当ブログはプロモーションを含みます

開幕から1ヶ月で2勝1分3敗の11位に苦しむジェフが17位熊本に挑む

 J2開幕から1ヶ月が経過したところで、ここまでのジェフの印象をYoutubeでまとめました。
 ジェフは第6節終了時点で2勝1分3敗。
 新たな挑戦や新戦力に可能性を感じる部分もありはましたが、昨シーズンの成績や小林監督2年目のチームであることを考えると、残念なスタートとなったと思います。

www.youtube.com

 2インサイド固定化に関しても、2列目の選手を活かしたり、そこから小森をサポートしたい意図は理解できますが、現状だとそこまでうまくいっていないと思います。
 その裏を取られる形での失点も多いですし、何よりハイプレスからのハーフカウンターを止められてしまうと、次がないところに課題を感じますね。
 今季はもう少し緻密なサッカーを目指していくのかなと思ったいたのですが、そういった部分での成長が見られないとなると、正直今後が心配な状況ではないかと思います。


 選手の面でも新加入選手の活躍や田中、小森といった若手から中堅年代の成長も感じられましたが、離脱者が多い状況です。
 その分、若手が可能性を見せているところもありますが、今季の目標を考えると我慢して若手を使うというような方向ではまずいはず。
 局面ごとに見ると決して悪いことばかりではないとも思いますが、広い視点で見ると物足りないところが多い状況だと思います。

 今季も厳しいスタートとなったことを把握した上で、今後どう戦っていくのかを考えていくべきではないかと思います。
 変えるべきところは変えなければいけないかもしれないし、残すべきところは残す必要がある。
 チームとしても、監督にしても、選手にしても、やれることとやれないことはあるはずで、それを見極めてどう決断するかが大事ですね。


 さて、明日対戦する熊本も現在1勝2分3敗で17位と、良いスタートにはなりませんでした。
 オフには平川、島村などが移籍しましたが、前年ほどの流出は防げています。
 しかし、一方で補強の方も新人選手がメインで、今年も若い構成となっています。

 昨年の熊本は守備時は5-4-1、攻撃時は3-3-3-1になる変則的なシステムで戦っていました。
 流動的なパスワークをベースに、守備時のWBが左右ボランチのようなポジションを取って、ウイングを走らせる展開が特徴的だったと思います。
 しかし、今季は攻撃時に3-5-2となり2トップがサイドに流れることで、サイドの奥を突き、空いた前線のスペースにもう一方のFWが飛び込んでいく攻撃をしています。


 流動的なサッカーは変わりませんが、今季もまた特徴的なスタイルを貫いている印象です。
 そこから選手が密集してパスワークを展開し、少ないタッチ数で攻撃を仕掛けていく。
 3-3-3-1を継続することも出来たと思うのですが、また新しく独特なサッカーに挑戦していくという姿勢が凄いですね。

 しかし、現在のところ結果はついてきておらず、先週の3連戦も1分2敗。
 特に連戦初戦のいわき戦は、退場者も出て0-6と大敗を喫しています。
 昨年から同じ傾向は出ていましたが、小柄でテクニカルな選手が多いためクロスやセットプレー対応に課題がある上、マンマークなので1つかわされると弱いところがある印象です。


 ジェフとしては、比較的戦いやすい相手となるのかもしれません。
 高さではジェフの方に分があると思いますし、打ち合いになれば自信もあるでしょう。
 昨年も1勝1分と、勝ち越している相手でもあります。

 しかし、ジェフも連戦中は1分2敗と熊本と同じ成績ですし、離脱者も多くメンバーも固まっていません。
 J2最多得点を誇る攻撃面も、鹿児島戦で2ゴール、清水戦で1ゴール、水戸戦ではノーゴールと減っていますし、得点数がこのまま伸び悩むといよいよ深刻な状況となってくるかもしれません。
 熊本戦はアウェイゲームではありますが、嫌な流れを払拭して良い雰囲気で4月を迎えられるようにしたいですね。

オーストラリアGP 角田裕毅が今季初ポイントを上げ春の日本GPへ

 先週末のオーストラリアGP、RBの角田裕毅が今季初ポイントを獲得しました。
 今季ここまでの2戦は予選などで速さを見せるもポイント獲得には繋がらず、フラストレーションもたまる展開だったと思います。
 しかし、オーストラリアGPでは一貫して速さを見せ、大きなミスもなく素晴らしいレースを見せてくれました。

 角田はFP1から5位と好タイムを出し、予選でもメルセデスのハミルトンやアストンマーチンの2台を上回る8位。
 トラックリミットによるタイム抹消もあったとはいえ、チームメイトで母国GPとなったリカルドが18位だったことを考えると、大きくライバルを上回ったことになります。
 決勝でも安定した走行を見せ、一時はヒュルケンベルグに追い回されますが、しっかりと振り切ってポイントを獲得しました。


 さらに6位のアロンソがわざとブレーキを踏んで、ラッセルのクラッシュの原因を作ったというペナルティをレース後に受けて、7位にまで上がりました。
 なかなか厳しいペナルティだとは思いますが、ともかくこれで角田は7位入賞で6ポイントを獲得。
 ドライバーズランキングで11位、コンストラクターズランキングでも6位に浮上しました。

 毎レース、角田がより速いタイムを刻んでいることもあり、早くもリカルドのチーム退団説まで出てしまっています。
 しかし、残念なのはいくら角田が勝っても、欧州では角田が速いではなく、チームメイトが遅いという評価になりがちだということ。
 昨年から多くのドライバーが入れ替わっているRBですが、なかなか角田を真に評価してくれる人は現れないようです。

formula1-data.com

 オーストラリアGPの上位争いでは驚きの展開があり、レッドブルの王者フェルスタッペンがレース早々にブレーキのトラブルでリタイアしています。
 これにより、優勝はフェラーリのサインツで2位にも同僚のルクレールが。
 サインツは2週間前のサウジアラビアGPを虫垂炎の手術で欠場しており、そこからの見事なカムバックでした。

 3位、4位にはマクラーレンのノリス、ピアストリ。
 残念だったのはフェルスタッペンのチームメイト・ペレスで、予選アタック妨害の3グリッド降格もあり6位でフィニッシュ。
 レッドブルが過去2戦に比べてフリー走行から苦労していたとはいえ、フェルスタッペンが結局ポールを取っていたことを考えると、残念な結果だったかなと思います。


 フェラーリからすれば素晴らしいレースになったとは思いますが、オーストラリアは公園を使用したコースで、他とはまた異なる特性を持ったサーキット。
 来週末行われる鈴鹿は世界的なテクニカルなサーキットですから、また状況は異なる可能性が高いのではないかと思います。
 レッドブルとしてはホンダのホームでもありますし、勝利が目標となるでしょう。

 当然、角田も母国GPということで、連続ポイントを見たいところですね。
 なお、日本GPではRBがリカルドに代わって、FP1で岩佐歩夢を起用することを発表しています。
 日本人ドライバーが共演することになりますね。

 F1では若手にチャンスを与えるため、フリー走行でルーキードライバーを年間2回以上起用しなければいけないルールがあります。
 今年の岩佐は日本のスーパーフォーミュラで戦っていることもあって、今回の抜擢となったのでしょう。
 多くの有望ドライバーを輩出してきたレッドブルですが、現在は候補も少なく昨年F2で4位だった岩佐の起用は、妥当ということになるのかもしれません。

 角田とは異なるタイプのドライバーですし、今後どういったレース人生を歩むのか、楽しみな1人だと思います。
 その岩佐がF1でチャンスをもらえるということで、角田と共に印象に残る走りを期待したいですね。
 春開催に日程が変わった鈴鹿、実感がまだわかないところもありますが、楽しみにしたいと思います。