今年初めての明日本の会に参加 (於神戸南京町の赤松酒店)

昨年末の明日本の会(正式には明日の本屋をてきとうに考える会)に続いて、今年初めてのその飲み会に出席しました。

金曜日の夕方、南京町は賑わっています。
横浜の中華街を小さくしたようなものでしょうか。

その南京町の路地裏に赤松酒店の角打ちはあります。

界隈に洒落た立ち飲みもできていますが、この角打ちもお客さんでいっぱいです。

去年の様子はこちら↓
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明日本の会ですが、本屋、出版社、新聞社などにお勤めされている方々が集う情報交換の会と言えるでしょうか。
春先は人事異動やら入学、就職の季節、そのためか参加者は15名ほどといつもより少なめでした。

去年の年末は授業を終えてから遅れて参加したので、食べ物はほとんど残っていませんでした。
今年は春休みなので定刻に参加できまして、食べ物もたっぷりあります。
神戸ならではの焼き豚がありますね。

おでんもあります。
色具合から関東煮と言ったほうがよさそうです。

幹事の方が、何か取りましょうかと問うてくれたので白アスパラ(缶詰)をお願いしました。

生の白アスパラはドイツでは欠かせない食材ですが、神戸だとイカリスーパーなどの高級スーパーに行かないと手に入らないようです。

酒屋ですから飲み物は売るほどにあります。
ビールやワインをたっぷり飲んで、午後10時前くらいにお開きとなりました。
またお会いしましょう。

武塙麻衣子さんの『酒場の君2』を読む

注文していた武塙麻衣子さんの『酒場の君2』が発売日の3月18日に届いた。

武塙麻衣子さんのことを知ったのは、いつのことだったか記憶にないが、気が付けば有り難いことに✖(旧twitter)で相互フォローになっていた。

武塙麻衣子さんの作品を読むのはWEB掲載記事を除いては、今回が初めてになります。
届いた『酒場の君2』はサイン入りですね。
願わくば、いつかこの本に私の名前も入れて欲しい(笑)

『酒場の君2』には、お店の外観や内観、そしておススメのメニューの写真あるいはイラストが掲載になっているとの予想は見事に外れたのであります。

文字だけの純粋なエッセイ集になっておりました。

自慢でも何でもありませんが、大都市東京で暮らしたこともありまして、本書で唯一名前がわかっております「秋田屋」の記事を拝見しました。

そこには秋田屋にたどり着くまでの道中のことが書いたあったり、店の店員さんとのやり取りがあったり、注文した「にこみ」のことに触れたりと、特別なことは何もない普通の文章が綴られています。
ふらっと訪れて、その時々の印象を綴っておられるわけです。特別な脚色があるわけではなく、本当に素直に書いておられるのが、いいと思うのです。私はこの普通がいいと思うわけです。

よくある名作を映像化すると陳腐なものになってしまいますよね。そこは読者がそれぞれに想像を膨らませればいいのです。

東京暮らしでは、自由が丘の近くの大岡山商店街の路地裏に住んでいました。本書には自由が丘の「ほさかや」の記事が収められています。私がいたころには存在しなかった店であろうことは容易にわかります。

この項では、

すみません、連れがあと二、三分で着きます。
店員さんは嫌な顔一つせずコの字カウンターの一番奥に一人分空けて隣に私を座らせてくれた

などと活写しているのである。

前に、特別なことは何もない普通の文章が綴られていると書きましたけれど、この生き生きとした描写(店であったり、店員さんであったり、お客さんであったり、肴であったり)こそ、本書の魅力ではないかと私は思うわけです。

本書には19編が収められています。
たった二編を読んだだけでもう、東京でなくとも神戸の(三宮ではなく)元町か新開地のあの店の暖簾を潜りたくなってきましたね。

久しぶりの同窓会の例会のあとは新梅田食道街

昨年の夏以来の梅田、同窓会の例会があり雨の中ゆきました。

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例会のあとはお決まりの新梅田食道街です。

目的の串カツの「百々」に行くとまだ支度中でした。

そこで大阪ですから大阪屋へ。

大阪屋は午後3時までは椅子に座りますが、3時になると立ち飲みになります。
到着したのが3時少し前でしたので、他のお客さんは全員座ってましたがレジ近くで立ち席を確保。

ビール大瓶と湯豆腐をもらう。

やがて3時になり、お客さんが立ち、店の人が椅子をかたずけましたね。
珍しい光景を見ましたがお客さんも店の人も慣れたものです。

最後に○○手羽中をもらう。
○○には、この店の名物を表す言葉が入るのだが覚えていないなあ。

〆て1190円でした。
ごちそうさま。

老舗しょうゆ蔵蔵元・池本醤油

先日の2月24日、サンテレビの「神戸人」という番組で神戸で一軒しかない醤油の蔵元である池本醤油が紹介されました。もう何十年も昔のことになりますが、配達してもらったことがあります。

池本醤油がある場所には、古くからのお知り合いも住んでおり、その顔が浮かびます。
本当に、なつかしく思います。

なつかしく思ったついでに、注文いたしましたところ、社長さん自ら拙宅に配達してくださいました。

次はいつ注文できるかわかりませんが、ソースは阪神ソース、醤油は池本醤油を贔屓にします。

サンテレビの神戸人のサイトはこちら↓
sun-tv.co.jp

3月2日午前10時から再放送があります。ぜひ、ご覧下さい。
以下にYahoo!テレビGガイドの番組紹介を引用しておきます。

今回の神戸人は、神戸市内唯一のしょうゆ蔵で蔵元を務める池本充宏さん。自然に恵まれた地域で、明治時代から愛され続ける味を6代目として守り続けている。800軒を超える家庭へ訪問販売をするなど地域密着を大切にする池本さんは、ニーズや時代に合わせた商品作りも忘れない。神戸市西区の食材にこだわった新たなしょうゆ作りを追った。

池本醤油のサイトはこちら↓
www.kikumurasaki.co.jp

ええとこええとこ新開地-立ち飲み・赤ひげ本店-

春休みに入り、英語の勉強は毎日続けておりますが、たまには息抜きが必要です。
というわけで外大の社会人の友達と新開地で一献の約束をしました。

神戸の新開地は、かつては、東の浅草に対して西の新開地と謳われた街でしたが、神戸の中心地が三宮に移った後はさびれてしまいました。でも元の元気を取り戻そうと頑張っています。

新開地に行く前に県庁前のできたての喫茶店に寄りました。

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その後、新開地にもどり、時間調整で喫茶エデンへ。

しかし満席で入れず、新開地アートひろばへ。

ここで時間を潰して、赤ひげの前へ。

中島らもさんの『せんべろ探偵が行く』に載った安い店ですから、

次から次へとお客さんが来てました。

串カツセットは5本で450円、安いです。

友人とは大学の授業などの情報交換、これは一人で悩まず役立ちます。

店長にサンテレビでの取材時のお礼を言って、新長田まで足を延ばします。

sun-tv.co.jp

新長田の店は友人の親戚の角打ち。
写真がこれ一枚しかないので以前の記事をごらんください。

ameblo.jp

午後5時から約6時間の旅でした。

今日からまた頑張りましょう。

いっとかなあかん店-神戸元町・三枡-

年末に行きたかった元町の三枡に、一年二カ月ぶりに寄りました。

開店までに時間があったので、南京町で時間を潰しました。

午後五時の開店ですが、10分ほど早く開けてくれました。
待ってた人に続いて店内へ。

麒麟大瓶に焼き鳥、皮、ヒップ、きもを二本づつ注文。

まず、皮とヒップがきました。

ついで、焼き鳥ときもがきました。
三枡の焼き鳥はどれも旨い。

そうこうしていると、女将さんが常連さんに私が三枡について書いた本を見せて説明を始めました。

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もう17年も前の本なのに、さっと出せる場所に保管しているなんて、嬉し過ぎますね。

これをきっかけに私も常連さんと話ができました。

熱燗と手羽先を追加しました。
女将さんの手さばきがすばらしい。
一滴もこぼすことなくグラスに注いでくれましたよ。

これだけ飲んで、食べて、2470円でした。
安くて良心的な店です。

常連さんから、今日が女将さんの誕生日だと知らされました。
大将と一緒に、いつまでも元気に店を続けてほしいですね。

大開通から上沢をゆく-西脇商店、リカー&フーズむらかみ-

昨年の9月に新開地アートひろばで「新開地解開新所・角打ち巡礼」が開催され、私が案内役を務めました。

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その時にお世話になったのが、大開通の西脇商店と上沢のリカー&フーズむらかみです。

まず、大開通の西脇商店(酒店)にやってきました。

午後4時開店すぐでしたので、他にお客さんはおられません。
年季の入ったこのカウンターいいですね。

中瓶のビールはなくて、大瓶になるそうで、缶ビールと湯豆腐をいただきました。
女将さんと角打ち談義をして上沢に向かいます。

リカー&フーズむらかみに到着しました。
約半年ぶりの訪問です。
こちらの角打ちは午後5時からです。

こちらも他のおきゃくさんはまだでした。
おまかせのアテのセットと生ビールをいただきました。
その後、銘柄は失念しましたが純米酒を冷で追加しました。
こちらでも女将さんと神戸新聞の記事をネタに角打ち談義。

飲みすぎに注意ということで一時間ほどで店を後にしました。

両店ともイベントに協力してもらったお礼が言えて良かったです。
ありがとうございました。