研修生を採用するか本気だして考えてみた

久々の投稿。
今週17日〜18日で山東省煙台に行ってきました。
外国人研修制度というのをご存じでしょうか。

煙台の送り出し機関の教育訓練センターで日本企業数社が研修生採用面接をするとの事で
同行させてもらいました。

目的は勿論うちの会社も制度を利用して研修生を受け入れるかどうかの検討の為である。


日本のJITCO(公益財団法人 国際研修協力機構)にはこうある。
ご存じの方は読み飛ばしてもらって構わない。

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開発途上国等には、経済発展・産業振興の担い手となる人材の育成を行うために、
先進国の進んだ技能・技術・知識(以下「技能等」という。)を修得させようとするニーズがあります。
我が国では、このニーズに応えるため、諸外国の青壮年労働者を一定期間産業界に受け入れて、
産業上の技能等を修得してもらう「外国人技能実習制度」という仕組みがあります。
 この制度は、技能実習生へ技能等の移転を図り、その国の経済発展を担う人材育成を目的としたもので、
我が国の国際協力・国際貢献の重要な一翼を担っています。

「外国人技能実習制度」の利用によって、以下に役立ててもらうことにしています。 
(1)技能実習生は、修得技能と帰国後の能力発揮により、自身の職業生活の向上や産業・企業の発展に貢献
(2)技能実習生は、母国において、修得した能力やノウハウを発揮し、品質管理、労働慣行、コスト意識等、事業活動の改善や生産向上に貢献
(3)我が国の実習実施機関等にとっては、外国企業との関係強化、経営の国際化、社内の活性化、生産に貢献

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以前は人権問題や給料の不払いなど、制度上の問題点から報道機関で取り上げられたが、
現在は制度が抜本的に見直され、日本の組合、受け入れ側の企業への法令順守が厳格化されており、
研修生の権利保護や失踪防止などの措置は劇的に良くなっている。


行くまでの迷いはいくつかあったが結論から言うと
行ってよかったし研修生を受け入れてみようと思った。

・日本で一旗あげてやるという研修生の意気込み
・研修所での徹底した教育指導
・受け入れをされている企業の方からのヒアリング

そのどれもが制度利用の意欲を掻き立てた。


受け入れにあたって様々なリスクや障壁も考えられるが、
受け入れをして一番勉強になるのはうちの社員、ひいては会社全体だろう。

研修所での生活指導や研修生を拝見して、
自分と関わるすべての人と一緒にここにきてこの感動を
共有したいと思った。


「百聞不如一見、百聞は一見に如かず」

ここにはまた違った日中交流が待っています。


防災訓練、社内報に続くこの一石がプラスに働くようつとめたい。



PS 4月から新人が2人入りました。
まだまだ未熟な2人ですが世界に誇れる素敵な人になってほしい!

3月11日。震災から一年。

震災から一年.日本各地で震災の黙祷や避難訓練が行われましたね。
改めて前回の記事でお伝えした3月13日の防災訓練を実りあるものにする
という責務を感じています。 やらなければいけない事が
終わっていないので手短に。また訓練が終わってから写真などを通して
このブログでお伝えします。

PS 先週は2回もぞーたんに会いましたw 仲いいなw

不完全な自分の存在

自分のことなんてどうでも良くなるくらい、社会のためになっているな自分と想いながら他人から社会から想われながら仕事をしたいなと思う。そのために越えなければならない不完全な自分が存在している。


自分のステップアップのために今見えている壁は
①自分の曖昧さを無くすこと
何がどこまでできて何ができないか。何をどこまでしてほしいくて何はしてほしくないか。一つ一つの出来事をはっきりと定義しなければならない。


②自分の不正確さを無くすこと
いつまでに何をどれだけするか、細かい値段はいくらなのか、一枚の値段はいくらなのか。法律はどうなっているのか。分からないことが無い状態で進んでいる状態を作らなければならない。


③自分の素直でないところを無くすこと
間違いを起こした時に意地を張らない。間違いを起こさない質の高い仕事をする。事前にしっかりと調べたり人に聞く。悪いことが起きた時はまずは失敗を認めそして自分ができることを精一杯やる。


④自分の配慮の足りなさを無くすこと
周りの人はどのような気持ちや体調で動いているか。周りの人に何をすれば役に立つか。次にどのようなことが起こるか。人一倍考えないといけない。


⑤自分のコストに対する意識を高めること
無駄な出費をどれだけ削れるか。収入を高めるためにどうすれば良いか。この投資は正しいのか瞬時に感じられるか。無駄が無い状態で前に進める体制を整えなければならない。


上の五点が今の自分に足りないところだ。自分のことで悩んでいるうちなんて大した仕事なんてできない。悪循環はすぐに断ち切り好循環に持っていける人間にならなければならない。

防災訓練

昨年3月11日の東日本大震災からもうすぐ1年。当時は津波に全てが押し流されてゆくのをTV越しに観ながらただただ圧倒され、自分の無力さを痛感していたのを覚えている。
反面、国民全体に漂う復興への一体感、そして国外からの温かい支援などから、改めて日本という国の強みを再確認できた出来事でした。

後に、あらんが3期生として参加している若者の成長支援コミュニティNPO法人「ETIC」のセミナーに参加させてもらった際にはメンターの方々の復興に対する支援の在り方、手法、何より気概に大変な刺激を受け、自身も微力ながら街頭募金、長洞元気村へのチャリティー、福島の物産展を開催などに携わってきた。



そして今回は3月13日に弊社主催で地域の自主防災訓練を開催する事になりました。


事の経緯は、昨年末に三菱地所の方との会食の中での話から。 三菱地所では、1923年の関東大震災の際に当時の三菱合資会社にて旧丸ビルやその周辺で飲料水の提供や炊き出し、臨時診療所の開設などを行ったことをきっかけに、毎年9月に三菱地所のすべての役員・社員をはじめ、グループ各社や多くの関係者が参加する総合防災訓練を実施している。
詳しくはホームページ参照のこと。



社員は早朝からの準備の為、ほとんどの社員が始発の電車に乗るので、どの車両も同僚で埋め尽くされ、えも言えぬ一体感があるそうだ。また、訓練の中からトビラが地震のたわみによって開かなくなる事がないような設計などのアイデアも生まれたという。


同席した関係者一同これにはすっかり感動しきり。窓ガラスの飛散防止という防災商品を扱っている会社として見習わなければ、という事で開催をするに至りました。

幸いに、市の消防署や、防災関連商品を販売しているメーカーさんも全面的に協力をしてくださる事になり、来週から合間をみて地域の方に一軒一軒ご挨拶がてらご参加のお願いに回らせていただく。

これを機にうちでも社員全員で防災に関して真剣に考えられたら嬉しい。

ぞーたんのあれから10年へ

久々の、そして魂のこもった投稿ありがとう。
今の現状への焦燥感などは書きたくても書かない、書けない事が多いであろう中、こうしてブログでアップしたのはすごい。


ぞーたんが人を惹きつける魅力の一つは、普段皆が心の奥底に隠して、そのうち忘れてしまっていたような感情を引き起こしてテーブルの上に並べることができる点だと思う。コメントするのにそれ相応の力と時間が必要だが、きっと皆の心に届いているに違いない。


かくいう私自身は上海から戻りもうすぐ2年、会社の課題や目標を設定しながらも理想と現実の違いに苛立ち、自分の力不足に辟易しながらの毎日に焦りを感じている。
しかしあくまで必要とされたい、達成感を得たいという欲望は今戦っているフィールド上で満たしたいという点ではぞーたんとは抱えている問題が異なるかもしれない。


これは非常に勝手な意見かもしれないが、ぞーたんを今まで見てきた中で彼はチーム競技よりもアルペンスキーやカーレースのようにコンマ何秒のタイムをあらそい山を突き詰めてゆくような競技に向いているかのように思う。あるいは彼自身がチームを引っ張る役割の場合に強い光を放つ。

そういった点ではチームで一流のプレーヤーを目指すよりも、個人でそれを目指す。もしくは一流のマネージャーを目指す方が性にあっているのかもしれない。大きな組織の中で船頭をきるその日まで虎視眈々と力を身に着けるのもいいし、新たなフィールドへ飛び出すのもいいだろう。


まぁあまり心配はしていない。むしろ俺を心配してくれ。はっはっは。


ぞーたんに紹介してもらった成毛眞さんの本が好きでほとんど読んだ。
成毛さん自身も熱心な読書家で、彼の本には毎回必ず何冊かの隠れた名著と謎著が紹介されている。最近の著書「成毛眞の超訳・君主論」の中で「絶対ブレない軸のつくり方」という本が紹介されていて今朝ほど読み終えた。
著者の南壮一郎氏は、カネなし実績なしのどん底から楽天三木谷社長を20分で口説き落し、
楽天イーグルス創業メンバーになった方だが、本書には彼のモルガン・スタンレー証券入社
以降のスポーツビジネスへの憧れを抑えきれない思いから挑戦に至るまでの苦悩の日々も綴ってある。


考えをまとめる一助になるかはわからないが、参考までに。

あれから10年

随分と久しぶりにここに書きます。まとまりのない文章ですが、お時間のある人はどうぞ。



中学受験シーズンが一段落して、これから高校入試・大学入試が始まりますね。もう何度も出た話だけれども、僕は高校が嫌いでした。自分自身でもいけてなかったなと思うし、何よりも自分の居場所がどこにもないのが辛かった。話もあわないし、誰かに必要とされてるわけでもなかったしね。日々、自分が何をしたいのか、どう生きて行きたいのかを考え続けていました。「あと数ヶ月我慢すれば、ここを出れる」と思っていた季節から気づけば10年です。


色々と試行錯誤しながら入った大学は本当に密度の濃い4年間で、世の中には自分が必要とされる場所ってものがあるし、やっぱり必要とされていないと人生ツマらないんだと確信することが出来ました。生きてるって素晴らしいなと。そこで出会った仲間と先週末も雪山に遊びに行ってきて、そういう気持ちを思い出しました。


いつまでもそうして話をしていたいと思うけれども、もう大人になってしまったんだと思うと反動で切なくもなりました。あの時代はよかったと過去にいつまでも浸る訳にはいかないし、生きて行くためには前に進まなければいけません。外で色々な経験をして、場面場面で闘ってたまに酒を囲むからお互いを今でも尊敬出来る友達だと思えるのでしょう。それはきっと、このblogを一緒に書いているちんむーであり、あらんとの関係にも言えることなんだと思う。


少しだけ話はそれるけれども、先日上海に出張に行ったときにあらんの会社に遊びに行ってきました。小さな小さなレンタルオフィスにホワイトボードが置いてあって、営業戦略がびっしりと書き込まれていました。日々緊張感の中で、立派にやってるなと胸が熱くなりました。これからも頑張ってくれ。応援しています。


話を戻しましょう。あれから10年とふと振返ったのは先週の雪山旅行がきっかけだったけど、それから一週間ずーっと考えているのは僕の今の気持ちが高校のころのそれと似ているなと気づいてしまったことにあります。入社から6年たつけれども、今の組織に一度でも心から自分の居場所を感じたり、役に立っている、必要とされている実感があったかというとびっくりするほどないんです。


お客さんに喜ばれる、チームの中で感謝される、それって当たり前で僕じゃなくても誰でも出来るんだよね。少なくともこの組織にいる人たちはみなその実力と心遣いを持っていると思う。逆にみんなが出来ることを僕がギリギリ追いついているという感じかな。(もしくは時に追いつけていない。)もっともっと高いレベルのスキームを考えだして、儲けていくこと。それがあって、初めてこの組織にとっては必要な人材になるんではないかと思う。それって、僕のやりたいことなのかな?このままやっていて、やれるようになるのかな?


もう28歳で、日々焦りだけが生まれるけれどもきっとこのままでは体も心も取り返しがつかないことになりそうなので、何の為に生きていきたいのかまた深く考えて、出来ることを探そうと思います。一方で、今ここで逃げてしまったらこの先も自分のことを可愛がってくれる人たちとだけ生きていってしまいそうなのでもう少し頑張ります。


このblogを読んでくれている人たちも日々色々なことに悩んだり、つまづいたり、うなされたりしていると思うけど一緒に頑張ろう。苦しくて苦しくてそれでも顔をあげて前に進んで、その先で一緒に酒でも飲みましょう。自分の人生の主人公は自分です。ぜったいに誰かに譲り渡しちゃいけない。自分に言い聞かせる意味でも久しぶりに、そして思うままに日記を書いてみました。

コメントでもメールでも何か感じることがあったらご連絡ください。どなたであっても、なるべくちゃんと返信します。みんながんばれ。

日本人の感受性

昨年11月、ケーキ屋さんの「いちごフェア」の広告を見かけた。
いちごは春の果物ではなく、もはやハウス栽培で年中安定的に供給されるものだという。
最盛期はクリスマスケーキの12月というから驚きだ。
いちごに限らず、ほとんどの食べ物がハウス栽培等で年中味わえる今の日本。

でもやはり、四季の移ろいを敏感に感じとって楽しむのが日本人の日本人たる所以ではないだろうか。

回転しない寿司屋のカウンターは、移りゆく季節を感じる場所だ。
今日お邪魔した寿司屋で若たけのこをいただいた。
たけのこのシーズンは5月頃。
まだ雪のちらつくこの時期に食べるからこそ、まだ来ぬ春を愛おしく、待ち遠しく思うもの。

なんでも「若○○」や「早○○」や「初○○」を重宝がる
季節の移ろいを大切に思い、平家物語にもあるように「無常」を思う日本人ならではのこと。

空の高さ、雲の形、風の匂い、葉の色、虫の声、
自然の端々に季節を感じ「あぁ、もう春なのですね」などと言える感性
いくら世界が近く、狭くなっても

その四季の変化に気付く、繊細な感性はなくしてはいけないな、、、と、
たけのこを食べながら思う立春でした。