楽曲オンエア


時代に逆行するようですが、個人的に結構ネット離れが進行しつつあるこの頃、久しぶりにエントリーしてみました。
というのも、過ぎる11月7日に放送されたJ-WAVERADIO SAKAMOTOというラジオ番組の中のオーディションコーナーで、ボクもかかわっているバンドの楽曲をオンエアしていただけたのです。
なにしろ初投稿だったもので、曲がかかった後はちょっと舞い上がっちゃって、朝まで眠れず困りました(苦笑)
楽曲はこちらの下の方の「ヤコウカ」という曲です。
今回応募作品がかなり多かったらしく、いつもよりたくさん作品が紹介される中、一向に我々の曲は出てこないので、全体的にレベルが上がってるし、きっと競争率が上がっててダメだったな、と軽く諦めていたのですが、教授から突然曲名を読み上げられた時には正直ビックリしました。
お尻から3番目、ジャンプだったら連載打ち切り間際かも。
とはいうものの、音楽活動を中心的にやってる人たちや、音楽学校で専門的な教育を受けた人たち、高級機材や高価なソフトを使う人たちに混じって、ロクな機材も持たぬ我ら素人ミュージシャン(と呼ぶのもおこがましいくらいですが)の曲がノミネートされたのは、個人的にはちょっと痛快な出来事なのでした。
秋の珍事とでも言うのですかな。

地デジ化

我が家のテレビもようやく地デジ化した。
友人たちが40インチだの50インチだのに買い換える中、32インチのREGZAはいささか慎ましく思えるようだが、一人暮らしの狭い我が家には十分な大画面だし、コストパフォーマンス的にもベターな選択だったと思う。
事前調査ではネット価格がやはり安かったけど、実際に店舗にも足を運んでみることにした。
池袋のヤマダ電機のLABI1日本総本店なんていう大げさな名前のついた店に行ってみた。
店員さんに目当ての機種の値段を訊ねてみたところ、全然予算内に収まる値段ではなかった。
やっぱり実店舗だとネット価格よりかなり高いんだなと、がっかりしたけど、諦めきれずにテレビ売り場でうろうろしていると、別の店員さんから声をかけられた。
テレビについてあれこれ解説してもらってから、実は目当ての機種があるのだと告げると、これなら幾らまで下げられますよと電卓をはじいたその店員さんが提示した値段は、最初の店員が告げた値段より端から1万円近く安かった。
え? と思ったけど、流石にネット販売の価格よりは高くなるのはしょうがないですよねぇ、なんて言ってみたら、そうですよねぇ、ちなみにネットで幾らくらいでした? との返し。
その価格と販売店を告げると、でもその代わりポイントは付かないでしょう? と言うので、ポイントは21%付くそうですよと説明したら店員さんが食いついてきて、それは確かに安いと、上司の方に掛けあってネットで売られていた価格近くまで下げてもらえた。しかもポイント23%付き。この店員さん負けず嫌いか。
搬送してもらおうと思って自転車で行っていたのだけど、搬送の場合は1週間くらい待たされるとの事だったため、持てないほどの重さでもなかったし、テレビのっけて自転車を押しながら歩いて帰った。
途中若干弛れたけど、池袋は割と近所なのでどうにか無事帰還。
マンションにはCSアンテナもBSアンテナも立っているようで、分波器付けたらどちらも映るようになった。
CSの方はお試し期間を過ぎてもう無料チャンネル以外は映らなくなったけど。
そんな訳で、我が家も遅ればせながらようやく地デジ化。
お陰でNHKで再放送されていたscholaもすべて録画できて繰り返し視聴している。それ以外の録画リストを見たら、結果的に見事お笑い番組ばっかりだった。我ながらどんだけお笑い好きなんだよ、とちょっと呆れたけど、まぁ、そんなものか。
そしてテレビを買い換えた友人のお古のサラウンドシステムをもらったので、テレビとMacをそのシステムに繋いだ。
これで今までよりオーディオ環境も幾らかマシになったので、音楽作りも少々また頑張ろうと思う。
ついでに書くと、MacBook Air 11インチ欲しい!

帰省

しばらく帰省していなかったのだけど、祖母の容態が芳しくないので、意識がある今のうちに帰ってくるようにと、昨年末に母親からの命が下りた。普段はあまり帰ってくるなと言われているけど(苦笑)。
年末で、しかも急だったためチケットの割引もなく、自宅のインターネットもトラブルで使えない状態だったので、チケット情報を調べるにも都合悪く、仕方ないのでパイロットをしている友人に連絡を取って、何か割引が適用されるチケットを今から取ることはできないか問い合せてみた。
彼の持つ株式優待券を速達で送ってもらうことができて、結果的にとても助かった。友人をそういう事に利用するようで気乗りはしなかったけど、何しろ正規料金で往復すると6万円以上かかってしまう。あまり懐が温かくない身としては大変ありがたかったので、今回は甘えさせていただいた。


祖母は95歳という高齢。
腕のいい大工の棟梁の娘として、愛媛県の片田舎の裕福な家庭で育ったそうだ。
大変おおらかで人から好かれる彼女はまた、手先が器用で、洋裁も和裁も得意。特に和裁の腕は相当なもので、お弟子さんをたくさん育て、趣味の刺繍や刺し子、人形作りにも、物づくりの才を発揮した。
そういう物づくりの才を、ボクはきっと祖母から幾分受け継いだのだと思う。
実際、趣味で始めた物づくりが高じて、世界の傑作品として一流ブランド品に混じってボクの作ったものがモノ・マガジンで知られるワールドフォトプレス社のムック本で取り上げられたこともあるくらいだから、ボクも物づくりは決して苦手な方ではないはずだ。
かつて、ボクがそれを始めた頃には祖母からのダメだしを頂戴することが多々あったが、しばらくするとそのダメだしはなくなり、むしろ褒めてもらえるようになった。
物を作ることが好きなボクは、物づくりのプロに対しては特別な尊敬を感じる。だから祖母に対しても、年長者に対して普通抱く敬意とはまた別の意味での尊敬を幾らか感じている。
そんな祖母だが、先日久しぶりに会った時には病院のベッドで何種類もの点滴のチューブやら、肺に溜まった水や尿を抜くチューブやらが繋がった痛ましい姿だった。
腎臓が機能していないので尿が出ない上に尿毒素が全身に回り、肺も水浸しの状態。嚥下能力が低下していて、流動食もホンの何口か食べるのがやっと。
その様子を見ていると悲しくなって涙が滲んでしまう。東京に戻る日、早朝病院に行ったが、涙を我慢できなくなり、病室を出て車の中で号泣してしまった。次に帰省したときにはもう世の中に存在していないのだと思うと、祖母のこれまでの人生を勝手に想像して涙が止まらなくなった。
日曜日に東京に戻る道中も何度も涙があふれた。どうもボクはあれこれと想像を働かせすぎて勝手に盛り上がってしまうようだ。
そしてその週の水曜日の深夜、祖母は亡くなったそうだ。
それからはあまり涙はでない。もう苦しまなくて済むのだなと思うと、ボクの気持ちも随分楽になった。
ここ数年、件の物づくりの趣味はやめていたのだけど、祖母が亡くなったのがきっかけで、また作りたくなった。
せっかく祖母から受け継いだ物づくりの才能だし、孫の間でそういう志向を持っているのは残念ながらボクだけなので、何もしないのは勿体無いなと、そう思った。

パスワード泥棒

昨年末はネットの回線トラブルでしばらくインターネットが使えない環境で過ごした。
そんな時に、高齢の祖母の容態が悪くなり入院。あれよあれよという間に弱ってしまい、いよいよ危ないということで緊急帰省を挟んだりして、いつにも増して慌ただしい年末を過ごした。
他にも色々やることがあって、インターネット回線は無事回復したものの、ネットへの関わりを最小限にした結果、時間的にも精神的にもあまりに快適だったため、Twitterすら覗かずに過ごしていた。
そんなネット離れしていた折り、突然Gmailのパスワードを乗っ取られたのか、ボクのGmailのアカウントから登録されているアドレスに向けて、スパムメールを大量に発信されてしまった。
ログによれば中国からの不正なアクセスだった。
当初、知合いの何名かからおかしなメールが届いたけどという問い合わせが入り、まさかウィルス感染でもしたのかと思い、すぐにウィスルチェックをしたのだけど感染の事実は無し。
うちはMacだし、アンチウィルスソフトも導入してあるし、そもそもブラウザでしかメールは使っておらず、メーラーソフトを使ってないので、一体何が起こったのか分からなかった。
そのスパムメールが送られた時間(深夜だったけど)、丁度友人たちが我が家に来ていてわいわいやっていたので、パソコン自体も使ってなかったし。
それにしても、おかしなメールがボクの名義で送りつけられた方、ご迷惑をおかけしました。どうもすみませんでした。
こんなことでパスワードの変更を余儀なくされてしまうような経験は、そこそこ長いネット人生でも初めて。
まったくもって何が嬉しくてあんな事をしてくれるのやら……。

Demo Song

近頃用事でよく谷中(やなか)に行きます。
有名な谷中銀座はいつも大変な賑わいで、惣菜だのメンチカツだの猫だのシャツだのかりん糖だのと、それはそれは雑多だけど下町情緒と活気がみなぎっているのです。
ほんの短い通りですが、とにかく人で溢れかえっているので、通りを抜けるのにも普通の道を通るようにスムーズにはいきません。
揚げ物が香ばしく鼻先と胃袋を刺激してくる上に、路上にテーブルと椅子が出ていて昼間っからビールを煽っている楽しそうな人たちなんかもいて、なかなかすんなりと通り抜けられません。
いろんな意味でね。
それでもどうにか通りを抜けると、夕焼けだんだんと呼ばれる階段にぶつかります。
名前のとおり、夕暮れ時にはこれまた風情があっていい雰囲気の坂なのです。
夕焼けだんだんを上りきると、少し道が広くなってカフェやら雑貨屋やら、これもなかなか雰囲気のありそうな店が並びます。そこを抜けてさらに真っ直ぐに進むとJRの日暮里駅。
ニッポリで降りるんだよ、と聞いて注意していたけど、せっかく日暮里駅に到着したのにヒグレサトと読んでしまってニッポリに気づかずに、山手線を何周もしてしまったという人の話をどこかで聞いたことがあるけど、本当だろうか。


関係ないけれど、我がバンドLoomLabの新曲「Demo Song」(デモじゃないけど)がmyspaceにて聴けるようになりました。
いい曲なので是非とも試してみちゃいかがでしょうか。

お幸せに

先日、知合いの結婚式に出席した。
さすがにすっかり自分より年下の結婚式に出席することがほとんどになったな。
何てったってもう中高生の子どもがいたっておかしくない齢なんだもの。


式ではかの嶋田ちあき氏がメイクを担当。
共通の知合いの花屋さんが花を担当したけど、もの凄く値切られて結果的に3分の1の値段でやらされたのは、きっと嶋田ちあきのギャラで持って行かれたに違いないとぼやいていた。
しかも嶋田ちあきに花の配色のダメ出しされたとかw
ま、配色に付いては新郎新婦側のリクエストによるそうなので仕方なかったそうだけど。
手伝いで早くから行っていた僕らは、励ましの意味を込めて情熱大陸風にその花屋を取材するフリをしたり、働く横でナレーションを入れたりしておちょくりながら遊んでいたら、その花屋を好きなのが見え見えなO君に手伝えと怒られた。花屋の娘にはその気持は全然伝わってないけど(笑)、我々にはバレバレで、その上そこにはその花屋の娘から1年前にフラれたH君もいたから、そのことを知る僕はそのしょっぱい青春群像のような様子を、ちょっと恥ずかしい気持ちで遠巻きに見ていた。


そう言えば、正直新婦より新郎の方が何だか小奇麗になって嶋田効果が出ていた気がするw
ちなみに新郎側の知合いとして出席したわけだけど、いつもの8割増だねと、我々男性陣の間では専らの評判だった。
普段は冴えない風貌なのに、ま、人生で一日くらい輝いて見える日があってもいいだろうとか、いつもはなんか小汚いくせに今日はカッコよかったとか、野郎同士だと実に言いたい放題。


そして既婚者の何人かから、結婚したくなったでしょうと言われるのは毎度のことで。女性とオッサン(いやオッサンである自分から見てもっとオッサン。もう孫がいるくらいの)ってのはホントにこういう事をよく言う。
実は他人の結婚を羨ましく思ったことが一度もない僕は、どこか人間的に大きく欠落している部分があるのだろうなと思いつつ、いやぁ、情けないことに誰にも相手してもらえなくてこんな歳になっちゃいましたよ、なんてニコニコしながら愛想を振りまいたりなんかしちゃって、カッコ悪くてちょっとばかしバツが悪い。


新郎新婦は今頃ハワイでのんびりやってるんだろうな。
その辺はちょっとウラヤマシイか。
そんなこんなで、結婚おめでとう。
末永くお幸せにね。

告知

最近バンドに参加している。
ネット上で予てより音楽に関する記事を読んだり書いたりしているうちに知り合った仲間たちと一緒に始めた。
そんなバンドなので地理的にも時間的にも実際に会ってレコーディングしたりミックスしたりということができず、やむを得ず簡易的なファイルサーバーを用意して、そこにお互い曲を出し合ったり、録音した演奏を提出したりして楽しくやっている。
楽しくやっている中、バンド最年長の自分の空気をまったく読まぬ発言や、気軽に繰り出される意見の数々がしばしば若いメンバーの顰蹙や失笑を買うのだが、それでも音楽は作られていく。


他人と関わりながら一緒に音楽を作ってみると、自分がいかに偏屈で小うるさい面倒くさい男なのか、にわかに自覚するようになってきた(苦笑)。
いや、以前から自覚はあったがよりクリアになってきた。
向き不向きということで言えば結局自分は何をするにしても向いてないのだな。才能なしの社会不適合者だ。結婚しなくてよかった。
そう言えばメンバー唯一の独身者でもある。納得。


また他のメンバーはどんどん作って発表していきたいのに、能力が追いつかない自分は手が遅くて、どうしてもじっくり時間をかけないとモノを作れない。素人だからとそういう所でもわがままを言って自分が関わる曲では好き放題に時間をかけていて迷惑をかけ通しだ。
このバンドをやってみて、自分のことが少し分かった。


自虐的なことばかり書いてしまったが、バンドに携わることで客観的に見えてくる自分の部分もあるし、そんな自分に落胆しているわけでもなければ、全面的に変わろうと思っているわけでもない。もっとまともな人になりたいかと言うと、そう簡単になれそうもないしそれを乗り越えてまで変わろうというほど強く願うわけでもない。
何より実生活では特に困らない程度には人とうまくやれているし。
そんな自分のわがままが足を引っ張って進路を妨げていると言えなくもない愛しの我がバンドだが、ようやく1曲それなりの形になったことをお知らせしたいと思う。
突き詰めればまだまだ改善の余地はあれど、それは現時点では今後のバンドの課題ということにしたい。


そんなわけで、いつメンバーから愛想を尽かされてクビを宣告されるやも知れぬ我が身であるため、今のうちに聴いておくようこのブログの希少なる読者諸兄にはお勧めしたい。
変人の関わるこのバンドの名は「LoomLab」。
2010年、都合により結成。