道聞くふりして…中年男、女子中生の髪切り逃走

12月31日20時59分配信 産経新聞

 31日午後1時ごろ、宮城県岩沼市桑原で、自宅の庭にいた中学3年の女子生徒(14)が、道を聞くふりをして近づいてきた通りすがりの男に突然、はさみで右耳付近の髪を切られた。女子生徒が騒いだため男はそのまま逃走。岩沼署が傷害容疑で男の行方を追っている。

 男は40〜50代、身長約170センチで、サングラスをかけて帽子をかぶり、黒っぽいジャンパーに茶系のズボン姿だったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081231-00000548-san-soci

龍郷の女性死亡:変死から2週間 凶器は見つからず /鹿児島

 龍郷町幾里で貴島ヒデ子さん(当時78歳)が自宅で首から流血し死亡していた変死から、11日で2週間が経過した。県警は捜査本部を設置し、これまで延べ約1470人の捜査員を投入したが、解決の糸口となる凶器の刃物は見つからず、依然、事件と自殺の両面で捜査している。

 調べでは、10月28日午前5時55分ごろ、布団の上で死亡しているヒデ子さんを、隣の部屋で寝ていた夫明治さん(89)が発見。首を左から右に一突きで、失血死だった。

 捜査本部は、凶器の発見を急ぐ。同居の明治さんや近くに住む親族らから事情を聴いたが、刃物に関する情報はないという。5日は潜水士が近くの海を潜ったが、何も見つからなかった。6日には奄美北部で大雨があり、土砂が川や海に流入。住民の多くも浸水被害に遭い、捜査をさらに難航させたという。

 ヒデ子さんは地元で「ユタ神」と呼ばれる霊能者で、普段から複数の人の出入りがあったという。捜査本部は、集落の住民やユタ関係者にも聞き込みし、事件前に「神様の家はどこか」と聞いた白い自転車に乗った男の目撃情報などを確認。関連を調べている。

 捜査幹部は「殺人事件であれば、土地勘のある人間でなければ難しいのでは」。近くに住む50歳代男性は「早く解決してほしい」と不安を漏らした。【村尾哲、神田和明】

毎日新聞 2008年11月11日 地方版
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20081111ddlk46040517000c.html

鹿児島・龍郷の女性死亡:「ユタ神に恨み」 殺害容疑で男逮捕

 鹿児島県奄美大島龍郷町幾里の自宅で、「ユタ神」と呼ばれる霊能者の貴島ヒデ子さん(当時78歳)が首から血を流して死亡していた事件があり、県警捜査本部は6日、同町秋名、無職、西田良房容疑者(58)を殺人容疑で緊急逮捕した。

 調べでは、西田容疑者は10月28日未明、就寝中の貴島さんの首を包丁で刺し、失血死させた疑い。

 県警の捜査で、不審者情報から西田容疑者が浮上し、6日朝から任意で事情を聴いたところ、容疑を認めたという。自宅から凶器とみられる刃渡り18センチの包丁などを押収した。

 西田容疑者は「ユタ神に恨みがあった。自分の身の回りに悪いことが起こるのはユタのせい」などと話しているという。集落近くでユタ神の家を探していたという。【川島紘一、村尾哲】

毎日新聞 2008年12月7日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081207ddm041040136000c.html

<小3男子>自宅から軽乗用車3キロ運転 岐阜・大垣

11月6日11時13分配信 毎日新聞

 岐阜県大垣市の小学3年男子児童(9)が3日、自宅からAT(自動変速機)の軽乗用車を約3キロ先まで運転し、県警養老署に保護されていたことが分かった。

 同署によると3日午前7時半ごろ、「養老町宇田の県道を運転手がいない車が動いている」と通行人から110番通報があった。署員が駆け付けると近くのコンビニエンスストア駐車場に止まっていた軽乗用車の運転席で休憩している児童を発見した。午前6時ごろ、キーを付けたまま自宅に止めてあった車を運転し、同県関ケ原町の祖母の家を目指したが、道に迷ったらしい。家族は、車がなくなり児童も行方が分からないため捜していたという。

 児童は小学3年生の平均程度の身長といい、135センチ前後とみられる。運転席の一番前に腰掛けてハンドルにしがみつき、アクセルとブレーキを操作したらしい。「運転したのは初めてだが、お父さんの運転の様子や、ゲームセンターのゲームを見て操作方法を覚えた」と話しているという。

 同署は両親に車の管理を徹底するよう厳重に注意した。【子林光和】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081106-00000029-mai-soci

「泥薬師如来」泥落とし供養 400年ぶり拝顔

 2008年10月21日08:37 

 病のあるところに泥を付けてお祈りすると治るといわれる田中泥薬師如来の「泥落とし大供養祭」が25日、瑞浪市薬師町四反田公園内にあるお堂で開かれ、ほぼ400年ぶりに本尊が姿を見せる。田中泥薬師保存会が「ご本尊の姿を確認することで、本当の文化的・歴史的価値が確認できれば」と、泥を落として供養することを決めた。

 同薬師如来に関しては文献などはなく、その由来や本尊の姿を知る人は誰もいない。高さ約3メートル、幅約2メートル、奥行き約2メートルの小さなお堂の中に祭られており、お参りに来た人たちの手で、全体が泥で塗り固められている。頭はお堂の梁(はり)につかえてる状態。刻銘も不明のままだが、お堂の脇には灯ろうが立っており、寛延3(1750)年と刻まれていることから、薬師如来はそれ以前のものと推測される。

 言い伝えによると、戦国時代の末期、同薬師如来によって難病が治ったと信じる村人たちが、織田信長の仏閣焼き払いの命の際、土中に穴を掘って薬師如来を隠したという。その後、世に平穏が訪れ薬師如来を現在の場所にお祭りしてからは、村人たちが病のあるところに泥を付けてお祈りするようになった、という。現在でも泥を付けてお祈りする人の姿が見られる。

 長い間、村人の病を治し続けてきた薬師如来。「このままにしておいた方が」「たたりがあるのでは」といった反対意見があることも事実だが、同保存会の小栗敏雄会長(75)は「言い伝えだけでなく、ご本尊の本当の姿を確認し、その価値を知ることも大切」と話している。

 供養祭は同所で午前10時から行われる。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20081021/200810210837_6167.shtml

田中泥薬師 http://www8.ocn.ne.jp/~kanko/doroyakushi/doroyakushi.html
関連記事 http://blog.livedoor.jp/askkjp/archives/51118377.html

武士の幽霊が事故を呼ぶ? 秋田のトンネル1年で19件

2008年9月15日9時2分

 秋田中央道路が開通して15日で1年を迎える。秋田駅の東西をつなぐ交通の激しいトンネルで、交通事故や車の故障などで通行止めになることも多い。ちまたでは「武士の幽霊が出る」などとうわさも流れる。事故多発の背景を探った。

 ■昔は墓地

 「秋田中央道路で、武士の幽霊が出るらしい」

 秋田市内のタクシー運転手男性(58)は7月、こんなうわさを耳にした。対向車線に大きくはみ出したトンネル内のブレーキ跡を思い出した。脇見運転が原因の事故が多いとも聞いた。「トンネルで、なぜよそ見をしたんだろう」

 中央道路での事故を担当する警察官も「事故だけでなくガス欠などが多いのは本当に不思議。『何かいるのでは』という話はよく聞く」。

 実際、中央道路の事故は多い。県によると開通以来、8月までの事故は19件だった。特に下り車線の山王から約500メートルの区間に10件の事故が発生。ガス欠などの故障も17件あり、山王口と駅東口付近に集中している。

  この区間に何かあるのか。

 山王大通り北側にある同市旭北栄町の当福寺。40年前まで、山王口付近はこの寺の墓地だった。木村清志住職(59)によると、当福寺は江戸時代、佐竹氏に請われて土崎から移った。当時の檀家(だんか)は商人や町人が主だったが、武士の墓もあったという。

 68年には、山王大通り拡幅工事で約900基あった墓を寺の西側へ移転させた。移転後の大通りは事故が多く、「霊が出る」などのうわさが出た。「ちゃんと供養もした。反対もなく、移転はすんなり決まった」と木村住職。うわさは間もなく収まった。

 山王大通り南側の真敬寺の入り口には「5人男の墓」と呼ばれる墓石が五つ並んでいる。長崎孝住職(69)によると江戸時代に悪事を働く武士を倒し、打ち首になった侠客(きょうかく)たちの墓という説がある。

  事故当事者に聞いてみた。

 07年12月、山王口から210メートルの地点で軽自動車と乗用車が衝突した。秋田中央署の調べでは軽自動車の女性(51)は山王口から入り、急な坂の後の左カーブでハンドル操作を誤った。蛇行して対向車線に進入し、正面衝突。全治3カ月の両腕骨折だった。

 女性は「事故現場は坂道になっていて速度が出てしまい、曲がりにくかった。もちろん幽霊は見ていません」

 ■スピードオーバーが原因

 事故多発について、県秋田中央道路管理班の竹田恵班長(58)は「運転者のスピードの出しすぎが原因」とみる。

 山王口から入り口手前の長い直線と急な下り坂で加速し、直後のS字カーブでハンドル操作を誤る――。その先の直線下り坂で加速した車は、渋滞で減速した車に追突する――。実際、S字カーブでははみ出しや壁への衝突が、直線下り坂では追突事故が、それぞれ多く、トンネルが渋滞する午後6〜7時の帰宅ラッシュに集中した。原因の多くは速度超過だった。

 一方、故障については上り坂での信号待ちが原因と考える。少ないガソリンのまま坂道で燃料タンクが傾くと、吸い込み口にガソリンが入らなくなることがあるという。竹田さんの話では、実際にエンジンが止まり坂道で立ち往生する車を揺らすと、再び動き出したこともあったらしい。竹田さんは「事故や故障を幽霊のせいにしないで、ちゃんと安全運転してくださいね」と呼びかけていた。(矢島大輔、贄川俊)

 ■典型的都市伝説

 〈うわさや都市伝説を研究している関西学院大学島村恭則教授(40)の話〉 典型的な都市伝説だ。トンネルだけでなく井戸、橋の上などはうわさがつきもの。秋田中央道路にはくっきりとしたブレーキ跡があり、事故も多い。近くには寺町やお堀がある。人びとは、疑問を科学的な根拠より面白く流布しやすい超自然的な枠組みで理解する傾向がある。道路周辺は68年の山王大通り拡幅工事直後にも霊が出るとうわさされていた場所なので、記憶がよみがえった人もいただろう。こうして想像しやすい武士の幽霊が形づくられたのではないか。
http://www.asahi.com/national/update/0915/TKY200809150031.html

墓石170基に赤い○× 富山の市営墓地、骨つぼ盗難も

2008年9月6日3時2分

 5日朝、富山市西番の市営墓地「富山霊園墓地」の墓石など170基に赤いペンキで「○」「×」などと落書きされているのが見つかった。市から被害届を受けた富山中央署は、器物損壊事件とみて捜査を始めた。同市を含む富山県東部では今春以降、墓から骨つぼがなくなっている事件も30件以上起きており住民の間に不安が広がっている。

 市などによると、午前6時15分ごろ、墓地の近くをジョギングしていた男性が落書きを見つけた。昼間、墓地に常駐している有志数人が4日午後3時ごろに見回った時には、落書きは見あたらなかったという。

 墓地は南北に長く、広さ約12ヘクタール、墓石は7千基余りあるが、被害は墓地の南東端の区画に集中。落書きは「○」「×」のほか、「レ」や「W」のような形があった。さらに、墓地近くの倉庫にも同じような落書きがあった。いずれもスプレーを使ったとみられる。

 親類から被害の連絡を受けてやってきた富山市月見町、山口正市さん(61)は「こんなことをして、ばちがあたる。何の得になるのか」と憤怒。先祖代々が眠る墓で、近く落書きを消すつもりだという。

 富山県内では、今年4月以降、墓から骨つぼがなくなる被害も相次いで発覚した。県警によると、5日までに7市町で計33件の被害が確認されているが、被害の大半は女性の骨つぼだという。しかも、盗難にあった墓には、下着や不可解なメモが残されていたり、墓石に「お預かりしていきます」と油性ペンで書かれたりしていたという。
http://www.asahi.com/national/update/0906/TKY200809050341.html