フライ級5分5R。ニコラウ5位、ペレス8位。
ニコラウはUFCフライ級廃止騒動の際に一度リリース(それまでの戦績は3勝1敗)。復帰戦の相手は今回対戦予定だったマネル・ケイプで、ケイプは初戦トップランカーで現王者のアレクサンドル・パントーハと対戦し判定負けした後、13日前に緊急の代役としてニコラウ戦が決まった。僅差判定でニコラウが勝利。納得できないケイプとの再戦が3年を経てようやく実現したが、1月の試合はケイプの体重オーバーで消滅。今回仕切り直しで組まれたが、今度はケイプの負傷欠場で、結局流れた。柔術黒帯だが、再契約後はテイクダウンを狙う場面が減って、距離を取ってのアウトボクシングでポイントアウトを狙いつつ、詰めてきた相手にカウンターを入れるスタイルになってきている。1月のケイプ戦が流れたため、前戦からのブランクが1年以上空いてしまった。31歳。
ケイプの代役で出場が決まったペレスは、2020年にフィゲイレードのタイトルに挑戦し1Rギロチンで一本負け、1年8ヶ月のブランク明けで後の王者パントーハと対戦したが、こちらも1Rチョークで一本負け。そこからさらに1年半のブランクが開き、先月超新星のムハンマド・モカエフと対戦。モカエフのタックルを切って凌ぐ展開で、明確に攻めさせはしなかったものの、攻めに転じるところまではいけずに判定負け。試合間隔が長いが、その間にも何度か試合が決まったものの、直前で流れるというパターンが続いていた。先月のモカエフ戦からの2ヶ月連続出場は、UFC契約してから最短のインターバルとなる。高校までレスリングをしており、高校卒業後にMMAを始めた。32歳。
続きを読む