の線路 ※長崎本線(新幹線)
したがって、武雄温泉・諫早間を西九州新幹線に乗車する場合は、新幹線経由の乗車券が必要で在来線経由の乗車券では乗車できません。(運賃が異なります。)
他方、諫早・長崎間は、長崎本線と同一の線路となるので、在来線(長崎本線経由)の乗車券で新幹線に乗車できますし、新幹線経由の乗車券で在来線に乗車することもできます。(運賃が同額です。)
三鷹駅E−1発行
諫早⇒喜々津間と喜々津⇒諫早間の連続乗車券です。
ME−4形端末の略カナ及び経路コード入力操作で発券しています。
第1区間
諫早⇒喜々津
経由:諫早・新幹線・西浦上・東園
なお、諫早から新幹線で長崎まで乗車後、さらに浦上から西浦上方面に乗車する場合、浦上・長崎間について区間外乗車となりますが、同区間に対し旅客営業取扱基準規程第151条に規定する分岐駅通過列車に対する区間外乗車の取扱いの特例が設定された模様です。
このため、券面の経由は新幹線の降車駅「長崎」と長崎・浦上間の「長崎線」が印字されません。
旅客操作型MV形端末で同様の乗車券を要求した場合、長崎駅で途中下車するか否か選択を求められ、途中下車の有無により、発行券種及び旅客運賃が異なります。なお、喜々津着の乗車券については、MV形端末では購入することができません。
乗車駅「モシイハ」
降車駅「モシキキ」
経由「ニキシ−モシサキB−ナカサ−ナカサウ−ナカサキ」
なお、経由を「ニキシ−モシサキB−ナカサ−ナカサ2」で入力し発信しても再考にならず発券可能ですが、「ナカサ2」が「ナカサウ−ナカサキ」の経由線に置き換えられます。
MR形端末の経路入力については、「西九州新幹線 長崎 長崎線 浦上 東園別線」となります。
第2区間
喜々津⇒諫早
経由:長崎線・諫早・新幹線・新大村・大村線
乗車駅「モシキキ」
降車駅「モシイハ」
経由「ナカサ−モシイハB−ニキシ−モシシラB−オオム」
MR形端末の経路入力については、「長崎線 諫早 西九州新幹線 新大村 大村線」となります。
新幹線諫早・新大村間については、在来線(大村線)と異なる線路になるため、環状線一周となる乗車券が購入することができます。
武雄温泉・諫早間、単一の線路 ※西九州新幹線
諫早・長崎間、長崎本線と同一の線路 ※長崎本線(新幹線)
したがって、武雄温泉・諫早間を西九州新幹線に乗車する場合は、新幹線経由の乗車券が必要で在来線経由の乗車券では乗車できません。(運賃が異なります。)
他方、諫早・長崎間は、長崎本線と同一の線路となるので、在来線(長崎本線経由)の乗車券で新幹線に乗車できますし、新幹線経由の乗車券で在来線に乗車することもできます。(運賃が同額です。)
三鷹駅E−1発行
諫早⇒喜々津間と喜々津⇒諫早間の連続乗車券です。
ME−4形端末の略カナ及び経路コード入力操作で発券しています。
第1区間
諫早⇒喜々津
経由:諫早・新幹線・西浦上・東園
なお、諫早から新幹線で長崎まで乗車後、さらに浦上から西浦上方面に乗車する場合、浦上・長崎間について区間外乗車となりますが、同区間に対し旅客営業取扱基準規程第151条に規定する分岐駅通過列車に対する区間外乗車の取扱いの特例が設定された模様です。
このため、券面の経由は新幹線の降車駅「長崎」と長崎・浦上間の「長崎線」が印字されません。
旅客操作型MV形端末で同様の乗車券を要求した場合、長崎駅で途中下車するか否か選択を求められ、途中下車の有無により、発行券種及び旅客運賃が異なります。なお、喜々津着の乗車券については、MV形端末では購入することができません。
乗車駅「モシイハ」
降車駅「モシキキ」
経由「ニキシ−モシサキB−ナカサ−ナカサウ−ナカサキ」
なお、経由を「ニキシ−モシサキB−ナカサ−ナカサ2」で入力し発信しても再考にならず発券可能ですが、「ナカサ2」が「ナカサウ−ナカサキ」の経由線に置き換えられます。
MR形端末の経路入力については、「西九州新幹線 長崎 長崎線 浦上 東園別線」となります。
第2区間
喜々津⇒諫早
経由:長崎線・諫早・新幹線・新大村・大村線
乗車駅「モシキキ」
降車駅「モシイハ」
経由「ナカサ−モシイハB−ニキシ−モシシラB−オオム」
MR形端末の経路入力については、「長崎線 諫早 西九州新幹線 新大村 大村線」となります。
新幹線諫早・新大村間については、在来線(大村線)と異なる線路になるため、環状線一周となる乗車券が購入することができます。
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2022年08月21日
さいたま新都心⇒三崎口間のマルス券
さいたま駅VA1発行 さいたま新都心⇒三崎口間のマルス券です。
券面の経由は「東北・東海道・横浜」と印字されています。
旅客運賃は1,520円(JR640円、京急580円)、営業キロはJR75.5Km、京急43.5Kmを通算して102.0Km(マルスシステムの計算では101.0Km)です。
有効期間は7月30日から7月31日まで有効(2日間有効)と印字されています。
有効期間は、着駅三崎口の京浜急行電鉄株式会社線が旅客連絡運輸規則第75条第1項第1号イの(ロ)に規規定する東京附近大都市近郊区間に接続する連絡会社線のため、旅客会社の営業キロと連絡会社の営業キロ程(旅客運賃計算キロ程の定めのあるときはそのキロ程、旅客規則第14条、第69条から第71条まで、第86条及び第87条の規定により旅客会社線の旅客運賃を計算するときは、同第154条第 2 項に規定する営業キロ。)を通算し、100Kmを超える場合であっても1日(当日限り有効)となります。
よって、表示の有効期間(2日間有効)は誤りとなります。
この乗車券は「話せる指定席券売機」で上野・東京間を東北新幹線経由に指定して運送申し込みをしましたが、なぜか在来線経由で発券されました。
購入時、気がつかなかったのですが、改札窓口で入場時に在来線経由であることに気づきました。
経由が在来線経由であっても券面の有効期間が7月30日から7月31日まで有効と印字され、下車前途無効の表示がないため、途中下車を申し出た場合、そのまま通してくれそうですが、誤って発行された乗車券を使用するわけにもいかず、改札窓口で「新幹線経由で購入したのですが在来線経由で発売されたので、新幹線経由に変更できませんか。途中下車をしたいので・・・」と申し出てみました。
すると改札担当者は「上野・東京間の新幹線は在来線と同一だから新幹線経由にはできない。大宮・東京間なら新幹線経由にすることができます。」等と説明しました。もちろん上野・東京間を新幹線経由にすることは、制度上もマルスシステム上も可能なので、その旨を教示すると「確認しますのでお待ちください。」と後方に立ち去り、しばらくして「上野・東京間も新幹線経由にできるようですので、券売機のオペレーターに話してください。」との回答がありました。
この乗車券は、京浜急行電鉄株式会社線横浜・三崎口間がマルス中央装置に運賃が収容されていないため、金額入力−自・社区間発売操作で発券していますが、同操作による有効期間の算定は、中央装置に収容されている旅客鉄道線区間の営業キロと手入力による自・社線営業キロを通算したキロ数で判断しますので通算したキロ数が100Kmを超えれば、在来線経由であっても2日間有効の乗車券が発券されます。
これは、大都市近郊区間に接続している連絡会社線であるか否かについてマルスシステムが判断できないことが原因です。当日限り(1日)有効の乗車券を発券するには、端末装置の操作画面で担当者が「当日限り」を指定して要求しなければなりません。
さいたま駅VA1発行 さいたま新都心⇒三崎口間のマルス券です。
券面の経由は「東北・上野・新幹線・東京・東海道・横浜」と印字されています。
オペレーターに理由を話し、上野・東京を東北新幹線経由で入力していただき、正しい2日間有効の乗車券に替えていただきました。
yosi44125 at 11:33|Permalink│Comments(0)│
2022年08月14日
西日本ジェイアールバス小浜⇒小浜間のマルス券
東舞鶴駅F1発行 小浜⇒小浜間の乗車券です。
券面の経由は「自動車線・近江今津・湖西・東海道・北陸・小浜線」と印字されています。
印字が示すとおり、小浜・近江今津間については自動車線を経由する乗車券です。自動車線は西日本ジェイアールバス若江線で、若江線小浜発、旅客会社線小浜着の連絡乗車券です。
かつて、旅客会社線小浜駅のみどりの窓口では、若江線小浜から近江今津経由で西日本会社線各駅ゆきの連絡乗車券を単独で発売していましたが、現在は取り扱いを終了しています。
これは、若江線のバスで交通系ICカードが使用できることなったことや小浜駅のみどりのが廃止され、みどりの券売機プラス化になることを踏まえて単独発売を廃止したものと思われます。
小浜駅での発売は会社線発の連絡乗車券となるため、通常の旅客連絡運輸契約とは別に西日本ジェイアールバスとの間で何らかの契約などが結ばれていた可能性があります。
さて、画像の乗車券は東舞鶴駅で発売していますが、旅客連絡運輸規則第14条第2項第3号の規定に基づいて、米原・敦賀間を乗車する「しらさぎ51号」の特急券を提示して購入しています。
若江線小浜・近江今津間は中央装置に旅客運賃が収容されているため、経路入力で発券することができます。ちなみに経路自動案内の候補は構成されません。端末の入力は次のとおりです。
小浜(自)⇒小浜
経路 JRバス 近江今津 湖西 山科 東海道 米原 北陸 敦賀 小浜線 確定
発売額は、5.090円(旅客会社線3,740円、自動車線1,350円)
有効日数4日間(旅客会社線営業キロ210.8Km=3日、自動車線=1日)
和歌山駅F1発行 上中⇒JR難波間の乗車券です。
券面の経由は「JRバス若江線、近江今津、湖西、東海道、大阪環状、京橋、関西」と手書きで記入されています。
若江線上中・近江今津間は中央装置に旅客運賃が収容されていないため、金額入力−基準額発売操作で発券しています。
上中(若江線)⇒JR難波
※上中の駅名は(自)や(B)ではなく(若江線)でファイル収容されています。
発売額は、2,990円(旅客会社線1.980円、自動車線1,010円)
有効日数2日間(旅客会社線営業キロ115.7Km=1日※、自動車線=1日)
※大阪近郊区間相互発着区間
この乗車券は、近江今津・大阪間の「サンダーバード36号」の特急券と同時購入しましたが、3月21日、強風の影響で湖西線経由の同列車が北陸本線経由にう回運転されることになり、和歌山駅で購入した「C制」特急券は近江今津駅で現金で払戻しとなりました。しかも、京都方面行きの列車は、近江今津18時24分発を最後に運休となりました。
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2022年07月10日
みどりの窓口が廃止された亀戸駅の乗車券
東日本旅客鉄道亀戸駅のみどりの窓口が2022年6月30日をもって営業を終了しました。
亀戸駅は、タカタカBにとって特に思い入れがある駅で、ME形端末装置に関わる案件のマルス券を快く発売していただいた駅です。
今回は、亀戸駅で発売されたME形端末(ME-4、ME-X、ME-E形)の乗車券をご覧ください。
亀戸駅E2発行 亀戸⇒(東武線)亀戸間の連絡乗車券です。
券面の経由は「総武・三河島・北千住」と印字されています。旅客会社線の入力経路は「総武本線−総武本線2−東北本線ー常磐線日暮里」です。
東武鉄道北千住・亀戸間はマルス中央装置に旅客運賃が収容されていないため「乗車券(自・社区間額入)」発売操作で要求しています。
亀戸駅E2発行 亀戸⇒(東武線)亀戸間の連絡乗車券です。
券面の経由は「総武・上野・新幹線・大宮・東北・久喜」と印字されています。旅客会社線の入力経路は「総武本線−総武本線2−東北本線ー上野乗換−東北新幹線−大宮乗換−東北本線」です。
東武鉄道久喜・亀戸間はマルス中央装置に旅客運賃が収容されていないため「乗車券(自・社区間額入)」発売操作で要求しています。営業キロが100Kmを超え、上野・大宮間を東北新幹線経由で入力しているため、有効日数2日、途中下車が可能になります。
亀戸駅A2発行 亀戸⇒(東武線)亀戸間と(東武線)亀戸⇒金町間の連絡乗車券です。
「乗車券(基準額入力)」発売操作で要求しています。
経由は手書事項となり、亀戸発が「北千住」、(東武線)亀戸発が「東武北千住」と記入されています。
この乗車券は、連続乗車券として購入を申し出ましたが、ME形端末は「乗車券(基準額入力)」発売操作の券種別に「連続乗車券」が指定できないため、片道乗車券2枚で発券しています。なお、MR形端末の「金額入力−基準額」発売操作については、券種別に「連続乗車券」が指定することができます。
亀戸MEM2発行 東京都区内⇒仙台市内間と(北)郡山⇒東京都区内間の乗車券です。
この乗車券は、東北新幹線をダミー線で要求して発券しています。
yosi44125 at 12:38|Permalink│Comments(0)│
2022年05月15日
西日本旅客会社線から近畿日本鉄道株式会社線ゆきの連続乗車券
2022年4月1日、旅客鉄道の旅客連絡運輸規則が改正され、近畿日本鉄道株式会社線の乗車券類種別の変更が実施されました。
変更点は、西日本旅客会社線接続駅の連絡乗車券について、普通乗車券の発売券種が「片、往、続」から「片」に変更され、往復及び連続乗車券が発売できなくなり、片道乗車券に限る発売になりました。(紀勢本線津を接続駅とする場合は、「片」についても廃止となり、西日本会社線発着の普通連絡乗車券の発売が不可となりました。) 東海旅客会社線接続駅の連絡乗車券については、従前どおり往復及び連続乗車券の発売が可能です。
また、同規則別表欄外に掲げられた注釈により、近畿日本鉄道株式会社の各駅、西日本旅客鉄道と東海旅客鉄道の境界駅である新宮駅については、同駅が西日本旅客鉄道所属駅にあたるため、往復及び連続乗車券は発売しません。ただし、東海旅客会社線所属駅において、新宮駅発、近畿日本鉄道株式会社線着の往復及び連続乗車券(他乗代)は条件により発売できると解釈できます。
それでは、廃止された西日本旅客会社線から近畿日本鉄道株式会社線ゆきの連続乗車券をご覧ください。
大阪城公園駅発行の連続乗車券です。JR⇒社⇒JRの乗車形態です。
発着区間は次のとおりです。
第1区間 大阪城公園⇒近鉄日本橋
第2区間 近鉄日本橋⇒天王寺
この区間は、下記のとおり西日本旅客鉄道株式会社旅客連絡運輸細則第6条に規定する連絡普通旅客運賃の乗継割引適用区間で社線の旅客運賃がマルス中央装置に収容されていないため特別(出札)補充券で発売しています。なお、西日本旅客鉄道の乗継割引運賃は、往復乗車券及び連続乗車券についても適用されます。
(連絡普通旅客運賃の乗継割引)
第6条 関西地区の一部の連絡会社線との連絡運輸に係わる普通旅客運賃の乗継割引を連絡規則第23 条の規定に基づき記により実施することとする。
1.適用連絡会社線及び同区間
次の各号に定める当社線と連絡会社線との駅相互間に発着となる連絡旅客に対して適用する。
(1)京阪電気鉄道株式会社線 省略
(2)近畿日本鉄道株式会社線
ア 当社線天王寺、寺田町、桃谷、玉造及び森ノ宮又は大阪城公園と鶴橋接続社線近鉄日本橋、大坂上本町、今里又は布施との相互間
イ 当社線志紀又は高井田と柏原接続社線柏原南口、道明寺又は土師ノ里との相互間
(3)南海電気鉄道株式会社線 省略
2.乗継普通旅客運賃の計算方
前項各号に定める区間内に発着となる連絡旅客に適用する割引の片道普通旅客運賃は、次により計算した額とする。
(1)大人片道割引普通旅客運賃
連絡規則第48条に定めるところにより計算した大人片道普通旅客運賃から20円を差引いた額
(2)小児片道割引普通旅客運賃
連絡規則第51条に定めるところにより計算した小児片道普通旅客運賃から10円を差引いた額
3.その他
(1)旅客運賃の割引に対する表示は、旅客規則第188条(連絡規則第83条で準用)第1項第1
号のニノ(ハ)に定める「割引」とする。
(2)乗車変更の取扱いについては、連絡規則第91条の定めるところにより取扱う。この場合、連絡 規則第89条第3項の規定は適用しないものとする。
(3)前項各規定に定めるもののほか、連絡運輸に関する一般の規定による。
大阪城公園MK1発行の連続乗車券です。JR⇒社⇒JRの乗車形態です。
みどりの券売機プラスで購入しました。
発着区間は次のとおりです。
第1区間 大阪城公園⇒大阪難波
第2区間 大阪難波⇒天王寺
近畿日本鉄道株式会社線鶴橋・大阪難波間は、乗継割引旅客運賃適用区間外で旅客運賃がマルス中央装置に収容されているためマルス端末で発券可能です。第2区間の発駅は社線となりますが、経路自動案内で経路候補か構成されるため、連続乗車券要求操作で容易に発券することが可能です。
大阪駅F8発行 連続乗車券です。JR⇒JR⇒社の乗車形態です。
発着区間は次のとおりです。
第1区間 大阪⇒東部市場前
第2区間 東部市場前⇒近鉄日本橋
近畿日本鉄道株式会社線鶴橋・近鉄日本橋間の旅客運賃がマルス中央装置に収容されていないため、第2区間は金額入力−基準額要求操作で発券しています。第1区間は乗車券要求操作で券種別を「連続乗車券」指定で発券しています。
大阪駅F8発行 連続乗車券です。JR⇒JR⇒社の乗車形態です。
発着区間は次のとおりです。
第1区間 大阪⇒東部市場前
第2区間 東部市場前⇒大阪難波
近畿日本鉄道株式会社線鶴橋・大阪難波間の旅客運賃はマルス中央装置に収容されているため、連続乗車券要求操作で発券可能ですが、なぜか乗車券要求操作で券種別を「連続乗車券」指定で発券しています。よって、120ミリ券となります。
変更点は、西日本旅客会社線接続駅の連絡乗車券について、普通乗車券の発売券種が「片、往、続」から「片」に変更され、往復及び連続乗車券が発売できなくなり、片道乗車券に限る発売になりました。(紀勢本線津を接続駅とする場合は、「片」についても廃止となり、西日本会社線発着の普通連絡乗車券の発売が不可となりました。) 東海旅客会社線接続駅の連絡乗車券については、従前どおり往復及び連続乗車券の発売が可能です。
また、同規則別表欄外に掲げられた注釈により、近畿日本鉄道株式会社の各駅、西日本旅客鉄道と東海旅客鉄道の境界駅である新宮駅については、同駅が西日本旅客鉄道所属駅にあたるため、往復及び連続乗車券は発売しません。ただし、東海旅客会社線所属駅において、新宮駅発、近畿日本鉄道株式会社線着の往復及び連続乗車券(他乗代)は条件により発売できると解釈できます。
それでは、廃止された西日本旅客会社線から近畿日本鉄道株式会社線ゆきの連続乗車券をご覧ください。
大阪城公園駅発行の連続乗車券です。JR⇒社⇒JRの乗車形態です。
発着区間は次のとおりです。
第1区間 大阪城公園⇒近鉄日本橋
第2区間 近鉄日本橋⇒天王寺
この区間は、下記のとおり西日本旅客鉄道株式会社旅客連絡運輸細則第6条に規定する連絡普通旅客運賃の乗継割引適用区間で社線の旅客運賃がマルス中央装置に収容されていないため特別(出札)補充券で発売しています。なお、西日本旅客鉄道の乗継割引運賃は、往復乗車券及び連続乗車券についても適用されます。
(連絡普通旅客運賃の乗継割引)
第6条 関西地区の一部の連絡会社線との連絡運輸に係わる普通旅客運賃の乗継割引を連絡規則第23 条の規定に基づき記により実施することとする。
1.適用連絡会社線及び同区間
次の各号に定める当社線と連絡会社線との駅相互間に発着となる連絡旅客に対して適用する。
(1)京阪電気鉄道株式会社線 省略
(2)近畿日本鉄道株式会社線
ア 当社線天王寺、寺田町、桃谷、玉造及び森ノ宮又は大阪城公園と鶴橋接続社線近鉄日本橋、大坂上本町、今里又は布施との相互間
イ 当社線志紀又は高井田と柏原接続社線柏原南口、道明寺又は土師ノ里との相互間
(3)南海電気鉄道株式会社線 省略
2.乗継普通旅客運賃の計算方
前項各号に定める区間内に発着となる連絡旅客に適用する割引の片道普通旅客運賃は、次により計算した額とする。
(1)大人片道割引普通旅客運賃
連絡規則第48条に定めるところにより計算した大人片道普通旅客運賃から20円を差引いた額
(2)小児片道割引普通旅客運賃
連絡規則第51条に定めるところにより計算した小児片道普通旅客運賃から10円を差引いた額
3.その他
(1)旅客運賃の割引に対する表示は、旅客規則第188条(連絡規則第83条で準用)第1項第1
号のニノ(ハ)に定める「割引」とする。
(2)乗車変更の取扱いについては、連絡規則第91条の定めるところにより取扱う。この場合、連絡 規則第89条第3項の規定は適用しないものとする。
(3)前項各規定に定めるもののほか、連絡運輸に関する一般の規定による。
大阪城公園MK1発行の連続乗車券です。JR⇒社⇒JRの乗車形態です。
みどりの券売機プラスで購入しました。
発着区間は次のとおりです。
第1区間 大阪城公園⇒大阪難波
第2区間 大阪難波⇒天王寺
近畿日本鉄道株式会社線鶴橋・大阪難波間は、乗継割引旅客運賃適用区間外で旅客運賃がマルス中央装置に収容されているためマルス端末で発券可能です。第2区間の発駅は社線となりますが、経路自動案内で経路候補か構成されるため、連続乗車券要求操作で容易に発券することが可能です。
大阪駅F8発行 連続乗車券です。JR⇒JR⇒社の乗車形態です。
発着区間は次のとおりです。
第1区間 大阪⇒東部市場前
第2区間 東部市場前⇒近鉄日本橋
近畿日本鉄道株式会社線鶴橋・近鉄日本橋間の旅客運賃がマルス中央装置に収容されていないため、第2区間は金額入力−基準額要求操作で発券しています。第1区間は乗車券要求操作で券種別を「連続乗車券」指定で発券しています。
大阪駅F8発行 連続乗車券です。JR⇒JR⇒社の乗車形態です。
発着区間は次のとおりです。
第1区間 大阪⇒東部市場前
第2区間 東部市場前⇒大阪難波
近畿日本鉄道株式会社線鶴橋・大阪難波間の旅客運賃はマルス中央装置に収容されているため、連続乗車券要求操作で発券可能ですが、なぜか乗車券要求操作で券種別を「連続乗車券」指定で発券しています。よって、120ミリ券となります。
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