コーネル大学ジョンソン・スクール MBAインフォメーション・セッションのご案内

ジョンソンスクールの日本人在学生が中心となって、インフォメーションセッションを行います。私も微力ながらお手伝いしますので、ご興味おありのかたは下記をご参照の上ご参加ください。

==============================================

私共Johnson Japan Club主催のJohnson School MBA Information Sessionを、下記の要領にて実施致します。当日は現役生に加え、現在様々な業界で活躍中の多くの卒業生(含むTMO:1年制のMBAプログラム) が出席する予定となっており、当校MBAプログラムの紹介をはじめ、参加者の皆様の疑問に個別にお答えするコーヒーアワーの時間も設けております。MBA受験を考えていらっしゃる方にとって、Johnson SchoolのMBAプログラムに関する理解を深める大変良い機会になるかと思いますので、是非奮ってご参加下さい。

The Johnson School at Cornell University
MBA Information Session
開催日: 2006年8月6日(日曜日)
時間: 午後1:30〜5:00
会場: ホテルニューオータニ東京 おり鶴「悠の間」
    〒102-8578 東京都千代田区紀尾井町4-1
    電話番号: 03-3265-1111(ホテル代表番号)

【イベント参加申込方法】
下記ウェブサイトより事前に参加登録をお願い致します。
(https://admin.johnson.cornell.edu/admissions/Events/)
なお、当該ウェブサイトへのアクセスが不調な場合は、Michael T. Corbett (Johnson School/Admissions Service Representative)宛(メールアドレス:mtc25@cornell.edu アットマークを半角にしてください)に参加希望を明記の上、Eメールをお送り頂く形でも参加登録が可能になっております。

締切:定員になり次第締め切らせていただきます。(定員:240名)


それではイベント当日皆様とお会いできるのを楽しみに致しております。


ジョンソンジャパンクラブ一同

近況報告

ずっと更新が滞っており申し訳ありません。


先日、無事卒業し、日本に帰国しました。しばらくの間、卒業、帰国準備等でばたばたしておりました。また、卒業式の様子などアップしていきたいと思います。


また8月にある重要なイベントを計画しており、その情報もおってこちらにアップさせて頂きたいと思っています。


ではでは。。

バーベキュー

Yoda2006-05-23


クラスメートのJustinが、彼の家でのBBQに招待してくれた。JustinはMariaとつきあっていて、卒業後は二人でLAに住むらしい。ちょっと天然ボケの入っている二人なので少々心配ではあるが、とてもいい奴らなので、幸せに暮らしてほしいと願っている。ちなみにMariaはホラー映画クラブのヴァイス・プレジデントの一人だが、Justinは一度もホラー映画上映会にきたことがない。怖がりなのだろうか。


バーベキューといっても、肉を焼いてパンではさみ、ハンバーガーにして食べるのと、ソーセージを焼いてホットドッグにして食べるだけだった。ちなみにJustinによると焼いている肉の時点ですでにハンバーガーと呼ぶらしい。また、ソーセージとホットドッグは別ものらしい。ホットドッグを頼むとソーセージとは別のもの(見た目は似ているが)を出してきて焼いていたので。まあ何にしろ焼き立てで美味しかったし、酔っ払ってもいたからどうでもよかったのだが。

Maestro: Bob Woodward

Yoda2006-05-20


FRB議長アラン・グリーンスパンの議長就任から2000年くらいまでの活動内容を、FRB内部の視点も含め詳しく記述した本。Financial Markets&Institutionsの授業、あるいはMacroeconomicsの授業でよく取り上げられたFederal Reserveの金融政策が、実際にどんな感じで行われているのか、どのような意思決定プロセスになっているのか、実際の景気や不確定要素に対しいかにリアクションしているのか、様子がつかめたという点で非常に面白かった。いろいろ考えているようで結構適当ですね、というのが率直な感想。というか、反応が非常に悪くブレーキやハンドルを操作してから動くまで1分くらいタイムラグがあるような車で、視界の悪い道を運転している感じ。


また、グリーンスパンの独特なリーダーシップという点でも興味深かった。あるFRB幹部が「今回、多分、無記名投票を行ったら、グリーンスパンに反対する票の方が多かっただろう。しかし誰も表立ってグリーンスパンに反対しようとはしないし、できない」みたいなニュアンスのことを述べている。グリーンスパンは「俺が俺が」というアグレッシブなリーダーシップではないし、「Good To Great」で紹介されていたようなレベル5リーダーシップ:謙虚で実直、人柄で人を動かすタイプでもない。根回しと心理的駆け引き、優しくしたり冷たくしたりの絶妙なさじ加減で、一人ひとりを絡めとる。それは、大規模な組織には通用しないスタイルかもしれない。しかしFRBという組織の中で、それはパーフェクトに作用した。ただし、グリーンスパンが結果的に正解を出していったからこそ評価できるリーダーシップであり、反対意見・異なる意見を基本的に許容しないそのスタイルは軋轢を生み、多くの幹部が去っていったし、グリーンスパンが去った後の組織がどうなるかのリスクは大きい。新議長のバーナンキがどんな風にリーダーシップを発揮するのか、注目。


それから、グリーンスパンが典型的エコノミスト的でなかった、というのも面白い着眼だった。多くのエコノミストがモデルやセオリーに傾倒し、現実をそのモデル/セオリーに当てはめようと考える。しかしグリーンスパンはもっとプラクティカルで、実際のデータを集め、自分の頭で考え、答えを出そうとする。予測不可能な現実の経済のなかで、不確かながらも舵取りをしていくには、そっちのほうが相応しいのだろう。それはどんなビジネス、どんなリーダーにも当てはまる姿勢ではないか。

Seeing What's Next

Yoda2006-05-16


クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」「イノベーションへの解」につづく作品。前二作とメッセージ/コンセプトは一貫していて明確なのだが、それは裏返すと同じことの繰り返しということでもあり、あまり目新しさは感じなかった。


コンセプトのおさらいに続いて、何章かを使ってAirline、Telecom、Healthcareなどの業界がどのように変化していくかを破壊的イノベーションフレームワークを使って考えている。将来のことを見通すという野心は分かるのだが、単に今までのフレームワークを現在のビジネスの状況に当てはめているだけなので、未来予測としてはちょっと物足りない。フレームワークを使って実際に考えてみるのはやはり自分でやるべき作業であって、人がやったものを読んでも(僕にとっては)あまり面白くない。


この三部作から得られたものは、やはりイノベーションを軸とした新しいフレームワーク。これはポーターの5 Forcesなどにも匹敵する強力なフレームワークで、自分が企業戦略について考える際の切り口がひとつ増えたと感じる。「イノベーションのジレンマ」を読んだときには単なる事実の提示に過ぎない気もしなくはなかったが、その後の二作を読んで、顧客、競合、レギュレーションなどを含めた総合的理解に絡む重要な考え方だと実感できた。


ただし重複も多いので、もし一冊だけ選んで読むなら「イノベーションへの解」をお奨めします。

Class of 2006の送別会

Yoda2006-05-15


去年、Class of 2005の先輩方の送別会を行ったのがついこの間のように思われるのに、気が付けば自分達の番だった。1年生の方々(特にTさん)が、カユガ湖のそばのBoatyardというレストランで送別会ディナーを開催してくれた。ステーキを食べたが、かなり美味しく、今まで食べにこなかった(1度だけ同級生の誕生パーティで来ただけ)ことを後悔。


しかし、自分がまさか送別される側になるとは。食事のあと、Iさんの家になだれこみ、2次会を開始。ビール、日本酒、焼酎、テキーラ、詳細不明の中国酒などをみんなで次々に制覇していく。(中国酒は制覇できなかったが・・)途中でIさんが寝る。1年生のころ、こういった飲み会では必ずといっていいほど寝ていたIさんだが、ご家族がイサカに来てからはすっかりそんなだらしない姿を見せることなく、我々はひそかに寂しく思っていた。しかしこの日は寝息をたてて豪快に寝てくれて、「Iさんが帰ってきた」とばかりにみんなで喜んだ。


結局、4時ごろまで飲みながら談笑。半ば無理やり、1年生の方々にも遅くまでつき合わせてしまった(この場を借りて・・・ありがとうございます)。途中、「もうみんなでこんな風にダラダラ明け方まで飲む機会なんてないかもなあ」とか言ったら、Yさんが涙ぐむ場面も。本当に楽しく、幸せな日々だったなあ、としみじみ思いながら家路に着いた。

Slope Day

Yoda2006-05-14


久しぶりに(?)勉強が忙しくてしばらく更新できなかったのだが、1週間ほど前に「Slope Day」というイベントがあった。毎年行われるイベントで、去年の記事はこちら。http://d.hatena.ne.jp/Yoda/20050507/p1


お昼にコーネルロースクールの方々と一緒に日本食レストラン「Plum Tree」で食事をし、楽しいときを過ごしたあと、おもむろにSlopeへ。何人かの友達と合流する。既にすごい数の学生がSlopeを占拠している。こんなにいたのかコーネル大学生。場所を確保したのち、ビールを買いに行くが、恐ろしく効率の悪いシステムでビール1杯買うのに30分くらいかかって憤慨。


アメリカでは野外でアルコールを飲むのが禁止されているため、このSlope Dayは特別の許可を取り、Slopeのまわりを柵で囲み、一応屋内という扱いにして行われている。そういった事情で関係のない人間が紛れ込んで気軽にビールを買えないようにチェックしているのと、プラス、どさくさにまぎれて21歳以下の学生がビールを飲まないように厳重にチェックするため、どうしてもビールを買う前に行列が出来てしまう。


というわけでビールはそこそこに、日差しと談笑を楽しむことに。みんな学期の終わりではじけまくっている。目の前でUndergraduateの女の子をナンパしてる奴がいると思ったら、ついこの間入籍したはずのBだった。おいコラ。証拠写真をこっそり撮り、後日笑いのネタにする。