予選リーグ初戦 日本vsコロンビア

6/24@クイアバ 1−4
コロンビアは1.5軍。おかげで前半は思い切って攻められたが、それでも1点が精一杯だった。後半もフィニッシュの精度を欠き、最後はガス欠でカウンターを食らうよくある展開。完全に攻守ともに力不足だった。
これでGL敗退。とはいえ、前回大会で専守を決め込む戦い方で一定の成果を得られたのだから、そこからのステップアップとして、現状を露わに出来たのは収穫。もちろん、これを今後に生かさなければ意味がないけれど。
このステップアップは小手先での対応というわけにはいかないから、10年、20年という単位でかかるかもしれない。だが、やる価値はあるし、やらないと上へは上がれない。周囲も、そういう心意気でサポートしていかなければならないだろう。

予選リーグ初戦 日本vsギリシャ

6/19@ナタル 0−0
1戦目で消極的だったのを反省し、積極的な立ち上がり。シュートまで繋がるシーンは少ないものの、ボールは支配できていた。いい時間帯だっただけに、逆にそこで得点しておかないと厳しいと思っていたが。
前半終了間際、相手が2枚目のイエローで退場に。ここから試合展開が変わってしまった。ギリシャは攻めを諦め、本来の引きこもる守備に。となると、日本はスペースがなく、攻撃の糸口を失ってしまった。
ギリシャの守りは中を固め、サイドは半ば捨てる感じ。なんらかの工夫が必要だったが、左サイドからの放り込みメインに。右サイドからはグラウンダーもあったが、それもわずか。逆に中央でのパスワーク、ドリブルでの仕掛けは皆無に。本田・香川を中心に作ってきたチームなだけに、彼らの不調がそのまま露呈してしまった。生きの良い大久保はいたものの、さすがに1人でどうにかできるほどではなく。
負けに近い引き分けだったが、3戦目での予選突破の可能性はかろうじて残った。総括はすべてが終わってからにし、ひとまずは3戦目を見守りたい。

予選リーグ初戦 日本vsコートジボワール

6/14@レシフェ 1−2
相手の術中にハマって守備に奔走させられ、運動量の落ちた後半に2失点。そこから押し返す余力もなし。
1:1の対応では厳しいところがあるが、そこをうまく突かれてしまった。それと、ボールの取りどころを定められず前から追ってしまうのが逆に間延びしてしまうことに。
それでも前半はどうにか耐えられたので、遅くともハーフタイムで、ゲームプランの変更はできなかったものか。
まだ2試合残っているので、難しいとは思うが切り替えてやっていければ。

CL決勝 レアル・マドリーvsアトレティコ・マドリー

5/24@ルス(ベンフィカ・リスボン) 4-1(延長)
個で劣るチームが互角に比すにはフィジカルで対抗するしかない。これを体現していたアトレティコ。が、後半ロスタイムに追い付かれるや、延長はどうにも体が動けず、勝負が決まるのは時間の問題だった。選手層が薄い中、攻撃の核2枚を欠いたのも痛かった。
とはいえレアルも、前線の3人はいまいち。ディ・マリア、マルセロ、モドリッチが効いていた。後半20分すぎからアトレティコの運動量が落ちたところでペースは完全にレアル。あとはゴールが決まるかどうかだけ。紙一重だったが、決定機はかなりあった。
これで今季の欧州リーグは終了。今季はアトレティコが大いに盛り上げてくれた。レアル、バルサの牙城を崩しリーガ奪取。過密日程の中、CLも準優勝。立派な成績となった。選手の出入りがあるだろうが、来季も期待したい。
今年はWCイヤーなので、オフは例年以上に選手が動くはず。リフレッシュした各クラブの面々が動き出す8月を楽しみにして、欧州とはしばしのお別れ。来月のWC観戦は控えめの予定。

広島vs横浜FM@ゼロックス杯

2/22@国立 2−0
リフレッシュした広島と、疲れ残りのマリノスという印象。内容的にはスコア以上で、よく2点差で納まった。選手交代も、広島は戦力温存に徹したにも関わらず戦力はさほど落ちず。反面、マリノスはすべて戦術的交代に使うも劇的な変化は生み出せず。
今年の広島は、従来のショートパスをベースに、適宜ロングボールも混ぜるスタイルに。特に青山→寿人は早くもホットライン。さらに上手い戦力補強で、選手層が確実にアップ。ACL睨みはもちろん、J終盤にも効いてくるはず。
反面、マリノスも選手補強はしたものの、藤本以外、選手層という意味ではさほど。むしろ、マルキーニョスの穴は明らかで、体が重かった守備陣も心配。昨シーズンは俊輔の奮闘が光るも今年はしっかりマークされるはず。その対案を見たかったが、結局見いだせず。セットプレーは健在も、それ以外は課題ばかりという試合。
早くも来週からACL。次はこの舞台で、このカードを見せてもらえることに期待したいが。

サッスオーロvsミラン

1/13 4-3
本田ミランデビュー。後半21分からプレー。その直前に入ったモントリーヴォとともにリズムを変える。それまで個々で攻めていて前線3人とそれ以外に距離があったので、そのつなぎ役をかなり意識か。デビュー戦としては上々の出来、今後に大いに期待。
しかし話には聞いていたが、ミランDF陣は軽かった。中盤のプレスが甘かったこともあるが、それにしてもやられすぎ。本田が守備に奔走させられなければいいが。

A・マドリーvsバルセロナ

1/12@ビセンテカルデロン 0−0
お互いのスタイルをそのまま出し合った好ゲーム。
アトレティコの堅い守備を、バルサは最後まで崩し切れず。逆にバルサアトレティコのカウンターをかなり警戒していた模様。CBマスチェラーノの読みが光っていた。アトレティコでは中盤のアルダが攻撃でいいためを作り、相手のリズムを崩していた。
ゴール前のシーンこそ少なかったが、中盤でのせめぎ合いは濃密。最終節もこのカード、そこで優勝が決まるような展開だと面白いがどうなるやら。