アラブ世界の文化と精神世界を研究発信する機関のWebサイト

Arab World Institute / アラブ世界研究機関

http://www.imarabe.org
http://www.imarabe.org/index-ang.html
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http://d.hatena.ne.jp/Cochlea/
アラブ世界研究所の外観。建築はジャン・ヌーベルによって手がけられた。

http://d.hatena.ne.jp/Cochlea/
この一枚一枚のパネルがカメラの絞りの様に開閉することで採光を自動調節する仕組みになっている。


Comment
・個人的にサイトに使用されている色合いが非常に興味深いが、サイト構成自体は建築とは程遠い如何にも一般的な機関の様相になっている感。

・上部に配置されたアラベスク模様や中央に固定されたアラビア文字がサイトのアクセントになっていて、一瞬にしてアラブに関するサイトという事が見て取れる。

・サイト自体は一般的なナビを上部に配して、各ページへアクセスする様になっている。

・建築のパネルのシステム等も非常に興味深く、間接的にでもWebに活かす事が出来たらとても面白いと感じた。

シャネルがプロデュースした世界中を移動する美術館のWebサイト

Mobile Art

http://www.chanel-mobileart.com/
http://www.chanel-mobileart.com/
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Comment
・トップページから美術館の外観から館内に進んで行くカメラワークと参加作家のソフィ・カルの詩が視線と気持ちをサスペンス映画のごとく中へ中へと引き込んでゆく。

・フルフラッシュのサイトで、配置だけでなく、動画を使って時間軸を感じさせるサイトに仕上がっている。

・サイトが単なる広告ではなく、美術館と同様に単なる物に終わらずに現象として心に余韻を残させる。

・最近、フランスのポンピドゥーセンターもいよいよ国内各地を巡回すべく移動型屋外美術館を始めたが(フランス人の2人に1人が美術館に行った事がないとの現状を受けて。)、インターネットで世界中が隅々まで繋がる今、美術館までもが重たい腰を上げて地方巡業する時代になりつつある。

・展覧会終了後、このパビリオンはシャネルからアラブ世界研究所に寄贈して、当機関の運営によってアラブ諸国の現代美術を紹介すべく活用されている。


更に引き続き、アラブ出身のザハ・ハディッドとシャネルのモバイルアートの寄贈先の繋がりでアラブ世界研究所のWebサイトを。
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イラク出身の女性建築家のWebサイト

Zaha Hadid / ザハ・ハディッド

ロンドンの建築学校を卒業後にレム・コールハースの元で働き、後に独立。
建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を女性で初受賞もしている。
-Wikipedia-

http://www.zaha-hadid.com/
http://www.zaha-hadid.com/
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ザハ・ハディッド建築
http://d.hatena.ne.jp/Cochlea/

http://d.hatena.ne.jp/Cochlea/


Comment
・トップページはフラッシュでしあげてある。

・背景に全画面で画像を配置して、画面上下左右に置かれたカーソルでスクロール写真を見せる様にしてる。

・中央のenterキーによって画面上のナビを隠したり配置をかえる事が可能で、トップページから作品をフルで見せる仕組みは面白い。

・画面上に点在するナビはドラッグが可能で、上記の全画面移動の画像とは別軸の動きを表して、サイトを非常に構築的に仕上げている。

・上記の点からナビを邪魔にならない好きな場所に移動させる事でき、more infoで詳細を開く等、一見画面に散らばってしまいそうな情報を非常に見やすく、且つアクセスしやすくまとめている。

・ サイトの仕組みと関係なく個人的に一番驚いたのは、会社のスタッフのプロフィールページ。一人一人ファッション写真の様な様相で写された写真で、彼女の建築同様に強い意志と誇りをスタッフからも感じられる。

・数年前、原宿のモバイルアートで彼女の建築に初めて触れて興味を持ったが、建築自体も素晴らしくとてつもない存在感がある。

・建築界でも有機的なデザインや思想が勢いを持つ中、彼女の建築も曲線や流線型を用いて丸みを持ってはいるが、所謂地球上にある自然とは異なる異質な感じを与える。それでいて他者を引き離す事も無く引きつける未知への不安と受けいれる奥深さもある。

・人々が想像する未来のイメージよりも更に突き進み、彼女の思考から生まれでた生命体であり宇宙船の様な建築。

引き続き、彼女が設計しシャネルがプロデュースして数年前に話題となったmobile Art。世界各国を巡回した美術館のサイト。
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イギリス発、世界中のデザインを特集したWebマガジン

Dezeen

ワールドワイドなデザインシーンを伝えるUK発のデザインWEBマガジン
現在、一部日本語盤も発行されている。
UK
http://www.dezeen.com/
JP
http://www.tdwa.com/dezeen/
http://www.tdwa.com/dezeen/
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Dezeenから動画を一部抜粋
Simon Peers and Nicholas Godley discuss Golden Spider Silk from Victoria and Albert Museum

HTMLもこの蜘蛛の金糸の様に人々の心を動かし世界を繋げてゆくWeb siteになるべくWebデザイナーによって日々紡がれているのだろうか。

Comment
・最先端の建築からインテリア、グラフィックまでデザインに関する情報が集められ、非常にデザインの勉強になる。

・ブログ形式になっていて、きれいにグリッドを用いて整然としている。

・白一色ではなく、アンカーにさわやかな緑色を配してサイトのアクセントカラーになっている。

世界で最初のプログラマー

Ada Lovelace(1815-1852)

19世紀のイギリスの貴族の女性。結婚前の姓はバイロン。エイダは詩人ジョージ・バイロンの一人娘であり、数学を愛好した。主にチャールズ・バベッジの考案した初期の汎用計算機である解析機関についての著作で知られている。
バベッジがイタリアで解析機関について講演した際の記録を入手し英語への翻訳を行った。その際にその中にはベルヌーイ数を求めるための解析機関用プログラムのコードが掲載されており、世界初のコンピュータプログラムと言われている。但し、
-Wikipedia-

『Clone of Ada / クローン・オブ・エイダ(1997)』
彼女の半生とデジタルクローンをテーマとしたアートテクノロジームービー
http://www.uplink.co.jp/ada
http://www.uplink.co.jp/ada/
アップリンクから発売の為、一般のレンタルビデオ屋では殆ど見かける事はなく、数年前に渋谷TSUTAYAに置いてあり借りる事が出来たが、現在も置いてあるかは不明。
とてもアーティスティックで女性監督ならではの母性と知性を感じさせる映画。

Google検索をサイト内に設置する

Google search

Google search
http://www.google.com/cse/
上記サイトで生成されたHTMLをサイトに設置する

Project site
http://oi0y0io.noor.jp/
http://oi0y0io.noor.jp/project/google/index.html
※このgoogleサイトトップのロゴ画像と宿題内容はgoogleという共通項以外には特に関連はありません。
因にこの画像は今は亡きアメリカモダンダンスの祖マーサ・グレアム女史の誕生日にgoogleサイトトップのロゴに使用されたものです。
そして、さらに主題からそれますが、このGif動画の元となった精密なGif動画がこちらです。

Thought of You

Gif画像制作風景
Thought of You - Making Of

animation(アニメーション)は、ラテン語で霊魂を意味するanima(アニマ)に由来しており、生命のない動かないものに命を与えて動かすことを意味する。

Javaをベースにしたプログラミング環境

Processing

Processingとは?

Javaをベースにしたデザイナー、アーティスト向けの開発環境。
Windows, Mac, Linaxのクロスプラットフォームで動作し、オープンソースとして公開されている。
・エディッタも内蔵され、誰でも簡単に作りWebで公開が出来る。
・マウスだけでなく、マイク、カメラ、ペンなどの様々入力機器を扱える。

Processing.org


自身でもDLしてテキストを元にコードを入力。
Eclipseを使ってコードを打つ事も出来る為、JavaEclipseに触れるきっかけにもなる。
Action Scriptの様に実行すると自動でイメージが生成される。
今回打ち込んだコードは実行する毎に毎回ランダムに異なるイメージが生成される静止画。
http://www.processing.org/


こちらは他の方の作品。音楽に合わせて反応して動いている様な動画。