中古という選択肢。

さて、本当はここに別のことを書いて本題に入るつもりでしたが、趣味とは違うベクトルに飛びそうだったので、本題に入ります。
早速ですが、中古車にかかる諸費用について、考えたことはありますか?中古車の多くは、最初のオーナーが税金を払ってくれてるので、意外と諸費用がかかりません。新車で諸費用がかかるクルマほど、このメリットは大きくなります。
あと、日本車は物持ちがいいので、状態がよければ安く買って長く乗れます。けど、状態って分かるもの?はい。どうやら、分かるディーラーもあるようです。
ディスプレイをご覧のあなた、ディーラーというと何を思い浮かべますか?多分ほとんどの場合「新車ディーラー」でしょう。何車種も見てきた私もそうでしたからね。
ディーラーには、「中古車ディーラー」もあります。ガリバーなどが有名ですね。ディーラーによっては「新車&中古車ディーラー」もあります。マツダやスズキはこの手のディーラーが多いですね。
話を戻して、帰りの途中、ホンダオートテラスに寄ってみました。理由は、ただ単にもう売ってないクルマが売ってると思ったからです。
案の定、インテグラ タイプRの青が売ってました。白ばっかりのインテグラにおいて、希少な1台です。ただ、タバコくさい。ほかのクルマを見ても、ボディが汚い。中古車をゆっくり見たことがなかったので、「中古車ってこんなものなのか」と思って見てました。
そういう話を営業チーフにすると、「下取りの現状で展示してます」とのことでした。ネットで以前に「中古車はごまかして売ってる」というのを見たことがあるので、ある種ごまかしのないやり方をしている証拠と言えるでしょう。中には凹んだまんまのクルマもありました。
内装の臭いについては、通常のクリーニングに加え、2万で取ってくれるそうです。結構本格的にクリーニングしてくれるそうなので、タバコくさくなければ、通常のクリーニングで充分な気もします。
外装の汚れについては、買ったらずっと洗車してくれるそうです。それもタダで。傷は状態により様々のようです。別にこんくらいならいいと思えば、ほぼ本体価格で買えるみたいです。
さらに、車検に通らないツルテンタイヤを履いていたとしても、オートテラスで替えてから渡してくれるそうです。てっきり中古車は自分ですべて負担だと思っていたので、かえって安上がりな気もします。実際にツルテンのクルマは、純正タイヤとしてはグレードの高い、ヨコハマデシベルを履いていたので、そういうクルマに会えるとよりお得かもしれません。
あとは、新車なら当然のことなのですが、展示している中古車は試乗もできます。ただし、車検切れのクルマと、試乗したいって人が任意保険に無加入だと、試乗できないので注意してください。*1
オートテラスのチーフとお話をさせてもらい、中古車に対する認識が変わったような気がします。「素の状態をこの目で確かめることができる」。当然のようで実は難しいことをちゃんとやってるオートテラス。かくいうチーフご本人も、「最初を除いて新車を買ったことはない」「新車はお金持ちの人が買うものですね」と言われてました。確かに、その通りだと思います。
ただしここで一つ欠点があることを忘れてはいけません。そう、オートテラスのやりかたを実行している中古車ディーラーばかりではないということです。一方で、新車もいつか故障します。新車も「絶対」ではないのです。じゃあどうしましょう。一つの答えが「オートテラス」であるだけかもしれませんが、私にとっては大きな発見でした。

*1:保険料が高くて払えない若者と、何回も事故を起こして払えなくなった人、要するにハイリスクな人を、自然と対象外にするしくみですね。

レビュー 日産・ジューク 15RX CVT FF

今度は変わったクルマのご紹介。ディメンションは一回りマッチョなSX4の似てない従兄弟。もちろんSX4とは生産面で何の関係もありませんが、クロスオーバーとかジャンルとか、そういったものが同じような方向(車高が高めだけど結局オンロードSUV)を向いています。けど、どうもデザイナーが力尽きたと言わざるを得ないSX4と違って、ジュークはリアまで「変人」です。
ちなみに私はSUVが嫌いです。SUVにするくらいならミニバンかオフロードにしたでしょう、ジュークに乗るまでは。
コックピットに乗り込むと、とてもコンパクトの類とは思えない不思議なポジション。いうなれば、前を見ている限りラージサイズのミニバンのよう。とても大きなクルマに感じます。けど、実際は小さいし両端のライトが見えるので、フロントの見切りは抜群です。
履いているタイヤがミドルアッパークラスのサイズで、ヨコハマデシベルなこともあり、走りそのものも、その辺の1500ccとはまったく違う次元に感じます。そりゃそうですよね、スカイラインと大差ないタイヤをチビマッチョなボディが履いてるんですから。
加速は、新開発して次々投入しているCVTのおかげで、しっかりと感じるものに仕上がっています。多分実燃費は「踏まなければちゃんと結果が出る」タイプでしょう。車重が税制区分ギリギリなので、踏めばタイヤサイズ相応に近づくと思います。
ユーティリティについてさらっと。後ろもちゃんと人が乗れて、荷物もスーパーへ買い物くらいならまったく困らないので、日常で困ることは特にないと思います。広いほうがよければティーダを選べば無問題です。さらに広いほうがよければセレナがあります。
乗って、見て、「なんかいい」と思ったら今日からあなたもジュークオーナーです。そう思った時点で、あなたはすでに「普通」なんて押し型にはめることができない人なのですから。ただ、私は今のところ選びません。今は小回りが何より必要なので。もちろん、必要なくなれば、一気に上位候補です。

レビュー マツダ・ロードスター 20周年記念車 RHT メーカーOP装着車 6AT FR

前回(といってもNCになったばかりの頃)乗ったときはそれほど面白みを感じなかったのですが、TopGearを見ていて乗ってみたくなったので、近くのマツダへ行ってみました。
今回見た仕様はNC(現行世代)で一番珍しい、記念車+メーカーオプション装着+オーディオレス(!)という組み合わせ。実はメーカーオプションをつけると、BOSEサウンドシステムとBBSアロイホイールが手に入る代わりに、決まったナビしか付けられなくなります。もちろんこの試乗車、ナビはついていません。試乗車としてのお役目が終わったとき、どうやって中古販売するんだろうと思ってしまいます。
乗り込むとこれまたタイト。ソフトトップの比ではないと思います。けど、レカロの本皮シートという特別な仕様なので、これはこれで満足ともいえます。
運転はオートマなのでカンタン。若干視界はタイトですが、前に進む限りでは特に問題もありません。
途中直線に入ってメーターを見てみましたが、30mph*1しか出ていませんでした。それでもなんとなく楽しい。たった30mphなのに楽しい。なぜ楽しいのかはよく分かりませんが、とにかく楽しい。不思議なクルマですね。
ディーラーに戻り、バック駐車。これがまたとってもカンタン。最近の5ナンバーと違って小回りが効くので、取り回しは抜群です。前が長いわりに後ろが短いのもメリットです。
ハードトップはちゃんと作られているので、オープンにしても荷物が積めます。親友と、彼(女)と、つれあいと、子どもと、母と、買い物にも行けます。ホームセンターに行っても、貸し出しの軽トラがあるので安心です。室内空間はタイトかつ静かなので、他愛もない話をしながらドライブをしても、「次はどこ行こうか」と店をはしごしても、それは楽しいものだと思います。もちろん、一人でCDを聴きながらあてもなく走るのも。
クルマの欠かせない地方では、今や4人家族でも、軽トールとミニバンという組み合わせが半ば常識のようになっていますが、正直なところ私は、ロードスターとキャロルで困る日なんて10年に数回だと思います。ただし、クルマで家族旅行をするだとか、3人目ができたとか、そういった家庭はロードスターとミニバンという組み合わせじゃないと困るかもしれませんね。
なくていいものを、ないといけないように書く車雑誌のおかげで、あれもこれも「ない」クルマは衰退しました。今の日本車は、多くがなんとか「ある」クルマと、何でも「ある」車だけになってしまった。そう言い切らずに済むよう、ロードスターには日本車として存在し続けてほしいと思います。

*1:30mile-per-hour.時速30マイル。換算値で48km/h。国内仕様のロードスターはkm/h表示なので、50くらいだと思っていただければいいです。

レビュー スズキ・アルト X CVT FF

まず色んなことの一つとして、マイカーが現行のアルトに。
ジャトコのCVTは面白い*1ですが、あとの味付けがそれに追いつきませんね。
スタビライザー、ノー。スプリング、ソフト。
ただ、ボディ剛性は先代の比じゃないので、それこそ別物です。
おかげでスズキとしては珍しく、純正のままで聞くに堪えるステレオになってます。
(余談ですが、純正のCDプレーヤーは三菱製です。珍しい。)
私が最上級のXを持っているのは、使ってみたかったCVTと、定期的に後席へ人を乗せるためだけなので、それ以外の人はFグレードかバンに乗るのがいいと思います。
安いこそアルトの使命。最低限の装備こそアルトの真骨頂。
スズキディーラーで新型アルトが代車にあれば、ほぼFグレードでしょうから、指名して乗ってみるのもアリです。

*1:パレットに初採用された「副変速機構付CVT」というもの。オイシイトコを使うのが上手なCVTに、加速を得るためのローギア仕様の副変速機がついているという、これまた複雑なトランスミッション。当初は重いパレットを、非力なエンジンでいかに加速させ、燃費も両立しようと考えた結果の産物。これを100kgも軽いアルトに搭載すると…。それは乗ってのお楽しみ。

アンテナの最下位から最上位へ。

覚えている方はおひさしぶりです。
さて、エブリィのレビューでPVが今も回っている本ダイアリーですが、前回の更新からそれはもう色んなことがありました。
ちなみに、エブリィは外観こそ変わりましたが、後は昔のままです。燃費のリファイン程度では静粛性に影響しませんからね。

2ページも書けねぇ。

ご無沙汰過ぎますねぇ。手が回らないしあまりここに書きたいことも今はないので、仕方ないね。
とりあえず皆さんがBerryzバスツアーに無事行けたようでなによりです。
次の更新は11/30!?それではまた。