時々聞かれるのは、こういう製作をしていていくらでできるの?という日本人特有のあの質問である。
まぁ、こういう質問をする方は、金額の多寡で物の価値を判断する人だと思うので、適当に答えている。
しかし、最近自分でもいくらくらいかかるのか気になり始めた。
エレキギターの場合は、昔からストックしていた木材や金属パーツを使うので、はっきりした金額は出にくい。
今回のウクレレは意外とわかりやすい金額が出たので、記録のために書いておこうと思う。
ボディ材:表板とバック、サイドで1500円位。送料別。ランクの良い材を使うと当然高い。国内某販売店。アフリカンマホガニ。
ネックと指板:これはアマゾンで購入。フロム中国。1724円。これは安かった。指板はフレット打ち込み済み。中華製なので手を入れなければならないのは当然のこと。しかし安さには勝てない。送料込みだし。指板はローズウッド。ちゃんと匂いがローズだった。ネックはマホのような違うような。
自分で追加加工済みのネック
ブリッジ:270円。これもアマゾン。そして、これもフロム中国。送料込みでこの値段。儲けはあるのか?しかもナットとブリッジの樹脂パーツ付き。
グペ:1200円。これもアマゾン。使えればよし。
ライニング:作るとなると手間が大変。今回は4本で1100円。国内某メーカ。送料別。
ブレーシング:以前1000円位で購入していた材から切り出して利用。
まぁ、ざっとこんなとこですね。
工具や塗料、接着剤などを別にすると、6000円から7000円の間くらいかなぁ。
エンドブロックなどのブロック材は、以前作成したエレキの残材から切り出したマホガニ。
装飾材(パーフリング)などを全然使わない方針で製作しているので、そういった材をつけ足しても1万円以内か?
今回安い材を使ったが、以前の3号機や4号機のように、もう少しランクの良い材を使いたいなぁ、というのが本音。1000円とか2000円高くても作業性が良い材を利用したい。作業がスムーズに進むと精神衛生上良い。
そう考えるとアコギ用の材を使うのも一つの方法かもしれない。