(高木まり議員)
「紙の保険証の廃止を決めているため、それまでに何としてもマイナ保険証を普及させたいということで、政府は必死になっているけれども、その中で、河野太郎デジタル大臣が、自民党の国会議員にお手紙をだしてしまった」
「ぜひ皆様のご地元の医療機関にマイナンバーでの受付を働きかけていただきたくお願い申し上げます。もしマイナンバーカードでの受付をしていない医療機関があれば、マイナンバー総合窓口にご連絡下さい。デジタル大臣河野太郎と書いてあるお手紙なんですね。これは通報制度じゃないかと。まさに密告を助長するようなことを大臣がやるのか」
「現行の段階だと、お薬手帳がなくてもいいですーーみたいなことを言うけれども、レセプトっていうお金の精算のところのデータに基づいてなので、けっこう遅れて、一ヶ月とか、そのくらい遅れてだったら、薬剤情報が見られるというのが関の山であります。国民がメリットを感じないのは、あったりまえ」
「メリットが何もないのに、なんで、紙からカードにしなければならないのか。そのカードはもし落としたりしたら、大変。いろいろな情報が入っているし、再発行にも時間がかかる。だったら持ち歩きたくないーーとなるのが普通。任意だと言いながら、強要してくる政府は許しがたい」
田島議員
「巨額の税金を使って、カードリーダー、そしてマイナ保険証というのを導入してきています。これまでですね、このマイナ保険証の導入、普及に費やした全予算、これについてうかがいたいと思います」
厚労大臣
「これまでのオンライン資格確認等のシステム関連の費用について、平成29年度予算から令和5年度補正予算までの総額で、2095億円でございます」
田島議員
「2000億円以上のですね、公費を投入して、このマイナ保険証導入をこれまでやってきているんですね。利用率というのは、5.47%なんです。総理の見解としてうかがいたいのですが、利用率にかかわらずですね、現行保険証を廃止するおつもりですか」
岸田
「○△×□〜」
田島議員
「答えてないですよ。利用率にかかわらず、廃止されるんですか?」
岸田
「政府として明らかにしているスケジュールに基づいて、マイナ保険証の導入を進めて参ります」
(高木まり議員)
「はい、そこまでには廃止します、という言葉は使わなかったですよね。でもスケジュール通りに進めますっていうことは、廃止するんです。こうやっていつも、ずらしてずらして、国民には問題の核心があまり判らないようにして、政権運営をしているのが、岸田総理」
「マイナンバーカード普及のために2095億円ですよ。こんなに使ったけれど、みんな、カードでやるのはなぁ……ってなっているわけです」