徐々に成長

いや暑すぎんだろ^^:

急に気温が上がってムシムシしてきました。
梅雨の到来ですね。

暖かくなってきて、発芽した苗も少しずつ本気を出し始めてきた感じでしょうか。

S6331:黄縮緬立田葉青紫車咲牡丹の苗にも本葉がちらほら。
車咲は初めてなのですが、中々愉快な特徴が出てきています。


この系統は、
縮緬:葉っぱが縮緬のようにシワシワ
立田:葉っぱが5裂する
牡丹:葯が弁化

する系統ですね。

縮緬だけの場合は花の中心が出ベソのような台咲
立田だけの場合は花弁も5裂

5裂する花弁の中心が出ベソになります。
更に牡丹が発現すると出べそからもう一段花が吹き上がります。

ちなみに台咲だけだとこんな感じ

花弁が5裂して出ベソが車咲、牡丹が発現して真ん中の葯が全て花弁になると車咲牡丹となるのですが、すみません手元に写真が見当たりませんでしたTT

いずれ咲いたらアップします。

他にもQ676:黄勾玉葉燕紫獅子咲も順調に成長
出物が出ているようですが、抱えが微妙なので燕獅子ではなくただの燕かも。

少しずつ牡丹探り等も進めているのですが、も少し作りたい病が^^:

歴博の有償配布にも行きたいので悩みどころ。
そして夏の中盤で管理に大わらわになるところまでがテンプレですw

とりあえず奇葉会までガマンガマン。

今夜はこの辺で。

シーズン到来 (温度管理等覚え書き)

暖かくなってきました。
というわけでブログ再開です^^:

変化朝顔の播種を始めました。

今年は采咲に拘らず、まずは実際に色々なものを試してみようと大好きな采咲系統を封印しました。

べっ別に親木のスペースが取れないからじゃないんだからねっ。

国際バラとガーデニングショウで苗を買ったわけでも桜草熱をこじらせてスペースを圧迫しているわけじゃないだからねっ!

今年は車咲牡丹に挑戦。

S6331:黄縮緬立田葉青紫車咲牡丹 26粒 25粒発芽
Q526:青縮緬立田蜻蛉雨龍葉納戸鼠車咲 

Q676:黄勾玉葉燕紫獅子咲 (歴博で貰ったものなので5粒だけ^^:維持は出来ないでしょう)

乱菊石畳
・笹石畳


伊勢の漣(大輪)
新世界(大輪)

大輪の二つは色が最高に素敵なので、大輪牡丹を作りたいと思っています。初めての交配となりますが、1/4とはいえドキドキなのですよ^^:

正木系統ばかりなのでもう一つくらい出物系統播こうかな。


今年はデータ収集と経験値を上げるために色々試したいと思っています。

昨年、全体的に発芽率があまりよろしくなく、腐敗したものが結構出て、かなり気落ちしました。
栽培の書籍等を参考にしていましたが、よくよく考えれば人によって環境が違うのは当たり前なので、自分の栽培環境に合わせて一つ一つデータ蓄積をしていければと。


以下覚え書きみたいなメモ


【播種環境】

保温箱:15×40×30の発砲スチロール箱
播き床:農業用育苗ケース(縦横1.㎝深さ3㎝)赤玉小粒
保温用具:2ℓペットボトル。中に入れるお湯の温度は28℃前後
播種前に播き床の消毒を行う。

書籍では40℃前後のお湯を入れておくと土の温度が20〜25℃になり適温、とありましたが、今年は分刻みで温度を計測する器具を持っていましたので計測したところ、保温箱内の温度が38℃、土中の温度も35℃前後まで上がっていました。

私の保温箱では高温に過ぎるのではないかと考えて、お湯の温度を28℃前後まで下げたところ、保温箱内温度27℃前後、土中温度も25℃前後になりました。

基本平均して保温箱内温度が25℃で維持されていれば土中温度も緩やかに同じ温度になる
だろうと考えました。

こちらで上記の播種を実施したところ約90%の確率で発芽。腐敗等で発芽しなかったのはほぼありませんでした。約36時間で軸が上がってきたので天日に当て、小鉢上げ。

結果としては昨年の失敗は保温箱内温度が高すぎるのが原因の一つだった可能性が高いと考えるべきでしょう。

やはり育成環境や準備した器具のサイズなど人により千差万別なので、都度試行するべきですね。
保温箱を買い替えるまではこの環境で栽培をしていこうかと思います。


すいません、写真は後日成長に合わせて順次アップします^^:


今夜はこの辺で。

変化朝顔&大輪朝顔共催展示会 開催

2013年7月28日より【変化朝顔&大輪朝顔共催展示会】が日比谷公園にて開催です。

愛好者が丹精した変化朝顔/大輪朝顔が所狭しと展示されています。

2013年8月3日まで開催していますので、興味ののある方は是非ご来場下さい。

会場の様子を少しご紹介します。

【姫茶】(青水晶斑入並葉茶姫丸咲)

【姫銀鼠】(青水晶斑入並葉銀鼠姫丸咲)

通常の朝顔に比べ二回り程小さな朝顔です。可憐です。私も浅葱色のものと濃紺のものを今年
作りましたが、蕾付き良し・草勢い良しコンパクトで場所取らずと三拍子揃ってお気に入りです。

【姫濃紺】(青水晶斑入並葉濃紺姫丸咲)

他にも、
【石化】


茎が一反木綿のように平べったくなる変異です。
ちゃんと花も咲きます。
意外に小さなお子様にも好評でした。確かにこれを夏休みの宿題にしたら、友達に自慢できるかもしれません^^:

続いて大輪朝顔

朝顔の展示、といえば大輪朝顔の方が一般の方には馴染みがあるかとは思いますが、元々大輪朝顔も変化朝顔の1ジャンルだったそうです。

変化朝顔で一番骨が折れるもののうち、系統の維持が挙げられます。姉妹株の中から変異の遺伝子を内包したものを選抜し採種するので、複雑な芸をするものほど大量の親木候補を育成して選抜する為、広い場所も必要です。


かくいう私も、維持が容易なのかと思っていましたが専門にやっている方のお話を伺うと、

まず、
・自家受粉しない(しにくい?)
もう少し勉強が必要ですが、基本虫媒(花に集まる昆虫等に依存して受粉)か人力で受粉させないと種ができない。

・虫媒等で受粉する為自然交雑しやすく、純粋な品種の維持が難しい。

大きさ・花色を競うものなので、いかに丹精しておられるのか察するにあまりあります。
苗の段階から撒く水の量等細心の注意を払って育てないとこれだけの逸品にはお目にかかれないのでしょう。

種も結実しにくいものが多く、大量採種とはいかないそうです。

展示場では種の提供もしていらっしゃいますが、非常に貴重なものです。かくいう私もいくつか入手しました。来年トライしてみようかな。

普段変化朝顔の小さな蕾で一喜一憂しているので、このサイズには脱帽。

凄く、、、、大きいです。


とはいえやはり朝顔は見るのも育てるのも楽しいものです。

お時間がありましたら是非ご来場ください。

今夜はこの辺で。

文京朝顔・ほおずき市 変化朝顔展示会

文京朝顔ほおずき市 変化朝顔展示会に参加してきました。

自分で一から育てた朝顔を展示する初めてのイベントですが、変化朝顔の開花時期的に少し早いのでちゃんと咲いてるのが親牡丹と柳葉一重と正木がいくつか^^:

展示総数約30株。さすが他の会員の方は展示に合わせて開花を調整されていたのか、見応えがあります。

【538】

目の覚めるような紅が素晴らしいです。牡丹なのでさらにゴージャス。


【渦小人】(青顰葉渦小人】


涼しげな青が来場した方達に大好評。
やはり青系は良いですねぇ。大好き^^:

【507】

朝顔と思えぬ繊細な花姿に皆様足を止めて見惚れていました。

花の名前に番号を振っているのは、変化朝顔研究会で管理する際に使用しているもので、
基本的に変化朝顔の花名は株の全体の特徴を文字で伝え易くする為、ちょっと長くなることが多いです。

例えば、「青柳葉白撫子咲牡丹」と名付けられた朝顔の花名をざっくり分解すると、

青     (葉が濃い緑)
柳葉    (柳の葉のように細い葉)
白     (花の色が白)
撫子咲   (撫子のような咲き方)
牡丹    (葯が花弁に変化している)

というようになります。

仮に同じような花姿で、葉が黄緑色・花色が紅色の場合は、

黄柳葉紅撫子咲牡丹といった感じになります。

花名を見れば、その朝顔がどのような花姿かわかりますね。

今はデジカメ等伝える手段がたくさんありますが、こういうのも粋で素敵です。

【5435−5】の親牡丹

【5435−5】柳葉出物一重


私が出品させて頂いたものです。

自分が変化朝顔を始めるきっかけとなった系統を展示できたのがとても嬉しかったです。
子供の運動会で一喜一憂する親御さんの気持ちがわかります^^:

夜が涼しかったせいか、2日間咲き続けてくれたのでホッとしました。

里親募集(変化朝顔の親木を有償で提供しています。種ができたら来年播いて展示会に展示してみませんか〜というシステムです^^:)もたくさんの方が参加して下さり大盛況。一時は会場が人で埋もれるほどでした。


最後に文京朝顔ほおずき市に出没した妖怪を紹介^^:

彼(彼女?)が展示会場に襲来する度に、子供達のマジ悲鳴と写真撮影会が勃発。

この河童さんなかなかハイテクで、甲羅からBGMが流れ、気合を入れると頭の皿から水が噴出します。

いや、自分の皿を潤せよ^^:

子供達にとっては忘れられないトラウマ、じゃない思い出が出来たことでしょう。

子供達の、

「昨日の河童さんはお腹出てたけど、今日の河童さんは少し痩せてるー。」

河童さんにも色々事情があるんだよ。中の人なんていません。

有名な夢の国のネズミさんと一緒です。

繰り返します。

「中 の 人 な ん て い ま せ ん」

次は日比谷の展示会に向けて準備です。綺麗に咲いてくれるかな。

2013年7月28日〜8月3日 日比谷公園陳列場で開催されます。

詳しくは変化朝顔研究会HPで。

http://www.geocities.jp/henka_asagao/news.html


今夜はこの辺で。

毎年のことですが

暑い日が続くと必ずやってくる。

夏が来ると歌が聞こえるT○BE

夏が来ると突発的に降るゲリラ豪雨

夏が来ると乾燥してうじゃうじゃ出てくる「ハダニ」

薬剤散布しても、葉裏に水撒いて洗い流しても一晩経てば戻って来るw


バラでも相当泣かされましたが、朝顔にも付き始めましたw

これならわかりやすいぶんタバコガの幼虫の方がマシな気がしてなりませんw

まぁ、枯れることは無いからいいけど、見た目も悪いし心持ち勢いが減る気がするんだよねぇww

今回はこの辺で。

夏本番

気温が30℃越えが当たり前になって、グングンと大きくなって行く様を見るのは嬉しいですね。

個性というのでしょうか、同じプランターで育てていても、続々と花を咲かせているもの、とにかく大きくなろうとツルを伸ばすのに一生懸命で中々蕾を付けてくれないもの、
たくさん咲くけど受粉しないで落ちてしまうものetc。

プランターに植えているのは種取り用なのですが、秋口になったら本気出してくれるのでしょうか^^:

お気に入りはやはりコレ。

コレの牡丹咲に一目惚れしたのですが、今年は一重しか出てくれませんでしたTT

それでも、咲いてくれた花はとても素晴らしい色で、なんとか維持したいところです。
【5435−5】


ホントに綺麗な吹雪。繊細な花弁と相まって涼やかです。

【5435−5】姉妹株の一重

藤色か薄桃色に近いですかね。インパクトは少し弱いですが、楚々とした雰囲気でいいですね。

同じ株/種から生まれたものなのに、やはり個性が出てくるものですね。

市販のものはラベルと同じものが必ず咲くという安心感がありますが、咲かせてみないとわからない変化朝顔は狙ったものが予想通りに咲かない代わりに、思いもよらない嬉しい誤算があるのが魅力なのではないでしょうか。

【5435−5】親木候補達


あとはキチンと遺伝子が継がれていることを祈るばかりです^^:


【501−7】親牡丹と親木



親牡丹は種はできませんが、ゴージャスな感じで、いい感じです。
いずれは友人等に譲るとは思いますが、それまでは楽しませてもらいます。

【501−7】は花の縁の白い覆輪(爪覆輪?)がアクセントになって涼やかです。
ただ、中々蕾が付いてくれません。

肥料が少ないのか肥料が多いのか、気温が高すぎなのか。経過を見ながら対処を考え無いと。種をいっぱい収穫したいので。

暑さ等で更新が大分滞ってしまいましたが、気が向いたらしばらくお付き合いください
^^:

今夜はこの辺で。

牡丹探り【変化朝顔】

短日処理を行って数日。
蕾が大きくなってきたので、牡丹探りをしました。

葉が変化した苗(出物)を割って雄しべが無くて詰まっているものが牡丹咲で当たり。
並葉の場合は逆に牡丹じゃなく雄しべが見えれば親木候補です。

結果発表!

【501−7】
出物の牡丹咲・・・・・0。
出物の一重咲・・・・・2。
未確認・・・・・・・・1。
親木候補・・・・・・・・・11。
orz

残念ながら出物の牡丹咲は現状0。糸柳とは書いてなかったので柳葉が出物となるみたいです。柳葉采咲牡丹見たかったTT


親木候補に当たりが出ることを切に願います。維持して来年こそは!!

あ、ちなみに2株あった獅子咲の親木候補のうち一つを確認しました。

親牡丹(種ができないw)でした。

              orz


【5435−5】

糸柳出物・・・・・まだ小さいので短日処理してません。4株あります。
柳葉出物一重・・・2
親木候補・・・・・7
親木候補未確認・・5

というわけで、今年は采咲牡丹は自力で楽しめないことが判明しましたTT

あと牡丹咲の可能性があるのはQ1093の台咲牡丹ですが、まだ小さいのでもう少し待たないと。

日頃の行いが悪いのでしょうか^^;

牡丹探りやる前はギャンブルしているような妙なテンションでしたが、植え替えする気力が萎えたので親木の定植だけして続きは明日です。

ああ、、、、残念ですTT

今の心境はこんな感じです。↓

はふう。でも花色確かめられるから良しとしますか^^:
親木を大事に育てます。

今夜はこの辺で。