本日中の更新は難しいかなと思ったのですが、時間が出来たので更新します。
今週は引き続き更新不定期ということで、よろしくお願いします。
試合の方はジェフが、大幅にメンバーを変更していきました。
GW連戦ということで中2日での試合ということと、前節の敗戦もあってフレッシュな選手を投入したのではないかと思います。
前節までの数戦もピリッとしない試合が多く、正直ここからどうしていくのかなという疑問もありました。
しかし、ここにきてジェフは呉屋、小林、エドゥアルドなど、フィジカルが強くて走れる選手を多用。
これによってハイプレスを復帰させ、球際にも激しく対応していきました。
そこからのカウンターで、前半からチャンスを作っていきました。
攻撃面でも右サイドの岡庭が仕掛けて、前線の呉屋と逆サイドのドゥドゥが飛び込む、シンプルな攻撃を展開。
左右に選手を配置して相手を広げて攻め込むというような形は、諦めたのかもしれません。
カウンターも含めて、昨年終盤に近いスタイルに戻った印象です。
一番わかりやすかったのが、相手がボールを持った状況での守備。
ここ数戦は4-4-2のセットした状況で守り、ポジションも重視していた印象ですが、この日は縦パスが出ると激しく前に潰しにいっていました。
このことからも、一度昨年終盤のスタイルに戻そうという意図だったのかなと思います。
ただ、その分、後半に運動量が落ちて失速するという、昨年にもよく見られた課題も出てしまいました。
最後まで局面で粘り強く守っていたとはいえ、かなりゴール前まで攻め込まれていましたし、相手の決定力に助けられた印象もあったと思います。
それも踏まえて今後、どういった戦い方になるのか気になる状況ですね。
■相手のミスを誘ってジェフが先制
ジェフは小森、田口、佐々木が控えに周り、呉屋、風間、岡庭、ドゥドゥ、エドゥアルド、小林、矢口、メンデスがスタメンに。佐久間、椿、横山、品田、日高がメンバー外になり、高木、林、米倉が控えに復帰。
横浜FCはカプリーニ、和田、控えに回って、小川、ユーリ、ガブリエウがスタメン。
1トップには、開幕後に浦和からレンタル加入した高橋が。
サブには元ジェフのソロモンも入っています
2分、ジェフの攻撃
GK藤田が風間に鋭い縦パスを供給したところから、岡庭が縦に走って鋭いクロス。
逆サイドのドゥドゥが狙いますが、枠の外。
7分、横浜FCの攻撃。
左サイドからのCK。
福森が蹴るとガブリエウがファーで狙いますが、枠の外。
25分、ジェフの攻撃。
高い位置でボールを奪ったところから、呉屋がパスを出し岡庭が抜け出してシュート。
しかし、サイドネットの外。
28分、ジェフが先制。
呉屋がプレスに行ったところ、ガブリエウがキックミス。
これを呉屋が奪って、シュートを放ちゴール。
ジェフはボールを持つ時間も長かったですが、主にカウンターから仕掛ける展開。
横浜FCはサイドからの攻撃を仕掛けていきます。
先制後も一進一退の展開。
40分、横浜FCの攻撃。
中盤左で得たFK。
福森が蹴ってこぼれたところを井上が狙うも決まらず、1-0で折り返します。
■後半は横浜FCが攻め込み続ける展開も何とか逃げ切り
HT、横浜FCは小川に代えてカプリーニを投入。46分、横浜の決定機。
右サイドのカプリーニからクロスが上がると、フリーになったファーの村田が狙いますがシュートミス。
55分、ジェフの攻撃。
エドゥアルドから大きな展開。
岡庭が抜け出してクロスを上げると、呉屋が狙いますが枠の外。
59分にも横浜FCの攻撃。
左サイド奥を取った井上から、バックパスで中央へ。
福森がゴール前へ送り、こぼれたところをカプリーニが狙いますが、GK藤田がセーブ。
後半から横浜FCのペースで進み、ジェフの防戦が目立ちます。
62分、横浜FCは伊藤、高橋を下げて、中野、ソロモンを投入。
ジェフもドゥドゥ、高木、呉屋を下げて、高木、米倉、林を投入。
65分にも横浜FCの攻撃。
山根が矢口からボールを奪ってクロス。
ソロモンが頭で狙いますが、枠の外。
72分、ジェフは風間を下げて呉屋を起用。
78分にはジェフの決定機。
左からのCKを高木が蹴ると、米倉が頭で合わせますがゴールの左。
その直後、横浜FCは岩武を下げて中村を投入。
82分、ジェフの攻撃。
中盤右からのFKを高木が蹴ると、小森が合わせますが、GK正面。
84分、ジェフは負傷した矢口を下げて佐々木を投入。
86分、横浜FCは井上を下げて和田を投入。
後半序盤ほどの勢いはなくなりましたが、それでも横浜FCが攻め込む展開。
88分、横浜FCにも決定機。
中村からのパスを、中野がワンタッチで前へ。
間で受けたカプリーニがシュートを放ちますが、GK藤田も触りポスト直撃。
最後まで横浜FCは攻めの姿勢を見せますが、スコアは変わらず。
ジェフも粘り強く守って、1-0で勝利となりました。
■原点に戻さざるを得なかったと考えると複雑な印象も
横浜FCは割とのらりくらりと戦うイメージで、プレスにも行ける時には行くもののの、無理には追わないイメージがあります。この日も3-4-3で3トップが横に並んで睨みつつ、攻め込まれると5-4-1で守るサッカーになっていました。
その分、前半のジェフはボールを保持する時間も長くなりました。
しかし、ジェフが攻撃を仕掛ける展開は、カウンターが多かったと思います。
この日は田口や品田などがいなかったこともあって、遅攻からの攻撃作りには課題もあった印象です。
ただ、その分、カウンタ―には鋭さを感じました。
特に横浜FCは3バックだった上、攻撃時には左右CBも積極的に攻撃参加していくスタイル。
その裏を岡庭が取って、チャンスを狙う展開が多かったと思います。
さらにハイプレスからのハーフカウンターも多く、そこからゴールが生まれました。
こういった展開になると、呉屋や小林の良さも活きやすいですね。
相手が繋いでくる横浜FCだからこそ狙いやすかった面があると思いますし、ロングカウンター狙いも含めて対横浜FCだからこそはまった部分もあるのかもしれません。
しかし、前半から飛ばし過ぎたためか、後半のジェフは失速。
中盤にスペースが出来ていましたし、今日は人に食い付く守備をしていった分、その周りが空きがちな印象もありました。
1点くらいは、取られてもおかしくないような展開だったと思います。
それでもここ数戦の外から外への展開と、引いて守る守備によるサッカーよりも、戦いやすい印象はあったのかなと思います。
原点に戻ったとも言えるのではないかと思いますし、その分思い切った戦いが出来たのかもしれません。
それだけやることがはっきりしていて選手に、迷いもなかったとも言えるのでしょう。
ただ、その原点からのプラスアルファも期待したシーズンだったとも思いますし、これまでの試合はプラスアルファも期待しての変化だったのかもしれません。
それがうまくいかずに横浜FC戦で元に戻さざるを得なかったとまで考えると、複雑な印象も残る試合だったのかなとも思います。
この試合で戦い方が一度戻ったとして、ここからどう戦っていくのかが注目ですね。