素領域日記 2018/4/22(日)

クリス・マルケール(Chris Marker;1921-2012)がピエール・ロム(Pierre Lhomme;1930-)と共同監督した映画『Le Joli Mai(美しき五月)』(1963年)を観たいのだが、仏語版を最安値で鑑賞する手段は当面以下のDVDをAmazon.frから購入することしか無さそうだ。。

イヴ・モンタン(Yves Montand;1921-1991)の声はやはりいい。

素領域日記 2017/3/28(火)

今日もTV5 Mondeを観ていたら(基本的に日課)、ファトゥ・ディオム(Fatou Diome;1968‐)というセネガル出身の仏の作家を知る。
スタジオに招かれ、今月出版されたばかりの新刊"Marianne porte plainte !"(直訳すると「マリアンヌは訴える!」だろうか...なお、女性名マリアンヌはフランス共和国を象徴する別称)に絡めてキャスターと議論しているところを途中から観だしたのだが、数分ディオム氏の話を聴いて彼女が天賦の才に恵まれた人だということが分かった。現在大統領候補となっているル・ペン氏やフィヨン氏の言説を事実と歴史と経験から一刀両断するその弁舌に脱帽した。
彼女の著作の邦訳は2005年に一冊だけ出ているようだ。ディオム氏の目に映る世界をもっと知るために、まずはこの書を読むところから始めようと思う。

大西洋の海草のように (Modern&Classic)

大西洋の海草のように (Modern&Classic)

素領域日記 2017/3/23(木)

TV5 Mondeを観ていたら、哲学者のエドガール・モラン氏(Edgar Morin;1921年‐)がまだ生きていることを知り驚いた。御年95歳。
しかもスタジオに呼ばれ、ブリュッセルでのテロ1周年やフランス大統領選についてコメントを求められる中、快活に答えていた。さらには氏の新刊も宣伝してもらえていた。
氏の著作は未だせいぜい『二十世紀からの脱出』(秋枝茂夫訳)をパラパラめくったまま積読状態にしてある有り様だが、その他著作を含め今後読むべきだと思わせるモラン氏の時評であった。

素領域日記 2017/2/22(水)

やっと雑務から解放された。。
試訳も送り出した。
これで生業の方に集中できる。。
一昨日夜頃からこれ↓で何とか身体のエンジンをふかしている。

本当に素晴らしいな、坂本龍一は。

素領域日記 2017/1/31(火)

H.ベルクソン/S.フロイト著『笑い/不気味なもの 付:ジリボン「不気味な笑い」』(原章二訳、平凡社ライブラリー、2016年)を相変わらず読書中だが、『笑い』の部分の訳注66(p.202)に「ちなみに、フランス語の「労働(travail)」の語源は「拷問」から来ている。」とあり、不覚にも爆笑すると共に、深く納得したのだった。
私が日々の労働を苦しく思うのはやはり当然のことだったのだ。「拷問」なわけなのだから。。毎日拷問を受けているようなものだ。
昔から(俗ラテン語圏の)皆がそう思っていたことに若干安堵したのだった。。

素領域日記 2017/1/15(日)

午後、東京駅から北海道新幹線に初乗車。仕事で。
なぜ直接函館駅に着かないんだ。。
夜、函館で客達とイカ刺し&鍋など。あくまで仕事。。

凡そ12年半ぶりの函館の街。路面電車の行き交う姿は変わらない。
真冬の北海道は初めてだ。
外は銀世界。美しい。