北の丸。
晩春の昼下がり。
静寂。
円安だかインフレだかしらないが、静かな国になったのはよいことだ。
トゥーランドットはばかっぽさを競う演目だと思うのだが、ときどきまじめなのがある。
なぞなぞのやりとりを厳粛にやる。
かえって笑える、ともいえる。
リヒャルトのよいところは、悉く、悉くばかっぽいことだ。
プッチーニは、おばかじゃだめなのもある。
ラボエームなんかは、こう、みずみずしいかんじがほしい。
すべてがおばか、ではない。
どうでもいい、とことんどうでもいいはなし。