5月の振り返り(その3)
あれやこれやと説明するとややこしいのですが、5月の終盤は事情があって日本へ行く事に。
羽田に到着して最初の週末は東京で過ごす。久しぶりに友人たちと会食したり、サントリー美術館に行ったり、美味しいランチを食べたりと色んな人と再会を楽しむ。
あと、印象に残っているのが、友人の強い勧めにより、映画館で見たLast Slum Dunk。噂は聞いていたのですが、とても面白かった。原作を読んでいた身としては、これは盛り上がる演出だと感心。そういえば、他のメンバーのお話は原作内でちゃんと語られていたけど、この子の視点はなかったなあ。そうかそいういう事情でしたか、と納得。ちゃんと映画館で見てよかった。
今回は銀座近辺に宿泊したのですが、一日午前中ぽっかりと空いたのでデパートでやっていた金魚の展示を見に行く。とてもインスタ映えな展覧会。涼しげなのは良いし、金魚も可愛いけど、一度見れば十分かな。
こちらは海外からの観光客で賑わってました。前より少ないけど、大分観光客は戻ってきた感じで銀座界隈は賑わってました。円安でもあるし、これからもっと増えるだろうけど、夏はもっと暑くなるだろうし、皆大丈夫かねえ。
5月の振り返り (その2)
5月の中旬は大人しく仕事。ただ週末には先月行った、Château Villererensに友人とまた行くことに。今回はちゃんとアイリスが満開でした。
相変わらず、素敵なお庭。前回よりも天気が良くて歩き回るのは楽しかったです。やっぱり庭園はいいなあ。
一緒に行った友人から今晩、Spectacle Dronesていうドローンを飛ばす見世物が湖畔であるよ~と教わったので、夜に散歩がてら湖の方へ。結構人が出ていて面白かった。こうやってイベントにドローンが使われているのを見ていると、こんな事が出来るならそりゃ軍事利用が盛んになるはずだ、と感心。今まではとは違う戦い方が出来るもの。最後はドローンに積まれた花火が添加されて終了。なかなか楽しい見世物でした。
5月の振り返り (その1)
さて、なぜか最近は3ヶ月に一回、月の纏めを書いておく場所になっているこのブログですが、とりあえず5月のまとめから書いておこうと思います。
5月の前半は久しぶりに色んなコンサートへ。まず5月4日にはK子さんとジュネーブのThéâtre du Léman で行われたシンガーでジャズピアニストのDiana Krallのコンサートへ。久しぶりにライブのジャズを聞けてよかった。Diane Krallは変わらず素敵なピアニストであり、ボーカリストでした。バックバンドもさすがの安定感で落ち着いた楽しい時間を過ごす。
次の週末はOちゃんに前々から誘われていた、Måneskinのコンサートに参加するためプラハへ。こちらはまったく落ち着いてない、若くて勢いのあるイタリアのロックバンドのコンサート。客も盛り上がりに盛り上がって、楽しかった。
初めてのプラハも思った以上に楽しかったです。ただチェコの歴史を知らなさすぎた事を反省。中世の東欧の知識が欠けていることに気付かされました。地中海沿岸の話だったらまだ分かるんだけど。プラハは治安も良いし、綺麗だったし、もう少し歴史を学んでからまた行きたいなあ。
そして久しぶりにあったOちゃんは現在の赴任地のインドから参加。生憎、体調が悪くてしんどそうでしたが、コンサートは無事に参加できました。ホテルで色々と会っていなかった間の話を聞く。コロナ禍の間にお互い色々とあったため、延々と話こんでしまった。何はともあれお互い無事に会えてよかった。次はもうちょっと頻繁に会いたいものです。
小旅行も楽しいのでまたどこか週末フラッと出かけたい。
4月は他にも色々と。
4月は映画も見に行きました。スイスの映画館で上映が始まった「すずめの戸締まり」を友人たちとその娘たち、総勢9人で観に行く。すずめの戸締まりは中々盛況。その前にも「鬼滅の刃、刀鍛冶の里」の映画も上映していたし、アニメはヨーロッパでも頑張っています。確か公開当初この映画が話題になった時に「すずめの留守番」とタイトルを間違えて話してしまい、留守番がいるなら戸締まりは必要がないだろうとと姉に笑われた記憶が・・・
他にも10年ぶりぐらいにMorgesのFête de la Tulip、チューリップ祭を友人たちと見に行く。週末だったこともあり、中々の盛況でした。ドイツ語圏からの観光客や家族連れも多く、天気はイマイチでしたが、花は綺麗でした。久しぶりに外の空気を満喫したような。
さらに長年暮らしていてその存在だけ知っていたChâteau Villererensこの機会に初めて行くことに。庭園に咲くアイリの花で有名なシャトーですが、まだアイリスには早すぎました。小雨も降って寒かったのですが、こちらもチューリップが満開で散歩を堪能。このガーデンは個人所有でアイリスの他にも妖精の森、とかトカゲの王の庭とか秘密の庭とか色々とテーマを持ったガーデンが連なり散歩をしていても楽しい。
Château Villererensの周りは菜の花畑が満開でたどり着くまでのドライブも楽しかったです。昔から存在はしってましたが、こんなに良い所だとは。もっと早く来てみればよかった。ワインも生産していて、ワインを試飲しながらつまむチーズと生ハムとパテは最高でした。運転してくれた友人に感謝です。
最後はMorgesで美味しいランチを食べて帰宅。中々、盛り沢山な一日を過ごしました。
今月は他にもお休みの日に用事で旧市街の方に行った時、ついでに初めて行く公園をぶらつく。ジュネーブの公園は意外と歩かないと分からない所が多く、住んでいても中々しらない所だらけ。暑い日だったので疲れましたが楽しかった。
イースターのお休み中に…。
猫以外のニュースと言うと先月から妙にやる気がでた私はうだうだするのを辞めてちゃんと行きたかったMusée Jenischでやっていたスイスの国民的画家、Ferdinand Hodlerの展覧会、Revoir Valentineを見に行く。これはちょっと特殊なHodlerの展覧会で彼が恋人Valentineのモデルとして出会った元気な頃から癌で亡くなるまでを記録した連作と彼が書き留めていた治療の詳細な記録などを一緒に展示してあるもの。
展覧会の最初はHodlerの死への興味、というか彼がValentineを描く前にもベッドに横たわる女性の遺体を描いた絵があり、そこからValentineとの出会い、若くて元気な彼女をモデルにした絵、病に侵された彼女の絵、そして最後はベッドに横たわる遺体の彼女の絵が時系列に展示されており、最後の展示室はHodler自身のお葬式で棺桶に横たわる彼を他の画家が描いたものとHodlerが描いた今もほぼ変わらないレマン湖と山々の風景画で締めくくられていました。色々と考えさせられる展示でした。行ってよかった。
あまりに良かったのでカタログを買おうとしたらハードカバー2冊組。しかも90CHFから値下げして60CHFって書いてあるけど、それでも高いし、重い。「もっと小さいやつないの?」と聞いたら「でもこれはとても良い内容なんだよ」と明言をさける返事が。「つまり無いのね」と言ったら「そう」とようやくちゃんと答えてくれました。たしかに吟味したら良い内容だったので重いけど購入。ただ全部フランス語なのでちゃんと読めるだろうか。まあほぼ絵だしな。
Musée JenischはVeveyの駅から歩いて5分。車のない人でもアクセスが簡単だし、Oskar Kokoschkaの絵もたくさん所蔵しているので、小さいながらも見ごたえのある美術館でした。また衝撃だったのが、Vevey駅のプラットフォームにも直結しているレストランがいつの間にか回転寿司になっていたこと。プラットフォームから寿司が回る風景が見えて「こんな所にまでお寿司が」と驚愕してしまった。
4月の総括。まずは猫の話から。
4月は復活祭があり、ホリデーシーズンなので休暇を取る人が多い。そのせいで色んな意味でインパクトの強い同僚の猫ネルソンが我が家に再登場。母親のため急に実家に帰ることになったものの、ペットホテルが満杯で(この時期はまあそうだろう)困った同僚が再び泣きついて来たためネルソンはイースターを我が家で過ごすことに。
今回は4泊5日ほど滞在。2回ほど急に走って吐いた以外はあまりハンストもせず元気。ただお迎えが来たらまたベッドの下に抗議の籠城。同僚の彼氏が再び寝室の床に這いつくばり懇願。30分ほどで何とか許してもらったらしく捕獲させる。相変わらず飼い主に対して強気。
同じ時期に近所の元同僚のアパートにも猫の餌やりに行っていたのですが、こちらは至って普通?でドアを開けると兄妹2匹でお出迎え。ご飯、トイレの清掃、そしてちょっと撫でたら2匹とも満足してお世話終了。ネルソンの場合、こちらが帰ってきても人の枕の上でぐーすか寝ていて、顔も挙げないという常に偉そうな態度なので、あまりの違いに感心してしまった。
桜も咲いて3月も終了。
パリから戻って普通にお仕事。次の週末からは平和に過ごすがまだ天気は安定せず。フランスのストはますます激しくなっているようで、旅行以降にはメトロも止まったらしい。少なくとも5月までは色々と続きそうな雰囲気。
スイスでは3月後半にCredit Suisseが経営危機からUBSに買収される騒ぎがあり、経済的に色々と不安定な状態が続きそうです。街中ではホームレスの数がかなり増えて、歩いていると「お金をくれ」と声をかけられることが多くなりました。世の中は暗いムードですが、白鳥は我関せず。春になるとちゃんと恋愛してました。
花粉を除けばお散歩も楽しいシーズンになり、天気が安定しないせいか雨が多いのでよく虹を見るように。
これで天気が良ければ気分も盛り上がるのですが、まあ贅沢はいえない。地元の日本人会が寄贈した桜も咲き始めました。今年は例年より開花が早いようです。
ちなみに公園では他の花も色々と咲いてました。
3月も終盤となると街は復活祭の準備に入り、そこら中で卵とうさぎの形のチョコを見かけるように。↓は一際目立っていたショーウィンドウ。まるでSF映画のセットみたいでした。
3月最後の週は映画、John Wick Chapter 4を同僚と見に行くことに。3時間ずっとスタイリッシュに人が殺されていくひたすら楽しい娯楽作品です。特に良かったのはDonnie Yenと真田広之ですかね。出てくる役者が皆楽しそうで、こちらも笑顔になりました。