河馬には悪いけど河馬の集まり

SUMIRE2006-05-31

馬鹿馬鹿しいことだった。


絵手紙教室のSさんより電話で、
絵手紙終了後の食事会は自粛となったのだ。

講師を囲んで、有志だけの食事会、
今年は、会のまとめグループに入っていたので、
親交をかねてと思い、ときどき参加していたのだったが、
なんだか不都合な状態になっていたらしい。



おばちゃんの集まりって、だから嫌なんだよ〜!

虹の彼方

虹の彼方小池真理子の『虹の彼方』を暇潰しに読んでいる。
プロの作家の文章の読みやすさ、プロはプロである。
素人の同人誌とは、訳が違う。


翳りのない女優というのも今日的なんだろうか。
ヒロインが四十八歳という年齢、
オトナの年齢が上がってくる好ましさに加え、
相手の男性が、五つ六つ下というの設定も、今日的なのか?
そのうち還暦までいくかもしれない。


でも、でも、恋に落ちる手順でさえも、
心情さえも、緻密なタッチで書かれると、
美しいものがたり、という感想しか出てこない。


いまふたつの心境で☆☆☆あたりか。

受話器の向こうは

SUMIRE2006-05-29

入院中の母に電話をした。


夜だったせいか、
早くお迎えがきたらいいのに、と母がしんみり言っている。
まだ生きなくてはいけないのか、とも。
昔、近くに住んでいた友人の話をしながら、
あの人は寝ている間に逝ってしまった、いい人だったからねえ、とも。
私は人間ができてないから、うまく死ねないのかねえ、とも。


大丈夫だって。
ちゃんとその時がきたら、うまくあちらへ行けるって。
かあちゃんやったら、大丈夫だって。


そうだったらいいけど。


父が亡くなって十四年、
父はまだ母を呼ぶ気はないのだろうか。

軍人勅諭

SUMIRE2006-05-28

そう、教育勅語なのだった。


叔母は長い間透析をうけている。
透析中のベッドの上で、何か癒しになる読み物が欲しいということで、
般若心経やら小倉百人一首やらを用意しているらしい。
そこまではわかるが、
教育勅語軍人勅諭にまで、癒しを求めるとなると、
若い頃に培われた精神、脳構造を改めて思い知る。
そうだった。叔母は従軍看護婦だったのだ。


十年ほど前、どこかで入手した夫が、教育勅語の書いた紙を、
叔母に送ったことがあるそうだ。
紛失したので、また送ってほしいという依頼の手紙、
単身赴任中の夫に電話したら、当然のことながら絶句状態。
パソコンで検索してみる、という返事で切れた。

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義母にも妹がいたことを、しばらく忘れていた。
我が家から歩いて五分ほどの家庭菜園の草抜きを、
ヒロコと一緒にやりたいから、といつのまにやら連絡済だったようで、
買い物から帰ったら、
隣町に住む義母の妹のヒロコさんが、居間にちょこんと座っていた。


何泊かするのだろうが、当然飯炊き当番はスミレなのであった。

教育勅語

SUMIRE2006-05-27

実母の妹のばあさまの存在を、
すっかり忘れていた。
母より三つ年下だから八十三歳、
叔母から突然かかってくる電話や手紙には、
かつてどれだけ驚かされたことだろう。
その叔母から、やっぱり突然の手紙、
嫌な予感がして封を切る。

はぁ〜、きょういくちょくごぉ〜?