よござんす日誌 R(リターンズ)

『日誌』だと思ったら大間違い。 書きたい順に書いてます。 既に1年以上前の古いネタが続々登場の、熟成型・旅道楽の記録♪ 温泉,食べ物を中心に、マイようござんすをご紹介しています。

大内宿 三澤屋 岩魚サンド
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(2013年7月中旬訪問)
会津地方に来ると、ついつい立寄ってしまう「大内宿」。
江戸時代の宿場町の街並みを残し、通りの両側に建ち並ぶ茅葺屋根の古民家は お土産屋や食事処になっており、観光客が多く訪れています。

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ネギ箸で食べる「高遠そば」で有名な”三澤屋”さんですが、蕎麦だけでなく山里らしい美味いものがあります。
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それは囲炉裏端でじっくりと焼き上げられた岩魚の塩焼き。
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外の皮はパリパリしており、身はほっくり。炭火焼なので香ばしく風味が良いです。
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岩魚の骨酒もあります。丁寧に焼き上げられているので、たっぷりの旨味をアルコールで抽出できるでしょうね~。
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昔ながらの食べ方も良いですが、現代人向けにシャレオツなメニューもございます。
それが三澤屋さんに来たら必ず注文する「岩魚サンド」¥500。
隣接する系列店”三澤屋茶屋”で作られた香ばしい自家製パンに、岩魚フライが挟まっているサンドイッチです。
三澤屋のイラストが描かれた包装紙も和オシャレな雰囲気を出しています。 
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パンの間にはフレッシュなレタス,トマトの上に、カリッと揚がった岩魚のフライ,自家製のタルタルソースがたっぷりと挟まっています。
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使用しているパンはフワ系の生地ではなく、ややモチ感がありながらサックリと歯切れが良い素朴な風合の生地。蕎麦粉が入っているせいか、独特な風味で岩魚によく合う!和風な大人味のサンドイッチでございます。
岩魚には生臭さや小骨がほとんどなく,ほんのり下味が付いています。この丁寧な下ごしらえが この味を支えています。外側サクサクが中はふわジューシー。やはりアツアツできたてが格別です。

岩魚サンドは隣接するパン屋さん、「三澤屋茶屋」でも頂けます。こちらのお品書きには但し書きとして「季節によってあゆの場合もございます」と書いてありました。 鮎サンド!?それも食べたいですぅ~。


大内宿 三澤屋
住所:福島県南会津郡下郷町大内字山本26-1
電話番号:0241-68-2927
営業時間:10:00~16:30 1/4~1/7休
高遠そば¥1080,岩魚塩焼¥525, 
岩魚サンド¥540 (パンの販売は期間限定。4月1日~11月31日)

大内宿 三澤屋 高遠そば
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(2013年7月中旬訪問)
会津地方に来ると、ついつい立寄ってしまう「大内宿」。
江戸時代の宿場町の街並みを残し、通りの両側に建ち並ぶ茅葺屋根の古民家は お土産屋や食事処になっています。結構人気の観光地なので、休日は早い時間に訪問した方が、落着いた風情を味わうことができると思います。
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こちらの”三澤屋”さんにはかれこれ4回目の訪問かしら。大内宿の集落入口に程近い,大きな茅葺屋根のお店です。
玄関から入ると土間があり、右手は待合い場? 階段があるので2階にも席があるのかしら?行ったことがないので、今度覗いてみよう。
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左手には板の間があり、中央に囲炉裏が切ってあります。その奥にある畳敷きの広間の席に座ります。
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各テーブルには囲炉裏が切ってあり、大きな古民家の素敵な風情を楽しめます。
窓側の席が縁側風になっており、大内宿の町並みと そよ風を楽しむことができそうです。
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店内の 蕎麦猪口コレクションや、和箪笥等のオブジェは、以前はなかったような?
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メニュー表は、以前は扇に筆で書かれおり風流でしたが、今は写真入りで大きなクリアファイルになっていました。写真と説明文があるので、わかりやすい。機能性重視になったのね。
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席に座って注文すると、お茶と 突き出しが供されます。
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突き出しは、大根炊いたヤツと お漬物。そして ほうじ茶を飲みながら待つ事しばし。
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運ばれてきました.。゚+.(・∀・)゚+.゚ 「高遠そば」です。削り節が載った 冷たいぶっかけタイプの蕎麦ですが、辛味大根のしぼり汁がたっぷり入っているので、かなり辛いです。長野県の高遠地方のお殿様が会津地方に転勤になった際に蕎麦職人を連れて来たところから名付けられたと思われる。
長野県の一部地域では辛味大根(ねずみ大根)のしぼり汁に味噌を溶かしたつゆで食べる「おしぼりうどん」「おしぼりそば」があり、それに近い食べ物だと思います。
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長ネギが1本添えられており、薬味 兼 お箸代りになっています。辛味大根で十分に辛いのに,生の長ネギ丸かじりで、更に辛いです。大人味ですなあ(お子様には無理だと思う)。
挽きぐるみで細めの田舎蕎麦。茹で加減も丁度良く,丁寧に水洗いされており、蕎麦自体も美味しい。
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最後に蕎麦湯もでてきます。温めることにより辛さが抑えられて美味しく頂けます。
今回も相方A氏がネギの青い部分をストロー代りにして蕎麦湯を飲んでいました。微笑ましいですね。
是非この方法を流行らせたいのですが・・・。


大内宿 三澤屋
住所:福島県南会津郡下郷町大内字山本26-1
電話番号:0241-68-2927
営業時間:10:00~16:30 1/4~1/7休
高遠そば¥1080, 岩魚サンド¥540

大塩の天然炭酸水 (再々訪)
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(2013年7月中旬訪問)
福島県の金山町は、大塩温泉の他にも天然の炭酸水が湧いている井戸があります。その内の1つ、大塩の天然炭酸水の井戸に久しぶりに立寄ってみました。
国道252号線沿いにはプレハブ小屋に描かれた看板があり、分かりやすくなりましたね♪
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閑静な林の中の広場に、その井戸はあります。最初に訪問した時はかなり迷いましたが、立派な屋根と看板ができており、これなら観光客も来やすいですね。
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井戸の上を覆う柵も新しくて立派なものになっています。
コップも置いてあり、飲み放題になっています。水汲みについては特に制限はないそうですが、限りある資源ですので大量に持ち帰るのはお避け下さい。とのこと。
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井戸を覗きこむと、底からフツフツと炭酸水が湧き出ているのが見えます。
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以前はボロボロのやかんと、穴の開いた小さな片手鍋が置いてあったのですが、新しいやかんが用意され,滑車まで付いているので汲みやすいです。
飲んでみると適度に冷たい微炭酸の水です。若干後味に鉄味を感じますが、比較的飲みやすいと思います。
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この大塩天然炭酸水の歴史は古く、明治十年には白磁ビンに詰めて薬として販売されていたそうです。明治三十六年には工場を建設して商品化、「芸者印タンサンミネラルウォーター」としてドイツに輸出されていたそうです。
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その後,輸送経費が掛かり過ぎということで休業になってしまいましたが、月日が流れて平成十六年にボトル販売を開始したそうです。商品化された炭酸水は除鉄工程があるとのことで、飲みやすいそうですよ。


大塩天然炭酸水 井戸
住所:福島県大沼郡金山町大字大塩字上ノ山
入場自由,無料

大塩温泉 共同浴場(旧施設)
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(昔の思い出シリーズ。2013年7月中旬訪問。2015/8/8にリニューアルオープンしました(・∀・)。)
福島県の大塩温泉共同浴場は、実は大好きな共同浴場で、4回目の訪問になります。
建物の玄関・エントランス付近は比較的近年に建て替えられたのか綺麗です。
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玄関脇には料金箱が置いてあるので、協力金¥200を投入します。
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そして浴室までの長くて急傾斜の階段を下ります。まず,このシチュエーションが大好物!(でもお年寄りには ちとキツイかも。)
30段程下りた突き当たりの右側が女湯です。
 
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鄙びた脱衣場ですが、清掃されており綺麗に使われています。
浴室のサッシ戸の贈り主も明示してある律儀な感じがよござんす。
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もうね、この浴室の佇まいが最高!鄙び感といい,床や浴槽を茶色に染める析出物のコテコテ感といい。
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浴槽は5人程が入れる大きさで、湯温は38℃。実温よりも温かく感じるお湯です。(季節によっては40℃くらいに加温している時もありますが、この時季の朝は非加熱状態のようです。)
微かに緑色を帯びた灰色半濁で、弱炭酸味+強めの塩味+金気臭味のあるお湯です。崖下の河原露天風呂のお湯とは性質は似ていますが、含有比率は異なるような感じです。
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湯口からはお湯がドポドポと注がれており、不定期に多くなったり少なくなったり間歇泉的な動きがあります。
コップが置いてあるので飲泉してみると、炭酸よりも塩味が強く,金気もあるのであまり美味しいものではありませんが、「まずい!もう1杯。」と言いたくなるお湯です。(この記事とは無関係ですが、私的に伊〇保のお湯は「まずい!もういっぱいいっぱいです。」といった感じです。)
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浴槽を溢れたお湯は浴室の床(壁)にある穴から外へ排出されています。
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窓の外には只見川を眺めることができます。
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洗い場は1箇所だけ。もちろんシャーワー等はございませんでした。
2015/8/8にリニューアルオープンして この風情ある浴室はなくなってしまったのが残念ですが、このお湯質なら すぐにイイ感じの色に染まるでしょう。もう少し暖かくなったら新施設にも立寄りたいと思います。

****  個人的評価 *************

雰囲気:
お湯  :
コストパフォーマンス:
総括:外湯共同浴場型 シュワシュワ系温泉
ようござんす度:A (今は無き、鄙び度満点の共同浴場。)


****  施設データ *************
大塩温泉 共同浴場 (リニューアルオープン後のデータ)
住所:福島県大沼郡金山町大塩休場3103-1
泉質:Na-塩化物・炭酸水素塩泉 38.6℃,pH6.5
電話番号:0241-56-4181(大塩温泉組合)
営業時間:7:30~21:00 (11~3月:8:30~20:00)
協力金:¥300

大塩温泉 ダム底の旧共同浴場
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(昔の思い出シリーズ。2013年7月中旬訪問。※2016年1月現在入浴不可です。)
福島県の大塩温泉共同浴場の隣にある「民宿 たつみ荘」へ早朝立寄りました。
こちらの「たつみ荘」さんは、雪解け時季にだけお湯が湧き出る、不思議な『期間限定露天風呂』で有名ですが、今回の目的である『河原の露天風呂(ダム底の旧共同浴場)』の管理もされています。
朝7時という非常識な時間に着いてしまったので、入浴可能時間を確認してから出直そうかとも思っていたのですが、宿の女将さんに「今、誰も入っていないから、いいよ~。」と仰って頂き、有り難く貸切状態で入浴させて頂けることができました。建物裏手から河原へ向かいます。
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2011年7月の会津地方豪雨災害では、ダム決壊等,只見川流域に甚大な被害があり、訪問時には まだ其処此処に被害の爪痕がくっきりと残っていました。そのダム決壊により、貯水不可能になったダム底から、60年前に沈められた共同浴場の湯舟が現れたということです。
(2014年10月中旬に本名ダム只見川災害浚渫工事に伴う湛水が始まったようで、2016年1月現在はダム底に沈んでおります。経過および現状の詳細につきましては、「たつみ荘」さんのブログをご確認下さい。)
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建物裏の崖道を下りると、少し青味を帯びた只見川が流れる河原に着きます。河原というよりも、本当は水が溜まっていないダム底なんですけどね。ダムの底を歩くのは滅多にない経験で、私には人生初の体験でした。
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左手へ進むと、崖上に建つ共同浴場からのお湯でできた石灰華が見えます。凄い析出物の量w(゚o゚)w 。
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そしてその手前に見えるのが、河原の露天風呂。ダム底から60年ぶりに姿を現した、旧共同浴場です。
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浴槽に溜まった土砂をすくい,土嚢を積んだりして入浴できるようになっていました。管理している「たつみ荘」さんと、清掃してくださっている有志の方々に感謝!
木製の浴槽は当時のまま残っており、建物の柱の根元も流されずに残っております。60年間水底にあって空気に触れなかったので腐らなかったのでしょうか。
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脱衣場は・・・その辺の岩場を利用します。ワイルドです。
浴槽は2つあり、川側の方の浴槽には湯口が2つあり、大量のお湯が注がれていました。ダム底に沈んだ後もずっとお湯が湧き続けていたということでしょうから、これはもう奇跡としか言いようがありません。
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川側の浴槽は5~6人程が入れる大きさで、湯温は37℃。炭酸ガスが多量に含まれているせいか、実温よりも高く感じます。
こちらの浴槽は木の切り株状の湯口からは、お湯がドバドバと注がれている上に,源泉枡のような窪みからもお湯が溢れだしており、大量の掛け流しになっていました。
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また、岩をコンクリートで固めたような(?)浴槽の底のあちらこちらから気泡とともにお湯が不定期に湧き出しています。
お湯は灰色を帯びた微濁で、湯口周辺は成分によって茶色に染まっております。口に含むと強炭酸シュワ味+まろ甘塩味+金気臭味があります。とにかく鮮度抜群で、生まれたてのお湯に浸かっているという至福感があります。
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浸かってすぐに全身がアワアワになります。大分・七里田温泉の下ん湯共同浴場に匹敵するか,それ以上の泡付きの良さです。お湯の炭酸飽和感,浴感の清涼感および 危険な炭酸ガス臭充満感は七里田・下ん湯の方が優勢ですが、炭酸シュワ味と泡付きの速さは、こちらの方が上かも知れません。
キシキシした浴感ですが、気泡が大量に付着することでヌルっとした浴感になります。
もう1つ,崖側の浴槽は5~6人程が入れる36℃の浴槽で、お湯は灰色に濁っています。底が砂地になっており、常時5,6箇所からポコポコとお湯が出ているようです。
表面には油膜のようなものが浮かんでいて、浴感はさらっとしています。川側の浴槽程ではありませんが、こちらの浴槽もそれなりに泡付きがありました。
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お湯が大量に溢れ去っており、完全掛け流しの素晴らしいお湯でした。半世紀超ぶりに姿を現した奇跡の浴槽は、奇跡の炭酸泉でもありました。
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朝もやが漂うダム底の荒涼とした風景を眺めながらの入浴は、至福感もありながら、何とも言えない寂寥感があります。
それは、この浴槽が出現した経緯が豪雨災害の被害によるものである事と、復興が進めば この浴槽がまた再びダム底に眠りにつくであろう事がわかっているからでしょう。
その後、炭酸鉄泉の宿命ともいえる吸血系昆虫の襲来によって、あわてて撤収と相成りました。
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周囲を見渡すと、なぎ倒された電柱。そして遠くには水害によって壊された只見線の鉄橋が見えます。
自然からの恩恵と脅威を同時に感じる、そう滅多に出会う事はない温泉でした。

****  個人的評価 *************

雰囲気:
お湯  :
コストパフォーマンス:-
総括:60年ぶりに出現型 超新鮮炭酸温泉
ようござんす度:S (正に奇跡の温泉。)


****  施設データ *************
大塩温泉 河原の露天風呂(ダム底の旧共同浴場)
住所:大塩温泉 「民宿たつみ 荘」裏のダム底
(2016年1月現在入浴不可。)

あおもり帆立小屋で、釣る。
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(*2014年8月上旬訪問)
今回の青森旅行のメインイベントの1つ。『あおもり帆立小屋』へ行ってきました。
ここは青森駅前のロータリー沿いにあり、駅から徒歩1分という素敵な立地条件です。
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普通に食事もできますが、我々の目的は「帆立釣り 1回 500円」。活帆立を3分間釣り放題で、釣った枚数分の「帆立の浜焼き」を食べることができます。
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玄関に入ると、まんずは ”ねぶたの顔部分3兄弟(?)”がお出迎えしてくれます。
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結構大きくて、立体的。迫力のあるお顔立ちをしております。中には電球が入っているようで、青森らしい斬新なインテリア照明として販売して欲しい感があります。
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店内はテーブル席が並んでおり、こちらに座って料理を注文します。
帆立釣りをする人は料金500円を先払いして、店内奥の水槽の方へ向かいます。
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こちらが本日の漁場です。元気な帆立貝がいっぱい.。゚+.(・∀・)゚+.゚
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まずは、使用する釣竿を選びましょう。細長い棒の先端に3本針の付いた釣り糸が固定されているだけのシンプルなものです。
さあ、3分間釣り放題の勝負が始まります! 今までの最高記録は13枚!とのことΣ(`□´/)/。夢は膨らむばかり・・・でもそんなに食べれるんかいな?!
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釣り糸を水槽に入れて、帆立貝のちょっぴり開いた口の中に針を垂らします。異物の侵入を感知した帆立が口を閉じた瞬間に、釣りあげます。
水面から顔を出す程度まで引きあげたら我々の勝ちです。スタッフのお姉さんが優しくキャッチして針を外してくれるので、すぐに次の獲物に取りかかれます。
1枚目はものの数秒で簡単に釣りあげることができましたが、その次がなかなか捕まりません。帆立貝は水を出しながら口を閉じるので、その際に針が吐き出されてしまいます。
最初はお遊び気分だった相方A氏は 気がつくと夢中になっており、ひょいひょいと釣りあげていきます。さすが最上川の下流域で幼い頃から釣人だっただけあります。
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釣果発表~。結局私は1枚しか釣れませんでした(T_T)クヤシイ。
相方A氏は6枚釣り上げ、「すっごく楽しかった!」と上機嫌。まあそれだけ釣れりゃ楽しいでしょうよ。
後半にコツをつかんだそうで、確かにその方法は理にかなってるのう!さすが理論派です。
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そんな訳で、席に座って反省会を実施しつつ、帆立が焼けるのを待ちます。セルフサービスで冷たいお水,麦茶が用意されていました。
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食事のメニューは海鮮丼系,お刺身系,帆立焼き系,定食系など海産物系がメインで、他にアルコールもあるので、旅の途中で一寸一杯にも便利です。
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さあ、「帆立の浜焼き」が出来上がりましたよ!有り難いことに「例え釣れなくても、2枚は食べれる」方式なので、1枚しか釣っていなくても2枚食べれるのです。(・∀・)ヤサシイ!
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お醤油でさっと味が付けられており、お好みで卓上にある醤油を足して頂きます。
一口頬張ると、お醤油の焦げた香ばしい風味と 帆立の旨味が口の中に広がります。
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貝柱とひも以外の部位は外されていますが、身が厚いのでボリューミーです。
私を哀れに思った相方A氏が2枚寄附してくれたのですが、宿の朝食をしっかり食べたせいか、3枚食べたら十分にお腹いっぱいになってしまいました。
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鮮度が良いのでミディアムレアな焼き加減で食べることができます。しっとりとした貝柱から旨味が染みだして甘い!
ワンコインで鮮度の良い帆立の味だけでなく,釣り体験を楽しめる、駅前の穴場スポットでした。


あおもり帆立小屋
住所:青森県青森市安方1丁目3-2 青森ビル1階
電話番号:017-752-9454
営業時間:10:00~22:00 12/31,1/1休
帆立釣り体験:3分間¥500

浅虫温泉で温泉卵作り
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(*2014年8月上旬訪問)
青森県 浅虫温泉の共同源泉貯湯タンクのすぐ近くに足湯を発見しました。DSC00467
ヒバ材屋根付で、雨の日も安心です。1段高くなっている箇所はテーブルとして使えそうですね。
この後、近くの『民宿 つるの湯』で全身浴をしたので、足湯には入りませんでしたが、さらりとして気持ち良さそうなお湯でした。
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その隣の屋根付きスペースには「大熱壺」という看板があり、石で造られた湯釜があります。
こちらは”温泉たまご場”ということで、70℃程の温泉が入っており、卵を入れておくと約15分程で美味しい温泉卵を作ることができます。卵は各自調達してくることになります。
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隣接して面白い形状をした飲泉所がありました。陸奥湾に浮かぶ裸島を模っているそうで、くり抜いた穴の上部からお湯が常時出ています。70℃近いお湯なので火傷しないよう注意が必要です。イイ感じの ひしゃく&木升 置き場があります。
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折角だから温泉卵でも作りたいなぁ、卵を売ってる商店等がないかしら。と思っていたら、温泉たまご場から足湯越しに見えた『民宿 つるの湯』で、「温泉たまご用の生玉子あります。1個30円」の看板を発見。早速購入致しました。
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1人2個、合計4個を購入。「植物の恵み卵」というちょっぴり高級チックなケースに入っていました。
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では早速、温泉卵を作ってみましょう。まずは湯釜の傍らに置いてあるカゴやネットに卵を入れます。
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湯釜には手造りっぽい蓋がしてあるので、それを開けて卵を入れます。
釜内にはカゴや網をひっかけるフックが付いているので便利です。蓋を閉めて15分以上放置します。
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待ち時間の間、先程卵を購入した『民宿 つるの湯』で入浴し、約25分後に卵を回収しました。
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ゴミを散らかさないように、手造り感満載の”卵の殻入れ”も設置されていました。
温泉成分表の看板には、温泉卵の作り方も記載されておりましたよ。
湯釜に卵を入れてから15~20分で半熟たまごが、25~30分入れると固めの温泉卵に仕上がるそうです。
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こちらが25分間温泉で茹でた温泉たまごでございます。
白身はとろぷるの食感ですが、容器やスプーンがなくても食べられる丁度良い固さに仕上がっていました。
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黄身はねっとり濃厚。ほのかに温泉風味と塩味が染み込んで、何も付けずにそのまま食べても大変美味です。
観光客が散策の途中で手軽に、しかも無料で楽しめる素敵な源泉公園だと思います。


浅虫源泉公園
住所:青森県青森市浅虫内野6
電話番号:017-752-2622 (浅虫温泉事業協同組合)
営業時間:温泉たまご場 6:00~18:00

浅虫温泉 民宿 つるの湯
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(*2014年8月上旬訪問)
青森県の浅虫温泉で、散策がてらに朝から立寄り入浴できる所を探してみました。
どうせ入るなら鮮度の良いお湯が良いかしらと思い彷徨っていると、共同源泉貯湯タンクのすぐ目の前という立地の『民宿 つるの湯』を発見。
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外来入浴時間は8:00~19:00ということで、お宿なのに比較的早い時間から立寄り入浴できるのが嬉しいですね。
小規模で家庭的なお宿といった雰囲気です。入浴をお願いすると快く受け入れて頂きました。
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浴室入口の壁には湯暖簾と神棚が設置されています。
脱衣場は まだ清掃前のようで雑然としていましたが、比較的最近改装されたような感じです。この規模のお宿にしては広い方だと思います。
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浴室はタイル貼りのシンプルな造りです。正面奥に4人程が入れる大きさの浴槽があり、手前側に洗い場が3コあります。
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湯口からのお湯は止まっていました。受付の際,宿の人から「今,女湯は熱いから気をつけてね。水足して入っていいからね。」と言われていたので、湯温を確かめると 48℃だった・・・。熱い源泉を浴槽に溜めて自然冷却している最中だったのかしら。
湯温を下げるため湯もみをすると、ふわっと漂う香ばしい温泉鉱物臭。意を決して入ってみるも、熱くて瞬殺でございます。
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大変申し訳ないのですが、加水させて頂きました。加水蛇口がわからず、シャワーを洗面器で固定し加水しました。47℃まで下げたところで 無理矢理入浴。
この、じーんと骨身に染みるビリビリした熱さこそ、私がイメージしている浅虫温泉。ほぼ無色澄明ですが しっかりとした芒硝系の香ばしい鉱物臭とキシキシした浴感があります。熱いので休み休み入る必要がありますが、浅虫温泉本来のお湯を楽しみました。
湯口の近くにあるバルブを開けると熱々の源泉が出てきます。退室する前に少し源泉を足して原状復帰に努めました。

****  個人的評価 *************

雰囲気:
お湯  :
コストパフォーマンス:
総括:家庭的温泉民宿型 アチアチ系温泉
ようござんす度:A (共同源泉貯湯タンク前にある 湯使い良好なお宿。)


****  施設データ *************
浅虫温泉 民宿 つるの湯
住所:青森県青森市浅虫字蛍谷219
源泉名:浅虫温泉配湯泉
泉質:Ca・Na-硫酸塩・塩化物泉 58.6℃,pH7.4
電話番号:017-752-3053
営業時間:8:00~19:00
入浴料:¥350

浅虫温泉 椿館
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(*2014年8月上旬訪問)
青森県浅虫温泉にある創業340余の老舗旅館 「椿館」にて立寄り入浴させて頂きました。
建物自体は2階建ての中規模旅館風ですが、玄関の唐破風屋根が重厚感あります。看板には「椿旅館」と書いてありました。
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広々としたエントランス。個性的な色彩のカーペットが素敵ですね。
この日のお宿を「宿屋 つばき」に決める大きなポイントの1つが、宿泊プランに”姉妹館の 椿館のお風呂にもご入浴頂けます”という説明が書かれていた事でした。実はちょっと憧れていたお宿です。
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外観で受ける印象よりも館内は広く、落ち着きと風格があります。
ロビーや廊下等には、この宿に所縁のある版画家 棟方志功の作品が展示されています。
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では早速 男女別浴室へ向かいましょう。浴室の入口には、冷水器に入った温泉水が置いてありました。
微かな塩味,後味にうっすら渋い薬味があります。冷えているので風味は抜けているかもしれませんが、飲みやすいです。
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「飲泉の許可を取っている温泉は17号泉(玄関前)です。浴槽にでている温泉ではありませんので飲泉しないで下さい。」とのこと。
17号泉って・・・自家源泉何本持ってるの?! 
共同源泉を使用している宿が多い浅虫温泉ですが、こちらのお宿の浴槽は自家源泉9本(1~9号)のブレンドを使用しています。
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浴室はタイル製で思いの外シンプルな造り。主浴槽は20人くらいが入れる40℃の浴槽になっています。
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その他に5人程が入れる寝湯と打たせ湯があり、そちらは38℃の温めのお湯になっております。
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湯口からはお湯がドバドバと注がれ、掛け流しになっていました。
大きな特徴のあるお湯ではありませんが、微かな鉱物臭とキシキシとした浴感があります。加水されているようですがお鮮度は良好です。温めの湯温設定ということもあり、お湯が柔らかく ゆっくりと浸かることができます。
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外には露天風呂もございました。面積が狭い上に半屋根,囲い付でコンパクト感がありますが、侘び寂び系の風情がございます。
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5~6人程が入れる岩風呂で湯温は39℃と温めの適温。ゆっくり浸かれます。貸切状態での利用だったので贅沢な時間を過ごしました。

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17:00というチェックイン客の対応で忙しい時間帯にもかかわらず、「宿屋つばき」と「椿館」の間に送迎車を出して下さったスタッフの方々に感謝。両旅館とも嫌な顔一つせずに笑顔で丁寧な対応をして頂きました。
老舗旅館ならでは気品と心配りがありつつ,敷居が高くない、居心地の良い印象のお宿でした。

****  個人的評価 *************

雰囲気:
お湯  :
コストパフォーマンス:
総括:老舗旅館型 独自源泉使用系温泉
ようござんす度:A (浅虫温泉の稀少な独自源泉 9本ブレンド浴槽+飲用源泉1本を堪能する。)


****  施設データ *************
浅虫温泉 椿旅館
住所:青森県青森市浅虫内野14
源泉名:椿の湯(1・2・3・4・5・6・7・8・9号泉の混合泉)
泉質:単純温泉 74.5℃,pH8.00,湧出量:測定不可(動力揚湯),成分総計:0.969g/kg 
(加水:あり, 加温・循環・ろ過・消毒:なし)
電話番号:017-752-3341
営業時間:6:00~8:00/13:00~15:00
料金:姉妹館の宿泊特典につき無料入浴。
(「麻蒸湯札」(加盟湯宿から3軒入れる湯札¥1500。2軒¥1000の湯札もあるらしい。)

浅虫温泉 宿屋つばき ~お風呂編
(*2014年8月上旬訪問)

男女別大浴場【ちゃっこい湯】
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1階にある男女別の大浴場です。ここは改装前からあるお風呂のようで、ちょっと昭和の雰囲気があります。
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タイル貼りのシンプルな浴室です。
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若干,湯気と熱気がこもった浴室で、お湯は心成しか微白濁,弱い香ばし鉱物臭があります。
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8~10人程が入れる大きさの40~41℃の浴槽になっています。浅虫温泉のお湯は熱いというイメージがあるので、ちょっと物足りない感がありますが、ゆっくり浸かれる温度になっています。
湯口からお湯がトポトポと注がれ、浴槽の縁から静々と流れ去っていきます。浴槽の大きさの割に湯量があまり多くありませんが、空いている時間帯だったためか すべキシとした浴感があり、
お湯の鮮度は悪くありませんでした。

【まんじゅうふかし・貸切風呂】
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1階の奥,有料貸切風呂の前に『ごろ寝処 まんじゅうふかし』があります。酸ヶ湯温泉近くにあるベンチ型の”まんじゅうふかし”とは異なり、温泉熱を床下に通した岩盤浴のようなものでした。
ゴザと枕が3人前置いてあり、空いていれば自由に使うことができます。
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ゴザは短く,足が出てしまいますが、床は汗をかく程 熱々ではなく、ホカホカと心地よい温かさです。床がもう少し柔らかければ、うたた寝してしまいそうです。

有料の貸切風呂は、半露天の『銀の月』と、内風呂の『黒侘介』があります。どちらも50分¥540。


貸切露天風呂【ちゃっこいまるゆ】
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3階のエレベーター前にある、宿泊者専用の無料貸切風呂です。空いている時ならいつでも入浴可能です。
宿泊した部屋のすぐ近くだったので、夜中~早朝にかけて何度か入ったりしました。
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脱衣場は小ぢんまりしていますが、ダークな木材を使用してシックな雰囲気です。比較的新しく作られた露天風呂のようです。
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浴室は全屋根付きの樽風呂です。2人程が入れる39~40℃の浴槽が1つ設置されています。
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湯口からはお湯がトポトポと注がれており、掛け流しになっているようですが、
湯口のお湯自体があんまり温かくないのは、加水しているためか?それとも3階までポンプアップするまでに冷めてしまったか?
お湯は ほぼ無色澄明,無味無臭で、大浴場と比較するとお湯のコンディションはあまり良くない気がします。
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駅近くということもあり 塀がありますが、そんなに高くはないので陸奥湾や駅&道の駅を眺めたりすることができます。
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洗い場も1箇所設置してあるので、大浴場へは行かずに ここで済ませてしまう家族連れもいらっしゃるようで、夕食後の時間帯は混雑していました。ピークを過ぎた25時以降はほぼ空いているので、お湯のコンディションも徐々に良くなってきました。


【足ぽか湯】
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玄関の横にある足湯です。日中は引き戸が開き、湯暖簾が下げられています。
見た感じ,無料開放されているようです。
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建物内はちょっと薄暗いですが、湯小屋のような落ち着いた雰囲気になっています。
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お湯が静々と注がれ、緩やかなかけ流しになっています。18時以降は正面引き戸は閉まりますが、宿泊客は建物内にある扉から入ることができます。
やや熱めの43~44℃のお湯でさらキシっとした気持ちの良い肌触りです。
翌朝,正面扉が開放される前に再浴したのですが、香ばしい芒硝臭が小屋中に充満していて驚きました。もしかすると ここ浴槽が一番お湯使いが良いのかも知れません。

****  個人的評価 *************

雰囲気:
お湯  :
コストパフォーマンス:
総括:老舗旅館の姉妹館型 楽しみ方いろいろ系温泉
ようござんす度:A (老舗旅館のもてなしを受け継ぐカジュアルな宿。)


****  施設データ *************
浅虫温泉 宿屋つばき
住所:青森県青森市大字浅虫蛍谷25
源泉名:浅虫温泉配源泉(混合)
泉質:Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉 59.8℃,成分総計:1.027g/kg 加水:あり,加温・循環・ろ過・消毒:なし
電話番号:017-752-2001
立寄り入浴:「麻蒸湯札」利用(加盟湯宿から3軒入れる湯札¥1500。2軒¥1000の湯札もあるらしい。))
大浴場「ちゃっこいゆ」のみ利用 13:00~16:00,18:30~20:30
宿泊:和室6畳スタンダードプラン 2名1室利用 1泊2食付¥10260/人

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