多忙につき

って前回の更新は8月だね。

自由な時間が出来て、やりたいことが沢山ありすぎて、日記の優先度が低くなりました。
日記は息抜きのために書いてたんだけど、息抜きする必要がなくなりました。
バンザイ!
んなわけで、書くヒマないので、更新休止します。
じゃあ、またね!

きっとまた書くときは別の場所で別のキャラクターで書いています。

あとで感想書くためにメモ

マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気 (ハヤカワ文庫JA)

マルドゥック・スクランブル』がおもしろかった。
久しぶりに二次元に行きたくなったよ。アタイもウフコックがいて、ドクターに娘みたいとか言われてえよ、このやろう!
憧れたヒロインっていうと昔はクリィミーマミとかだったけど、今はダークヒロインの方が感情移入と憧れを持ちやすいなあ。

って、『シュバリエ』と『蒼穹のファフナー』が脚本・冲方丁なんだ〜。いきなり興味が出てきた。 『蒼穹のファフナー』って、大好きだった『獣戦士ガルキーバとキャラクターデザイン一緒だしー。きゃー。

執事の分際 (白泉社文庫)

ある人に「カズオ・イシグロの『日の名残り (ハヤカワepi文庫)』の世界のBL漫画だよ」とすすめられて購入。ひたすらクールな執事(結構若い)と、めちゃくちゃ美少年で世間知らずのわがままな若君というカップリング。執事の仕事萌えをちょっと期待していたので、もうちょっと仕事の場面があるといいのになあ〜。恋愛漫画としては上質。よしながふみって絵柄がどうも苦手だったけど、ストーリーがおもしろいのでついつい読んじゃう。

風に舞いあがるビニールシート

スキルのある小説家が、相田みつをの詩にインスパイアして、現代を舞台にした小説を書いたとしたら、近いものが出来るのではないかと第135回直木賞受賞作の森絵都風に舞いあがるビニールシート』を読んで思った。相田みつをの詩は、心が弱っているとき、悩みを抱えているときなどに、人生の選択を後押しする効力を持っている。本著も同様だ。本著は6編の短編からなりたっており、各編ごとの主人公たちに共通されているのは、それぞれ方向性は違うが、人生の岐路で選択をしたその後と選択をするまでの話であることだ。各編ともに、序文では主人公たちの現在の状況と立場を描く。プロフィールの細部はひとまず伏せておき、主人公たちが自分を取り巻く状況へ思いを巡らしていくうちに徐々に背景や過去がバラされていき、最後に人生の選択を確信する作りになっている。そして、ぼやけていた像が焦点を結ぶと浮かび上がってくるテーマ、それが相田みつをの詩と近似するのである。
例えば、『器を探して』は、クリスマスイブに出張の仕事を入れられた弥生が、仕事と自分について自問自答するストーリー。わがままなオーナーや束縛心の強い彼氏に悩まされながらも、自分の信念をつらぬき、最後にはふっきれることが出来る。弥生が選び取ったのは、《自分の信じるもののために生きること》。テーマは、まさに「しあわせはいつもじぶんのこころがきめるby相田みつを」だ。
『守護神』では、大学の第二文学部の夜間部に通うフリーターの祐介が、単位確保のために大学で噂の代筆の達人ニシナミユキに会いに行く。最初、ニシナミユキとの質疑応答に繕った返答をしていたが、徐々に過去のトラウマにより隠していた文学に対する情熱を吐露する。情熱を吐露した後に出てきたのは、挑戦心と人生への希望だ。自分の本当の気持ちに素直になれというテーマは、「ほんとうのことがいちばいいby相田みつを」しかない。
また、『ジェネレーションX』は、団塊の世代である嫌味な上司の定年退職を待ち望んでいる健一は、クライアント先の新人である石津に世代差を感じて、否定的でお説教くさい意見を言ってしまうが、石津のことを知るうちに忘れていた気持ちを思い出し、最後は石津に理解を示す。テーマは、「他人のものさし 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだなby相田みつを」だ。ものさしの寸法の違いに気づくことが相手への理解へつながり、以前の自分をものさしの寸法も思い出すことができるということだ。
他のテーマを紹介すると、『犬の散歩』は「アノネ がんばんなくてもいいからさ具体的に動くことだねby相田みつを」で、『鐘の音』は、「あのときのあの苦しみもあのときのあの悲しみもみんな肥料になったんだなあ じぶんが自分になるためのby相田みつを」だ。この詩に感ずるものがあるなら、読んでみる価値はある。
そして、表題作の『風に舞いあがるビニールシート』。主人公の里香は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で同じ職場だった元夫のエドが、難民キャンプ先であるアフガンで亡くなり失意の日々を過ごしている。現地活動に何度も誘われ断り続けていた里香だが、エドとの思い出を回想しながら、生前のエドの不安や現地にこだわる理由に理解を深めていく……、というストーリーだ。エドの生前、里香はエドが帰る場所を快適で安心できる場所にすることが大事だと思っていた。しかし、快適にすればするほどエドは困惑して安心出来なかったのだ。環境や立場の設定は特殊だが、テーマは、「かねも名誉も地位財産もじぶんの外側になんにも求めないときをほんとうの安心という そういうおまえさん自身に安心があるかby相田みつを」だ。エドの死によって安心の意味を知ったのである。
相田みつをの詩には、自分の悩みに当てはまるように感じる思いこみ効果があるが、本著も自分の悩みの処方箋のように感じる読者が多いに違いない。

コミケ二日目に行って来たよ

「欲しいものが何もない……orz」
と絶望して、何も買わずに帰ったあの日から、6〜7年の月日が経ち、再び足を踏み入れてきました。

夏コミに!

まず雑感から。ほとんど人間観察。

6〜7年ぶりに行ったんだけど、容姿の良い女性が増えた。だけど、相変わらずな人も沢山。女性についていえば、ブラジャー透けてる度が一般に比べ高い。白いシャツに白いブラジャーとか、はっきりっくっきり透けてる人が多数。選んでる服は悪くない人もいたので非常に残念。良いところまで持ってきてるのに隙が必ずあるというか……。
例えば、

  • ばっちりのゴスロリファッションなのに顔はすっぴん
  • スタイルが良くて顔もかわいいのに、ローライズのホットパンツに白無地のタンクトップでバッシュみたいに重そうなスニーカー*1

(ホットパンツ率が高かったです。ホットパンツを着こなすのは難しい……。)

  • 服はかわいいのに靴下の色が変(蛍光色の水色や黄緑など)
  • ニーソ*2と服が合ってない
  • 和柄朝顔)のピンクのゆかたに帯代わりの白レースコルセット

など。
私が服装について何か言えるほど、オシャレさんなのかっていったら全然そうじゃないけど、その私がアレ? って目を止めるほど全体的に色使いが変というか、服の組み合わせがうまくいってない人が多かったです。顔面偏差値が確実に上がっているだけにもったいなーい!

あと、横からみるとぺたんこで、後ろからみると手足が棒のように痩せている人がちらほらいて、目に付くほど痩せている人はみんなそんな感じだった。普段、街頭で見かける「うわ、ほそ〜い」と思うほどの痩せてる若女性とは違う感じで、街頭で見かける女性は、痩せてても太ももとか二の腕とかに斜めやの線や曲線があるけど、コミケで見かけた人は直線。手足も直線だし、横から見ても直線のような。筋肉がまったくないのかなあ。でも、こんな感じのコスプレをしてる人はよく似合ってた。二次元ぽかったよ!
他、無理にコルセットで締め上げて砂時計みたいな形になってる人も。

オシャレな人は、装苑とか読んでそうな服飾系っぽいファッションの人が多くて、そういう人は顔面偏差値もファッションも隙がないハイレベルでした。

男性については、見た目はさほど変わらず。相変わらずなぜか頭にターバンをつけた人が多数。あ、そうだ! ストリート系のダボダボファッションをした巨漢はちらほら見かけました。男性の巨漢が似合うファッションだよね! 
他は無難な大人しい服装の人が大半。
オシャレな人は……いたかな? 地味じゃないとなると冷やかしに来てるのかな? みたいなヤンキーっぽい人はちらほら見かけました。

見た目以外の違いは、妙にフェミニストっぽくなったというか、例えば私がよそ見をしていてぶつかると、触ったか触らなかったかの瞬間にすばやく相手から「あ!ごめんなさい!」という反応が返ってくることが多かったのと、色々と妙に親切な男性が多かった。普段、人と接する機会が少ないけど、コミケだと仲間意識があるから自然と親切心がわくのか、コミケが出会いの場として機能しているのかなあとか色々。両方かな。

あと、コミケのボランティアスタッフが、普段は静かにしているけど今日は大声だしてみましたみたいな慣れてない感が出てて、コミケって世界が好きなんだなあ、でもここから出ると暗くなっちゃうんだろうなあ、とか複雑な気持ちに。

全体的に昨日から楽しみで寝てません! みたいな高いテンションでした。


次、戦利品。個人的な趣味です。

なるしまゆり(本人)の同人誌3冊
なるしまゆりが好きなので購入。新撰組の土方×近藤のシリーズもの3冊なんですが、私、新撰組よく知らない。
よって、読んでみたけどいまいちわからない。図書館に行って、『まんがでわかる新撰組』とか、そんな本を読んで勉強しないと。

●雁須摩子(本人)の同人誌7冊
雁須摩子が好きなので購入。カカイル*3もの5冊とオリジナル2冊。私、コンビニでたまに立ち読みするくらいしかNARUTOは追ってないので、よくわからない。漫喫に行って、予習必須。
オリジナルは、やっぱ商業誌で発売されたもののほうがレベルが高い。背景も簡単なラインだけで、人物もラフ画のよう。でも、A4のサイズで雁須摩子の漫画が手に入っただけでうれしいよ〜。カカイルものの方が明らかに力が入ってて、書き込まれてるのが笑う。

●雁須摩子の列と勘違いして並んでしまった人気同人作家の同人誌1冊
あれ?ここ違うんじゃ……と思いつつ、せっかく並んでまったので薄い200円のやつを1冊。こちらもカカイル。思い入れがないし、カカイルの関係がよくわからないので、保留。いつか読む。

●ぶたぶたシリーズの同人誌4冊(小説)
光文社文庫徳間デュアル文庫などから発売されている『ぶたぶた』シリーズが好きなので購入。ぶたぶたの作者さんが、自費でも小説だしてるんだ! と喜んで買って、おもしろく読んでたんだけど、今、検索してみたら、作者の名前は「矢崎存美」。あれ? 同人誌の作家の名前は「二葉あずき」。わあ〜、パロディだったのかーーーー。でも、完成度高い。本人だと思って読んでたけど、違和感なかったよ。 山崎ぶたぶたさんがマッサージ店に現れる話とか原作でもありそう。

マルドゥック・スクランブルの同人誌1冊
上の二葉あずきさんのパロディ小説。最初の数ページに原作のあらすじとキャラクター紹介があって親切。原作は購入済みのもののまだ未読なので、読んでから読む。

川崎フロンターレの同人誌1冊
カタログを見てて発見。2×5♪2×5♪2×5♪2×5♪と小躍りしながら、買いに行ったら、やおい漫画じゃなくて、川崎サポのおばさんの雑記。orz
しかも6冊も出してる。しかも鞠サポ兼川崎サポ。コミケで唯一のフロンタ本だったので記念に一冊購入。読んでみると、トリコロールについてけなくなって、川崎にきたそうだ。 「年上を敬えと鞠サポに言いたい」と書いてあった。見た目40代のおばさんの日記を金払って買ったというのはネタになるから良しだ。
「今日行かれるんですか?」
「もちろん!」
「他に川崎サポいましたか?」
「アウグストのシャツ着てる人いましたよ!」
などと会話。

●リスの本1冊
鹿島本を出してる人の所に一緒にあった本。リスの飼育日記みたいな本。私もリス飼ってるし、表紙がキラキラしててかわいくて、内容を立ち読みしたらおもしろかったので購入。絵上手だし、おもしろい。プロの漫画家さんかも。

以上です!
予習が必要なもんばっか買ってしまって、まだ楽しめないのが残念。
ヒマだし、予習きちっとするよ!

その他、『失踪日記』の吾妻さんが私のいたブースの近くで、ほぼ完売の上、失踪日記自費出版で出してて笑いました。税金も払わなくていいし、出版社に金抜かれないし、いいですね。

*1:コスプレじゃない

*2:ニーソックス。太ももまである靴下のこと。

*3:漫画『NARUTO』に出てくるカカシ×イルカというキャラクターのカップリングのこと

安心

誰からも干渉やプレッシャーを受けずに毎日過ごすのは人生で初めて。
昨日は朝早起きして、ご飯を炊いて、朝食を作り、昼から雨が降りそうだから午前中に買い物に出かけ、帰宅し昼食を作り、2時間ほど半身浴をしてから、夕飯を作り、テレビ&ネット観賞。雨がやんだので洗濯をした。ダラダラするわけでもなく、一日中家事を色々やったけど、全部楽しかった。
こういう体験って大切だなあと思った。

子供の頃に無条件で受け入れてもらって、強制されるわけでなくて、毎日を規則正しく過ごすことが出来ていれば、会社の規則通りに行動するのも辛くなかったのかなあ。どうなんだろう。

料理と天気

前はめんどうくさかったけど、今は毎日料理するのが楽しい。料理を楽しむって余裕がないとできないんだなあ、余裕があると楽しいんだなあとしみじみ。余裕がないとレシピ通り作って大して美味しくないと、労働の上の労働が報われなかった気がしてガッカリしたし、かといえ美味しくする工夫を考えるのも疲れてるからイヤだと感じてたよ。
あと、朝起きて、天気によって行動を決めるっていうのが今一番うれしい。天気なんて、もうずっと雨が降るとイヤだなと思うくらいの存在でしかなかった。今日はピーカンで、お布団干したので夕方には帰りますとか、雨がひどいので今日は自宅作業にしますとか、もっと天気を尊重した社会が来ますように!*1

*1:実際やってみたらできないことはないと思うけど、組織(会社)は他と差をつけてナンボのガチガチの競争社会だから、やっぱ自分で意思決定のできる仕事を探さねばならんな。

トレパネーション

怪奇小説傑作集 1 英米編 1 [新版] (創元推理文庫)

「パンの大神」を読む。
パンって食べるパンじゃないよね……?

(以下ネタバレ含む)
脳神経外科医に脳手術を受けた少女と悪魔を巡る物語で、脳手術とは最初はロボトミーなのかと思ったけど、最後でトレパネーションだとわかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A4%A7%E7%A5%9E
Wikipediaを見たら、100年以上前の小説なのね。
今なら、ロボトミートレパネーションが危険で科学的に立証されていない手術だってことは、オカルトファンなら知ってるだろうけど、100年前にトレパネーションのことを書いて、しかも神秘的なことが起きるのでなく、廃人になり、そして……、とトレパネーションの失敗から始まる物語を書いたというのが現代の小説みたい。

あと、「オーメン(悪魔の子が現る)」「呪怨(恐怖で人を殺す。恐怖死。)」「リング(関わった人物が悪魔的な力で次々に死ぬ)」のルーツは、この小説じゃないかしら。

じょじょびじょば

こんばんは。
会社を辞めてみたら、わたしのナカのよからぬもの*1が、どんどん消えていく〜。ということは、あれはヤツアタリだったのですね。自分のストレスで人を傷つけてました。ごめんなさい。

*1:マイナス感情