2024-04-30 ■ 映画 洗濯物を干して、ジョナサン・グレイザーの『記憶の棘』をDVDで見る。とても奇妙(気持ち悪いと言ってもいい)で、とても美しい映画。つまり《ヴァルキューレ》の第一幕なのだ。映画の中で使われる録音はショルティのものだった。母娘役のローレン・バコールとニコール・キッドマンが最高。『ドッグヴィル』よりもいい。夕方、雨が降り始める。洗濯物を取り込んでから元町まで出て診察。出てくると雨は止んでいる。
2024-04-27 ■ 日録 朝から洗濯をしたり靴を磨いたりする。昼から出かけて写真を撮りながら西九条から野田のあたりをぶらぶらする。堂山のディスクユニオンでジュリアード弦楽四重奏団が三度目に録音したバルトークのSQ全集を買う。昔坂本龍一が『ぴあミュージックコンプレックス』のおすすめのCDで選んでいたのがこれ。ジャケットの写真がかっこいい。2枚組はよく遭遇するのだが、曲が途中で切れない3枚組が欲しかったのだ。 真夜中に、東京クヮルテットのDG盤のバルトークのSQ全集から《第1番》を聴く。特に第三楽章の演奏がとても野趣に溢れていてかっこいい。
2024-04-23 ■ 日録 映画 夜中にYouTubeで木村栄文の『祭ばやしが聞こえる』を見る。 ブレンデルとアバドで、ブラームスの《ピアノ協奏曲第2番》を聴く。最近ようやくブラームスが聴けるようになってきた。ベートーヴェンとかワーグナーを聴いていてもこんなことは思わないが、私にとって、クラシックというジャンルの音楽を聴いている感じが最も強いのがブラームスであるようだ。
2024-04-21 ■ 映画 マリ=ジョゼ・モンザンの『イメージは殺すことができるか』を読み始める。晩御飯を食べてから転寝してしまう。起き出してから夜中にマルジャン・サトラピの『キュリー夫人』を見る。とてもよくできている。マリー・キュリーの錯乱の場とチェルノブイリ原発事故をひとつのショットで重ねて繋ぐエコノミーの良さ。『オッペンハイマー』を論じる前に見ておくべき映画だった。