2021 Top Downloaded Article (Geophysical Research Letters)
米国地球物理学連合 (American Geophysical Union)の学会誌 (Geophysical Research Letters)に発表した下記の論文が2021年のTop Downloaded Articleに選定されました。 ,
, , , , , , et al. (2021). A Lagrangian view of moisture transport related to the heavy rainfall of July 2020 in Japan: Importance of the moistening over the subtropical regions. Geophysical Research Letters, 48, e2020GL091441. https://doi.org/10.1029/2020GL091441
この論文は海洋研究開発機構との共同研究の成果をまとめたものです。令和2年豪雨発生時の水蒸気の起源をシミュレーションを用いて調査し, 熱帯から流入する大量の水蒸気の過半は日本列島に到達する前に降水として消費されてしまうことを明らかにしました。また, 西太平洋亜熱帯海域における蒸発と対流活動による対流圏中層での加湿による水蒸気供給の重要性を示しました。
豪雨発生時における日本列島に流入する水蒸気の起源を明らかすることは，気候変化に伴う豪雨の変化を解明する上で重要な課題であり，本研究の成果は豪雨の将来変化を解明していくための重要な成果の一つと考えられます。
研究船の上で、海洋学の魅力を若者に届けたい！
日本海洋学会ブレークスルー研究会が主催する「全国の高校生、大学生に船上で生の海洋学を体験させてあげたい！」というプロジェクトの紹介です。
実施が決定しました。7月末より参加者の募集開始です。
興味を持たれた方は是非、https://academist-cf.com/projects/67をご覧ください。
書籍出版： 天気と海の関係についてわかっていることいないこと
天気と海の関係についてわかっていることいないこと (BERET SCIENCE)
- 作者: 和田章義,筆保弘徳
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2016/05/25
- メディア: 単行本
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「天気と海の関係についてわかっていることいないこと」と題する拙著が出版の運びとなりました。
分かっているようであまり分かっていない、天気と海の意外な関係について、最新の研究成果を分かりやすく説明しています。もしよろしければ本屋で手にとってみてください。
論文出版：東シナ海の水温上昇が梅雨期に九州で起こる集中豪雨におよぼす影響
拙著がNature Publishing Groupのオンライン紙 (Scientific Reports)に掲載されました。
論文はどなたでも下記よりダウンロードすることができます：
http://www.nature.com/srep/2014/140718/srep05741/full/srep05741.html
論文出版に先立ち、７月１８日に東京大学で記者会見を行い、数多くのメディアに取り上げていただきました。
NHKニュース 2014年（平成26年）7月19日 温暖化で九州 豪雨のおそれ増す
共同通信 2014/07/18 19:58 東シナ海水温上昇で九州に豪雨７月発生、研究結果
日本経済新聞 2014/07/22 九州の集中豪雨、原因突き止め
朝日新聞 西部 朝刊 ３社会 九州豪雨、犯人は海水温 長崎大など解析 2014年07月19日
読売新聞九州版 2014年07月19日 九州梅雨明け前の豪雨 東シナ海水温上昇が影響
長崎新聞２０１４年７月１８日 東シナ海水温上昇で九州に豪雨 ７月発生、研究結果
西日本新聞 ２０１４年（平成２６年）７月１９日 九州北部豪雨の原因は？ 長崎大と東大分析
西日本新聞経済電子版 ２０１４年（平成２６年）７月１９日 東シナ海の水温上昇要因 九州北部の７月豪雨 長崎大など解明
熊本日々新聞２０１４年（平成２６年）７月１９日 九州北部豪雨の原因は？ 長崎大と東大分析2014年07月19日
大分合同新聞２０１４年（平成２６年）７月１９日 東シナ海水温上昇で九州に豪雨
今後も良い研究成果がだせるよう精進していきたいと思います。本論文の出版ならびに記者会見に関しましては数多くの方のお力添えを頂いております。そのすべての方のお名前をここであげることはできませんが、厚く御礼申し上げます。
