2016上半期オススメ日本酒

えーっと、今年某店舗で300種類飲む予定が、先日ブッ倒れて酒どころかタバコの煙一口で七転八倒するようになってしまい、とりあえず群発頭痛の発作が治まるまで、日没からの数十分しか痛みを堪えて行動出来ない(夜は薬を飲むので真っ直ぐ歩けない)状態なので、当分酒もタバコもついでに仕事も出来ない状態なのですが、1月頭から6月末までで『日本酒バー アル』で150種類を越える酒を飲んできた訳ですよ。つまり、寝込んでいる【私の代わりにいってください】元気になったら店がないとか俺の生きる希望が無くなる。
今から紹介するモノは探してないから、取扱店何処とか店に問い合わせたりしないとかで、自分で探して下さい。
基本的に西千葉のにしうら酒店と、天台にあるさせ酒店(さけずきんちゃんが目印)がメインですが、他に全国12の酒屋と取引があるという所ですし、千葉の店なのにイマデヤと取引が無いという時点で色々と偏屈というか千葉の酒業界の闇が垣間見える……
ま、そんな事は置いといて、とりあえず美味かった酒。特にこいつ好きそうだというイメージや肴やシチュエーションがバッチリ決まった酒をリストアップしてみる。
でもまあ、個人的には日本酒はひやおろしでナンボという偏った人の意見です。

繁桝 雄町60% 特別純米 火入れ

http://www.shigemasu.co.jp/sake_no0607.html
困った時の〆の一杯。開栓後、常温で放置出来る辺りも素晴らしい。酒好きなら誰に持っていっても恥ずかしくない。

繁桝 吟のさと50 純米大吟醸

蔵は終売。雄町と一転南国系な香りと甘み。

美吉野醸造 花巴 山廃純米酒 南遷 無濾過生原酒 26BY

自社田の有機栽培80%とかロハスな名前が並んでいたり、500mlで1800円とか、かなり強気ですが、日本酒何て……と思っている他のジャンルの酒飲みを一口で完全に黙らせる酒です。オリジナルは最高に旨いです。
派生は春先にうすにごりの生酒があったり夏酒で発泡や濁りもありますが、南国フルーツ系というかマンゴー系の甘い酒です。

久礼 花河童 特別純米 生原酒

夏酒なのに、アルコール度数19%もある大胆な作り。ロックにして飲んでくださいというラインだろうが、私の中では寿司屋にあったら通うレベル。10年近く寿司屋には酔鯨の特別本醸造が一番合うというのを軽々と塗り替えた一本。

あと、期間がスゴく短かったが低発酵低アルコール高残糖というかなり贅沢なモノや、今までの加水して終わりじゃなくて、もろみの段階で加水して絞ったり色んなパターンの夏酒が出てきて、「えーっ、夏酒?加水して終わりでしょ」的なイメージしか持っていなかった私としてはかなり面白い夏酒が色々とあった。
まあ、開運とか村祐とか、「あ、うん、夏酒だね」というのもあるけど。

売ってないとプレミアついちゃったとかここ数ヶ月の百十郎みたいにハセガワ屋さん大プッシュとかは書いてないけど、小さな蔵が醸した「吟のさと」は一応全部抑えるつもりでいた方が良いかも知れない。
山田錦よりは安くて安定供給で山田錦系の技術が使えるという事で西の方の小さい蔵がよく使っている。(自称小さい蔵は使ってないけども)
ポスト山田錦に近い吟のさとだけど、山田錦と違って南国系の香りになりやすいから、味的には面白い事してる。まだ少し安定とは言えないけども。

あと、NEXT5やENTER.SAKEの活動は色々と巻き込んで行く感じですね。
まあ、個人的には新政の佐藤祐輔さんが三ヶ月連続の頒布会の日本酒古典技法大全が凄すぎて、理論に基づいた技術力がある世代が上に立った時の爆発力を感じた。それより下の世代の農大醸造卒系がたまに変なモノ出したら積極的に試してネットに感想を正直に書いてやってください。
あと、近場の酒屋が農大醸造卒とかいると後輩の面白い酒を引っ張ってきたりしているので、飲み屋の開拓も新しい酒も気の効いた酒屋のブログかFBが情報源だったりします。

最近、朝飯をオートミールにした。

去年の正月からヨーグルティアで肉を煮て喰う事を繰り返して腹の肉がエライことになってしまっている所に加えて、相変わらず群発頭痛の予防で筋弛緩剤を飲み続けている為に、いくら鍛えても、どうしても筋肉が落ちて基礎代謝が落ちている感じがするので、去年末ぐらいから、平日夜は蒸し焼きした野菜とヨーグルティアで煮た鶏肉をメインに構成していたのだが、一向に効果が無い。
週末に飲みまくるのが原因というのは、一切辞めるつもり無いのでその点については改善不可能。よって、他の方法を模索する。

ということで、残された領域の朝飯の改善をしようと。
頭を使う仕事なので、ある程度の糖質必要。それと繊維質多めで手軽に作れて飽きないバリエーション。言い換えるとシンプルな味の低GI食品で調理時間短いモノが良いと。
で、オートミールに行き着いた。どうしても甘く牛乳で煮たイメージが強いのだが、検索してみるとコーンスープやコンソメスープで煮ているレシピも多数見付かる。
でだ、まだ寒いこの時期、布団からあまり出たくない自堕落な人として、ベッドサイドで作れないモノかと思案する訳だ。言い換えると、電気ポットとTHERMOSの広口マグで何とかならんかと。
とりあえず常備してあるわかめスープと近所の大型酒店にあったオートミール

一袋28g(100kcal)*12袋で大体500円。
380mlのTHERMOSの真空断熱広口マグに投入して、熱湯入れて蓋して五分。緩いお粥状のシロモノが錬成された。
予想よりも塩辛くなってしまったので、ヨーグルティア内でいつも作ってある温泉卵を投入しリカバリー。
他にもインスタントのコーンスープ等々で試してみるが、薄味好みの私には少々味が濃い。
となれば、出汁か鶏ガラかと。(結局、布団からは出なければならない……)
お粥の感覚で昆布茶や創味のシャンタン等々で作れば、普通に旨い事が判明。ああ、ただの火の通りの早い穀類という認識に変わる。どちらかというと癖がなくて使いやすい部類に入るぐらいに優秀なアイテムと化した。
ベースが和風や中華風なら、切り干し大根や高野豆腐、海苔等々を入れて食感にアクセントをつける事も。
お茶漬けの素+オートミールでも大丈夫とか、結構自由度高いし、最近スーパーで見るチアシードを足してもいい。

一つ注意点は煮る時に掻き混ぜない事。掻き混ぜると糊状になり、食感が最悪になる。だから、THERMOSとかの真空断熱マグで放置が焦げないし最適解なのかもしれない。

で、当初の目的のカロリーオフは、一番カロリーが高いレシピのわかめスープ+温泉卵+オートミールで200kcal程度。少ないとホントに100kcalちょい。それでも昼まで腹が減り過ぎる事もない。わかめスープを使ったとしても、食塩摂取量は約1.7g。減塩タイプ使えば更に落ちる。一食あたりの塩分量としては優秀かと。
あまり意識してないんだけど、コストも一食100円以下がほとんどなので、それなりに優秀。
が、夜も食物繊維を多めに摂取していた所にオートミールの食物繊維で、元々便秘とは無縁だったのが、更によく出る。というか、流れないんじゃないか?というぐらい出る時もある。回数も倍増するので、電車乗る前にはトイレに行く習慣が必要になる。
(元々便秘気味の人ならちょうど良いのかも知れないが、それは人それぞれか?)

で、当初の目標である体重の減量だが、相変わらず金曜土曜と飲みまくっている割に1kg/月ペースで落ちている。例年冬に体重が増える私としてはかなりの成功ではなかろうか。
現状、いつまで続くかが最大の問題ではある。熱々だから、暑くなった時にそれを朝から食えるかという問題点は暑くなってから考える事にしよう。

2015映画まとめ。

とりあえずあけましておめでとうございます。

まあ、イロイロと個人的にはヒドい去年だった。映画も40本しか観てない。本に至っては視力の衰えに歯止めがかからず減る一方。
が、観た映画自体は豊作だった。

洋画

  1. 『マッドマックス 怒りのデスロード』
  2. キングスマン
  3. クリード チャンプを継ぐ男
  4. 『ジョンウィック』
  5. イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』

五本挙げるとこうなるか。『アメリカンスナイパー』が入らないとか豊作すぎるわ。

邦画(含むアニメ)

  1. 『幕が上がる』
  2. 『あん』
  3. 百日紅

の三本止まりかな。

一応観た映画館で観たのは以下。あとDVDで『百日紅』。

復職した。【群発頭痛大爆発顛末記】

元々中学三年生の頃から発症し、17年ぐらい前か病名がわかってから、なんとか上手く付き合ってきたというか、発作が起きたら全部放り出して休む事で何とか付き合ってきた、死なない病気で最も痛いと呼ばれる群発頭痛
それが去年の夏頃から単純に仕事量が倍になり、過大なストレスと仕事量で、発作が起きて直ぐに休めば良い所を、全く休めない状態で群発頭痛の発作が右側が終わったら左側が、左側が終わったら右側とエンドレス群発頭痛でも休めずに無理に無茶を重ねていたら、今年の七月末に左右同時の群発頭痛という 流石に経験したことの無い失神もできない猛烈な痛さで寝れない状態になってしまった。
が、その状態で代理の担当も居ないので始発で片道4.5時間かけて客先で説明して帰ってきた翌日に左右両方の群発頭痛で完全に瞳孔が開いて顔中痙攣している状態で丸一日強烈なLED光の中、外部で実験というダメ押しで帰宅後ブッ倒れた。
(実験は滞りなく終わったらしいのだが、昼ぐらいから完全に記憶が無かった。が、私の作業に関しては一つのミスも無かったらしい。身体に染み付いた作業の効率化とか脳内の最適化が自動化されているようだ。ロボトミーとかこういう事なのかとあとで思ったりもした。)
客先でブッ倒れなかったから、労災とか面倒臭い事にならないのは、幸いなのかどうなのかは微妙な所。

掛かりつけの病院に群発頭痛の説明してもゴミみたいな鎮痛剤しか処方されずにこりゃダメだと思い、専門の頭痛外来に。
「以前、群発頭痛と診断された事がある」の一言と明け方夕方に強い痛みの症状あるのと完全に開いた瞳孔で、「あー群発頭痛ですねー。でも、ちょっと我慢強過ぎるんじゃないですか」と。で、次の一言。
「左右同時の群発頭痛は、本当に危ないです。痛いのも常識外れですが、気を確かに。どうせ鎮痛剤なんか効かない病気っていうのは知っているだろうけど、痛さで絶望しないように、気長に行きましょう。(保険証見ながら)幸いあなたの所はイロイロとそういう制度揃っているでしょう。開き直って気楽にゆっくり発作が収まるのを待ちましょう」と。
(それって、群発頭痛の通称が文字通り「自殺頭痛」って奴ですよね。)

まあ、その後人事や総務とガチバトルしたりしましたが、今年と去年の有給に加えて今年の四月に消えた一昨年の有給でほぼ三ヶ月近くに付け加え、使えずに消えてしまった代休まで復活したり、盆休みにシルバーウィークも挟んだお陰で、何故か四ヶ月半休んだのに、傷病手当金のお世話になったのが一ヶ月ぐらいという不思議な事になり、そこそこ大きい所はイイですなぁと。
(というか、有給休暇だから普通に給料出てるし、動かないので二日で三食ぐらいしか食わないし、有り余る時間で凝った料理が作れるので、金が貯まるという逆転現象が起きて、仕事ってなんだろ……と思ったりもした。ついでに上期で休んでいる間は有給休暇だから普通にボーナス出たりしてた。評価ガタ落ちかと思ったら、社内表彰案件があったりして落ちてなかった。不思議不思議。)

でも、群発頭痛の発作が収まったのでとりあえず復帰することに。ただ一度完全に壊れたから、次の発作からも結構キツい可能性が高いので厳重注意と釘を刺された。で、結局、かなり強い薬は継続的に飲み続けて抑制してないとダメのようだ。それでも多分再び発作は起きるだろうと。その時に今回のように無理をせずにちゃんと休むようにと。

と、そんな状況で、本日、久々の出勤。
前回ガチバトルしたから、総務にしろ人事にしろ物腰は柔らかいのだけど、結局の所、群発頭痛について全くわかってくれてない。前回説明しましたよね。私のようなトンデモナイ状況じゃなくても一般的なレベルでのwikipediaで調べた程度の事も知ろうとしてない。なのに、どうしたら良いの?とか。
この人達に期待しても仕方ないねーと。ただ単に前線兵士の一人*1としか思われてないと思っちゃうよね。でも、開き直ってるから副所長だろうと人事部部長だろうとその人を相手に話をする気持ちはサクッと捨てて、客先の嫌な人相手にするようなその椅子相手に話をする大人モードに切り替えて表面上はにこやかに。
流石にイロイロと諦めましたというか見切りました。
とりあえず常用薬に筋弛緩剤があるためイロイロと筋肉が萎えているので、それを服用してても普通の仕事が大丈夫になるまではダラダラと。

美味しいモノとお酒(それを楽しむ為の友人関係)の為に仕事しましょうという人生の目標を再確認する一日でした。あとは面白い映画や本があれば十分ですわ。

と、まあとりあえずの社会復帰です。

*1:ただウチの研究所の幾つかのキーになる技術持ちっていう事を把握してないのが笑えるんだけど。

酒と食遍歴(というか半生通り越して人生?)

在華坊さん*1書いてたので書いてみる。そんな日に池尻大橋某所で猪鍋だったりする訳だが。

幼少期

全く記憶にないのだけど、炬燵机に座った爺さんの胡座の股が私の定位置だったらしく、爺さんがナッツ類をつまみながら晩酌してる時に、それらをインターセプトしてた話を爺さんの法事とかでよく耳にした。
ちなみに爺さんは私が保育園の年長の12月に死んでるから、幾つの時だよ!と思わなくもない。

小学生時代

実家が食品の製造卸をしていたというのもあり、長期の休みとかになると手伝いというかよくわからんが、スーパーや大規模な食堂から料亭、一品料理屋等々色んな所に連れ回された。
で、小さいのにお手伝い偉いねぇと色んな所で色んな物を食わせて貰ううちに、味覚が急成長。こいつが黙って全部食う試作品は売れるという評判が流れて、長期休暇じゃなくても日曜日は朝から親父と納品に連れ回されるという状態に。
この頃、うどん屋で大量の干し椎茸の戻し汁の臭いで今でも続く私のキノコ嫌いのトラウマ形成。
これもあとからというか、親父の葬式や法事で耳にしたけど、跡継ぎにと考えての育成だったらしい。聞いてない。

中学時代

野球小僧時代。朝晩に豆腐一丁食ってた。米より豆腐だった。かつお節+ネギ+生姜。醤油も塩も使わない。

高校時代

居酒屋の娘が同級生(というか子供の頃からの知ってた)でダメな感じに友人達とたむろってたけど、実家の卸先というそりゃバレるわ。でも、結局卒業まではそこで店が開店までたむろってたなぁ。

大学(宇都宮時代)

下宿生活だったけど、歴代そこの住人たちで回している歩いて一分の料亭のバイトがあり、私も参加。
バイトの中で一番味覚がしっかりしてて手先が器用という事で、一人板さんが独立したのをキッカケに一ヶ月ちょいで下働きをショートカットして調理に回されるという事態に。(シラフだとコミュ障で接客が壊滅的だったというのもあるかも知れないが。)
ここで二年ちょいだけど、自己流だった料理を改めて基本を叩き込まれたのが料理に関しては無茶苦茶大きい。
当時、上善如水が水になる前の旨い感じの奴で、日本酒って旨いんだなぁというとの、翌年の水になってしまったのが強烈に印象に残っている。
同時にバーのバックヤードで料理も担当したりと、バイトに明け暮れてた。
宇都宮という事でバーの街なので、色々と飲ませて貰ったが、一時期禁止になる前のアブサンを始めリキュール類とジンとウォッカばかり飲んでいた。
飲んでる時のイタズラの数々*2は大体この頃にやった事。

実家

親父が倒れてまともなレシピも残さずに死んでしまい、大学中退して二年半家業。一日18時間労働364日稼働という超絶ブラック。まともに酒飲んでなかった。

大学(千葉)定位置

二年半ぐらいで、ほぼ喧嘩別れというか取引先には行方不明扱いという状態で実家から飛び出してしまう。
(マジで帰れなくなる)
二部学生だったけど、まだ職が決まらなくて、プラプラしてる感じで、写真部とSF研に入る。
そこで、写真部が歴代よく使っていた通称「定位置」(本当の名称はnet非公開)と出会う。名前を出すと色んなお偉いさんに迷惑が掛かるというのもある。まあ、検索して引っ掛かることは無いんだけど。
そこで泡盛と出会う。昔は43度の一升瓶が一週間で無くなるペースで通い詰めた。19年通っているし飲んでいるけど、飽きない。昔は週6日営業なのに7回行くとかよくわからないぐらい行ってた*3。今は土日営業のみになりゆるゆると飲んでる。
ここに通い始めてから就職して、お祝いにその店の開店時から未開封であるよなぐにのクバ巻き60度を開栓してもらう。年上のお酒初体験。現時点で一番旨かった酒がそれ。そこから60度をカパカパ飲むように。他の客も巻き込れるように飲むようになって面白い。
今では平均年齢も70ぐらいになって、新しいお客さん断っているのに年々一歳は上がらなくなる(誰か亡くなる)状態で、何時まで経っても若手な感じだけど、飲み屋のマナーというか粋な使い方とかそういった知恵とか知識は、ほぼここの常連さんとお母さんに教わったと言っても過言ではない。
SF研の方で飲める人間をこちらで飲むというのが続いた。今でも後輩達が来たらここで迎え撃つのがお約束。こちらが撃墜されることも多々ある。
その後輩の一人が弟子一号。知る限り最強の酒飲み。強過ぎて地元で酔うほど一緒に飲める相手が居ないという問題もあるらしい。
今でも続いてオッサン通り越してジジイ共に良くしてもらったし、良くしてもらっている。旨いモノを食いに連れて行ってもらったり皇居を見下ろす場所で飲んだり、後述のマリアッチや池尻大橋某所に若いの連れてったら財布扱いしてやったり。
だからといって、娘婿が酒飲まないとかの愚痴を私に延々と言うなよ。知らんわ。

就職

職場の近くでは飲まないようにはしているのだけど、二人の方には影響を受けた。詳細は非公開。

武蔵(と西の宮酒店)

学生と社会人の二重生活も終わった頃かな。はてなの面子で飲み始めて、何だかんだで一番よく使っていたのは武蔵だろう。
16人しか入らない二階に24人入れた忘年会とか無茶苦茶な事もしました*4改 めてblogを武蔵で検索したらどんだけ行ってたんだよと思わなくもないですが、皆さんの悪行も出てくるので注意。サシのみで相談とか苦情とかよくされてた気がする……。それは残していないのは良心があったと思いたい。
皆で使ったのも多いけど、一人でふらりと行ったら武蔵に酒を卸している酒屋さんと仲良くなって、色んな蔵の日本酒の会をやった。今では考えられないけど、あんな小さな場所で獺祭の会やって桜井社長と息子の両方に説明させるとか贅沢だわ……。*5
昼間にその酒屋さんから突然メールがきて「今日暇?」と行ってみると、酒蔵の方を目の前にして試作品の試飲も何回かあった。今では色んな居酒屋にあるようなとある梅酒のバージョン違いとか、純米推すのか純吟推すのかどうするかとか。米違い、醸造温度違い、水違いとかの試作品とか面白かったなぁ。
酒蔵見学もあった。青木酒造で雪男の原酒で大酔っ払いしたのもいい思い出ですな。越淡麗の10年古酒まであと少し。楽しみでしょうがない。(当時東京の営業の阿部ちゃんがエラくなってるらしい。)
来福もまだ東大に花酵母研究会があった時代の見学で、一番磨いても10%で一桁行ってない。今じゃ花酵母研究会は東京農大主導だし、一番磨いて今何%なんだろ。時代は移り変わるね。
創作和風という事で色んな料理の技があって、飯も旨かった。未だに思い出す、唐揚げと菜の花ピサ。
デミグラスソースのカウンターに八丁味噌を、八丁味噌のカウンターにデミグラスソースを使うというのを知ったのはこの店。そういったスパイスやカウンターの使い方を洋の東西を問わずに使うやり方を理解するキッカケになった。
リーマン・ショックが原因で入っているビルのオーナーが飛んで、中野に移転して3.11の影響で人が動かずに閉店という感じの終わり方だった。
通った店が潰れるのは始めての経験でスゴくショックだった。
バイトのケンちゃんの実家がクリーニング店で特定年齢以上にクリティカルヒットするというオイシイネタもあった。今、何してるんだろ……。

池尻大橋某所

知る人ぞ知る日本酒の聖地。調べれば出てくるけど、一応店名非公開。一見さんお断り。店名を書いた奴は連れて行かない。
ここは武蔵に酒を卸している酒屋さんに『晩酌レシピ』*6という料理本を紹介されて、買った翌日には店にいた。検索したら、2007/5/27に本を入手して、2007/5/28に行ってた。
今では限られた電話番号からのみ予約が出来るだけなのに、半年先まで予約が埋まっているという状態ですが、当時はまだ緩くて年に30回ぐらい通い詰めて、年間200種類ぐらい飲むのを数年やってれば流石に色々と覚えますよ。
色んな酒蔵の方々とも知り合いになり、色んな人を巻き込んで色々とやらかした。50人貸切鶏鍋とか。二回もやるハメになるとは思わなかったが。
今では予約も中々とれないので、月一ぐらいのペースでゆるゆると若い人優先で連れて教えるのが目的な感じですね。
やたらと行っている時に、店からhonobonが弟子扱いされて、最近よく連れて行ってる大学院生が弟子二号と呼ばれているが、私の中では二号と三号だ。
もし行きたい方いるなら、Twitterとかで募集してる時に。(鍵垢だから、ツテを辿ってたどり着いて下さい)
ただ、聖地扱いされてますが、基本的にプレミアな酒はごく一部です。種類の多さと状態の良さ、提供温度等々の細やかさ。そこに料理を合わせての聖地です。それを理解出来ないと勿体ない。それなら若いの連れて教育した方がいいわ。(隠し玉はあるけどね。)

だれやめ

指差してアタマオカシイといえるぐらいの焼酎キチガイなお店。炬燵で飲むお家感覚が良かったね。惜しいところを無くした。

SolMariachi

千葉中央にあるメキシカンバー。映画館の裏手にあるので、金曜にレイトショー観てから、飯代わりに飲んで帰るというのから始まって、七年ぐらいほぼ毎週行ってる。
オールコーンの焼き立てトルティーヤを出す国内では数少ない店でもある。流行りのテクスメクススタイルとは全然違うので、興味がある人は一度試して欲しいけど、金曜土曜は混んでるから要注意。
ここも七年くらい通ってるから、店にあるテキーラは全制覇してるので、まあダラダラと飲んでる。常連に同い年(プラマイ1)が妙に多くて、違う会社で立場も全く違う状態で、バカ話したり真面目な話をしたり絶妙な居心地の良さ。
同時にバイトが千葉大生というのもあり、学生も居たりして仲良くなった奴にお酒を教える遊びをしたりしてる。
ただ千葉のバーなので、何事もなくテキーラが回ってくる事がある。(まだ断れる店なので大丈夫といえば大丈夫)

太陽と月

本千葉にあるバー。マリアッチで紹介されて通うようになった。もうすぐ五周年だけど、私は四年ぐらい。
当初はまあヒドイ感じ(でも、聞く耳を持つ若い奴なら、ヒドイのはヒドイなりに楽しい)だったが、色々と助言をして変わっていって今はそれなりに楽しくおいしい感じに。何処でも使っているBOLTをエギュベルに変えたりしたのが一番の変化点かも知れない。そこから、自分が旨いと思う酒を入れる様になり個性が明確化されてきたかな?
バーボンのオールドボトルとか異様に充実したり、冬には静岡おでんとか。日本酒は年中一種類か二種類ぐらいある。ヨーグルティアで低温調理してお通しとか。誰の入れ知恵かバレバレ。
バーなのにスナックみたいな椅子で全10席の店内に客が四人いて四人寝てる風景がよくある。寝る人の多い店で店も許してる。
ここは激しく年齢層の広い店なので、人が多い時は刺激に溢れているのも楽しい。店主の母親のスナックが階下にあるので、その客も来るし、その母親も来る。店主が28だから若い客も多い。基本暇だけど。
通称全テキ、全員分テキーラは誰かの誕生日以外にはあまりないけど、何かの拍子に店主がワニワニパニックをギコギコやり始めたら注意。引きたくても引けないから続けると、誰かに当たって潰れていくという巻き込みタイプ地獄絵図が厄介。(ギコギコ音がフレディが配管をなぞっている感じに)
千葉スタイルというテキーラの飲み方がある。チェイサーをレモンからオレンジやミカンにするだけなのだが、これが飲みやすくて危ない。
知らないうちに朝になってる事が多々ある。だから千葉で飲んで終電の心配は無いよ、始発まで飲めるから。

日本酒Bar アル

店主本人は二年ぐらい前から知ってて、日本酒の知識と仕入れルートのスゴさは抜群。その彼が10/1から新しく自分の店をオープン。基本三勺提供で高い酒を少しずつ楽しめるスタイルなので、安くて楽しい。古酒も多くて最高ですわ。
ただ、駅から遠いので、色んな人に紹介してる。無くなると困るから。

その他

ざっくり書くとこのぐらいだけど、あとは神田の『もつ焼き元希』『釣楽 岩倉』、池袋の『立ち呑みげんき』、中野の『Bar Goat』かなぁ。
千葉だと『イナノテ』『れん月』『パントリーコヨーテ』『きぃ〜あ〜い』『もてなしや』『炎屋』かな。
一回しか行ってないけど、津田沼の『サンフェイス』はスゴい。江刺さん今年のドンズ・オブ・テキーラ*7だし。クラクラするほどのスピリッツ類と量。アタマオカシイとかキチガイという次元を越えてて、ちょっと認識出来ないレベル。自宅近くにあったら肝臓と財布が対消滅する。
で、ここまで書いて自分で発掘した店はマリアッチだけ。あとは全部人づてに教えてもらった店ばかりですね。基本決まった所で紹介された店には行ってみるというアナログな人間ですね。
ワインは年に二回一回り上の方々の持ち寄り回に面白い日本酒持ってこいと言う事で参加させてもらったりして、普通の飲み屋よりスゴいワインばかりだから外で飲めなくなってきた。
基本的になんでも飲む様になってしまったが、やはりどれを飲んでも飲み過ぎれば同じ。そこに好みがあるだけ。それでいい。値段とかラベルとかも関係ない。楽しく飲める空間があってのお酒。自宅で一人飲みを否定はしないけど、人が居てのお酒だなぁ。

*1:http://zaikabou.hatenablog.com/entry/20151111/1447218158

*2:酔い潰れた先輩の身体中耳なし芳一状態にしたり、酔っ払いを布団に縫い付けたり

*3:土曜開店直後に行ったら、常連のオッサンに拉致られて他の店でタダ酒飲んで、閉店間際に戻って飲み直すという事が数回

*4:cf.http://liquor.g.hatena.ne.jp/kennak/20071215/1193634588

*5:ただ桜井社長の横に座って飲むと潰されるし、あのオッサンにこやかな顔つきなのに目が笑ってない。ちょっと苦手。色んな意味で早く代替わりしてほしい。

*6:晩酌レシピ―飲み屋の「お母さん」が作る、体にやさしいおそうざい (ORANGE PAGE BOOKS)

*7: 日本代表の江刺 幸治さんが世界総合優勝 | BAR TIMES

ちょっとサッパリした。

十数年前からたまに坊主にしたいというのがあったんだけど、なんか昨日の昼前ぐらいに坊主にしたいなぁと思ったけど、金曜日まで25度超えないのか……。今日刈ったら雨だし寒いかなぁと思った2時間後にこの状態に。(昨日の昼過ぎ)
今は個人的にもちょっとイロイロとあるんだけど、とりあえずそれは方がついたらまとめて書くが、折角丸坊主にした日にちと画像と気持ちは残しておこう。25 年ぶりぐらいだし。
とりあえず、「いつものようにしますか?」と訊かれたので、「剃らなくていいから一番短い坊主でお願いします」と。顔色悪いのもあってか「入院とかされるんですか?」とか「何か罰ゲームやペナルティなんですか?」とか。ポーズでV8を讃えたら何も言わなくなった。わかってるね!(実際の理由は全く違うけど)
バリカンで刈った後におねーさんが「頭に洗いますね」と洗ってくれたのはいいけど、泡立たないのに一生懸命泡立てようとしてきるのが、頭皮をゴリゴリ指でマッサージされている感じに思えて楽しくなってしまい、笑ってしまった。
また、作業工程的に頭がバリカンで丸坊主になる先で、髭を剃るのが後になるのだけど、無精髭生やした状態で行ったので、髪の毛無いのに髭面が楽しくておねーさんがカミソリ片手にしてる横でしばらく笑い転げてた。
で、サッパリした。昼間つけてるサングラスとあわせると混んでる道が快適に歩けそうな風体になりました。夏場は下駄だし。
で、これは一過性のつもりだったんだけど、ハロウィンまでは維持して銀スプレー買うかな。
What a lovely day!!

ヨーグルティアで低温調理。上半期レポート。

購入半年という事で少しまとめる。完成形には程遠い。
ちなみにまだ一度もヨーグルトは作っていないが、温泉卵は毎日作っている。
生っぽさとかは追求せずに、台所に立つ時間を減らす為のヨーグルティア使用法。もっとギリギリまで攻めるのは他を当たってくれ。
あと、ヘルシーさなど皆無。

前提条件

厚生省指針の63度30分に塊肉の大きさや冷蔵庫から出してすぐとか様々な条件を考慮して、最低4時間は守る。
冷凍庫から直ぐに投入は解凍速度が読めないのと、ヨーグルティアの中のケースに入らない事があるので却下。
また、ヨーグルティアで初めて調理する肉の場合、肉の大きさを卵と揃えて、生卵を同時に入れて黄身がねっとりする温泉卵になっている事を確認して、中心部の温度を推察する。

鶏肉。

  • 鶏胸肉

最も試行錯誤を繰り返したが、味覇(今は創味シャンタンか?)をお湯で溶いてスープ作って、塩コショウした鶏胸肉一枚とスープ50ccをジップロックに投入後、最低4時間。この状態はちょっと厚めに切って、チリソース入りオーロラソースで食べたりタルタルソースで食べたり。とりあえずいろんなソースに合うので下ごしらえとして有能。野菜炒めにも使えるが、ソースも一緒に使うと更によい。
24時間ぐらい経つと指で繊維がほぐれてくるので、スープの入ったジップロックまま揉み込んで、千切りキャベツと和えたり、カレー粉まぶしてフライパンでソースを飛ばしてキーマカレーっぽい何かを練成したり。普段とは少し違う鶏胸肉の使い方が出来る。
味覇に嫌悪感があるなのなら、塩コショウ強めにして後述の鶏油を入れるか、鶏皮を皮のついてない側に貼り付けてやればいい。

昆布系の麺つゆ+ネギ+鶏もも肉一枚をジップロックで、四時間。まあ、旨い。が、麺つゆを倍に薄めて12時間にして、もも肉を煮た汁をうどんのつけつゆに。これは太るね。
味覇なスープで煮ると濃すぎるので、前述の方法は使えない。
トマトソースと一緒に煮る時は、鶏皮を追加して脂を足すと、パスタに合わせやすい。

四時間だと骨の周りがヤバイし、腱が残ってしまうので、12時間から24時間推奨。
四本ぐらいまとめてジップロックに入れて、塩コショウ+大さじ1酒や、麺つゆポン酢大さじ1:大さじ1、で空隙を水で埋めてやる。
そのまま食っても旨いし、スープが旨いので様々に転用化。

  • 鶏皮。

まず熱湯掛けて少し臭みを抜いて、水気を切ってから塩コショウして、ネギと生姜入れて、酒で隙間を埋めて24時間。
ぷるぷるドロドロになったら、液体部を火にかけて焦げないように水分飛ばして鶏油。炒飯に最高。
残りからネギと生姜を抜いてぷるぷるを食ってもいいが、フライパンでパリパリになるまで炒めてもいい。

  • 鶏レバー

オリーブオイルでコンフィが安定。と言い切りたいが、前述の鶏油でコンフィが反則的な旨さ。四時間で旨い。ただ少々面倒くさい。
某焼き鳥店で白レバーコンフィが旨かったので真似したいが白レバーが安定的に入らない……。

豚肉

  • 三枚肉

それも脂身多めの奴が最適。100gぐらい小分けで塩コショウネギ生姜。四時間で旨いが、麺つゆ足して24時間で脂身ぷるぷるにしたのが旨い。そのスープでうどんが更に旨い。
某沖縄料理屋のラフティインスパイアで、5mm厚で千切りキュウリを山盛りに乗っけて煮汁を掛けて、同時に口に投入で旨い。

  • 豚タン

四時間から五時間ぐらいでしっとりとした感じとコリッとした硬さを両立した仕上がりに。
72時間を超えると、タンなのにレバーペーストのようなねっとりとした食感。これも旨い。
塩コショウ+酒のシンプルな感じがよい。

  • 豚レバー(ハツも)

塩コショウや麺つゆでそこそこ旨いし、コンフィも良いけど、まだ改良の余地あり。

  • 豚ロース

最低限の塩コショウのみで四時間が旨いが、最低限以下だと途端に獣臭くなるので注意。長時間はあまり意味がないし臭さを増加させる。
試しに下味を全く付けずに24時間ティアったら、獣肉臭くて吐き出した。

牛。

まだ試してない。

魚介系。

必ず冷凍を使用と解体した状態でヨーグルティア加熱。部位ごと小分けの加熱。
身とゲソは四時間加熱後、マリネ液に直行。漬かったらスライス。
肝は無茶苦茶旨いけど、これ絶対危ない気がするので、推奨はしない。

  • あん肝。

旨いけど、危険で危ないヤバイ味。ただし旨い。

  • 帆立。

貝柱はあまり意味がない。貝ヒモはもっと意味がない。

イロイロと試したが、昆布締めの時短以外の利用法が有用さを見付けられない。

まとめ。

殆どの方法でドリップが出るし、それが赤みを帯びている訳だが、それは火を通すと旨味に変わるから、脂ギッシュだといって捨てるのは勿体無い。が、肥る原因ともいえる。
ただ鶏胸肉を塩コショウして低温調理なら、低炭水化物でローカロリーな食生活というのもあるだろうが、実際には脂を追加するので、カロリー的にはヤバイ。
魚介の肝は多分この方法で食べちゃイケないシロモノの様な気がする。塩や酒や他の方法を追加して安全性を高めるべきだと思うが、そうするとあの味は出ない気がする……
内臓系は部位毎に最適解が微妙に違う感じがするので、更なる調査が必要。
香草の類いはネギ、生姜、ニンニク以外試していない。が、普通の調理以上に切り方による香りの抽出が異なるので、ニンニクの中心部を抜いたりする一手間を惜しまない。生姜はチューブじゃなくてスライスを。ネギは白髪ネギが良いように思える。
書き出して思ったが、マリネ系な使い方がまだまだ未開拓分野だな。