実写版『美少女戦士セーラームーン』ファンブログ


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【第955回】松本清張ミステリ再始動の巻(『眼の壁』番外編)


 MAPPAがアニメ『ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE』(原案・脚本・キャラクター:久保ミツロウ/原案・監督・構成:山本沙代)の制作中止を発表した。セーラームーンとは直接関係ないけど、セーラームーン大好きなエフゲニア・メドヴェージェワは『ユーリ!!! on ICE』の大ファンで、勝生勇利のコスプレまでしている。



 2019年に予定されていたメドヴェージェワ主演のアイスショー『美少女戦士セーラームーン Prism On Ice』が再々延期の末に中止になり、今回『ユーリ!!! on ICE』の劇場版も、当初2019年公開予定だったのが延期、そして今回中止になり、何だかなぁ、とため息がでる。



 さて、30周年同窓会のレビューも終ったので、その前にやっていた、泉里香がヒロインを演ずるドラマ『眼の壁』レビューに戻らなきゃいけない。第938回(2023年12月23日)で第2話を終えて、およそ4ヶ月ぶりの再開である。



 でもやっぱり春って仕事が超忙しいですね。みなさんどうですか? 私は今日はそれほど余力がない。加えて現在「乃木坂46五期生版ミュージカル美少女戦士セーラームーン2024」がIMMシアターでまで絶賛上演中なので(4月19日〜29日)、気持ち的にいまひとつ落ち着かない。せめて千秋楽は配信で観ようか。
 等々ということもあって、本日はさらっと行きます。



 というわけで『松本清張 眼の壁』である(2022年7月3日放送、原作:松本清張/脚本:深沢正樹/照明:宮脇正樹/撮影:金澤賢昌/監督:内片輝/チーフプロデューサー:青木泰憲・的場政行/制作:WOWOW・ファインエンターティメント)。第3話からであるが、久々なので、今回は第1話、第2話をおさらいしましょうね。



 バブル経済が崩壊し始めた1990年。ウキシマ電業は、大口の支払いが迫ったタイミングで得意先に倒産されてしまい、資金調達に苦しんでいた。銀行もなかなか融資してくれなくなった。関野経理部長(甲本雅裕)は、金融コンサルタントと自称する怪しい男、堀口(薮宏太)から提案された手形交換という手段を重役にプレゼンする。



 それで行こう、という話になって、全権を委任された関野だが、結果まんまと騙され、その「堀口」に2億円の手形をパクられるハメに。責任をとって関野は堀口を見つけ出しに行くが、堀口を捕まえかけたところで失踪を遂げる。



 関野部長を心から慕う経理課長の萩崎(小泉孝太郎)は、まるで動いてくれない会社に業をにやして、消えた関野部長の居場所を単独で探し出すことにした。



 関野は萩崎への最後の電話のなかで、堀口が乗った車のナンバーを伝えている。その車の所有者を、新聞記者の親友、村木(上地雄輔)に調べてもらうと、なんと保守党の大物、岩尾代議士(金田明夫)にたどり着いた



 萩崎は岩尾代議士の行きつけのクラブ『月世界』に潜入し、そこで絵津子(泉里香)と出遇う。見覚えのある女だ。関野部長が最初に堀口と合ったホテルのロビーに彼女はいた。



 関野部長に堀口を紹介した金融ブローカー、山杉商事の山杉社長(陣内孝則)とも、彼女は一緒にいた。



 そしてクラブ「月世界」ではホステスをやっていて、岩尾代議士のお気に入り嬢の一人でもある。



 いったいこの女は何なのか、と思っているところに、今度は謎のベレー帽の男、田丸(加藤雅也)が登場。



 2億円の手形パクリと関野部長失踪に関して、なにやら知っている雰囲気のこの男は、勝手に萩崎と同席し、なんと絵津子を指名する。



 絵津子が挨拶してテーブルに就くと、バンド演奏が始まる。絵津子は萩崎を踊りに誘うと、耳元で囁く。



 「警察には行かないで。いやな予感がします。あなたも危険に巻き込まれる。お願い」——泉里香とチークダンスをして、そんなふうにお願いされて、抵抗できる人間はいない。



 「分かりました。あなたのことは聞きません。警察にも行かない。でも、僕はあの人を助けなきゃならない」いかに彼女の願いでも、関野部長は探し出さなきゃいけない。



 絵津子の握る手を離し、去って行く萩崎を遠くから見つめるこの店のマネージャー、彼こそ関野から2億円の手形をだまし取った堀口(薮宏太)なのであった。



 翌日、品川のドヤ街を行く田丸(加藤雅也)。実は彼は元スゴ腕の刑事で、いまはウキシマ電業の顧問弁護士、瀬沼 (山崎銀之丞 )に雇われて、水面下で事件を捜査しているのであった。



 そこまでは知らないものの、彼の行動を追えば、事件について何か手がかりがつかめるのではないかと、後をつける萩崎。



 しかし素人の尾行など簡単に見破られる。待ち伏せした田丸に「何度言えば分かるんだお前。邪魔なんだよ。やっと分かったんだよ。関野部長を嵌めた奴の正体が」と腹を一発ぶん殴られ、萩崎はその場にくずれる。



 それでもめげずに後を追っていると、見覚えのある男とすれ違いざまに肩をぶつけ合う。すぐには気づかなかったが、絵津子のいるクラブ「月世界」のマネージャー(薮宏太)だった。



 田丸はドヤ街の真ん中で、腹に刃物を突き立てられて倒れていた。「おい!しっかりしろ」と駆け寄る萩崎の耳元で「ほりぐち」と呟いて息絶える。それを聞いた瞬間、萩崎は、さっきすれ違ったマネージャーが「堀口」であることを確信する。



 だがそこへ警察がやってきて、見知らぬ男が、萩崎のことを「あいつだよ、あいつ」と萩崎を指さす。犯人と間違えられたのだ。



 実際、さっき田丸に駆け寄ったとき、近くに投げ出されていた凶器のナイフを拾って指紋をつけてしまったし、萩崎自身の手も血まみれになった。



 こうして追われる人になってしまった萩崎。一方、殺人現場からすっと姿を消した堀口は、『月世界』で絵津子と話していた。



堀 口「萩崎が田丸を殺した。萩崎が殺したんだ」
絵津子「どうしてそんなこと知っているの?」



絵津子「ねえどうして?」



堀 口「そんなことどうだっていいだろう。萩崎は人殺しだ」



 ということで第3話レビューは、物語的には逃亡者となった萩崎と共に進んで行くが、実写版セーラームーン的には(って何だよ)第2話では艶やかな深紅のドレスだった泉里香の衣装が、第3話後半では、水と知性の戦士にふさわしい青系の服やコートをちょいちょい着ているところが、最大の観賞ポイントと言えよう。




 あとアレだね、ドラマとは関係ないが、小泉孝太郎さんはけっこう前からゴルフを趣味にしていらして、腕前もなかなかなそうだが(私にはさっぱりわからなくて数値的なことが言えなくてすみません)最近、泉里香さんもOggiのつき合いとかでゴルフをやっておられるみたいなので、今度一緒にやってみてはどうかな?泉里香のゴルフ姿って、けっこうカワイイ。



 最後に、さらに全く関係のない話だが、Amazonなどの通販で、たぶんネットで拾った戦士の画像データを元に大型アートポスターとか抱きマクラとかにプリントして勝手に販売するという商売をしているヤカラがいる。泉里香のビキニ写真はかなり使われていると思う。



 そもそもその行為自体が違法だが、特に北川景子の商品に関して言えば、商品名まで、ウソが入っているうえ、失礼すぎる。こういう品をAmazonから全面追放したいのだが、どうにかならないか。



 ちょっと最後に変な話をしてしまって済まない。とにかく、いい加減にしろや。