Scannableをラボで使う
Evernoteとの連係可能というか、Evernoteから出ているスキャン専用カメラアプリ。勝手に紙の四隅を認識して撮影→画像の見やすい加工をしてくれる便利アプリです。もちろん1ボタンでPDFとして(設定が必要)Evernoteに保存できるので、後で自分のPCで確認できるという優れものです。もちろん無料。
あと、Evernoteはサーバーで勝手にOCR処理してくれるのですね(プレミアムだけ?)。テキスト検索で引っかかってくるのには感動しました。
唯一の弱点はスピードか。とはいってもスキャナーよりは早いかも。もっと一瞬で次々と撮っていけたら最高なんですが。
ラボでの使い方としては、実験中の手書きメモをデジタルデータとして残しておくとか、ちょっとしたメモをどこからでも閲覧できるようEvernoteへ入れるとか、机の上の捨ててしまいたいメモをとりあえずデジタルにして取っておくとか。色々できそうです。
締切は重なる
私が学生の頃、とある先生が「何故か締切は重なる」とおっしゃっていたが、今実感。査読やら申請書の締切やら、何故か時期が重なる重なる。当然、締切が迫らないと物事が進められない自分にとっては大変なことになる。
Genome Announcementsの評価
Genome Announcementsという学術雑誌がある。その名の通り、微生物などの全ゲノムを解読したときに報告する、とても短い論文というかレポート(?)ばかりが載っている雑誌である。この雑誌、もともとはJournal of Virologyなどにあったゲノム解読の報告のみを行うタイプの論文をベースとしており、それらが単体の雑誌として切り離されたものである。
この論文、こちらのブログでも紹介されているとおり、解読したウイルスゲノムの解析というよりは、どのようにウイルスゲノムを解読したか、ということのみが必要とされるようである。学術論文は学術論文であるが、どちらかといえば報告書のような側面が強いように思う。
また、この雑誌に載せた場合の評価はどうなるのであろうか?Impact factorなどはどうなるのであろうか?Genome Announcementsが切り離される前のJVIなどの一部であったときはJVI相当の評価をされていたのだろうか?という疑問も出てくる。
Evernoteを研究に活かす
一時期はEvernoteの良さが全く分からずに、Evernoteが何故こんなにもてはやされるのか理解していなかったのだが、web clipperを使い始めてからEvernoteが研究の情報収集とはとても相性が良いということに気がついた。今やお金を出して、プレミアム版(3年)を購入するほどである。
さて、使い方だが、至って簡単。
1. 自分が調べている事に関して、必要な部分だけをひたすらweb clipperで集める。
2. 必要に応じて書き込む(プレミアム版の機能?)。
(時には論文PDFを丸ごとEvernoteにアップロード→必要な部分をマーク & 書き込み(プレミアム版の機能)。)
3.必要に応じてトピックごとにマージしておく。
こうしておけば、非常に効率良く情報が集められるとともに、情報を後から利用するのも非常に楽である。例えば、特定の研究手法について調べたいとき、論文のhtml版からMaterials and methodsの該当部分だけを集めまくり、後からそれぞれ比べていく。URLなども一緒にメモされるので、後々参考文献が見つからないという罠に陥ることもない。