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Mon2024.03.25


パリ行ったことないの 山内マリコ アイハラチグサ画

パリ行ったことないの 山内マリコ アイハラチグサ画
CCCメディアハウス

2024.3.21

1. 猫いるし  Il y a un chat
2. 雨ばっかり  Il pleut toujours
3. 一人でも行くわ  J'y vais seule!
4. 大人ですから  Parce que j'ai grandi
5. 彼女を探しに  A la recherche de cette fille
6. わたしはアナ  Je suis Anna
7. 美術少女  Une fille artistique
8. 恋する女  Une femme qui tombe amoureuse
9. ラナと愛犬  Lana et son chien
10. ワコちゃん  Mademoiselle Waco
11. セ・ラ・ヴィ  C'est la vie
12. わたしはエトランゼ  Je suis une étrangère


『買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて』からの
『パリ行ったことないの』。

バラバラの短編かと思いきや、
「わたしはエトランゼ」に収束する。
さらっと読めるけれど、
なかなか味わい深い。


☆☆☆★
[山内マリコ]  [パリ行ったことないの]  [やまうちまりこ]  [アイハラチグサ

Sun2024.03.24


ボトルネック 米澤穂信

ボトルネック 米澤穂信
新潮文庫

2024.3.12

序章 弔いの花
第1章 岐路の夜
第2章 希望の町
第3章 知らない町
第4章 緑の目
最終章 昏い光
解説――次の一歩を  村上貴史


裏表紙より。

亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、
何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。
ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思い
で自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしや
ここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界の
すべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の
影を描き切る、青春ミステリの金字塔。



青春ミステリの金字塔?
青春ミステリって、なに?

ボトルネックって、なんかニュアンスが違う気がする。

青春小説はキラキラしたのが好きだ。


☆☆☆
[米澤穂信]  [ボトルネック]  [よねざわほのぶ

Fri2024.03.22


好きになってしまいました。 三浦しをん

好きになってしまいました。 三浦しをん
大和書房

2024.3.20

はじめに
1章 美と愛はあちこちに宿る
  名前のない友
  衝撃の励まし
  きらめきの記憶
  苦手だけど好き
  きらめきとふぐふぐ
  プチ・イメルダ
  天国の庭
  小さな侵入者
  侵入者が一匹と一人
  日常の観察者
  布団騒動
  カエルの思い出
  イケメンと虫
  一朝一夕には完成せず
  カタツムリは好きです
  オシャレな部屋への憧れ
  束縛(?)の天気予報
  香りのうつくしさ
  諦めの空中戦
  軒並み角刈り
  かなしい花
2章 あなたと旅をするならば
  忘れがたきご亭主
  流される旅
  勝手に三重県観光案内
  温泉と集中力
  テンション高めの宮島
  かわらけ投げの願い
  雲仙温泉でひとりクラシック
  昂ぶる善光寺
  手荒すぎるあばれ祭り
  楽しき想像旅行
  八坂神社と五十円
  憧れの芋煮合コン
  悩ましき法事旅(準備編)
  悩ましき法事旅(現地編)
  尾鷲の植林マシン
  極楽熱海ツアー
  お高くない大國魂神社
3章 活字沼でひとやすみ
  希望の塔――なぜ、ひとは積ん読するのか?
  夏目漱石――キング・オブ・ツンデレ
  ページをめくり孤島を思う
    『絶海の孤島」
  いとしすぎる「豆本」
    『人物略画式』『鳥獣略画式』
  スネ夫語の奥深さ
    『アサイラム・ピース』
  日常の小事件
    『細雪』
  太宰治と「人間失格同盟」
    『津軽』
  本への書きこみは「時限爆弾」
    『ムーミン谷の彗星』
  戦争 マイペースで考え続ける
  全集『戦争と文学』
  怪異との海辺の恋に憧れる
    『南欧怪談三題』
  心理学にかぶりつく
    『オオカミ少女はいなかった』
  真理を求める数学者たち
    『完全なる証明』
  多様な職業知り希望と勇気が
    『世にも奇妙な職業案内』
  湯船でひもとく『源氏物語』
    『謹訳 源氏物語』
  私が求婚されない理由
    『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』
  我が心のベルサイユ
  脳内イメージを覗き見
  『まんが道』と「松葉」のラーメン
  夢中ということ
  穴に落ちる
4章 悩めるときも旅するときも
  記憶は「ひと」とともに
  ロボコップ再生
  悶絶の時間旅行
  鞄と外出欲
  一見にしかず
  土産の良縁効果
  眠る旅
  オヤジのポテンシャル
  尖石遺跡と縄文の日常
  プロレスは異次元旅行
  父の入浴作法
  富士山愛
  瀬戸内シンクロニシティ
  ラピュタ吟行
  たぎる蔵王温泉
  熊本城と太平燕
  荒城と隠しキリシタン
  勝浦の朝市
  紅葉とお好み焼き
  幻想の銀山温泉
  即身仏をめぐる旅
5章 ささやかすぎる幸福と不幸
  夜中のアクアパッツァ
  猫ネットワーク
  ビー玉と金魚
  止まらないおいしさ
  エンタメプレゼント
  お正月の空気
  仁義なき春の戦い
  記憶の味
  そうめんとの攻防
  手ぬぐいは万能
  憧れの丸焼き
  トラの干支飾り(?)
  祖父の湯飲み
おわりに


三浦しをん、好きだ
電車の中で読むのはキケン


☆☆☆☆
[三浦しをん]  [好きになってしまいました。]  [みうらしをん

Thu2024.03.21


買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて 山内マリコ 野中深雪画

買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて 山内マリコ 野中深雪画
文春文庫

2024.3.15

まえがき
行き着く先はプラダの財布
グレーのパーカーは第二の皮膚
椿オイルと馬油クリーム
沖縄のシャイで優しいやちむん
蚤の市で馬、犬、そして猫の皿
ロンシャンのナイロントート
33歳が着るうさぎ柄パジャマ
下着イノベーション
クレールフォンテーヌ原理主義
「冷え知らず」さんの悲劇
トラディショナル ウェザーウェアの傘
スーベニアフロムトーキョー!
すべての靴は不完全である
哀愁の水着デビュー
ちょっとだけ高い本
シャチハタっぽい口紅
CASIOのデジタル腕時計
GUCCIのスウィングレザートート
アントン・ヒュニスのピアスとネックレス
イヤァオ!!!
LITTLE SUNSHINEのタオル
捨ててるようで、捨ててない
白シャツという課題
人生初、アートを買うの巻
ちっちゃい動物コーナー
現代人とユニクロ
「来年の手帳」問題
4Kテレビという暴走
ファッション自分探し
サイズ選び失敗譚
懺悔〜試される買い方〜
これがほんとの大人買い
マイ・ファースト・アウトレット
猫>アンチエイジング
クリスチャン・ルブタン!
要予約クッキー
きものとわたし
趣味としてのお手入れ
高級バター&バターケース
マイ・ヴィンテージ
完璧な加湿器
ネットで出会いました!
ボタンに魅せられて・・・
ついに指輪を
お花作戦〜雑貨病の克服〜
クレジットカード論
ます寿司の・・・・・・ピアス!
本のバカ買い
オーガニックじゃないとダメなの!
映画の見方
ジーパンの更新
自分だけの部屋
ネイルしない派
モードオフで服を売ること
「ご自由にお持ちください」
ルンバかドラム式か・・・
温素 and more!
馬来草スリッパ
風が吹けば桶屋が儲かる
レインファブスの長靴
ハウスオブローゼとは何か
ルンバ愛してる
コーヒーと昭和とわたし
ホテルオークラ礼賛
リトルブラックドレス


裏表紙より。

30代――安くてカワイイからは卒業したものの、さて今、
何を買えばいいのかは、いまいち分からない。そんな
著者が、迷いながらも選び抜いたものたち。今の自分や、
これからの自分にフィットするものって何だろう。「何を
買うか」の先にある、「現代の消費」や「処分の仕方」に
も踏み込んだ、新世代お買い物エッセイです。



山内マリコ…
あれ?
イヤミスの女王じゃないんだっけ?
んー… 殺人鬼フジコ?
真梨幸子(まりゆきこ)か。
全然違った

野中深雪の挿絵が素敵。
GUCCIのスウィングレザートート、欲しくなる

篠原有司男(うしお)と妻の乃り子(のりこ)も気になる。


☆☆☆★
[山内マリコ]  [買い物とわたし]  [お伊勢丹より愛をこめて]  [やまうちまりこ]  [野中深雪

Mon2024.03.18


鴨川ホルモー 万城目学

鴨川ホルモー 万城目学
角川文庫

2024.3.7

はじめに
その一 京大青竜会
その二 宵山協定
その三 吉田代替わりの儀
その四 処女ホルモー
その五 京大青竜会ブルース
その六 鴨川十七条ホルモー
エピローグ
あとがき
解説  金原瑞人


裏表紙より。

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り
道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われ
ノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(ひと)
(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。
祗園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」
ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路に
ときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅
魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。
都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽
大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり!!



『八月の御所グラウンド』を読んだら、
やっぱり『鴨川ホルモー』を読み返したくなった。

こんな奇天烈なお話、忘れるワケない
とタカをくくっていたけれど。
結構忘れている。
結構どころか、「レナウン娘」を忘れるなんて、
そんなことある

また次の機会には、忘れているんだろーな…


☆☆☆☆
[万城目学]  [鴨川ホルモー