残念な人が思考中:山崎将志

Still under construction

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週刊ダイヤモンド2019/5/11号『大人のための最先端科学』コーナーからの引用。

(研究者は)ダーツのエキスパートに素人がダーツをしている映像を見せ、標的のどこに命中するかを予測してもらった。予測のたびに正解を伝えると、エキスパートはやがて素人のパフォーマンスを正確に予測できるようになる。驚くべきことは、そのようになった時、エキスパート本人のダーツの命中率が落ちてしまうのだ。
ところが同じような映像を見せながら、予測があっていたかどうかの正解を伝えないという実験を行うと、エキスパートは素人のパフォーマンスを予測することができるようにならず、自身のダーツの成績は高いレベルが保たれていた。
つまり、最初の実験ではエキスパート自身の命中率が下がってしまったのは、素人の下手な動作を見たこと自体が原因ではないのだ。そのことが原因であるならば、二番目の実験でも地震のダーツの成績は下がるはずだからだ。この実験結果は、他社の動作の結果を予測する仕組みと、自分の動作の結果を予測し、動作を正しく実現する仕組みが脳の中で共有されていることを示唆している。

だとすると、レッスンプロのパフォーマンスは下がってしまうのでは?
特にインドアスタジオだと、レッスン生の体の動きから球の挙動を予測することが多いはず。

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仕事仲間と雑談中に思いついたこと。
全くサイエンスの裏付けのない話ではあることを先にお断りする。

F1でメルトダウンした燃料デブリを、火山のマグマに捨てることはできないだろうか?
マグマは広く言えば核融合(のはず)で、燃料デブリの主な構成要素であるウランは地球上(ほぼ)どこでも散らばっている物質。巨大とは言え所詮トン単位(880トン)。人間の構築物である格納容器に入る程度の量の濃縮ウランを、火山のマグマに入れても、影響は微小なんじゃないか。逆に言えば影響が微小になる程度に核燃料デブリを切り分け、ドローンで運んでドローンごと火山の加工に飛び込ませることはできないだろうか。

ただ、この方法は解決すべき前提条件が難しすぎる。

まず、燃料デブリを活火山の加工に落とすと何が起こるのか私には不明(たぶん本物の科学者の人ならすぐにモデリングできるはず)。
何も起こらないと推定できる量はどれくらいかもたぶん計算できる。

次に、燃料デブリを取り出す方法。
ドローンが運べる重さの限界があるはずなので、その単位に切り分けられるかどうか。

次に、そもそもドローンを飛行させることができるか。
燃料デブリは、ものすごく長いワイヤロープか何かで吊り下げて運ぶことになる。
線量は距離の二乗に反比例するので、ロープは長ければ長いほど(ドローンとデブリの距離が遠ければ遠いほど)ドローンの被ばく量は少なくなる。
しかし、ワイヤロープを長くすると、風の影響で飛行のコントロールの難易度が増すだろう。かといって短くするとドローンの電子部品へのガンマ線の影響が大きい。燃料デブリの上に鉛を貼るという手もあるが、これだとめちゃめちゃ重くなって運搬効率が落ちる。
または、大量のガンマ線を浴びても作動し続けるドローンの部品を作ることができるのか。

おそらくリモコンでドローンを操縦するのは、大量の線量下では素人目で見ても非現実的だから、おそらく自動運転。GPSは作動するんだろうか?

で、どこに捨てるのか?
日本領土内で、無人の活火山のある島はある。実験を誰がどういうプロセスで承諾するのか?
幸いF1は海岸沿いなので、放射性物質を吊るしたドローンが人が住んでいるエリアの上を飛ぶことはないだろう。
万が一、途中で事故が起き、燃料デブリが海中に落ちたら何が起こるのか?
燃料デブリは質量が相当あるので、間違いなく海中には沈む。
水中なのでデブリそのものが発する放射線の影響はない。
でも、デブリのが海中に溶け出すということはないのだろうか?
溶け出したとして、環境に与える影響は社会的に許容範囲なのだろうか。

など。

仕事仲間と雑談しながら思いついたこと。

自動運転実験特区は作れないだろうか。

自動運転の精度は走行距離に比例して(あるいはべき乗で)上がるはずだが、日本では公道で実験ができない。現時点で想定できている事故は解決できている(または解決方法のめどはついている)はずなので、問題は想定できない事象をどれだけ集めらるか。しかし日本では実験する場所がないので、アメリカや中国にどんどん置いて行かれる。
そこで、自動運転特区。できれば人口5~10万人くらいの都市が数十キロ圏内にある過疎地を含む地域。
動物が出てくる、時に道路が陥没する、道路整備が十分できていない場所もあり、豪雨で冠水し、雪も積もるようなところ。
そこに住んでいる高齢者は、実験に参加することで無料で買い物や病院への足が確保でき、運転免許返上問題の解決にもなる。さらに、そこには第一線級のエンジニアが集結し、家が建ち、商店がにぎわい、税収も増える。

帰宅したら長男(高2)が2018年の大学入試センター試験の国語の問題を解いていた。

ふと思い出したのは昔読んだ『国語入試問題必勝法』という本。
受験対策の本ではなく、短編集である。
その中のタイトルと同じ話に、国語の問題は選択肢を見るだけで解けるというパロディがある。

長男から現代文の問題のコピーをもらって、設問だけを読んで解いてみた。
次に、問題文を読んでから、設問を見たが、同じ答えになった。
答え合わせをしてみたら、全部正解だった。

社会人として揉まれたあと約30年ぶりに入試試験問題を解いてみて、現代文の客観テストは、設問を読めば解答がわかるようにしか、作りようがないのではないか、と思った。

記事中に「小売業の雇用1600万人のうち最大で3分の1がトランプ大統領の任期中に失われる可能性がある、という推計も出ている」とある。
「日本も少し遅れて米国と同じ状況になる」のか、「消費者の購買行動が異なるから、日本は米国のようにはならない」のか。
事業者としては、可能性として賭けるのはどっちだろうということか。
私は前者にベットしている。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM16H2V_W7A510C1000000/?n_cid=DF150220104320



「まぐまぐ」のサービスを使ったことはあっても、創業者の名前は以外に知らない人も多いと思う。
大川弘一さんです。
なんと、世界を股にかけるギャンブラーになっていました。

実は、大川さんには私が起業した時に、事務所を間借りしていました。
一緒に始めた仲間と、大川さんが高校・大学の同級生だという縁でした。
はじめてお会いした時の様子は、今でも昨日のことのように思いだします。

11年前、当時31歳だった私は、「こんなビジネスをやろうと思っている」という話を初対面の大川さんに話しました。
腕を組んで、うんうんとうなづきながら聞いていた大川さんは、私の話が終わると、ニヤッと笑いながらぼそりと言いました。
「カネの匂いがしないね……」

当時の私は大ショックを受けましたが、今となっては大川さんが言わんとすることは痛いほどわかります。
ニュアンスがわかるまで3年ほど、こうじゃないかと思い始めるまでに5年ほど、感触めいたものをつかむまでに7年ほどかかりましたが、本当に大きなヒントでした。
私も、当時の自分に会ったら同じことを言うと思います。
「カネの匂いがしないね……」

そんな大川さんにはすっかりご無沙汰して居ったのですが、著書を見て「なんと、ポーカーですか」と腰を抜かしました。
そして、その内容は本当にエキサイティング。
ただ、ところどころにちりばめられるモノローグが、何とも涙を誘うもので、直接の境遇を存じ上げないながらも、自分の身に降りかかったことのあることと重ね合わせたりして…。

本当に面白い本です。




ノンフィクションライターの山田清機さんが、タクシードライバーを取材してちょっと泣ける話、少し考えさせられる話を紹介している本。
タクシーの運転手さんと話すのを趣味の一つとしている私にとっては、面白い話満載。
ただ、山田さんの質問の切り口は、私なんかとずいぶん違うなという感想。
私なんかはかなり即物的な質問が多いのだけれど、山田さんのそれは人の人生を切り取るような感じ。

実は、山田さんは私の大恩人の一人です。独立して会社を始めてしばらく経った頃、ある集まりで山田さんに目をかけていただいた。そして、メディアで私の仕事を取り上げてもらうきっかけを作ってくれた。
ここ数年、全く失礼していたのですが、この本を読んだら、ちょうど私が山田さんを知る前のことが書かれていて、それがとても興味深かった。
やはり、面白いことを書ける人、人が書けない/書きたくないことを書ける人は、どこか普通の人と違った面を持っているのだなと。

先日、日経新聞社主催、”未来を変えるプロジェクト” Powered by DODA協賛のセミナー「次世代リーダーのための未来創出塾」に呼んでいただきました。

その当日のサイトがアップされましたので、ご紹介します。
http://doda.jp/contents/mirai/report/01.html

セミナー終了後、「好きな言葉を教えてください」と言われました。
すこし考えて頭に浮かんだのは、「六中観」でした。

「六中観」は、「りくちゅうかん」と読みます。

忙中閑あり
苦中楽あり
死中活あり
壷中天あり
意中人あり
腹中書あり



以下、それぞれに対する私の解釈を記します。

一、忙中閑あり(ぼうちゅうかんあり)

忙しさの中にも余裕を持ち、心を穏やかに。
忙しいからこそ、閑に価値がある。逆に閑ばかりだと、閑の価値がわからない。
忙しい時こそ、閑を持ちたいものである。

二、苦中楽あり(くちゅうらくあり)

どんなに苦しい時にも、その中に楽しみがきっとあるはず。それを見つけ出すのが人生。
苦しいことを耐えて乗り越えて、そこから喜びや楽しみを見出す。あるいは、苦しいことを乗り越えることで楽しみが生まれる。


三、死中活あり(しちゅうかつあり)

逆境の時こそ、人は磨かれる。
いわゆる「ピンチはチャンス」。
修羅場から這い上がってきた人間だけが、本物だ。

四、壷中天あり(こちゅうてんあり)

何かに没頭できる、自分だけの世界をもっておくこと。
日常に追われるだけではなく、そことは離れた場所を意識的に作ること。
「こんな趣味があったのか」「こんなことができるのか」と他人から驚かれるような意外な面を持つこと。


五、意中人あり(いちゅうひとあり)

いつも、心の中に誰かを思うこと。
心から尊敬し、信頼できる師や友や愛する人を持つこと。
どんなときにも、助け、助けられる関係を持つ人を持つこと。


六、腹中書あり(ふくちゅうしょあり)

うわべだけの言葉ではなく、しっかりと「腹落ちした」哲学を持つこと。
優れた本を、自分の血肉にし、それを日々の生活に活かすこと。


これらは、私がずいぶん昔に読んだ本の中に書かれていたことを、自分なりに解釈したものです。
もしかすると間違っているかもしれませんが、「超訳」ということで、ご容赦を。

いつ何時も、これらの言葉を心にとめておきたいものですね。

ココロ屋読書感想文私には3人の息子がいます。
小学3年生の次男が、担任の先生に指導してもらった夏休みの読書感想文を持って家に帰ってきました。
客観的に見れるわけがないのですが、素直でいい感想文だなと思いました。(親バカです)
ちょっとハッとさせられました。ここに記録としてタイプします。
手書きにできるだけ忠実に写しました。(一部改行加え、固有名詞を外しています)

もしよかったら、読んでやってくださいまし。



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 ココロ屋を読んで

 ぼくは、「ココロ屋」を読みました。この本をえらんだ理由は、ココロ屋というタイトルを見て、ココロがお金で売っているのかなと思ったからです。
 この本は、主人公のひろき君と仲よしのゆうや君がけんかをするところから始まります。先生におこられイライラしている時に、学校のいつもより長くなっているろうかで、ひろき君はココロ屋と出会います。ココロ屋では自分のココロといろんなココロが交かんできます。ひろき君は、「やさしいココロ」と、「すなおなココロ」と、「あたたかいココロ」と自分のココロを交かんしました。
 さいしょのうちは、どのココロもうまくいきました。しかし、だんだんうまくいかなくなります。
たとえば、やさしいココロの時は、やさしすぎて自分の言いたいことが言えなくなります。
すなおなココロの時は、すなおすぎて思ったことをはっきり言葉に出してしまい、相手をきずつけてしまいます。
 さいごに、ひろき君は、でこぼこだけれど「やさしいココロ」、「ゆうかんなココロ」、「すな
おなココロ」、「強いココロ」、「あたたかいココロ」などのココロが合わさってできた自分の
ココロのよさに気づきます。
 ぼくがきょう感した場面は、ひろき君と友だちのゆうや君がけんかをする所です。ひろき君をぼく、ゆうや君をぼくの親友の○○君にたとえると、ぼくたちもよくけんかをするからです。
けんかをした後、ぼくは「二度と遊びたくない」という「トゲトゲしたココロ」になります。しばらくすると、ぼくからあやまろうかな、でもむこうもわるいしな、という「モヤモヤしたココロ」になります。そうやってなやんでいるときに、だいたい○○君から先に、
「ごめんね」とあやまってくれます。そして、ぼくも、
「ごめんね」
 と、あやまって仲なおりします。そういう時、○○君は、「すなおなココロ」を持っていてすごい
なと思います。ぼくと○○君は、「ケンカするほど仲がいい」親友です。
 この本を読んで、ケンカのたびにいやな気持ちになるけれど、ココロはせい長するのかな
と思いました。
 ぼくのココロは、「トゲトゲしたココロ」や「モヤモヤしたココロ」や「やさしいココロ」など色々なココロがあります。これからは、たくさんの人と出会い、たくさんのけいけんをして、ぎっしりつまったココロにしていきたいです。

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なかなか小3でここまで書けないはずです。
間違いなく、担任の先生の丁寧かつ的確な指導のおかげです。
先生、ありがとうございます。

パーゴルフ主催のエキサイティングダブルス。
本日は決勝大会。
会場は千葉カントリークラブ、梅郷コース。
寒風吹きすさぶ中、36-37の1オーバーで、優勝トロフィーをいただきました!

dean masashi exciting double champions 2011


優勝賞品は、ガラス製の重たいトロフィー(写真では見えづらいですが)
複勝で、ツアーステージのGRシリーズドライバー。

ExcitingDoubles1

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