pkgsrc/mail/dkimproxyを使ってみたが、受信時の動作は、現在の用途には合わないようだった

とある過去に利用者のいたドメインを所有しているのだが、相当に雑な運用だったようで、いまだにSPAM以外の電子メールが来るし、 そのドメインの存在しないアカウントを装った電子メールが多く送信されているようだった。 しばらく、キャッチオール設定をして受信してみて気付いたのである。

と言うことで、少なくともSPF、DKIM、DMARCを設定して、SPFで-all、DMARCでpct=100;p=reject;にすれば、ちゃんと運用しているメールサーバーでは このドメインを装った電子メールは受信しないでくれるはずである。

最初、あまり利用されている実績がないようだったので、折角だから使おうと言うことで、pkgsrc/mail/dkimproxyを利用してみた。 私はpkgsrc/mail/postfixを利用しているので、今回問題を解消できなかった受信時の検証については、基本的には、 公式ドキュメントであるSetting up the inbound proxy with Postfix のように設定し、私のように1台のサーバーで複数のドメインの電子メールを扱っている場合には、 DKIM/Domainkeys signing via DKIMproxyにあるように sender_mapを利用すれば良い。設定は分かりやすい。

しかし、dkimproxyの方法である、電子メールの受信前にdkimproxyの稼働するlocalhost:10025へ送って、Postfixのlocalhost:10026に送り返してもらうという運用は、 pkgsrc/mail/opendmarcでは、localhostから来た電子メールであると認識されてしまうのを止めることはできないようだった。

SPFの検証はpkgsrc/mail/py-policyd-spfで、DKIMの署名と検証はpkgsrc/mail/opendkimで、DMARCの検証はpkgsrc/mail/opendmarcで、という運用に落ち付いた。

Amazon Kindle FireシリーズのタブレットでSynology DS Videoを使えるようにする

Synology製のNASを利用していて、これにはビデオストリーミングサービスの機能が存在している。 iOS/iPadOS、Android、PCのウェブブラウザーから利用できるので、便利に利用することができる。

Androidについて言うと、Google Play Storeで配布されているアプリは、ビデオストリーミング配信を 受信するために必要なコーデックが内蔵されているようである。 しかし、Amazon Kindle Fireシリーズ用には、Amazon AppstoreにはDS Videoアプリはないので、 Amazon Silkウェブブラウザーから利用するしかないのかと思っていた。 Amazon Silkウェブブラウザーからは、それなりに問題なく利用できる。 しかし。ネイティブアプリの方が使いやすいというのは間違いないように思う。

Synology社のウェブサイトを調べてみると、 台湾向けの中国語のページで、DS Videoのapkファイルが 配布されているのが分かった。 過去にリリースされたバージョンもほぼアーカイブされているので、Android 5ベースの古いKindle Fireでも問題なくインストールできた。

しかし、このSynology社のウェブサイトからダウンロードできるapkファイルには含まれていないようである。 何か、ビデオストリームを再生できるメディアプレーヤーが必要であった。

最初、Amazon AppstoreにはVLC Media Playerがあるので、これをインストールして利用してみたが、元のビデオファイルと再生時のアスペクト比が合わなかった。 無料で配布されているMX Playerというのを利用してみると、これはアスペクト比を保って表示させることができた。

国立公文書館所蔵の特定歴史公文書等の利用制限はないようだ

国立公文書館のよくある質問と答えによると、国立公文書館が所蔵する特定歴史公文書等を複写した資料については、 利用制限はないようだ。以下に引用しておく。

16.
Q: 国立公文書館所蔵の特定歴史公文書等の画像等を出版等に利用したいのですが、どのような手続きが必要ですか?

A:二次利用にあたり、申請等の必要はありません。 出版等に利用する画像等を、利用請求により写しの交付等を受ける、
閲覧室でご自分で撮影するなどして、既にお持ちの場合、当館に対する申請等の手続きは不要です。
また、デジタルアーカイブで提供している画像等(紙媒体やマイクロフィルムからデジタル化した資料画像、
映画フィルムの映像・音声データ、電子公文書など)についても、ダウンロードいただくなどして、自由にご利用いただけます。
ただし、出版等に利用する写真等の素材(フィルム、画像データ等)、デジタルアーカイブで提供している画像等を利用して行う
一切の行為に関する責、 その他問題については、利用者においてその責任を負うものとし、当館は何ら責任を負いません。
また、利用者と第三者との間に問題が生じた場合も、利用者がその責任を負うこととなります。

NetBSD上のFirefox 124.0.1で、ClearKey EMEの動作確認をする

pkgsrc/www/firefoxをbuildした後に確認している事項として、ClearKey EMEを利用できるか試している。 以下の2つで、映像と音声が再生できれば問題ないはずと思っている。

正常に映像と音声が再生できた後に、Firefoxのabout:config画面から、media.eme.video.blankmedia.eme.audio.blanktrueに設定して、映像は緑一色に、音はポーという音に変化していれば、EMEが有効になっていることも確認できる。

NetBSD上のFirefox 124.0.1でのtext-to-speech

以前、NetBSD上のFirefox 120でtext-to-speechを試した時には、 Festival serverを手作業で事前に起動させておかないといけなったように思うのだが、Firefox 124.0.1で試してみると、Festival serverを事前に起動させておく必要はなくなっていた。

Mail.ruの電子メールアカウントを取得してみた

Yandexで電子メールアカウントを取得するのには手間取った。 その過程でYandexについて調べてみると、いくつかの事業をMail.ruを運営するVKという企業に売却していたらしい。 折角なので、Mail.ruにもアカウントを作っておくことにした。

Mail.ruのウェブサイトを見る

Mail.ruを開いても、特に英語のページが用意されているという訳ではないようだった。 偶然、私はロシア語を学んでいたことがあったので、少なくともキリル文字を読むことくらいはできる。 基礎的な単語か、英語と発音が似ている単語であれば、なんとなく意味は分かる。 どこかに英語版のページがあったのかもしれないが…。

ドメインを選ぶ

Mail.ruに来たので、@mail.ruの電子メールアドレスが欲しいような気がしたが、全く良い文字列は空いていないようだった。 internet.ruというドメインを勧められたので、これで電子メールアドレスを作成した。 Mail.ruもアカウント作成時にSMSでコードを受け取る必要があったが、今回は問題なく日本の携帯電話番号で受信することができた。

アカウント作成後に制限が掛かっているということもなかったので、普通に利用開始できた。

Yandexの電子メールアカウントを取得してみた

今はロシアをベースとした企業に対しては、少なくとも西側諸国としては良い扱いをしていないのだと思うが、新しいことを試すというのであれば、今がチャンスかもしれない。 別にYandexの電子メールアカウントを作るのは、全く支障がないはずというように思っていたが、思ったよりも手間取ったので書いておく。

SMSが自分の日本の携帯電話番号に届かない

Yandexは、アカウント作成のために、携帯電話でSMSを受け取る必要がある、 日本の携帯電話番号でも受け付けてくれることになっているのだが、実際には全くSMSが届かなかった。 フォームに事情を説明する英文を入力して問い合わせたところ、すぐに、制限を解除したのでもう一度試して欲しいという返信があり、 再度試すと無事にSMSが届くようになった。

電子メールアカウントが一時的に無効化される

アカウントが作れて、Yandex.Mailのウェブサービスで電子メールを送信しようとしたのだが、 spam送信者の疑いがあるとのとこで、1通目から送信することができなかった。 受信も、アカウントが一時的に無効化されているというエラーをSMTPサーバーが返して来るとのことで、できない。 送信時のメッセージには24時間待つようにと書いてあるので、24時間待ったが全く変化はなかった。

これも再度フォームからサポートに英文で問い合わせると、サポートの人が不在ということで、チャットボットが返事をくれた。携帯電話番号を変更すると、電子メールの送信時にCAPTCHAが 表示されるようになるので、それをパスできれば送受信が可能になるとのことだった。 幸運にも2つの携帯電話番号を持っていたので、もう1つの携帯電話番号に変更したところ、電子メール送信時にCAPTCHAが表示され、それをパスしたところ 送受信ができるようになった。

携帯電話番号が2つなかったら、どうにもならないと言うとなのだろうか。 チャットボットに全ての問題は解決したと返事を書いたが、伝わらないようだった。 より簡潔で直接的な返信をすべきだった。

pkgsrc/mail/dkimproxyを使ってみたが、受信時の動作は、現在の用途には合わないようだった

とある過去に利用者のいたドメインを所有しているのだが、相当に雑な運用だったようで、いまだにSPAM以外の電子メールが来るし、 そのドメインの存在しないアカウントを装った電子メールが多く送信されているようだった。 しばらく、キャッチオール設定をして受信してみて気付いた...