2024年3月22日金曜日

伝え方より聞き方

 ずいぶん前のことです。僕がゴルフの練習をしていると、隣でレッスンを受けている中年女性がおられました。教えているコーチが尋ねます。

コーチ:最近、悩んでいる部分はありますか?

女性:ボールがどうしても左に行くんです

コーチ:あ、それはね、○○で△△で、××なことが起こっているからです。例えばね、~ってあるじゃないですか~は・・・(しばらく話続ける)

女性:あ、そうですよね・・・(それ以上話すのをやめる)

医者をはじめ教育する立場のある人に共通していることがあります。それは伝え方(内容も含めて)は習いますが、教えられる側からの話の聞き方は習っていないということです。いくら教える立場、教えられる立場であっても、それも人のコミュニケーションです。一方的に教えるだけでは効果は下がるでしょう。円滑なコミュニケーションがベースにあり、教えられる側が悩んでいること、わからないことを自由に伝えられ、教える側はそれを把握してはじめて効果的な教育につながります。臨床も同じです。

教育する立場にある人への教育は伝え方と伝える内容であふれています。もちろん伝え方は大切ですが、聞き方があってはじめて伝え方が生きてくるのだと思います。

2024年3月15日金曜日

これでいいのだ!

 先日のアナザーストーリーは天才バカボンの作者、赤塚不二夫さんでした。天才バカボンの名セリフはいくつもありますが、その中でも有名なのが「これでいいのだ!」。番組の中でナレーターの方がこんなことを言っていました。

「これでいいのだ!」はどんな現実も受け入れてしまう魔法の言葉

この中にはどんな時でも前を向いて生きろという力強いメッセージが含まれているのだと思います。

2024年3月8日金曜日

人が本当にしんどいことを告白するとき

人が本当にしんどいことを告白するときは、答えがほしいわけじゃない。ただわかってほしいだけ。

2024年3月1日金曜日

何かを成し遂げたことそのものよりその過程のほうが愛おしい

 あんなに目標にしていたのに、死ぬほど望んでいたことなにの、それを成し遂げたあとはなぜか満たされない。そんな経験をしたことありませんか?成し遂げたらどんなに幸せなんだろうと幾度となく夢想を繰り返してきたのに。時間が経つと、その過程は言葉にできないくらい辛かったはずなのに後から思えばなぜか懐かしく、愛おしい。成し遂げた瞬間よりもそれに至る過程のほうが人生全体で見ると大切だったと感じる。人は成し遂げたことそのものよりも、そのために努力した時間のほうが長い分、その過程をより愛するのかもしれません。

2024年2月23日金曜日

スゴイと思われるよりも心に余裕があるほうがいい

 馬鹿にされたくない、スゴいと思われたい。肩に力が入るような考えは時に必要で、それが人を成長させる側面は確かにあります。でもそんなことはずっとできない。馬鹿にされても、スゴいと思われなくてもええやん、それで。そんなことより心に余裕があるほうがいい。幸せは人に認められることじゃなくて、自分の心が充満していることだから。