大音響。
今日は、少し熱め(40℃以上)のお風呂。
生後5ヶ月の赤ちゃんとお風呂に入った。
身体が冷えていたのか、最初のお湯をかけた瞬間に、
「ぶぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」と泣き出してしまう。
逃げ場の無い風呂場の中で、大音量の泣き声が響く。
思えば子供の泣き声に、あまり慣れない自分。
今月の目標に、「子供の泣き声に耐える。」
ということを書いていた。
そんなことを考えながら、
泣き止まない赤ちゃんの勢いに耐えつつ、身体を洗ってあげる。
でもやっぱりあわてて、
何度か耳に水が入りかけたり、
仰向けの顔に水をかけてしまったりした。
終わってみると、
気の抜けたタイヤのように横たわる自分と、
なぜかすっきりした顔をした赤ちゃんがいるのでした。
捉われないって難しい。
自分への反省を込めて中学生に本を送るなら?
ゲームに熱中しがちな中学生の従兄弟に、
自分の過去への反省をこめてメッセージを書きました。
思いつきで書いたので、もっと短く、わかりやすく書き直してから、
プレゼントする本と一緒に渡す予定です。
かなり偉そうな視点で書いていますが、
過去の自分自身に書いている文だと思って許してください。
備忘録として記録しておきます。以下、本文。
もし、理想の自分になれたら・・・と考えたことはあるだろうか。
そのために何をすべきか、「自分」で考えたことはあるだろうか。
理想を現実にするためには、理想と現実の結果を結びつける
努力を必要とすることに、既に気づいていることと思う。
ゲームはいい。反射的な脳のトレーニングとストレス軽減をしてくれる。
ただし、結末も結果に至る方法も「他人」から与えられている。
「他人」の描いた物語には、小説を一冊読む程度の効果しかない。
(しかも、ゲームを終えるためには、小説を読むよりも時間がかかる)
もっと大切なことが人生にはある。
大切なことが何かを知るためには、自分にとって何が大切か、
自分で考えることが出来なければならない。
一つの方法として、この本(何かは適当に想像してください。)や他の古典と呼ばれる本から
自分で考えることを学ぶことを薦める。
もし、今、ゲームに使っている時間を、
本を読み正しく考えるために使ったなら、
一生を後悔なく生きられるだろう。
もし、考えたことを実行する努力を習慣にして
一生続けることが出来れば、いつのまにか憧れの
存在として生きているだろう。
その姿を、人は理想と呼ぶ。
理想の自分になれたらいいね。
頭の良い状態の人
人は、頭の良い人や悪い人がいるのではなく、頭の良い状態と悪い状態があるだけ
という言葉を、記憶の片隅に覚えています。
最近仕事をする人のなかに、とても出来る人が何人もいます。
彼らを見ていると、時間の流れが全く異なることがよくわかります。
特別なことは無いのですが、時間に注目すると調査の時間がほとんど無いのが特徴的です。
イメージで説明すると、次のようになります。
仕事において何らかの課題があたえられたとします。
100%の時間があったら、普通の人が30%調査して、30%考えて、30%実行する。というイメージだと仮定します。
しかし彼らは、5%調べて、30%考えて、70%近く実行しています。
自分を振り返って考えると、「時間が無い」と言うことや、考えてばかりで行動不足という状態は、いかに頭の悪い状態であるかということを反省させられます。
朝起きて、ゆったりした時間を過ごしているときのような頭の良い状態を常に保ち、行動に繋がる思考を出来ること。これが、最近思う意識付けしたい行動です。
ここ半年の印象にのこる本や映画
半年振りです。更新滞りすぎですね。
ここ半年で面白かった本をメモ。
- The Art of Innovation 発想する会社 ☆☆☆☆☆ YouTubeなどでナイトライン(米ニュース)の動画をみるべし。
- 人を助けるとはどういうことか ☆☆☆★★ 相手を理解することからはじめよう。
- プロフェッショナルマネージャ ☆☆☆☆★ 仕事は結果&仕事の常識とは
- アイディアのヒント ☆☆☆☆☆ あたりまえが満載だけれど個人的にヒット。
- シーラと呼ばれた子、よその子 ☆☆☆☆★ 人それぞれの世界をもつ。人にかかわるとはどういうことか。親になる視点で読んでみた。
- プレゼンテーションZEN ☆☆☆☆★ シンプルが良い。
- 禅とオートバイ修理技術 ☆☆☆☆☆ 美と科学技術の間の断絶を超越したい。
- 世界を知る力 ☆☆☆☆★ 世界に張り巡らされた世界的ネットワーク。その力は大きい。
- シッダールタ ☆☆☆☆☆ 学ぶことは欠けていること。悟りとは完全であること。無いものを探り求めることより、今からみいだすことが大切だと思う。
映画
- バグダットカフェ<完全版> ☆☆☆☆★ 美しさは資質ではなく、美しい状態だとおもう。
- モモ ☆☆☆☆★ あらためて見ると、時間泥棒はそこらじゅうにいる。なかなか気づけない。
- プルミエール 私達の出産 ☆☆☆★★ 男にとっては、えぇ〜という絵が多いです(汗)。正しいかどうかは別として、既成概念を破壊する作品です。
なんかいろいろ読んでますが、あらためてみると偏りがありますね。
いろんなことを体験し、考え、行動をすることがとても大切だとおもう今日この頃です。
「ビジネス・インサイト」石井淳蔵 と「暗黙値の次元」マイケル・ポランニー
アルキメデスの「エウレカ!(わかった!)」で有名なインサイト(洞察・より偶然に近いもの)について書かれている本だと思います。
内容的には「コミュニケーションの誤解」と、「メーカーのシーズ⇔ユーザーのニーズの間の発見や誤解」についてギャップを超越する瞬間をより多く経験することが、本書での「暗黙知」を実践する場として有用だと感じます。
久しぶりに書いたので、書評になっていませんね。個人的には以下のメモを残したかったのです:-) 以下、記述されている内容からのメモ(私見含む)。
- 「強み伝い」の経営は破綻する。
論理実証主義とは別の次元で発生する
現在の判断が未来の現実をつくりだす。
イノベーションはフレーミングである。
- 「私たちは、言葉にできるより多くのことを知ることができる」(ポランニー2003)
→将来を見通す力
- 暗黙に認識する力(「それとは知らないうちに知ってしまう力」:知識を得る暗黙のプロセス)≒「意味ある全体」を把握する
- 対象に棲み込む(≒サマーディ?)
- 創造的な思考・連想をたくましくする。「自分なら、その場合どうするのか?」
これをみにつけるにはケース討議が有効
- 当事者の視点に立つ(上から目線を避ける)(現場にいる状態を想像して考える)
- 問題を構成する力をつける
- 学ぶ姿勢を育てる(まず考える。知識はその後)
- 視点の大事さを知る
- セオリーや経験の使い方を学ぶ(議論の場を作る→焦点の定まった議論へもっていく→問題解決のパターンを学ぶ)
- 研究の定義方法
×:私はXについて研究する
○:私はYを知るためにXを研究する
目的を明確にして実行することが実現可能性を高める。
- コミュニケーションは誤解の連続であることを前提とすると
伝統的コミュニケーションモデル:価値→伝達→使用
新しいコミュニケーションモデル:伝達→価値←使用
- 経営者への意見:「ある市場機会に過剰に思い込むな」
- 消費者への問い:「それは、あなたの生活の中で、どういう存在なのか?」
『人生の短さについて・心の平静について・幸福な人生について』 茂手木元蔵訳、岩波文庫 1980年
面白いですね。ローマ初期から人は自分の時間を生きる難しさを考えているのですね。
一瞬で変われるはずの人間の心も、2000年たった今でも変わらない悩みを人は抱えているのですね。
人は、自分達が積み上げてきた英知を学ぶことができているのでしょうか。
以下、メモ。
- 良く生きれば人生は十分に長い。
(われわれが人生を短くしている)
1世紀においても、人は既に人生を自分のために使うことの難しさに悩んでいる。
全ての権力を持つ皇帝でさえも。
土地やお金を奪われて怒らぬものは無いが、時間を奪われて怒らぬ人間は大多数を占める
多くの者達は、他人の運命のために努力するか、あるいは自分の運命を嘆くことに関心を持っている。また、大多数の者たちは確乎とした目的を追求することもなく、きまぐれで移り気で飽きっぽく軽率に次から次へと新しい計画に飛び込んでいく。
- 多忙とは何もできない状態であり、
心の平静であることが自分の人生を生きている時間である。と思う。
- 幸福な人とは、理性のおかげで、よくも恐れも無い者
英知とは自然の定めにある。自然から迷い出ることなく、自然の法則と理想に順応して自己を形成することにある。
ポメラ続報
なんだかんだいって利用しているポメラ(ポケットメモライター)です。
少し思うことを書いて見ます。
使いにくいとき:わからないことがあったときや、アイディアをまとめるときに検索が出来ないのは辛いです。
使いやすいとき:思索をメモしたいときにはとても役立ちます。特に、1〜2時間くらいの休憩のときに、ゆっくり外で考えたいときに使いやすいです。
自分はプライベートなことや、特に再考するときなどは手帳やノートを利用するので、それほど使用頻度は高くありません。
でも、後で清書するような内容や、浮かんできたアイディアをメモするのには最適です。書評を毎回書く人には、かなり有用かも知れませんね。あと、字が綺麗ではない人のメモにも:-)