ウツクシイ国のパスタと夏向けレシピ

いや、毎日アチィですね。もう太陽爆発しろ。いやすんな。
……と、毎年恒例のつかみはこれくらいにして。この時期、夏向けのアッサリレシピで生まれてこの方した事もない夏バテ対策をしている当ブログですが、全然更新してなかったからいい加減忘れたふと思い立って過去記事を眺めていたところ、まあどの記事も大変面白くて為になる素晴らしいエントリーばかりできっとブログ主は知性と教養とお金にあふれ優しくて頼りになってイケメンで多分神でそのうちこの世に君臨する逸材だと思ったのですが、そんな事はさておきこんな記事を見つけました。
カップ麺から自転車泥棒まで - みつどん曇天日記
この無駄に長いエントリー*1中に、「親日系食い意地テロ」という一節がございます。いやぁ懐かしい。コレは食い意地テロの第一人者にして自他共に認めるはんにちブロガーである所の碧猫さん(こう書くとえらい人聞き悪いな)が、私の輝かしい栄光に包まれた全人類の道標つたないエントリー、
レシピはブログで - みつどん曇天日記
コチラに反応して頂いた
Gazing at the Celestial Blue 反日系食い意地テロへの誘い
コレに対する再反応ですね。
で。
私に対して過剰に期待をお寄せ頂いている一部読者の皆様には大変ショッキングな事実をお伝えしなければなりませんが、このメニュー「みつどん風ナポリタンうどん」。

あきらか手抜きジャね?

と言う訳で、イマココに、4年越しのリベンジを果たそうと思います。*2

みつどん風ファッショ3兄弟三国パスタ

さて、前回はうどんをケチャップで炒めて「日・伊」を表しましたが、まあ自分でやっててなんですがこう書いてても意味不明なほどに安直ですよね?それにドイツを独だけにハブるのは統一感という意味でやはりよろしくない。
そこで。
今回はちゃんとドイツ要素を追加致しました。

……いやまあ、今回はソッチじゃなく。

ドイツと言えばジャガイモとソーセージ。コレは安直ではないのかと批判されても真顔で反論できる様になればブロガーとしては一人前です。
さてさて。先ずはジャガイモとソーセージを切ります。

フライドポテト位でしょうかね。ソーセージは薄切りのが美味しいです。
切ったら軽く湯がいておきます。ジャガイモにちょっと芯が残る程度でOKです。湯がいたらざるに揚げて水気を切っておきましょう。
パスタ用のお鍋が沸く間にフライパンの準備をしておきますか。
フライパンにオリーブオイルを「おいおい揚げモン作ってるんじゃねーぞゼイニィに脳味噌乗っ取られてないか?」という位たっぷし注いで、ニンニクの薄切りをじっくり炒め揚げます。鷹の爪パラパラ。刻んで常備しておくと便利です。焦げないように注意!
パスタなのでパスタをうでます。お塩たっぷり入れましょうね。マカロニでも結構です。
合間を見はからって、フライパンにジャガとソーセージをいん。

焦げ付きやすいのでしゃもじを使うと楽に炒められます。
で、ゆで汁を追加。とろみを入れたり乳化させたりとワリに重要だったりします。
 
さて。
これで伊・独要素は揃いましたが肝心のが抜けていますね。
と言う訳で、和要素です。

味噌と日本酒をいん。なお日本酒の銘柄は、たまたま台所に転がっていた

 _人人 人人_
 >越乃寒梅 <
   ̄Y^Y^Y^Y ̄
まあこれで和要素に文句を言う人はいないでしょう。
フライパンにパスタをあげ軽くひと混ぜ、お皿に盛ったらここであまりにも地味な見た目に気が付きその辺にあった紫玉ねぎと粉チーズで誤魔化したら、
完 成 です。

お味は滅茶苦茶にボリューミーなジャーマンポテト、と言った風情ですが、今回のようにジャガイモがホクホク系だったり火を入れすぎたりしたら全体がなんかマッシュ状になって余計な一体感が出てしまいます流石はファッショのでご注意下さいね。

オマケ:ニセ科学対策対策丼

さて、さっきのは流石に夏向きとは言えないと言うかどこ向きとも言えないメニューなので、オマケとして夏向きアッサリヘルシー、野菜もたっぷり取れ、何故かあなたのブログの炎上リスクをも軽減してくれる*3嬉しいメニューをご紹介致します。
材料はコ・チ・ラ♡

おやぁ?どういう訳かある特定のクラスタに所属している紳士方の嫌いな食材が混じっているぞぉ?
モッタイつけましたけど、作るのは山形名物「だし」です。みつどん風にアレンジしてます。
先ずは材料をみじん切り。
キュウリのような細長いお野菜はいったんスライスしてから切るとやりやすいです。

おナスはトゲに気を付けましょうね。

ちょちょんま、ピーマンですが捨てる部分を最小にするやり方があるんですよ。

先ず頭をストンと落として種を刳り抜きます。

指で挟み取ってしまえば良いので簡単です。種は辛み・苦味の元になるので洗っておきます。
で、ココがコツなんですが。

頭の部分を指で押さえるとヘタのカタイ部分だけポロッと抜けるんですね。
捨てる部分はヘタと種だけ。

この時期ピーマンは何かと重宝します。是非お試し下さい。
 
某所への嫌がらせメイン食材の他にも大根・ゴーヤをカットします。ここは面白くないので割愛。他にもオクラや山芋を入れると美味しいらしいですね。

カットした野菜は塩水に漬けて水出しします。

ボールの代わりにお鍋を使うとざるに空ける時やりやすいです。え?塩? 適当ですよ?
だってカンニング先に「適当」って書いてあるんだもの。↓
お野菜たっぷり!山形のだし - ソバニヰル
ま、この塩は調味目的ではないので軽めで良いんじゃ無いですかね?もう良いかな?と勘でそう思ったらザルに空けましょう。
で、茗荷・紫蘇・胡麻・葱なんかの香り担当をたっっっぷりと入れ、針生姜を山ほど入れたらなんか粘りけが欲しくなったんでメカブを入れ、そこに塩昆布と魚粉、めんつゆ等あり物で適当に味付けします。はい、アバウトです。適当って素敵。
完 成 です。

これはおかずに良し、箸休めに良し、冷や奴にぶっかけてよし、納豆に入れて良し、サラダにめんつゆにと色々と万能な夏の常備菜です。火を使わずに簡単に残り物を処分できる作れてお野菜がとれるので、是非お試し下さい。
私は、まあ色々考えたんですが。

やっぱりご飯にぶっかけ、ですかね。
今年の夏も酷い有様ですが、コレを食べて乗り切りましょう!

*1:無駄に長くする事に挑戦したエントリーなので無駄ではないという異議がみつどん原理主義曇天派より出されています。

*2:残念ながら現在、碧猫さんは現在の科学では連絡がつかないところにお引っ越しされてしまわれましたがなにそのうちエジソンの遺志を受け継いでGEが便利な通信機を発明してくれますよ。

*3:材料に「無農薬」「無添加」「奇跡の」「EM」などの言葉が入った食品・調味料を使用致しますとより効果があります。

灼熱ラーメン記

はじめに

皆様お久しぶりですしかしアッチイな毎日。特にパソコン使ってると暑さでいろいろとフットーしそうだよおっっ*1という今日この頃みなさまいかがお過ごしでしょうか?こまめに水分補給してね。
さて、久々の更新となりますが実はこのエントリー、メール投稿の不調で色々とやってるウチに何かしらん間に投稿されていたモノでわかり難いよはてな! まあせっかくなので、大幅に加筆して投稿しなおそうと思います。

いただきます

と言う訳でやって来ました川口の「麺屋 」。
ラーメンデータベース
http://ramendb.supleks.jp/s/5998.html

ここはどの駅からも遠いという素晴らしい立地条件ながら結構前からラーメン系のムック本に取り上げられているお店です。売りは、スープを直接バーナーで炙る炙り醤油。あと、今では定番な七輪炙りチャーシューをワリと早い段階で取り入れていました。
つまり。
35度越えの抜けるような炎天下でも、お店の中ではカンカンに熾った七輪とバーナーがお出迎え。
 
アッチイよ! というか、煙が漂ってるよ!

と、言うわけで以前より目を付けていたゆずそば(細麺)とお腹が空いていたからチャーシュー丼を。
券売機ですが、注文時に塩か醤油か聞かれます。最近 はまってる塩をオーダー。醤油だとバーナー出てくるし。
程なくしてやって来ました。



トッピングの卵は丼用にオーダーしたので、割らないうちに移動。塩に煮卵はイマイチ合わないと思うんですよ。
柚子よりむしろ三つ葉が香るラーメンで、ほんのりした酸味がさらさらスープに合っています。ここんとこ魚介豚骨系濃厚どろっどろスープばかりすすっていたのでなかなか新鮮です。
炙ったチャーシューはトロトロとコンガリの中間でとても旨い!ラーメンのボリュームが少々物足りないですが、丼と一緒だと丁度良い量です(ゼイニィ的な意味で)。三つ葉を丼に乗せてかっ込んでも美味しいですね。
ゆずそば780円、チャーシュー丼350円とちょっとお高いお値段ですが、全体的に満足度の高い一杯でした。
 
ところで。
ワタシ的に、ラーメン屋で重視しているのは調味台だったりします。

個人的な意見となりますが、お客様の好みに合わせ、お好きなようにお召し上がり下さい! と言うお店の方が高菜食べてしまったんですか系俺の味をストレートに味わえ店より好きなんですよ。
いや、こだわりもプライドもわかりますし、お店がお客をえり好みするなとまでは言わないですけどね。結局のところ、好みもあればその日その時の事情によっても美味しい食べ物は違いますので、そこはアレンジできる余地くらいは許容すべきではないでしょうかしら。
以上、気が付けばここ最近何故かラーメンばっか喰って毎回軽く水浴びしたみたいになってる みつどんがお送りしました。アッチイってばよ。

オマケ

から〜いよ?

 
モスでリニューアル試しにいったら、テリヤキバーガーに威嚇された。

*1:と、このネタをツイートしたら冷たくスルーされて体感温度が若干下がりました。やったねたえちゃん! フォロワーが減ったよ!!

いただきます

T-3don2013-07-07

加筆修正中 終了

と言う訳で詳細はコチラ。
http://d.hatena.ne.jp/T-3don/20130710/1373431001

以下原文。
このあちぃのに何故ラーメンか。ゆずそば細麺の塩。

ゆずよりむしろ三つ葉が香る一杯。チャーシュー丼はなかなかンマイ、けど七輪で盛大にあぶっててあちぃのあちくないのってもうね。

おかしなダイエット〜正しいダイエット フィナーレ〜

おかしなダイエット シリーズ一覧はコチラ
 とある流行らない居酒屋の地下深く、人知れずひっそりと存在しているその名も「南千住研究所Z」。そこではキノコに目がない偏食猫と、日々リバウンドに怯える丼男が日夜おかしな食生活を研究しているという……。
 
みつどん(以下み)「と言う訳で、ついに最終回です!」
ポニョ子(以降ポ)「まだやってたの?」
み「当ブログを代表するキラー企画もついに終焉の刻を迎えました……。」
どらねこ(以後ど)美味しんぼ検証の方が人気あるよね」
み「思い浮かぶ数々の名シーン……今回、導入部は第1回のモノです。いやぁ、懐かしい!」
モニョ子(略称モ)「しちゃいましたね、リバウンド」
み「構想3年!さぁ、見事ダイエットランチを作り上げる事が出来るのか!」
店長(これより店)「今回できなかったら、二人で資料用スケッチのモデルになってもらいます。モチロン絡みありで」
「…えっ?」
店「ポニョちゃんとモニョちゃんは夏と冬コスプレして売り子ね。時給は現物で」
モ「……えっ?」

ちょっと長めのシリーズあらすじ

奇跡の打たれ強さを発揮して外食冬の時代をなんとなく耐えきっている隠れ里的修羅場系居酒屋「夢衣民(むいたみ)」……その地下深く、謎の悲鳴がとどろく闇の中に「南千住研究所Z」はある。最終回を前にして、ここで改めて元ネタは渋谷研究所Xである事を明示しておかねばなるまい。すんません毎度ご迷惑おかけします。
高額報酬につられて応募した居酒屋にいつの間にか幽閉され、起死回生の爆発的人気メニュー開発を命じられたみつどんとどらねこ。それにはダイエットメニューだ! という思いつきから、誰でも手軽に本当にやせるメニューの開発に取り組むことになる。
リンゴ、納豆、南極、甲状腺ホルモン・・・内容が想像できるようで出来ないダイエットメニューが浮かんでは消えていく。響き渡るみつどんの悲鳴。自分たちだけではこのミッションの遂行は不可能だ――そう気がついた研究所メンバーはネットの集合知を結集する事を思い付く。ツイッターで大勢の方から寄せられた素晴らしいアイディアの数々。そして響き渡るみつどんの悲鳴。
3年間、健康的なダイエットを追い求めた彼らがついに到達した、究極のダイエットメニューとは?
 
登場人物
 * みつどん:月一更新もままならない位忙しいのにちっとも借金が減らない自営業から足を洗うべく居酒屋に応募、現在に至る。最近ほとぼりが冷めるまではここにいても良いかな?と思っている。時々ゼイニィに意識を乗っ取られるのが目下の悩み。被験者及びブログ主担当。
 
 * どらねこ:謎の宇宙動物。元スーパーの店員で、自称日本モフモフ療法学会会長。相も変わらず人気はうなぎ登り、最近は講演のお声も頂いているらしい。解せぬ。目下の悩みは愛車(アダムスキー型)の駐車場所。栄養部門担当。
 
 * ポニョ子:流ちょうな肉体言語を操り、夢衣民に君臨する姐さん系ウェイトレス。座右の銘は右ストレート。衝撃吸収剤ゼイニィを透してみつどんにダメージを与える手段を模索中。無空波にするか伝統的に蹴りでめくるか決めかねているのが目下の悩み。突っ込み(物理)担当。
 
 * モニョ子:3姉妹の末っ子。フィクション作品の末っ子はしっかりしているの法則通り、大変優秀なよく出来た妹。何気に辛辣。合いの手・進行・常識担当。目下の悩みは、最近ちょっとダイエットに本気モードなところ。
 
 * 店長:夢衣民の店長にしておっとりのんびり屋な長女。「あらあら」と言わせたら負けだとブログ主的には思っている。なにかと常識外れのメンバーをその包容力と趣味の同人活動でまとめ上げている。ポニョ子が頭が上がらない数少ない一人。目下の悩みは、最終回なのにキャラが微妙に定まっていないこと。

ゼイニィを撃退せよ!

み「……こんな粗筋だったっけ? どらちゃん」
「物語最終盤の、魔王城を前にした回想シーンを意識してみたよ」
ポ「確かに、毎回悲鳴を聞いていた気はするわね」
モ「そして回を重ねるごとに大きくなっていくみつどんさん・・・」
み「思えば、いろいろあったねぇ、しみじみ」
ポ「なにがしみじみよ。アンタのせいでこのシリーズ、説得力ゼロじゃない!」
「ククク、そろそろ本気を出すときが来たようだな」
ポ「ということはアンタ、いままで本気出してなかったのね」
「ごめんモフ、単なる言葉のあやモフ。ゆるしてウルウル」
店「お目々うるうるお願いポーズに免じて、許してあげてね?」
ポ「ぐぬぬ
み「(こうやってツイッターでネコかぶってフォロワーダマしているんだよなぁ)」
モ「さて前回の続きです。意志の力がどうとか話してましたね」
「うん、今回は『痩せたい!』と謂う強い意志があっても、ダイエットに成功できなかった理由を考えてみたいと思うんだ」
み「それはゼィニィに脳を乗っ取られているからでは」
ポ「そんなのアンタだけよ!」
「うふふ、実はそれってほぼ正解なんだよ。ゼイニィはともかく、脳が欲望を我慢できない事が、痩せない大きな理由なんだね」
店「でも、それは当たり前のことよね?」
「その当たり前が大切なんですよ。だって、必要以上に食べ過ぎるから太るのですから、必要以上にたべなければ良いんです。これも当たり前のことでしょ?」
み「うむむ、その当たり前がむずかしい、と」
モ「どらねこさんはそれを何とかできる秘策を持っているのですね」
え? 無いよ?
ポ「バルタン星人のパンチ!」
「みぎゃああ!」
モ「……欲望を我慢させるのは無理だから、別の方法を考えましょう、と言う事ですか?」
「うん、その通り」
み「復活はやっ」
「例えば目の前に大好物の美味しいケーキがあるとします。どんちゃん、ポニョ子さん、コレ我慢できますか?」
み「うん、それ無理♪」
ポ「我慢なんて言葉使う必要ねぇんだ!もう食べた、なら使ってもいいッ!」
「うん、うん、そうでしょうそうでしょう。じゃ、手が縛られていたら?」
み「手を使わずに食べる!
「そ、そうだね。食べるかどうか自分に選択権がある場合、特に減量の必要の無い人ならケーキを食べるのに心理的な抵抗は少ないだろうけど、痩せようと思っていたら手を伸ばすのに『ためらい』があると思うんです。でも、食べちゃう。更に手を縛られてればあきらめる人も出てくるけど、それでも我慢できない人は手を使わずでも食べちゃう。なんとかして」
み「ふむふむ」
「どうして我慢できないかと謂うと――人間って合理的な生き物だからだと思うんですよ」
ポ「え?痩せたいなら我慢するのが合理的な選択なんじゃないの?」
店「食べてから後悔することも多いわね」
「ある意味合理的、と謂った方が良いかも知れませんね。その場その場で合理的なんですよ。つまり、『そのケーキ食べたーい!』と謂う欲望が痩せてきれいになった自分の将来像に勝ってしまうのですね」
み「なるほど。痩せてスリムな自分を実現するというインセンティブ*1と目の前の美味しいモノを食べたいというインセンティブが戦って、食欲が勝ち越していると太ると言う話ですね」
ポ「なんだ、我慢できないのはアタシのせいじゃないのね。悩んで損したわ」
モ「お姉さん、ソレ違う」
「にゃはは。欲望のコントロールが得意な人もいれば不得意な人もいるわけで、それがダイエットの成功の鍵を握るワケね。そして、どうしても我慢できない人が何度も同じ事を繰り返しちゃうんだ」
ポ「食べちゃイケナイと思うと目の前のお菓子が10倍くらい美味しそうにみえるのよねぇ」
み「では、そんなゼィニィに寄生された人々はどうやって抜け出したらよいのでしょう?」
「ふふふ、それはね・・・選択の自由を奪えばいいんだよ!」
モ「どらねこさん、それは基本的人権をないがしろにする暴言です」
ポ「そうだ!そうだ!この邪狡猫めっ!!」
店「うんうん、基本よね」
「あの〜、本題入って良いモフか?奪うのは自分の選択肢であるところがポイントね」
モ「?」
「どんなに固く決心していても、いざ食べ物を目の前にするとついつい手が…って事よくあるじゃない? 逆に言うと、食べ物さえ無ければちゃんと決心できるのだから、いざ食べ物を目の当たりにしても食べちゃわないように『あらかじめ』自分を縛っておくんだよ。理性のあるうちにね」
店「縛られているウチに内なる欲望に気が付くのね?」
み「なにそれこわい」
「自分だけでは難しいときには周囲の人に協力を頂くと良いですね。ほら、例えばこんな具合に!」



講談社ちばてつや高森朝雄あしたのジョー8巻p59より
店「あら。なつかしいわね〜」
モ「随分昔のマンガみたいですけど、有名なのですか?」
店「……いつ頃のマンガなのかしら〜。読んだ事無いからわからないわ〜。最近のマンガじゃ無いからわからないわ〜」
み「そこに突っ込むと危険そうだからスルーとして。冷静なうちに冷静じゃなくなる時の対応をしておくということですね。でなければ周囲の協力を仰ぐ、と」
「たとえば、甘い物が出てくるのがわかっていたら、その前に甘みを感じなくなるお茶を飲むとかは比較的ソフトな縛りだね。お金持ってたら買い食いしちゃう、だったらお金を持たないで外出する、とか。行動を束縛する方法は色々ありそうだよ」
ポ「食べても痩せる方法を提案してくれるのかと思ったら、とんだ期待はずれだわ、ケッ」
み「いや、それは無理だからと言う話、前回までしてたよね?」
ポ「『周囲の協力』の仕方にも依るわよ。例えばこんなのはどう?」



講談社ちばてつや高森朝雄あしたのジョー7巻p189-190より

ポ「ウドンの誘惑に負けたみつどんも、ホラこの通りカロリーリセット」
モ「みつどんさん、鼻からウドンが出てますね」
み「……君たち、どうしてマンモス西をみつどんと呼ぶのかな?」
「(似てる……)」
ポ「まあこんな感じで、お勘定のときお客様に一発ずつボディブローかましていけばお腹スッキリダイエットできるわ!」
店「だめよ、食べ物が勿体ないじゃない。却下」
み「却下するポイントそこですか…」
ポ「じゃあ、食べようと口を開けたところにアッパー?」
「それって、お客さんお金払ってるのに何も食べてないよね?純粋に殴られてるだけだよね?」
ポ「よくある事よ」
み「いや、よくあっちゃいけないんじゃ」
店「だめよポニョちゃん? ちゃんとオプション料金取らなきゃ」
「ご褒美!?」
店「お得意様には良いかもしれないけど、ご新規にそれはちょっと刺激が強すぎるかも知れないわね〜」
モ「そうですね、入院しちゃうからリピーターの獲得には繋がらないかも知れませんね。それに違法だし」
「あー。こうしてみると姉妹だなって気がするね」

新メニュー誕生!?

店「みつどん君でいつまでも遊んでないで、そろそろ新メニューを発表してもらおうかしら?一人一案ね」
ポ「う。え、えーと……そうだ!何もダイエットに拘る必要は無いわよね?
み「土壇場で全否定してきたよこの人!?」
ポ「先ずメニュー全品100円均一にします。そのままじゃ大赤字だから、注文を一回受ける度に100円ずつ加算されるようなシステムにするの。んで、どのオーダーを受けるかはその時にオーダー回数が多い順で決まるのよ!」
「……で、ボクとどんちゃんが客席でオーダーしまくると」
み「どう見てもベ●ーオークションです、本当にダンケシェーン」
店「芸能人に広告頼めるほど資金に余裕がないから却下です」
み「そんなんで良いなら、もっと良い案があるよ。先ずトレーディングカード要素を盛り込んだプロマイドを売ります。そしてスタミナドリンクを一本1,000円で…」
店「却下。それはフォロワーさんにシャレにならない人*2がいるから」
モ「だいたい、[キュート]みつどんSRとか需要無いにもほどがあります」
「(キュート?)まぁ、やっぱりここはダイエットで行こうよ。自由を縛るのが急所、って話をしたよね?こうゆうのはどうだろう――オーダーダイエットプログラム!」
ポ「なにそれ?ダイエット合宿みたいなモノ?」
「ふふふ、栄養バランスにこだわったオーダーメイドのダイエットメニューを毎日提供するプログラムに加入して貰うんだ。前金制がポイント!」
モ「お客さんをお店に縛り付けるんですね」
「そう。前払いの金額をでかくすれば、一度始めてしまえば後戻りが難しいところがミソ。万が一離脱しても、店としては逆にオイシイわけ!」
ポ「おぬしも悪よのう」
モ「でも、お客さん一人一人にオーダーメイドで調整したメニューを提供するのは難しくないですか?給食や病院食と違って必ずウチで食べてくれるとは限りませんし」
み「試しにボクのオーダーメイドメニューを考えてよ」
「ハイ、煮干し一匹」
店「まあ、尾頭付きね」
「ビタミンも必要だから丸ごと内臓を食べられる魚を選んだよ?」
み「いや、あの、どうみても小さすぎますよねコレ」
「ホント仕方の無いオッサンだなぁ、ほらよ!ドン」
ポ「活きがいい立派なカツオね」
「あ、頭の方から丸呑みしてね、鱗が引っかからないように」
み「わー、細かい所まで行き届いた配慮だなー。んがぐぐ」
モ「うわぁ、あのお魚さんを丸呑み・・・」
「はい出番!」
ポ「ほいさ」
ドムっ!
み「……逆流性食道炎になったらしゃれにならないので勘弁して下さい」

ダイエットに王道無し!

店「収拾もつかなくなってきたことだし、そろそろモニョ子ちゃんにまとめてもらいましょうか?」
モ「……いいですけど。どらねこさんの話を聞いて思い付いたんですが,カロリー・マイレージなんてどうでしょう?」
み「マイレージというと、移動距離に応じてポイントがたまるアレ?」
モ「はい。通常の日替わり定食と少しカロリーを抑えたダイエット定食を用意して、ダイエット定食を頼んだおかげで減ったカロリー分を記録するんです。グラフ表示してもいいかも」
「にゃるほど。『食べなかったカロリー』を数値化することで我慢を目に見える形に表すのね」
モ「はい。数字が積み重なっていけば、励みにもなるし…」
み「これだけ頑張ったんだから、と行動を「縛る」こともできるし、お店に「縛る」こともできる、と。よくできてるなぁ!」
「うん、いい案だね。摂取カロリーを意識できるし、しかもこれだとライフスタイルに合わせた減量計画を各自で工夫できる」
ポ「まるなげできるのは、面倒なくていいわね」
店「みんな、この案でいいかしら?」
ポ「さんせーい」
店「では、カロリーマイレージの導入と、ダイエット定食を何種類か開発するということで。足掛け4年、みんな、ご苦労さま!」
モ「お疲れ様でしたー!!!!」
 
 

次回予告

み「…え…なに次回? これで終わりでしょ。僕はもう帰ろうかと」
「そろそろニャントロ星で愛車の車検が…」
ポ「何言ってるの。足掛け4年の長期連載がこんなほんわかオチで終われるわけないじゃない」
モ「とりあえず、みつどんさんには何か酷い目に遭ってもらわないと」
み「なにそれスゴイ級こわい。慈悲はない」
店「まあ、それじゃ仕方ないわね」
み「なんでにこやかに荒縄構えてるの!?「縛り」がテーマだから!? イイじゃん、キレイに落ちてたじゃん!」
ポ「だってさ、こんなダイエットエントリー書いてるアナタの体型がそれじゃ説得力ないでしょ?醜い豚がなにを偉そうに、ってなもんよ」
モ「上から目線で言われたくない、とか、まずはお前の体脂肪に言って聞かせろ、とか書かれそうですよね。書かれてないけど」
「それで、なぜ荒縄?」
店「外見だけでもなんとかならないかと思って。ああ、ちゃんと湯通ししてロウソクでケバをとってありますからね?」
み「うわあ安心だ。でもそれ、見た目叉焼だよね?まんま豚だよね!?」
ポ「黙れ豚」
み「ぴぎぃ!」
店「楽しそうに啼いているとこ悪いですけど、とにかくダイエット企画の発案者が豚ちゃんでは困るのよね」
モ「なんとしても、痩せてもらいます!」
「そうゆうことなら、ボクも協力しようかな」
み「え?え?」
ポ「というわけで。次回からはリアルみつどん減量大作戦―早く人間になりたい―をお送りします。ていうか強制的にやらせます」

「ダイエットに王道無し。びしびし行くからね」
み「き、聞いてないよ!?」
モ「みなさま、お楽しみに♪」
 
完…?
 

おかしなダイエット シリーズリンク
おかしなダイエット 〜食べ物はお薬じゃないよ編〜
おかしなダイエット〜ナットク?やれやれ大騒動編〜
おかしなダイエット 〜危ない!? 本当は怖かった危険なダイエット編〜
おかしなダイエット 〜正しいダイエット編 きのうなに食べた?〜
おかしなダイエット 〜正しいダイエット編 食べないばかりがダイエットじゃない!?〜
 

番外編
おかしなダイエット番外編 〜おせちなダイエット〜
おかしなダイエット番外編 〜ダイエットさせよう!〜

*1:誘因。経済学的なお話しによくでてくる用語

*2:シャレにならない人……一体なにz4さんなんだ……

おかしなダイエット 〜正しいダイエット編 食べないばかりがダイエットじゃない!?〜

 
おかしなダイエット シリーズ一覧はコチラ
 
みつどん(み)「ついにこの日が……前回も予告しましたが、おかしなダイエットシリーズ…くっ………ついに。嗚呼ついに、最終回、です!
モニョ子(モ)「……そんな予告ありましたっけ?」
どらねこ(ど)「たしか最後、宇宙に放り投げたような…?」
ポニョ子(ポ)「てーか嘘予告で終わってたけど。何、本当にやるの?宇宙なダイエット〜人は大地を離れては生きていけないのよ篇〜
み「やらないよ!大変だったんだからね帰ってくるの。たまたまオリオンなぞりに行ってた店長と会えたから帰って来れたけど……」
ポ「結局、あれだけ大騒ぎしてアンタ全然痩せなかったわね。むしろ肥えたわね」
「にゃるほど。それでそんなに膨れてるんだ。ムーンフェイスだね」
モ「ココはもう地球です。……読み返してみましたが、前回は皆様から頂いたダイエットの実験で特に最終回とかそういうのは無かったですが?」
み「やだなぁ、それは番外編でしょ?前回は 「おかしなダイエット 〜正しいダイエット編 きのうなに食べた?〜 」 に決まってるじゃないか。忘れちゃったの?」
「……それいつのエントリー?」
み「2010年5月28日。もうすぐ2年前だね!」
「「「……」」」

前回までのあらすじと忘却から帰還した設定

長引く不況もスーパーニッチに特化した営業戦略でかろうじて受け流してきた不思議食感系居酒屋「夢衣民(むいたみ)」……その地下深く、夜なを暗い闇の中「南千住研究所Z」はある。なを最終回にしてようやく屋号が出て来たが、「むいみん」と読んだら不幸が訪れるらしい主に筆者に。ゆめゆめ間違えないように。
 
登場人物
 * みつどん:脱サラして起業させられるも失敗、路頭に迷っていた所をキャッチ&Noリリースされ「ダイエットランチ」の開発を命じられる。そろそろ自信が無いが、どうやらブログ主らしい。最近「うp主失踪シリーズ」の下限が6ヶ月であることを知り衝撃を受けている。気が付けばはてなダイアリー市民では無くなっていたが金の力で何とかしている(有料オプション的な意味で)。波紋の修行は無いが、ゼイニィに操られる事ができる。
 
 * どらねこ:相変わらずTwitterでモフモフ大人気な宇宙謎生命体。最近はBLOGOSにも進出。大活躍である。その実、意外と腹が黒い…と自らカミングアウトしそれがまた(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!と人気を掻き立てている。解せぬ…。元スーパーマーケットの店員で、自称栄養のスペシャリスト。モフモフ療法士としても名高い。ちなみに診察料金は1回30分100〜10,000,000円の間だそうな。
 
 * ポニョ子:人生に於いてやっかいな事柄は全て暴力で粉砕してきたウェイトレス。得意技は小足払いからのバールのようなモノ滅多打ち。最近ハート様化してきたみつどんが打撃の衝撃を吸収してしまうのが目下の悩み。本名が下原ポニョ子であることは公然の秘密ながらトップシークレット。
 
 * モニョ子:ポニョ子に欠けている所を寄せ集めたらよく出来た妹になってしまったポニョ子の実の妹。際限なくボケ倒す3人に突っ込みを入れるべく降臨した常識人。最近ダイエットに本気モード。
 

み「では、かる〜く前回の話を振り返って見ようか」
モ「軽くじゃなく順番にキチンと振り返った方が良いと思いますよ。誰も覚えてないでしょうし」
「先ず太る原因について。前回『摂取カロリーが消費カロリーを上回る』からだって説明したけど覚えてるかな?どんなに高カロリーな食事をとっても消費を上回りさえしなければ太る事はない、これが大前提」
ポ「でも『水を飲んでも太る体質』の人もいるわよね、私みたいに。ちょうど私みたいに」
み「そこで本当に水しか飲んでいないのか、最近の食事内容を書き出してカロリーを計算してみたんだよね。実際には『水しか飲んでいない』と言う事は流石に無かった。摂取カロリーを把握できていない部分に太る遠因があると個人的には思うけど」
「そう言うみつどんの食事は論外だったけどね。前回は入ってくるカロリーを取り上げたけれど、摂取カロリーだけでは実際にどれくらい太るかはまだ何とも言えない」
モ「みつどんさんは論外だけど出て行くカロリー、消費カロリーも考えないと太るかどうかはわからないと言うことですね。そう言えば前回最後の方で、姉さんの摂取カロリーが高すぎて実際の体重とちょっと合わないと言う話がありましたね」
ポ「ちょっとじゃない!」
食事の節制と適度な運動はダイエットの両輪、これも前回言ったことだけど、今回は運動についてをテーマに、基礎代謝量と身体活動レベルからポニョ子の消えた摂取カロリーを追ってみよう」
み「ライフスタイルからアプローチするダイエットですね」
ポ「あんたはいいから摂取カロリーを何とかしなさい」
 

消費カロリーを探れ!

「さて、前回のおさらい。消費カロリーの計算法は説明したよね」
み「さぁ?
「……イイケドサ。一日の消費エネルギー量の概算値は」

1日の基礎代謝量×身体活動レベル

「で、求める事ができるよ。『基礎代謝』って言うのは、生きてるだけで消費するカロリー。で、『身体活動レベル』は要するに日常的にどれだけ体を動かしているか。目安として強度順に3つの段階に分かれてるね。日本人の食事摂取基準2010を参考に再掲するよ」

※日本人の食事摂取基準p54表9 どらねこ改変


み「ふむふむ、なんか思い出してきた。一日中パソコンにへばり付いてると(低い)で、デスクワーカーが(普通)、体を使う仕事だと(高い)だったね」
モ「運動習慣も無視できませんね。余暇に積極的にスポーツをするかどうかで結果がかなり違ってきそうです」
「ということで、これから二人が実際にはどれくらいエネルギーを消費しているのか見積ってみます」
み「ポニョ子の大量に食べたご飯がどこに消えたのかを検証するんでしたね」
モ「活動レベルの表に当てはめて計算すればいいんですよね?」
「うん。でも、あれは簡略化したものだし、生活活動レベルはどうやって求めたらいいの?という所から簡単にやってみたいとおもいます」
み「行動を書き出すことで問題点が明確になるし、生活習慣を改善するヒントが見つかったりもするよ」
「はい、この用紙に平日の行動をしっかりと思い出して記録してみて」
み「あれ、ボクのは?」
「君は明らかにそれ以前の問題。中年おやぢの生活に興味もないしね」
み「ごもっとも」
「ポニョ子が食べている量の割に太っていないのはきっと消費が多いと思うんだよね。それを知るためにもこれは重要なんだよ」
「ハイできましたー」
「じゃあ、結果を打ち込んで・・・と。色分けするとこんな感じかな」

み「えーと、どうみてもモニョ子ちゃんの方が活動的なような?」
ポ「見た目で判断しちゃダメよ。ほら、計算結果は?」
「まぁ、まって。一応説明すると、こうやって一日の活動を調べるのを『タイムスタディ』って謂うのだけど、それぞれの行動毎に活動強度が設定されていて、例えば睡眠を0.9、安静を1.0、座位は1.5、立位は2.0として、それぞれに時間(分)を掛け合わせ合計し、一日の1440分で割ると生活活動レベルが大ざっぱに計算できるんだよ」
モ「へー」
ポ「なんだかメンドクサイわね」
「え〜とポチポチ・・・ポニョ子 1.45 でモニョ子ちゃんが 1.63 だね」
み「やっぱり。でもなんで座って授業を受けてるモニョ子ちゃんの方が、フルタイムでウェイトレスしてるポニョ子より活動してるんだろ?」
「いや、自己申告に基づいて計算したらこうなったんだよ・・・って、なんで仕事中座ってるの?」
モ「お姉さん、またお客さんに料理運ばせてますね?」
ポ「いいのよ。ウェイトレスはね、ウェイトするのが仕事なの」
「これ、1.45だと生活活動レベル(低)の1.5よりもさらに低いことになるんだけど」
モ「と言う事は、食べても消化できていないんでしょうか?」
「うーん、もしかすると基礎代謝が高いのかもしれないね。例えば基礎代謝量が1500kcal/日の人と1000kcal/日の人がいたとして二人とも身体活動レベルが2.0だとすれば、消費するエネルギー量は1000kcal/日も違っちゃうんだ。とはいえ、同じような体格なら多くの人はそれほど基礎代謝量に違いはないハズなんだけど」
モ「ほら、お姉さんはちょっと人並み外れたところがあるから・・・」
ポ「モニョ子、あんた地味に失礼ね」
み「人の道を外れたところがあるから……」
ポ「せい(コキッ)」
み「あああ世界が斜めに!斜めに見える!」
甲状腺のトラブルがあると基礎代謝は変動するけど。あと、全身筋肉の塊みたいな人はやっぱり消費が多いよ」
み「ポニョ子は人道はずれた筋肉ダルマ、と。っ゚д゚)っφ メモメモ..」
ポ「ヘソで、投げるっ(ゴキャ)」
モ「お姉さん、スカートでバックドロップはやめた方が」
み「コンクリ!下コンクリだから!頭が頭が割れ――あ、でも衝撃でクビが治った。らっきー」
「でも基礎代謝量はそう簡単には変わらないから、ダイエットでエネルギー消費量を増やしたいなら日常生活での運動量を増やすことが大事なわけ。さっきの計算は大ざっぱだったけど、この冊子にはいろんな日常の活動とその強度がかかれているからどんな運動が効果的か参考になると思うモフ」

身体活動と運動の強度を一覧にしたMETs表】
http://www.nih.go.jp/eiken/programs/program_kenko.html




み「へぇ〜色々書かれてるなぁ。あ、ねぇねぇ見てコレ」

み「丸太運び11だよ。高いな〜」

ポ「…ねぇ。もしかしてアタシの運動ってじつはすっごく強度高いんじゃ無いの?アンタ計算で5にしてるけど」
「どんな運動?」
ポ「ごく普通のボクササイズよ。サンドバッグ叩くの」
「ええと・・・サンドバッグを叩くは 6.0。意外に高くないね」
ポ「ふうん……ねぇ、これ岩の時とどっちの方が消費するのかしら?」
み「…………いわ?」
ポ「サンドバッグって最初中身岩じゃない。叩いてるウチに砂になるケド」
「そ、それはこれにはノッテナイナア」
ポ「他になんか消費が激しい運動ないの? ……お。ランニング、時速17.5kmだと活動強度 18 じゃない。これだとサンドバッグの3倍消費できるわね」
モ「おねえさん、それマラソンで2時間30分切るスピードです」
み「猫○ろしよりも早いね」
「激しい運動って確かに短時間でエネルギーを消費するけど、あまり長い時間はできないんだよね。そこそこの運動を長くやった方がトータルでは結局プラスになるんだよ。仕事中走り回っている人は座って仕事をしている人に比べて、日中の消費エネルギーが2倍近くになっていたりするんだ」
ポ「確かに立ち仕事の時はたべてもそれほど太らなかった記憶があるかも」
み「じゃあ座り仕事の人はどうしたらよいでしょう」
「無理なく長い時間となると早足のウォーキングやジョギングがやっぱり妥当じゃ無いかな」
モ「カロリー制限の時と同じですね。一気に無理するより、日頃から少しずつ。ダイエットに近道なし」
み「あれ?結局ポニョ子の消えたエネルギーの謎は?」
ポ「いい女には謎がつきものよ」


モ「どらねこさん、こうして日常生活を分析してみると、学校やお仕事で日常の活動量はだいたいきまってしまうのがわかりますね。それでは運動はお休みの日にまわそう、と言う事になりますけど、それだけじゃ足りないのですよね?」
「うん、今見てきたように相当頑張ったつもりでも短い時間の運動では消費はさほど期待できないんだ。美味しいものをパクパク食べれば簡単に消費を上回ってしまうよ。だから、運動と食事なら、食事で調整するのがやっぱり王道なんだね」
み「ボクなんか本人も知らないうちに食べ物が口に入ったりして困っているんだよね。どしたらいいかな?」
ポ「たこ糸とステープラー、どっちがイイ?選ばせてあげるわ」
み「意志の力を信じて見ようと思います。ボクは案外やればできる子なんですよ!」
「そう、意志の力・・・これが難しい。太りたくて太ったのでも無い限り、意思の力があればダイエットにあくせくする必要なんてそもそもないはずだからね」
モ「わかってはいるのですけど。ついつい手がでてしまう事が多いです」
ポ「ダイエットは明日から、とかね。チョコレートパフェは別腹とか」
み「〆のラーメンは贅肉にならないとか。お茶漬けはウチのシマだとノーカンだから、とか」
「うん、明らかに違うけど。その辺をいかにカバーするか、くじけそうな意思の力をどうやってサポートするか、そこがダイエットを続ける上で大切なポイントになってくるだろうね」
み「というわけで、次回は真の最終回! 南千住研究所の存続をかけたゼィニィとの最終対決をお楽しみに!」

次回予告

み「……って、キレイに終わったのになんでまた予告が」
?「うふふ…。みんな頑張ってる?」
ポ「あ、姉ちゃん」
店「ダメよ〜お店ではちゃんと店長って呼ばなきゃ。もしくはボス」
モ「何かあったんですか?店長」
店「ううん、みんなに任せっきりじゃ悪いでしょ?私もね、ガンバッて賄い作ってきたの。どうぞ?」
み「わあ、ありがとうございます。なんだろ(ガサゴソ)……薄い…本、だと…?
店「生ものだから、傷まないうちに食べちゃって?
み「生ものかよ!ていうか、食べられないよこんなの!」
ポ「カップリングが問題ね
み「それ問題かな。ねぇ、問題そこかなー」
店「これなんかよく出来たと思うの……どらちゃん×まな板
み「問題だった!まさかの高レベル無機物カップリング!」
店「お前を傷つける事でしか…っ、俺の気持ちは伝えられないんだ!」
「……(爪研ぎバレてる!)」
モ「?…あの、いったい何を話ているのかさっぱりわからないんですけど」
ポ「いいのよそれで。そのままのあなたでいてね?」
 

ついにラスボス降臨!
みつどんはどらねこは、果たして究極のダイエットランチを完成する事が出来るのか!?
 
次回、グランドフィナーレ。

おかしなダイエット〜正しいダイエット〜
 
店「みつどん君は ほだされ受けのイメージがあるから……菜箸攻めなんてどうかしら?」
み「菜箸のどこにほだされ要素が!?」
カミングスーン……
 
おかしなダイエット シリーズリンク
おかしなダイエット 〜食べ物はお薬じゃないよ編〜
おかしなダイエット〜ナットク?やれやれ大騒動編〜
おかしなダイエット 〜危ない!? 本当は怖かった危険なダイエット編〜
おかしなダイエット 〜正しいダイエット編 きのうなに食べた?〜

番外編
おかしなダイエット番外編 〜おせちなダイエット〜
おかしなダイエット番外編 〜ダイエットさせよう!〜