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内田樹の研究室

未来について

 僕はよく講演に呼ばれます。胸を衝かれるのはどこに行っても聴衆のほとんどが高齢者であることです。若い人をみかけることはほ...


連載開始のごあいさつ

 読者のみなさん、はじめまして。内田樹です。今月号から、『蛍雪時代』に連載することになりました。十代の人たちに直接語りか...


居場所がない

 年若い友人から「若者の貧困」について話を聞きました。彼は貧困者の救援活動をしている団体の職員をしています。救援拠点には...


ポスト日米安保の時代

 先日、左派のビジネスマンたちの集まりに呼ばれて講演をすることがあった。「左翼の資本家」というものがいるのである。世間は...


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近 刊

  • ローカリズム宣言

    ローカリズム宣言

    地方移住のための情報誌「TURNS」で2年間ほど連載していたインタビューを採録しました。グローバル資本主義の終焉、少子高齢化による過疎化と限界集落化という現実を踏まえて、「地方移住・帰農・山河の回復」というオルタナティブについて提言をしております。
    昨日うかがった話では、地方移住支援のためのある NPO の窓口を訪れた人は去年一年で 25,000 人、10 年前の 10 倍にのぼるそうです。半数以上が 20 代 30 代とのこと。
    この趨勢はもう止まることがないでしょう。

    デコ/2017-12-07

  • 変調「日本の古典」講義

    変調「日本の古典」講義

    安田登さんと二人であちこちで行った対談の集成。話題は『論語』から能楽まで多岐にわたります。安田さんが何か驚くべきことを言うとこちらも負けじとさらに驚くべきことを言い、安田さんがそのような挑発を受け流すはずもなく、さらに驚くべき話で切り返す・・・という悪循環のうちでなんだかすごいことになってしまいました。

    祥伝社/2017-12-02