そうだHartfordに行こう~その3~


一時間ほどの列車の旅を終え、いざHartfordの散策へ。ユニオンステーションを降りてすぐ南の方へ向かうとそこには大きな公園があります。この日はちょうどイスラム教かなんかのお祭りをやっていて、伝統品を飾ったり、ステージでshowをしていたりしてました。ちなみに奥に見える建物はコネチカット州の議事堂です。

公園を歩いていくとかっこいい門が見えてきました。調べてみると軍人や水夫の記念碑でアメリカの南北戦争を追悼しているそうです。

この公園はとても広く、室内メリーゴーランドや噴水などもあります。

市内は議会やオフィス街ということもあり、日曜日の昼間はとても静かでした。川沿いに公園があったり、観光するところもそこそこありましたが、ちょっと物寂しさはありました。

まあそれでも街自体はとてもよく整備されていてとてもきれいな街並みでした。

そうだHartfordに行こう~その2〜


無事Hartford Union Stationに到着。ホームにはかなりの人だかりができていました。乗っていた列車はそのまま車庫?に向かうようで赤い服を着たステーションスタッフの人が
「次の列車はXX分の列車です。」
と案内していました。

この駅は60年以上も歴史のある駅舎だそうで、昔はいろいろな方向からの列車が発着していたようです。ただ現在はNew Haven-Springfield間を結ぶ列車しか使用しておらず、駅も使用している線路は一線だけのようです。

降りたホームの反対側にはもう2線ほど線路がひけそうな空間がありました。今回開業したこの路線が順調で本数も増えていけば将来的にここに線路を増設(復活)させるのでしょうか?

また降りたホームから駅舎側にももう一線分の空間がありました。ただこちらは見た目からしてボロボロで枕木も朽ち果てていてとてもじゃないが、このまま線路を引けるような状態ではありませんでした。調べたところによると駅が古すぎため、2列車以上を支えきることができないそうです。なので増設する場合は駅舎全体の工事が必要になるみたいです。

さてホームを降りて駅舎のほうへ向かいます。Hartford Union Stationは先日の記事で紹介したBRTと高速バスのターミナルも併設されており、1階コンコースにはバスチケット売り場とファーストフード店がありました。一方駅舎のほうはアメリカっぽい伝統的な感じの建物で、レストランとステーションオフィスがありました。

ちなみにこの日列車に乗る前にスターバックスでアイスコーヒーを買ってから乗車したのですが、現在列車のトイレは使用禁止だそうです。ニュースによると車両が古く、トイレが車いす対応していないらしく、対応するまでの間は使用禁止だそうです。一時間ほどの長旅でトイレが使えないのはちょっと辛かったです。(その後駅のトイレに行きましたが、そこは長蛇の列ができてました)

そうだHartfordに行こう~その1〜


アメリカは各々独立した州が集まって国を作っているため、各国に首都があるように各州にも州都というものがあります。(日本でいうと県庁所在地でしょうか?)私が住むコネチカット州の州都はHartford。保険会社が有名な都市です。ただ交通の便は悪く、一日数本のAmtrak(日本でいう国鉄?)が走っているだけです。そんな中、昨日新しい通勤列車(computer train)が私が住むNew HavenからHartfordを経てマサチューセッツ州のSpringfieldまで開業しました。正確にいうと元々複線だった路線がAmtrakの経費削減のため単線となっていたのを、再び複線化し高速運転に対応するために改良工事をした路線です。
http://www.hartfordline.com/
本数は平日16往復、休日12往復で、列車は先端の機関車を除くと3−4両編成でした。開業最初の週末(土日)はただで乗れるということと、最近は仕事が結構忙しくプライベートな時間が少なかったので、Hartfordまで列車で旅行してきました。

午後2時20分発のHartford行き列車に乗るために約一時間前にNew Haven Union Stationへ行きました。今日が開業日だからか、チケットがタダだからか駅はかなり混んでいました。列車は約20分前にホームに入選。もちろん新規開業路線なので、列車はピカピカに塗装されていましたが、列車そのものは車齢30年以上の車両をマサチューセッツ州からリースしたということでちょっとニュースになってました(なんでそんな古い車両を買うのかっと)。車内はだんだん人も増えてきて、発車間近には席がほとんど埋まっている状態でした。なかなか動かないな〜っと時計を見てみるとすでに2時25分。最終的に5分遅れで、New Haven駅を発車(こっちではこのくらいはon timeです。)
列車はしばらく湿地帯みたいなところを走ると、その後列車は森林地帯へ。New Haven-Hartford間には3駅(Wallingford, Meriden, Berlin)があり、各駅では新規路線を写真に収めようとする鉄道マニアの方々がいました(アメリカ人にもこういうのが好きな人がいるんですね)。改良工事を施したからか、列車はかなり高速で走ってました(近くで高速道路を走っている車より速かったです。)

列車は順調に走り、Berlin駅を過ぎたあたりで列車が途中停車。車掌の放送によるとこの先のHartford駅に対向列車がいるための一時停車のようです。上の写真はちょうどそのあたりの写真で手前の道路はBRTというバス専用道路。BRTは高頻度運転のようで、一時停車中3−4本のバスが通過していきました。そして4−5分ほど停車したあと、対向列車が通過していき、私が乗っていた列車が再び発車しました。Hartford駅手前は単線のままらしく、列車交換が必要だったようです。

そして予定時間を30分ほど遅れてHartford Union Stationに到着。普段ならばNew Haven-Hartford間は50分くらいで走るようですが、この日は乗客が多すぎたためか結構時間がかかったようです。

久しぶりにブログを再開

特に変わったことはありませんが、久しぶりにブログを再開。
留学も5年目を迎えました。
さすがに5年も住んでいると日本人の中では古株に
なってきました。ニューヘイブンでは桜もようやく咲きはじめ、
コートも着なくて済むほど暖かくなりました。
まあ、相も変わらずこちらで元気に過ごしてます!

特に変わったことはありませんが、久しぶりにブログを再開。
留学も5年目を迎えました。
さすがに5年も住んでいると日本人の中では古株に
なってきました。ニューヘイブンでは桜もようやく咲きはじめ、
コートも着なくて済むほど暖かくなりました。
まあ、相も変わらずこちらで元気に過ごしてます!

査読していて

つい最近、レビュー論文の査読を引き受けた。
タイトルが自分の興味のある内容だったので。
っで、いざ論文を読んでみたのだが、その内容が
私が2年前に書いたレビューとほぼ同じ
だった。
もちろん少なからず、新しい部分もあったのだが、
はっきりいって90%くらい同じ内容。
さらには最後のまとめ・ディスカッション部分の内容
まで同じだった。でも私の論文はリファレンスリストに
なし。レビュー論文なので参考文献がある程度被るのは
しょうがないのかもしれないが
オリジナリティの出るディスカッション部分まで一緒だと
さすがに私の論文読んでるだろ
っと言いたくなった。私のレビュー論文自体もそれほど
著名な雑誌には載ってないが、この論文のタイトルに使われ
ているキーワードでグーグル検索すれば1,2番目にはヒットする。
唯一の救いはコピペではなかったこと。文章自体は彼らの
オリジナルの文章で書かれていたので、この内容で論文を
書き始め、ある程度書いたところですでに似た内容の論文が
出ていたことに気づいたというのがオチじゃないかと思う。
ただ昨今、コピペや画像の捏造など科学界のルール違反が
世界中で騒がれる中、今だにルールを守れない科学者が
いることが非常に残念です。

厳しい世界

「明日で辞めるんだ」
別のラボの人だけど、仲の良かった研究者からの一言。
上司ともめたとかそういうわけではなく、ラボの研究費の
都合上、ポスドクを雇えなくなったようだ。
「次のポジションは決まってるの?」
っと尋ねてみたが、「まだ」だそうだ。
改めてアカデミアが厳しい世界なんだと感じる。
明日は我が身というやつだ。
正直、こういった世界にいると、彼のように志半ばで、
研究を諦めた人たちを何人も見てきた。
ただこういった厳しい環境だからこそ、質の高い研究が
生まれるのも確かであり、一概にアカデミアの現状が悪い
というわけではないと思う。
最近、日本のネットニュースを見てると研究不正についてのニュースを
よく耳にする。研究不正は日本だけじゃなく、アメリカでも結構聞く。
ちょっと前になるが同じCT州のUConnでワインの研究で捏造があった。
Pubpeerなど匿名で疑惑を投げかけられるサイトもある。実際、
論文を読んでいて、なんか怪しいと感じるデータもたまにある。
それが一つや二つくらいなら、自分の解釈が違うのかなっとか、ちょっとした手順の違い
から生まれたノイズかなっとか、たまたま差が出ただけなのかなっなどと思うが、
そういった怪しいデータが幾つも論文から出てきて、それらが同じ研究者からの論文だと、
もうあいつは信用ならないっと厳しい目で見るようになる。
嘘のデータのよって科学の進歩が遅れる憤りもあるが何よりも、
彼のような「正直にやって、夢を諦めた研究者」のことを考えると、
やはり怪しいデータには厳しい目で見てしまう。

はじめてのアイスホッケー

アメリカの代表的スポーツのひとつアイスホッケー。
プロリーグも存在しますが、今回はそれではなく、
大学のハーバード対イエールの試合を観戦してきました。
会場に着くとすでに試合が始まってました。
選手同士のぶつかり合う音や、ゴール前の激しい攻防。

ものすごい迫力。他のスポーツと違って、客席が
コートに近いのが良かったです。

試合は開始して数分後にイエールがゴール。
そしてまた数分後にカウンターによるゴール。
その後もイエール優勢の試合が続き、気がつけば、
3対0の圧勝。


さすが昨年度のチャンピオン。応援してるチームが
勝つとやはり楽しいですね。