レゲーネタじゃないけど、ちょっとだけ。エスパー清田氏が逮捕されたそうで。以前、インタビューしたことがあるのだが、「やっぱり」というのが正直な感想。スプーンまげはすごかったけど、言ってることはめちゃくちゃで「波の力で発電する機械がある。これを日本の海岸線ぞいにずーっと設置すれば原子力発電所は必要ない。ただ、ずらーっと並んでいると見た目がよくないよね? だから、今オレはこの機械の模様をデザインしている所だ。このデザインが完成すれば、日本の電力問題は解決できる」とか「人類が幸せになれる方法を考えていて、それをノートにまとめている。もう10冊ぐらいあるよ」とかちょっと理解不能なことをたくさん言ってました。「1年のうちの半分はバリにいるんだ。バリはオレにパワーをくれる」と言っていたけど、パワーをくれるのはバリじゃなくてクスリじゃないの?と思ったのをよく覚えている。そういえば、ある俳優を絶賛してたっけ。聞いてもいないのに「○○くんはすごい! 彼の言ってることは本当に正しいんだよ。麻を植えれば地球環境を破壊するのを止められるんだ。彼はいい」って何度も繰り返してた。インタビューの途中で怖くなりました。よければマインドシーカーの項目も読んでみてください(左から検索してみてね)。

 ドラゴンクエスト6

解説

ドラゴンクエストの6作目。

レビュー

 RPGがそれほど好きじゃないので、未プレイ。ちなみにドラクエ4もプレイしてない。大人になって、バリシューもつらくなってきた今なら楽しめるんじゃないか、と。感想はというと「苦行のよう」。ふたつの世界を行ったりきたりして物語を進めていくのだが、これがはっきり言って分かりづらい。物語を理解するのに必死で、楽しむことはできなかった。

 転職システムも消化不良。武器・防具の装備判定が職業ではなく、キャラクターで決まるため「オノを装備したマッスルキャラの魔法使い」とか「杖しか装備できない少女戦士」なんてものができあがる。どうも納得がいかないのだ。

 久しぶりにプレイして見て驚いたのだが、ドラクエってこんなに宗教色が強かったっけ? 神様の語られ方とか、ものすごく宗教くさいのだけど。新興宗教が布教のために作ったRPGと言われても、納得してしまいそうな勢いだ。そういえばPSの7もかなり宗教色が濃かったなぁ。もしかしたら、ゲームデザイナーのあの人が宗教にハマっているのかもしれない。ちと怖い…。

 ドラクエやFFのような重RPGをやる気にならないのは、おっさんのオレだけじゃないようで、若い一般ユーザーに話を聞いても同じような答えが返ってくる。ゲームに何十時間もかける暇なんてないということなのだろう。相変わらず重いRPGをラインナップしているスクエニの未来がちょっと心配になった。たぶん、現場レベルではみんな気づいているのだろう。ただ、上がそれに対応できていないような感じがする。本当に大丈夫なのだろうか…

 ガンヘッド

解説

同名の邦画をゲーム化、といってもほとんどつながりなし。ハドソンゲームキャラバンの公認ソフトでもある。

レビュー

 飛脚さんのブログ(左から飛んでください)を見ていたら、ムショーにハドソンシューティングややりたくなったので、ひっぱり出してきたのがコレ。ハドソンといっても、作ったのはコンパイルだったりする。それだけにデキは文句なしだ。

 グラフィックが昔風(古いわけではない)なことを除けば、今でもゲーセンで十分通用すると思う。最近は画面いっぱいに敵弾が広がるシューティングが流行りっぽいが、こいういうシンプルでストレートなのも楽しい。このタイプの新作シューティングが出てもいいと思うのだが、まず無理なんだろう。シューティング自体が斜陽な上に、「シンプルでストレートなシューティングを作りたい」では間違っても企画書が通らないからだ。そんな太っ腹な会社があったら、ぜひ見てみたいものである。おっさんゲーマーにはさびしい限りだ。

 PCエンジンはとにかくシューティングが多い。「確かにシューティングとアクションはやたらと多かったなぁ」と思った人もいると思うが、みなさんが想像しているより多い(のではないかと…)。「アトミックロボキッド」(アーケードからの移植)なんて、PCエンジンの箱を開けなければ、一生思い出さなかっただろう。やたらと多いシューティングだが、どれも一定のレベルを保っていて、PCエンジンはなかなか“買い”なハードだったと思う。残念なのは、シューティングがゲームの主流から外れていったように、PCエンジンも主流から外れていってしまったことだ。

 映画「ガンヘッド」の主演は、高嶋の兄だか弟だかが出ていたはず。「ゲームのオープニングに高嶋が出てきたらヤダなぁ」と思っていたが、さすがにそんなことはなかった。

すっかりサボってしまってます。PSPのギレンをやりはじめたら、すごい勢いでハマってしまいレゲーをぜんぜんやってない…。そろそろ終わりそうなので、近いうちに再開します。
 レゲーとはまったく関係ないのですが、仕事で釧路に行ってきました。仕事の後やることといえば、当然(?)ゲーセン探し。時間がなかったので、釧路駅の近くをぶらぶらしただけですが、つぶれたゲーセンが1店あっただけ…。なんでも郊外にジャスコができて人がみなそっちに集まってしまい、駅近辺は寂れちゃったそう。かといってジャスコにアーケードゲーマーが集まるようなゲーセンはないだろうし、おっさんゲーマーにはつらい時代ですね。
 釧路に限らず全国どこでもゲーセンは厳しいようで、いきつけの大型ゲーセンが先日閉店になりました。カウントダウンやったり、最後に店長のあいさつとかあるかな〜と思って行ってみたのですが、フツーにいつもどおり閉店。音ゲーで有名だったので、音ゲープレイヤーが集まってちょっとだけ盛り上がっていたぐらい。音ゲーはやらない(できない)のでいっしょに盛り上がることもできず遠くから見ているだけ。バーチャ4で腕を競い合った仲間はほとんど来てないありさま。かなり切ない気持ちになってしまいました。「オレの青春の一部がここにあったのに…(もう青春なんて年齢じゃないけど)」と思ってみたり。そういえば、仕事帰りにさんざん行った飯田橋駅前のゲーセンもなくなってたしなぁ。ゲーセン事情が少しでもよくなることを、ただ祈るばかりです。 機動戦士ガンダム戦場の絆に期待。バーチャ5もぼちぼち期待。

 モンスタープロレス

解説

「プロレスRPG」と言っていいのかどうか…。

レビュー

 久しぶりにPCエンジンものを。天下を獲る事はできなかったPCエンジンだが、実は良作が多い。アクションゲームが多くて、今でもかなり“遊べる”ハードなのだ。だが、その一方でマイナーハードならではのとんでもないソフトも多い。今回のモンスタープロレスはもちろん後者である。

 まず設定がすごい。「魔王ベルゼバブが世界を支配し、人間は光の届かない地下に追いやられてしまった。人間は地上に戻りたいと魔王にかけあう。すると魔王は「自分の配下の悪魔をプロレスで倒せたら、地上に戻らせてやろう」と言う。こうして人間と悪魔の戦いが始まった。人間は魔法と科学で自分をモンスターに作り変え、悪魔に挑む! しかし、ほとんどの者が悪魔に倒されてしまうのだった。そんな中、モンスター化を研究している博士が、自分の息子タケルをモンスターにし、悪魔に挑ませる。タケルは人間の唯一の希望であった」とこんな感じ。細部が違うかもしれないが、まあ大筋はこうである。悪魔とプロレス、自分の息子をモンスター化、もうこれだけですごいソフトであることがわかっていただけると思う。

 「プロレス」というぐらいだから、当然、アクションだと誰もが思うだろう。だが、そこはモンスタープロレス。なんとRPG(?)なのだ。試合が始まったら、プレイヤーと敵はお互いにサイコロを振り(正しくはボタンで数字を止める)、大きい数を出した方が技を繰り出せる。技には「与えるダメージは大きいがかけにくいもの」や「かけやすいが与えるダメージは小さいもの」とかいろいろあって、どんな技を出すかもポイントだ。タケルの能力パラメーターがよければ難しい技もかけやすいし、逆に低いと簡単に技すらかかりにくい。そのへんをうまく考えながら技を出しあい、相手のHPを0にすれば勝ちとなる。う〜ん、プロレスなのコレ? いやそれ以前にまるで子供だましの戦闘システムだ。

 こうして敵を倒し、タケルを成長させてより強い敵と戦っていく。ちょっとバカにした書き方をしたが、まあまあ遊べるゲームだ。ただ、出てくるキャラクターがどいつもこいつも筋肉ムキムキで肌の色が青とか紫のモンスターばかりなのがなぁ。子供にも大人にも魔物好きにも、誰にも受けないと思うぞ。

 探偵神宮寺三郎 白い影の少女

解説

おなじみ神宮寺シリーズのゲームボーイアドバンス版。ネオ推理システムやパートナーシステムなど、新システムが搭載されている。

レビュー

 携帯ゲーム機用ということからか、とてもライトな作りで「神宮寺シリーズの正式な新作」というよりも「番外編」といった感じだ。その証拠に(?)今回は誰も死なない。事件らしい事件は起きないのである。ストーリーも小ぶりで、依頼を受けた瞬間に結末がなんとなく予想できるほどだ。神宮寺シリーズに「複雑な謎解き」とか「練りに練られたストーリー」なんてものは期待していないので、これで十分だと思う。最後はちょっぴり感動できるし。

 パートナーシステムは、はっきり言って意味がない。成長させるとプレイヤーの間違いをフォローしてくれるのだが、そこまで成長させるには何度もクリアしないといけないので、間違えることなんてなくなってしまう。洋子くんを育ててどんなにかしこくしても、4周目の神宮寺には宝の持ち腐れなのだ。親密度を上げると、神宮寺と洋子の間に恋が芽生え、ストーリーが変わるぐらいのことはしてほしかった。

 ネオ推理システムもよくない。アドベンチャーの面白さのひとつに「わざと間違った選択肢やふざけた答えを選ぶ」というものがある。PCエンジンの「スナッチャー」なんかその典型で、笑っちゃう選択肢が用意されたいた。本作にもふざけた選択肢が登場する。しかし、それを選ぶと瞬時にゲームオーバーなのだ。

 小さな不満はあるけれど、全体的に完成度は高いと思う。いや、完成度うんぬん以前に、今でも神宮寺シリーズを出してくれる、というだけでうれしい。さらに言うならワークジャム自身も神宮寺シリーズが好きで、商売抜きで作っていてくれるような気がする。それがなによりもうれしい。

 スタッフロールを見ていたら、知り合いの名前を発見した。釣りゲームを作っていた別メーカーでお世話になった赤いチーム大好きな人なのだが、ワークジャムにいるとは…。まだいるのだろうか。

 探偵神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件

解説

神宮寺三郎シリーズの第1作がケータイアプリになった。制作は最近の神宮寺シリーズを手がけているワークジャム

レビュー

 2年半使ってきたケータイを買い換えた。旧機種は買った時点で型遅れの機種だったが、今回は最新の機種を購入。ケータイアプリなんてものが使えたりする。実はケータイアプリの神宮寺シリーズがやりたくて買い換えることにしたのだ。おなじみの新宿中央公園や危険な二人だけでなく、ケータイオリジナルの作品もあるらしい。ワークジャムのHPを見るとなかなか面白そうだ。

 せっかく機種変更するので、思い切って3Gにすることに(ボーダフォン)。店員が「3Gはまだ発展途上なので、地方に行くと今までの機種より電波の入りが悪くなるけどいいか?」としつこく聞いてきた。東京在住であんまり地方にはいかないので問題なし。というか、今でも十分悪いだろと心の中で毒づいてみたりする。ボーダフォンのポイントがふくさん貯まっていたので、かなり安く機種変更することができた。こうして最先端ケータイをゲットしたのである。後は神宮寺をやりまくるだけだ。と思ったら3Gのケータイじゃできないじゃん。256kってマークがあったけど、コレって3G以前のケータイじゃないとできないのね…。3Gはメガアプリというものしかできないらしい。メガアプリ対応の神宮寺シリーズは「新宿中央公園」のわずかにひとつ…。店員も電波の入りはいいから、アプリの対応状況をしっかりと教えてくれよ。

 肝心のゲームはかなりよくできている。グラフィックも美しいし、ゲームのテンポもいい。難易度はかなり低めで、会話を進めていけばクリアできる感じだ。ケータイだからこれでいいと思う。簡単な分、ストーリーを楽しめるしね。問題があるとすれば、あまりにサクサク進んでしまうので「タバコを吸う機会がない」ということ。神宮寺の体にはいいかもしれないが…。

 ファミコン版と比べるとかなりシンプルになっていて、中央公園を移動するRPGのようなモードはない。ちなみにストーリーも違う。ファミコン版をやったばかりのオレみたいな人でも(そんなヤツがいるのかどうかは疑問だが)楽しめるのはうれしい。

 早くケータイオリジナル作品で遊びたいが、次は横浜港、危険な二人とシリーズ順にリリースされていくのだろう。気長に待つとしよう。

 神宮寺の他にもうひとつ遊びたかったアプリが「稲川淳二の怪異談」で、こっちはメガアプリにもかかわらず、オレのケータイでは遊べないという。ちゃんと下調べしなかったオレが悪いのだが、もうちょっと何とかならないものだろうか。

 もうひとつ余談だが、グラディウス2の体験版がインストールされていたので遊んでみた。操作はしづらいが、確かにグラ2だ。グラフィックも美しい。高校生のオレに見せたらたぶん腰を抜かすだろう。すごい時代になったもんである。