京都府精華町の近鉄新祝園~木津川台間の府道沿いにあるバス停。周辺は田畑ばかりの田舎の景色だが、数百メートル先には、隣同士とは思えないくらい開発された、学研都市とそのニュータウンが広がる。
ここを経由するのは土曜片道1便の免許維持路線・祝園駅→木津駅の74系統だけで、故に標柱も片方にしかないが、通過も含めると68系統:祝園駅~木津川台~けいはんな記念公園の便が両方向とも通るものの、こちらも平日の通勤時間帯のみ。
時刻表に22年3月19日改正とある。2022年ではなく平成22年、ようは15年も時刻が変わっていない。免許維持路線でも便数はそのままに曜日・時間帯を大きく変える改正を行う事業者も少なくないが、奈良交通はその辺はあまり弄らないイメージ。
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改正直後辺りにここで取り上げた記事。なのでこの記事も15年近く前の内容だが、土曜に片道1便のスタンスはそれよりももっと前から確立していた。
撮影写真より
八条口の工事中に、何気に撮った京都市バス105系統。現在の南5系統の急行版のような路線で、経路は八条口の経由の有無以外は殆ど同じ。他の100番台の路線共々、「休止」という形を取っているが、各バス停からも表記が削除されており、事実上は限りなく廃止に近い状況だった。
6月から急行・観光路線は復活するが、禍前とは内容が大幅に異なる。ほぼ同じ形で復活するのは102系統だけで、急行区間が北大路BT~金閣寺に大幅縮小している以外は経路・系統番号とも同じ。105系統は系統番号こそ復活するが、経路は五条経由の5系統のうち銀閣寺以北をカットした内容で、伏見稲荷とは無関係になってしまった上に、急行ですらなくなり各バス停に停車。
尚、この写真の京都駅新幹線ホームには、偶然にもとうの昔に東海道からはいなくなった700系新幹線が写っている。