働く女性の台頭で悩む男性管理職は少なくない。どう対応すればいいか――。働く男女の読者の皆様を対象に、職場での悩みやトラブルに答えていきたいと思う。
上司であれ客であれ、そこにいるのが人間である以上、なんらかの普遍性のある解決法があるはずだ。それを共に探ることで、新たな“仕事がスムーズにいくルール”を発展させていきたい。たくさんの皆さんの悩みをこちらでお待ちしています。
前シリーズは「男の勘違い、女のすれ違い」
シリーズ
完結
働く女性の台頭で悩む男性管理職は少なくない。どう対応すればいいか――。働く男女の読者の皆様を対象に、職場での悩みやトラブルに答えていきたいと思う。
上司であれ客であれ、そこにいるのが人間である以上、なんらかの普遍性のある解決法があるはずだ。それを共に探ることで、新たな“仕事がスムーズにいくルール”を発展させていきたい。たくさんの皆さんの悩みをこちらでお待ちしています。
前シリーズは「男の勘違い、女のすれ違い」
20年前、そんな彼らと共に「日経ビジネス」誌でリレー連載という企画に若輩の私も加えられた。当時は今よりも女性活躍への待望感が強く、改革、のキーワードと共に「女性視点への期待」が、連載内の私の役割としてあった。
保身で解決を放棄する人間も、パワハラし放題の人間も、同じ穴のムジナだ。どちらも“権力”だけを見て仕事をしている。「助けてくれ」が通じにくい社会で我々は働いていることを自覚したほうがいい。
実は、AKB48の「総選挙」も好きだ。彼女たちが本気で闘うから。私はどうやら本気の出演者を見るのが好きらしいし、高視聴率であることを考えると、そういう視聴者はたくさんいるのだろうと想像できる。本気は、上沼恵美子氏の登場でも伝わるものがある。
二人の決定的な共通点は、「ベルサイユ宮殿での結婚式」と「ミッキーマウスの家(通称ミッキーハウス)」だ。二人の中身は「一緒だ」と確信した。お金がありすぎると、もう、「何に使っていいかワケがわからなくなる症候群」というか。
万単位の計算が合わず、皆が疲弊していった。夕食も取らないままカネの計算をし続け夜中の2時になった。一覧表の数字をにらめっこしながら検算が終わるのを、ほぼ、絶望的に待った。結果、ウン十万単位の誤差が出た。「誤差、増えてるやん……」
服もネクタイも、トータルにグレーに仕上げているビジネスパーソンには、何度会っても顔が覚えられない。こういう人たちはだいたい「弊社は」を主語で語る。語られるとそれだけで「卑怯者め」とすら感じる。
内閣閣僚は全員男性でもいいと私は思っている。政治の男女比率からいえば、各段に少ない女性議員を閣僚に多く並べるほうが無理がある。9対1の議員男女比率にならえば、女性閣僚は1人。なにかおかしいか。
40代のまだ認知度の低い芸人さんと喋った。最初に違和感を持ったのが彼の筋肉のマッチョ具合だった。最近、売れた芸人さんがマッチョ体型をキャラに組み込むのは見慣れているが、まだ売れていない芸人さんがなぜ?
自己評価の低さなしには暴力の受容はない。大坂なおみが泣いた。日本国中が大坂なおみを好きになった。この国は、審判に抗議するようなむき出しの敵意を見せるプレーヤーよりも、勝利したのに泣く女性を拍手喝采するのだ。
早く言えば、世の中で「ナントカ道」とされ、級とか段とかの昇格審査のあるもの、そしてそこに「勝負」の要素が薄ければ、“心づけ”や“付け届け”などは正常な慣習と見なされているんじゃないか。
声が大きい人に反論できるだけの声量が枯渇し、私も含め、反論そのものを放棄したのだ。そりゃもう、こっちも喉が切れるほど声を上げたが、LGBTが嫌いというもっと大声の人と意見のやりとりをすることは不可能だった。
今の私の関心事は世界情勢より自分の体内情勢。朝何をしたら夜どうなって、翌朝どう変化したか、を毎日毎日意識的に試行錯誤し、挑戦を繰り返していると、なんと面白いオモチャかと感心することが少なくない。
私が今さら(ひと月経っていないが)この発言を蒸し返すのは、どの反論でも「勝手」と言われた側の憤り、やるせなさ、脱力感をぬぐいきれる言葉とは出会えなかったからだ。
物件購入も賃貸も失敗し引越しし続け、8カ所の町を転々とした。やがてサウナニュージャパンが私の宿泊所になり、とうとう、新大阪の倉庫に荷物を入れて倉庫で着替え大阪で仕事する、という家なしっ子になった。
権力が好きな人が、利権を弄る。組織はもうそれだけで不健全になる。なぜ対等で平等な人間関係が必要かというと、それが、ただのオッサン・オバハンに人生を振り回されずに我が身を守る唯一の方法だからだ。
数十年かけて我々が学習したのは、気運、雰囲気、理念、だけでは女性の社会進出は難しい、ということだったはずだ。なのにまた生まれた。機会均等法に失敗し、そして候補者均等法だ。何度同じ失敗を繰り返せば気づくのだろう。
“激しく怒った”だけで、今はもうパワハラとされかねない時代になった。機嫌不機嫌をそのまんま部下にぶつける類のわかりやすいパワハラならまだわかるし、マネジメントもできる。“激しく怒った”=パワハラ、となる危険水域を認知して、どう乗り越えるかがベテランの働く女性に問われている。
男性にとっては汚名中の汚名、浮気よりタチが悪い「セクハラ」という下半身ネタで、地位も家庭もある男性が相手だ。そりゃもう、全身火を噴くレベルでこっちを潰しにくるだろうくらいは予想をせねばならない。
土俵問題。今、トーク番組で差別か伝統かと騒いでいる。何十年も同じテーマで議論を呼び混乱を極めやがて騒動めいたものが収束し元の慣習に戻る、ということを繰り返してきた。それらの戦いが長い歴史を持つぶん、今、コメンテーターが使っている言葉は、使い古された言葉と言っていい。
相撲やレスリングの「騒動」に関する記者会見を見ていて、とても違和感を感じました。およそその競技と縁のなさそうな人が、その協会を代表する立場で、何だかとても偉そうにしゃべっていることに、です。(20代男性)