ニューシネマパラダイス

ニューシネマパラダイス
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
イタリア=フランス/124分/1989年

公式ホームページ http://n-c-p.jp/

あらすじ
現在のローマ。夜遅く帰宅した映画監督のサルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(ジャック・ペラン)は、留守中に母(プペラ・マッジョ)からアルフレードが死んだという電話がかかっていたことを知らされる。その名を耳にした途端、サルヴァトーレの脳裏には、シチリアのジャンカルド村での少年時代の思い出が甦るのだった--。当時、母マリア(アントネラ・アッティーリ)と妹の三人暮らしだったサルヴァトーレ(サルヴァトーレ・カシオ)はトトと呼ばれ、母親に頼まれた買物の金で映画を観るほどの映画好きだった。そんなトトを魅了していたのは映画館パラダイス座の映写室であり、また映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)たった。パラダイス座には司祭(レオポルド・トリエステ)の検閲があり、そのせいで村の人々はこれまで映画のキス・シーンを見たことがなかった。トトはいつも映写室に入り込む機会を窺っていたが、アルフレードは彼を追い返そうとする。が、そのうち2人の間には不思議な友情の絆が結ばれてゆき、トトは映写室でカットされたフィルムを宝物にして集めるのだった。しかしある日、フィルムに火がつき、パラダイス座は瞬く間に燃え尽きてしまう。そしてトトの懸命の救出にもかかわらず、アルフレードは火傷が原因で失明してしまうのだった。やがてパラダイス座は再建され、アルフレードに代わってトトが映写技師になった。もはや検閲もなく、フィルムも不燃性になっていた。青年に成長したトト(マリオ・レオナルディ)は、銀行家の娘エレナ(アニェーゼ・ナーノ) に恋をし、やがて愛を成就させ幸せなひと夏を過ごすが、彼女の父親は2人の恋愛を認めようとせずパレルモに引っ越しし、トトは兵役についた。除隊後村に戻ってきたトトの前にエレナが2度と姿を現わすことはなかった。アルフレードに勧められ、トトが故郷の町を離れて30年の月日が経っていた。アルフレードの葬儀に出席するためにジャンカルド村に戻ってきたトトは、駐車場に姿を変えようとしている荒れ果てたパラダイス座で物思いに耽るのだった。試写室でアルフレードの形見のフィルムを見つめるサルヴァトーレの瞳に、いつしか涙があふれ出す。それは検閲でカットされたキス・シーンのフィルムを繋げたものであった

気狂いのピエロ・ゴダールのマリア

agoraza2006-04-11

気狂いピエロ」フランス/1967/109m
ゴダールのマリア」フラン/1984/106m
監督:ジャン・リュック・ゴダール

4月14日金曜日@7-203「共有感覚ゼミナール」にて、三上先生によるゴダール「映画史」の講義が予定されいています。ゴダールを見たことのない学生は是非この機会に見て下さい。

アゴラ坐 開館

 通常の映画館の値段、ビデオDVDレンタル代や、映画館に通う手間などを理由に映画を経験することの減少が目に付きます。授業内では全編上映出来ない2時間を超える映画、学生時代に見ておくべき作品、芸術コース先生&助手副手セレクションを中心にラインアップし、放課後に映画館を建てました。その名も「名画 アゴラ坐」。みなさんのリクエストがあれば取り入れて行く予定です。
 毎週火曜日から金曜日、17時より情報デザイン学科アゴラにて一日1本の映画上映を行います。

※agoraが授業等で使用予定の際は、プレゼンルームやレクチャーホールで行います。また、学期末など忙しいときは、休館します。

アゴラ坐初回--4月11日(火)
スケジュールは、毎週月曜日にこのblogと研究室前掲示にて告知します。
(火)洋画
(水)邦画
(木)アニメーション
(金)ドキュメンタリー 他

リクエストは、takahashia@tamabi.ac.jp(担当:高橋まで)