いっとかなあかん、あの店この店、三宮から板宿

一年ぶりに三宮のビル地下にある天丼吉兵衛にやってきました。

いつもの佇まいです。
カウンター6席のこぢんまりした天丼専門店です。

いつもの天玉丼を注文しました。
赤だしはご主人からのサービスです。
拙書『神戸ぶらり下町グルメ』で紹介したのが縁で、ご主人はいつも先生と仰ってくれます。
ありがたいことです。

この一年の間にご主人に大変なことおこり、5カ月もの間、店を閉めていたそうです。
元気になられて復帰なさって本当に良かったです。
どの店でもそうですが、明日のことはわかりません。
行けるときには行っておきましょう。

三宮から西代に移動して、次にやってきましたのは鮒田酒店です。

いつものように、瓶ビールとツマミをもらいます。
お昼頃でしたが、いつもより常連さんの数が多く、賑わっておりました。
山陽電車発行のグルメガイドの冊子が置いてありました。

最後は板宿に近い長田区庄山町にある喫茶みどりへ。

96歳になられる石川県能登ご出身のママさんが営んでいる喫茶店です。

「まだ生きております」とお茶目なママさんです。
こちらも先客がおられまして、何よりです。

ママさんに先日、県立大の女の先生が来られていましたねとお伝えしておきました。

いつまでもお元気にいて下さいね。

"喫茶思いつき"で"ふくあじ"を観る

亀の家を後にしまして、せっかく来たのだからと兵庫港近くにある姉妹四人で営む喫茶思いつきに向かいます。

兵庫港です。

歩いていると外国人の男女四人組に遭遇しました。
最近は有名な場所よりも辺鄙な場所を観光する外国人が増えており、兵庫港界隈もそうなのかな。

修理専門の鹿瀬造船が見えます。
飲み友達だった切り絵作家・成田一徹さんが切り取っていましたね。
『神戸の残り香』に収録されています。

喫茶思いつきが見えました。

看板がなければ通り過ぎてしまいます。

扉を開けると一番年下の晴江さんが「しばたさん」と声をかけて迎えてくれました。
先客は誰もおられませんでした。

普通の家庭の居間にいるような感覚の空間ですが、いまや日本全国はもちろん、外国からのお客さんもたまにあるそうだ。
この写真ははるばる新潟から来られた一家です。
「今朝は、学生さんが一人、千葉から来られました」と晴江さん。千葉は青森だったかも知れません。記憶が定かではありません。
やがて散歩から店長の朗子さんと紀久恵さんが帰って来られました。
高齢になった満知子さんは、いまは店に出ていないそうです。

2年前に"ふくあじ"というジェイコムの番組で取り上げられていたそうです。その番組で250店くらいが取り上げられていて、ベスト5に選ばれて、最近はその番組を見た人が来られるようです。
これは小山薫堂さんが来て撮った何枚かの写真のうちの一枚です。

今日も私の後に来られたかたは番組を見て、大阪から来られてました。
そういうわけで一緒にその番組のビデオを観ました。
番組は一切脚色することなく、ありのままの思いつきの姉妹を捉えていました。

私も写真集↑を作ったことがありました。

まだまだ喫茶店を続けてくださいね。

"ふくあじ"のサイト
www2.myjcom.jp

兵庫埠頭・亀の家

春休みもあと3日、ということで一年ぶりに兵庫埠頭にある亀の家に行ってきました。
地下鉄に乗り、神戸中央卸売市場で下車します。

神戸中央卸売市場のある中之島の交差点です。
写真の左手(東)方面が兵庫埠頭になります。
確か獅子文六さんの小説「バナナ」に出てきたかと思います。
www.kobe-np.co.jp

大きな建物は全部、倉庫なのでしょうか。


初めて来たのは20年ほど前のことでしょうか。
変わらぬ佇まいです。

一年ぶりだったので、きちんと覚えてくれていました。
注文を決める前に缶チューハイ
キムチをサービスしてくれました。

チャーハンとセットの亀セットも亀定食も驚きの量なので止めて単品にしました。

この唐揚げ、数えてみると10ッコ以上あります。
どこが中華軽食なんでしょう。
とにかく必死でなんとか完食しましたよ。

後から来た若い人が注文した皿うどんは丼鉢から溢れそうな量でした。
来年はそれにしてみるか。

食べログの評判
tabelog.com

去年のわたしの記事
ameblo.jp

最後にアクセス情報を書いておきます。
亀の家
神戸市兵庫区築地町1
電話 078-651-1462
定休日は日曜、祝日だったと思います。
よろしくお願いします。

花隈から和田岬へ角打ち巡礼

地元新聞の記者さんが、角打ちが初めての方向けの記事を書きたいとのことで、取材に同行することになり、地下鉄の大倉山駅から花隈の角打ちを目指して歩いていきます。

宇治川商店街の「こふじ」の前に来ました。

貼り紙に目が吸い込まれました。

高齢化で街も店も人も変わっていきます。
お体の具合がよくないのだろうと推測しますが、はやく回復されることを願っています。

目的の角打ちの手前に人気の洋食屋があります。
平日の午後1時ころなのに長蛇の行列ができています。
どこからこんなに人が集まるのでしょうか。

ameblo.jp

目的の角打ちに到着。
昔ながらの店の佇まいが魅力的な角打ちで、建物は明治時代からのものだそうです。
さっそく入ってみますと、まだはやい昼の時間でしたが、いつもと違ってお客さんが結構おられます。
若い人は見当たらず、リタイヤーされたご近所の方々なのかも知れません。

最初は、いつ店を止めるかわからないから取材はもういいという感じだったご主人も時間の経過とともに、話してくれて良かったですね。

地下鉄で和田岬に移動します。
二軒目は大正10年創業の角打ちですが、残念ながら写真を撮りわすれました。
こちらは大企業の城下町なので、そこにお勤めの方が仕事帰りに飲みに来れれます。
ですから年齢層は角打ちにしては若い現役の方がたです。

これ↑は以前に撮った写真です。
店の前にあった食堂が更地になっていました。
やはり街は変わるのです。

午後4時開店ですが、一時間も前に到着してしまいました。
でもご主人がいいよと言ってくれて中に入りました。

4時前でしたが、少しづつお客さんが集まり始めましたね。
角打ちが好きなご夫婦が隣に来られ、角打ちにまつわる話が聞けました。
記者さんもネタができて良かったのではないだろうか。
記者さんは先に帰られましたが、わたしは更にもう一杯。

これがいけませんでしたね。和田岬から地下鉄に乗り、新長田で乗り換えのつもりでしたが、気が付くとまだ和田岬。なんのことはない。新長田で折り返した電車の中にいただけでした。ハーバーランドで下車して、JRとバスで無事帰ってきました。やれやれですね。
飲みすぎに注意です。

同窓会の例会にゆく-『人生九十年』を刊行してのお話です-

先月に引き続き、昨日は母校の同窓会(蔵前工業会)の関西支部が毎月第一火曜日に開催している午餐会に出席しました。
阪神梅田に着いて、西梅田まで移動し、堂島地下を最南端まで歩き地上に出ますと、会場の中央電気倶楽部が見えます。

これが中央電気倶楽部のビルですが、レトロですね。
午餐会とありますようにお昼の食事を一緒に取ってから講演を聴く会です。
今回のテーマは『人生九十年』を刊行してのお話です。

講師は卒業生が務めることが多いですが、外部の講師を招くこともあります。
今回は91歳になられた昭和30年ご卒業の大先輩です。

食事は洋食で毎回メニューが変わりますので楽しみです。
この料理の名前は何でしょうか。
残念ながらわかりません。これにコーヒーがつきます。

珈琲の左手に見えるのが大先輩の著書『人生九十年』です。
この大先輩のニックネームは Affe さんと言うそうなので、以後 Affe さんと表記します。
ところで Affe とはドイツ語で猿のことだそうです。

内容は

・趣味写真70年(大阪電気クラブ写真部で最近作品を)
・合唱ステージ(『第九』を30回歌いました)
・私の終活(自分の墓作りなど)
・様々の探求談=今年の干支・辰、道頓堀談義、司馬遼ひとすじ

などなどです。

写真中央が Affe さんです。
いつもは、理工系大学の卒業生の集いですからスライドを用いての講演なのですが、そういうデジタル機器を使わない講演もアナログでいいものですね。
上に挙げた内容を面白おかしく約一時間にわたって講演されまして、元気の秘密がわかったような気になりました。

最後の質疑応答で「長生きの秘訣は?」と問われ

退職後は乞われても第二の仕事は断り、
好きな写真を撮ること、
旅をすること、
俳句を作ること、
文書を書くこと、
合唱の練習をやることなどなど、
ストレスを溜めないことが大切と答えられました。
とくに合唱が役に立っておられるとのこです。

「継続こそ力なり」とよく言われますが、何か趣味を作って、それを継続することが大切と昨日の講演を聴いて思いました。

Affe さんは今までにたくさんの本を執筆され、神戸市立図書館の蔵書として収蔵されています。
『人生九十年』はまだ登録されていないようですが、初期のころの「東海道ウォーク」については登録されています。
神戸市立図書館の検索サイトはこちら↓
https://www.lib.city.kobe.jp/winj/opac/top.do?lang=ja
キーワード→東海道ウォーク
で検索してみてください。

著者名がわかったら、今度は著者名で検索して他の著書も調べてみてください。
そして気に入れば、読んでください。
よろしくお願いします。

Affe さんのホームページは↓
jzt01740.my.coocan.jp

新開地グルメでオードブルミーティング@新開地アートひろば

しんかいち旅行社という架空の会社が主催するイベントに参加してきました。

前方に見えるのが会場の新開地アートひろばです。

イベントのちらしです。

会場の様子です。
ここで30分くらい説明を受け、5グループ、5エリアに分かれて新開地グルメを買いに行きます。
予算は1グループにつき3000円で制限時間は1時間。
我々のグループは新開地の南のエリアにある店舗が対象です。

第2国道を超えるのに地下道に入りました。
そこには版画家・川西祐三郎さんの壁画がありました。

地下道から地上に出て、川崎本通を歩いていると産業遺産ツーリズムの前畑さんに遭遇。
神戸は狭い。

かつて稲荷市場と栄えたところに3店のみが残って営業しています。
中畑商店で串ホルモン焼き、お好み焼ひかりで海苔巻きお好み焼き、六條商店で駄菓子を購入します。

近くにはダイエー発祥のサカエ薬局跡地があります。

最後に丸富食品で残金全額を使って、焼き豚などを買います。

新開地アートひろばに戻ると旧知の方がおられる。
ちょっと「これ俺の息子」と言って会わせてくれたのが、私がよくお世話になっている若いスタッフの方、ご縁がありますね。そして、神戸はせまい。

写真は各グループが買ってきた新開地グルメです。

われわれグループが買ってきた新開地グルメです。
駄菓子は写っていません。

新開地グルメを味わいながら、ここ一か月にわたって開催されたイベントを振り返りました。

なかなか面白いイベントでした。

イベントの後は西代に移動してお決まりの天津楼と鮒田酒店訪問です。

カツカレーを注文したのだけど、カツがない。
と思ったらルーの下に隠れていました。
やれやれ。

長いこと寄れていなかった鮒田酒店、新学期が始まる前に寄れて、女将さんと話ができてよかったですね。

花梨の花

今日は久し振りのよい天気で、世間の櫻より一足先に、花梨の花が咲き始めました。

昨年の記事は↓
ameblo.jp

天気がよくて、午後からは新開地アートひろばで開催されるイベントに参加予定です。↓
s-ah.jp

どなた様も、いい日でありますように。