祭りのあと

 数年ぶりに木村のことを真剣に考えた日から一夜明けて、少し整理が付いて見えてきたこと。
 私の抱える業というのは、マイナー志向の人間がなぜか多数派の本流に乗っかってしまっていたことに起因しているんだろうなぁ。なんとなく勝手なヒエラルキーとして、洋楽>ニューミュージック系(?)=ロックバンド>>>>アイドル(クラシック愛好者は別次元の高み)と、最下層を自覚していた学生時代。折しも空前のバンドブームだったこともあって、アイドルファンの肩身は狭いモノと刷り込まれて来た。
 それがいつの間にかあれれ?メジャーな感じになってる?と、最初はお祭り状態を楽しんでいたものの、長居が過ぎるとやっぱり居心地が悪い。据わりが悪いのはファンとしての立ち位置なんだろうなぁ。いやー、大上段に語って申し訳なかった。
 でもそういうことだったんだなぁ、というのが昨夜ぐだぐだ書いたことで分かって来た。そう言えば齋藤孝も、書くことで自分の考えが整理されてすっきりする、改めて自分がこんなことを考えていたのかと気づくことがある、と言っていたっけな。納得。やっぱりさすがだな、齋藤孝。と、この流れだといかにも取って付けたような感じなのだけど、本当にそう思ってるんだよ。

追記(月9視聴後)

 み、見入ってしまった…。ダメだ、なんだかんだ言いつつ、一番タチの悪いスパイラルから逃れられないのは、私じゃねーか。結局、見届けるとかじゃなく見続けてしまうんだろうなぁ。
 ま、だけど、見る前に一気に書き上げてとっととUpしてしまって良かったさ。日頃薄々思っていたことをがーっと文章化してスッとした。整理整頓、はい、次行こ!次!
 酸っぱい葡萄。

スマヲタのぼやき

 うわ、5ヶ月ぶり?このネタ書いておかないとな、と思うことは何度かあったんだけどな。一寸の光陰軽んずべからず。
 そして温めておいたネタではないのだけど、どうしても吐き出したいことがあって、他に思い当たらなかったのでここに書いてみる。
 書き終わってみたら、すっごく無駄に超長文になってしまったので、畳みます。

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あたらして、おはようございます。

 齋藤孝中居正広錦戸亮

 新年初なので、縁起良く年男を列挙してみましたが、驚くべき子年率。しかも世代は巡り巡ってる。さらに私自身も年女だったりして、ここまで来るとちょっと食傷気味ではあるけれど、ともあれ、めでたい。


 そんな浮き足立ったミーハー始めは、昨日のNEWS横アリ公演。コンサートの模様は、数多のブロガーさん達が豊かな表現力と的確な語彙力を駆使して各所で語っていらっしゃるので*1ここでは割愛致しますが、昨夜本当にいい気分だったのは、袖すり合った他生のNEWSファンが本当にマナー良く優しい人ばかりだったことも大きかったと、ここに感謝申し上げます。
ってこんなところで言ってても地方新聞の読者欄に匿名で投稿するよりもちっちゃいちっちゃい発露に過ぎないのですけど、もしかしてコンサートのレポート探してたのに運悪くこんなとこに引っ掛かってしまったあなたかも知れません。ありがとう。

 行列の中で退屈していた娘に優しく話しかけてくれたお姉さん、混雑した電車の中で「小さい子がいるよ」と友達に注意を呼びかけてくれたお嬢さん、それに応えてくれたお友達、コンサートの余韻覚めやらぬ子どもに「楽しかったね〜」と笑いかけてくれた慶ちゃんファンさん、本当にどうもありがとう。
 NEWSにとっても皆さまにとっても今年一年いい年でありますように。


 で、次は9日ドーム!今度は子ども達には内緒だっ。行きまーす、イェイ。


 そんなわけで、本年もさらに方向性定まらず迷走を続けるにほんご日記、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 ところで標題の言葉は元旦に長男が恭しく発した挨拶。曰く「えんちょうせんせいにおしょうがつのごあいさつをならった」。恐らく終園式でのことであろう。10日余り経っていることを考えれば3歳児の記憶力の限界か。

*1:本当にジャニーズファン殊にNEWSファン(というと身びいきっぽいですが)の方には文才ある人が多いとつくづく思います。

ライブ力

 「次はそうする」から十日余。それでも今までの放置っぷりからしたら十分及第点だよな。よッ!私!!…こうやってどんどん自分に甘くなっていくのですね。そりゃもう大福を砂糖漬けにするように。


 そんなわけで大人の斎藤メソッド第二回の間接レポ。今回は数時間に渡ってのレクチャーとまでは行かなかったものの、「那須与一」について熱く語っていた夫。
 今回のメソッドでは「平家物語」の「那須与一」の段を音読したのだと言う。齋藤孝の生音読かぁ、ええなぁ。とぽわっとしてたら
「すごいんだよ、齋藤孝。それまでは穏やかに話してるのに、音読になると急に声質が変わるんだよ。太いって言うか、肚から出すような声。迫力が違う」*1と夫。
 そうそう、それそれ!そういう感想が聞きたかったの。ええなぁ、生音読。


 夫を見ていて感じるのも「生」、つまりライブの威力だ。齋藤孝の生の音声に感心しただけにとどまらず、彼はライブの齋藤孝の迫力にかなり傾倒し始めているように見える。


 半年ほど前、夫は「教育力」を読んだ。かなり感銘は受けたものの、それは今の齋藤孝だから言えることだ、という話をしていた。
 現在の齋藤孝のもとに集まるのは、かなり高水準の被教育欲を持った学生であるはずだ。そういう学生には「教育力」で語られるメソッドが十分に通じるだろう。だけどこの本には学ぶ意欲のない学生に対する時の解がない、と。
 あ、ここかなり手探りで書いております。と言うのも私まだ「教育力」きちんと読んでいなくて。今週中にかなりの待ち時間を持て余す機会がありそうなので、携帯していく所存です。
 閑話休題
 そんな風に「教育力」を評していた夫が、実際に齋藤孝生ライブ、もとい、生講義を受けてどうなったかというと「やり方によってはかなり使えると思う。英語でコミュニケーションとか、ハイタッチとか、とりあえず拍手とか」などと言うようになっている。
 更には前回音読した「那須与一」について、齋藤孝が勧めたらしい「仕事を始める前に音読」を実践しているとのこと。
 これは、「平家物語」に描かれる戦乱の世においては上司の命令を遂行できなければ即切腹。その意気に感じ、仕事の前にこの「那須与一」を音読することで不退転の覚悟で仕事に臨む決意を新たにする、という趣旨。*2


 ライブ力体感前と後の、この温度差はどうだ。端から見ていると面白いような入れ込みようではないか。大成功だ。(何を目指しているんだ、私)
 剰え、こんな機会を与えてくれた妻に感謝さえしているような節が見受けられる。いい感じだ。励め、夫。ネタにするから。

*1:「肚」(ハラ)は私の勝手な脳内漢字変換

*2:聞き囓りをさらに超私的変換

リハビリ生活

 唐突に再開してみた理由はいくつかあるのだけど、そのうちの大きな一つが文章力の急低下。
 もちろん文筆業でもなければ、何かしら文章を書かなければならない状況に置かれているわけでもないので、日常生活を送るには全く支障はないのだけれど、出来の善し悪しはともかくとして、書くことに対して苦手意識を持ったことも気後れを感じたこともない、忌憚なく言うなら寧ろ得意分野だと自負してきた文学少女のなれの果てとしては、忍び寄る更年期にも匹敵する恐れにも似た危機感。…なんだ、この長い一文は。主述関係もはっきりしてないし。冗長なのは今に始まったことではないし、元々の文章力にしたってどーなんだよ、と自分でも思う。思うんだけど、この際、一切合切棚に上げて。


 話は夏休みまで遡る。子ども達の園では、夏休み期間の子どもの様子を数日に渡って書き留めて提出するという保護者への宿題がある。
 長い休暇期間の子どもと先生のブランクを少しでも埋め、二学期以降の保育をスムーズにという意図に基づくのだが、保護者にとっては学生時代に刷り込まれた「夏休みの宿題が終わっていないまま見る夏休み最後のサザエさん」を思い起こさせる、ちょっとした重荷になっていたりもする。が、前述の通り元文学少女を自認する私にとっては、なんてことない課題で、保護者会の案内に出欠の○を付ける提出物と大差ない、はずだった。少なくとも昨夏はそうだった。
 なのに、夏休み、限られたスペースの中で起承転結を付けて子どもの様子を綴るという簡単なことにえらく時間を掛けて、さらに書き上げたその内容の余りの無味乾燥さに呆れている自分がいた。明らかに文章力が落ちている、と痛感した。
 これはなんとかしなくては。


 と思ってから、3ヶ月以上も経っていることがそもそもダメダメなのだけど、ようやく重い腰を上げて、久しぶりに自分の日記を開いてみてなんとかエントリ上げてみて、やっぱり頻繁に更新していた頃とは、全く勝手が違うと感じる。
 一般人でも文章力の上達、衰頽はありますよ。定期的に書き続けているダイアラーさん達は読ませる筆力を持っていると思うもの。
 こんな瀬戸際でまで往生際悪く手前味噌並べたりしてみるけど、ずっと以前の私って結構気の利いたこと書いていたと思うよ。いや、そうでもないか。でも少なくとも書くこと自体を楽しんでいたと思う。やっぱり口語体のメールばかり書いてちゃだめだ。多少なりとも不特定多数の人に読まれることを意識して書くことをしなければ。
 と、読まされる方にはたまったもんじゃない、全く自己中心的な目的ではあるけれど、大体こんなとこで日記書いてる自体、ある種自慰行為的な要素はあるわけで、有名無名に関わらず全てのブロガーさん達に思い当たるところはあるだろうし、とりあえずそんなとこで雑食ならぬ雑文雑筆で行ってみようと思いますよ。


 そんなこんなの再開なのだけど、知らん顔しているうちにはてなは日進月歩を遂げており、なんだかよく分からない機能があるけど、見ない振りで行ってみよーと思っていた矢先、はてなスターというのを頂いてびっくりしてしまいました。なに、これ?説明を読んでも全容は理解できず、受け取った後の作法などもよく分からないのですが、でも、ありがとうございました!!!
 まさかこんな日記にリアクションがあるとは夢にも思っていなかったので、思わぬ僥倖、再スタートの何よりの餞となりました。
 そして変わらずアンテナから来てくださった方にも本当に感謝します、ありがとうございます。
 ミーハーの傍ら子育て、の先達であるとしゅかさんの名前にテンションあがりましたよ。
 で、前回「錦戸」のキーワードで来られて迷惑被った多くの方には申し訳ありませんでした。以前「中居」で来られたよりもずっと多いアクセスに若手の勢いを感じつつ、その周辺についても近々書いてみたいなとは思ってますが、彼については新参者なのでなんら有益情報は得られないと思いますが悪しからず。


 …ととりとめなく書き散らしたところでおしまい。脈絡ないけど、ほら、なんせリハビリ中だし。←しばらく使う気。