先週のサッカー関連の記事で、少し気になったものがありました。
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ブラジルでダービーで、こういう追いつかれ方をしたら警察沙汰になっている。それが普通。僕らが一周、スタンドを周る時も拍手を送っていてくれるサポーターもいましたが、そういうのはあってはいけない。我慢強く拍手を送ってくれたことには感謝したいけれど、もっと厳しく選手に対応していいと思う
オシム監督も常々、サポーターに厳しさを求めていたことを思い出しました。
ダメな時はダメだとはっきり訴えるべきだとよく話していて、そういった厳しさが勝者のメンタリティを育むという発想ではないでしょうか。
特に海外の選手や監督には、日本のサポーターが時折優し過ぎると感じるところがあるのかもしれませんね。
特に昨今はSNSで自分の"推し"に対して、ポジティブな意見ばかりが受ける印象もありますが、そればかりでは"推し"を甘やかしてしまうし、厳しい目も必要なのかもしれません。
ジェフは1-1の引き分けに終わった前節大分戦に関しても、試合内容は悪くなかったと思います。
しかし、自分たちのやりたいサッカーが出来て、気分的に気持ちよく戦えて満足してしまうというパターンが、一番まずいような気もします。
やりたいサッカーが実現できたにも関わらずそれでも勝てなかったとも言えるわけで、良いところを取り上げることももちろん大事ですが、なぜ勝てなかったのかもしっかりと追及してほしいところですね。
その大分戦では特に前半、低い位置からビルドアップを開始して、ワイドに大きく展開する。
外から外への攻撃が機能して、攻勢を仕掛けられていたと思うのですが、それが秋田相手にも通用するか。
秋田は今年も堅守を維持しており、10試合で失点7はJ2で2番目タイに少ない数字となっています。
今季ここまでの秋田は、4勝3分3敗の勝点15で8位。
ジェフは4勝2分4敗の勝点14で10位ですので、秋田の方が上に立っています。
秋田のスタイルは今年も変わらず、フィジカルを駆使した激しいサッカーを展開しています。
守備では運動量をベースに相手を囲いに行って、球際で厳しく潰してくる。
そこでボールを奪って、素早いカウンターを仕掛ける攻撃が武器となっています。
長いボールを積極的に使い、セカンドボールを拾ってチャンスを作る。
さらに、セットプレーとロングスローからの攻撃も脅威ですね。
今年もラフなプレーが多く、対戦相手としては怪我などにも注意しなければいけないところがあると思います。
今季開幕時の秋田はあまり動きが良くなかった印象で、守備で前から行けず、後方で跳ね返す展開が多かったと思います。
さらにカウンター時のスピードや人数のかけ方も甘く、攻守に勢いを感じない状況でした。
開幕戦愛媛戦を0-1で落とすと、第2節山口戦も0-2で敗戦しています。
しかし、そこから徐々にコンディションを上げていき、第3節徳島戦で2-1で今季初勝利
そこからは第6節清水戦しか落としておらず、ここ最近4試合も2勝2分。
前節岡山戦も0-0で引き分けてはいますが、秋田の方がチャンスを作っていたように思います。
秋田のようなフィジカル中心のチームはコンディションが大きく左右するところがあると思うので、結果的に好不調の波が出来やすいのかなと思います。
それでも上位を目指すチームではないので、調子がいい時に勝ち点を稼げれば良いという判断なのかもしれません。
ジェフも調子の波を感じる部分がありますが、昇格を目指すのであれば、もっと安定感のあるチームを目指さなければいけないと思います。
ジェフとしてはホームとは言え、好調秋田相手ということで、難しい試合となるかもしれません。
秋田がハイプレスをかけてきて、前を向けない状況となると、嫌な試合展開になってしまうのではないでしょうか。
逆にジェフが押し込んで先手を取る試合を展開した方が、戦いやすくなってくるかもしれませんね。
ジェフもここ3戦は負けていないとはいえ、8-0の大勝を上げた栃木戦は評価しづらく、1-0で勝利した徳島戦は内容も拙かった。
大分戦では良い内容で戦えたものの、1-1の引き分けと勝ちきれなかったわけで、状態が上向きと言えるのかまだ何とも言えない状況ではないかと思います。
良い形でゴールデンウィーク連戦を迎えるためにも、しっかりとした試合をしてホームでの勝利を期待したいですね。