喘息が治った!

私、昨年8月から出現していた咳に苦しんでいた。
毎年、冬に入る直前などの季節の変わり目に症状が出ており、私の場合は咳喘息(まだ喘息にはなっていない前段階の状態)で、いわゆる季節型だと思っていた
http://www.allergy.go.jp/allergy/guideline/02/contents_02.html#3



が、今回は夏真っ盛りの8月からだ。とにかく、終始咳が出て止まらない。それがずーっとだ。これまでとは全く違う。



医者には「今のところ咳喘息とも思えるが、ピークフローもかなり下がってるし、軽症喘息の可能性あり」と言われた。



とうとう喘息になってしまったか・・・



職業柄、大声で話さなければならないというのに、毎回喉が痛くてたまらない。
終始息苦しいまま、4月がきて、5月がきて、
「ああこのまま症状が固定してしまうのか・・・」と思い悩んでいたところ、



治ってきた!ここ1週間は調子いい!全く問題なくなった!
やはり季節型ということだったのだろうか?
何にしろ、半年以上も続いていた苦しさからやっと解放されたのだ!



まずは、早くカラオケに行かねば!!

カレーが脳の老化を防止する!


信じ難いことであるが、カレーが脳保護作用を有し、アルツハイマー病を抑制する可能性があることが、イタリア・カタニア大学のColombrita博士から報告されました。
尚、カレーとは、魚のカレイの方ではない。その昔、西城秀樹
「ハ○スバーモントカレーだよ!」
とコマーシャルしてた方のカレーであり、キレンジャーが大好きな方のあのカレーである。
そんなカレーが脳の老化を防止するというのだから、驚くほかありません。


【情報源】
Hot Tip: Curry May Protect Aging Brain
Spice Protects Brain Cells, Could Prevent Alzheimer's Disease
http://aolsvc.health.webmd.aol.com/content/article/85/98780.htm

【内容】
 最近の研究では、香辛料が健康に良いことが報告されている。シナモンは血糖値やコレステロールを下げることが知られているし、チョウジ、ゲッケイジュ、ターメリックは糖尿病の改善に有用である。
 カレーに含まれる香辛料に関しては、クルクミンがフェノールを多く含み、フリーラジカルによる細胞損傷を予防する。
さらに、カレーは抗酸化酵素のヘムオキシゲナーゼ1(HO-1)を誘発する。
 Colombrita博士の研究では、ラット脳をカレーに暴露し、24時間後に脳細胞を分析した。その結果、HO-1を含めた保護作用のある酵素を検出した(但し、高濃度のカレーでは細胞傷害が引き起こされる)。



この記事を読んだ後、早速、神田の有名なカレー屋『トプカ』で
ムルギダルカリーを食べた。
http://www.topca.co.jp/
相変わらず、辛い。とんでもなく辛い。物凄くうまく、辛い。
これで私の脳は活性化されただろう。そう思うことにしよう。

慢性的な咳に、男性よりも女性が苦しんでいる。

このところの私、匿名Aさんは調子が悪い。
季節の変わり目のせいか、咳喘息の症状が強くなっています。
私の場合、倒れそうなほどのひどい発作はないのですが、とにかくすぐに咳が出てなかなか止めることができません。
終始咳ばかりしているので、声も枯れがちです。
職業柄、仕事で大きな声を出さなければならないのに、思うように声が出なくて困ってしまいます。
嗚呼、早く夏にならないものか…
毎年、夏になれば症状がほぼ治まってくるので、今から夏の到来が待ち遠しい今日此頃です。


しかしながら、慢性の咳を有している場合、我々男性よりも女性の方が苦しんでいるのかも知れません。
マサチューセッツ大学のグループから、慢性的な咳の影響は男性よりも女性のほうが大きいことが報告されました。

【情報源】
Gender Differences in Health-Related Quality of Life in Patients Complaining of Chronic Cough
Chest 125(2):482-8(2004)

http://www.chestjournal.org/cgi/content/abstract/125/2/482?maxtoshow=&HITS=10&hits=10&RESULTFORMAT=&author1=french&searchid=1081355078505_5424&stored_search=&FIRSTINDEX=0&sortspec=relevance&journalcode=chest


【内容】
慢性的な咳のため通院している172名(男性56名、女性116名)と、対照群として咳があるものの苦痛を感じていない喫煙者(男性9名、女性22名)に「咳に特異的な生活の質に関する質問表(CQLQ)」を記入させた。
この質問表は、28の質問を
1. 肉体的苦痛
2. 心理社会的問題
3. 機能能力の低下
4. 幸福感の欠如の感情
5. 肉体的苦痛
6. 個人的安全における心配

という6項目に分けて検討するものである。
結果は、男性と比べて女性の方が有意にQOLが低下しており、最も男女差が大きかった項目は、「パンツを濡らす(尿失禁)」であった。


確かに、尿失禁はキツそうだ。女性はなかなか大変なようです。
ところで、上記した通り、この質問表は28個の質問から成り立っていますが、そのうちの一つに『can no longer sing(もはや歌えない)』というのがありました。
歌好き、カラオケ好きの私にとっては、この質問が一番重要かもしれません。

メタボリックシンドローム(太りすぎ、高血圧、etc)が2型糖尿病のリスクを増す。


太りすぎや高血圧などの不摂生は、やはり健康に良くなさそうです。
このような不摂生リスクを複数合併する患者をでは、心血管障害や2型糖尿病の発症リスクが増すことが報告されました。


【情報源】Disbetes Res Clin Pract. 2004 64(1),59-70
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=15036828


【内容】
心血管疾患がなく糖尿病でない35〜59歳の事務職の男性6182人を検査し、うち2型糖尿病のない5588人を7年以上にわたって追跡調査した。
メタボリックシンドロームに関連する項目
・耐糖能異常
・肥満
・高血圧
・脂質代謝障害
・蛋白尿
・白血球高値

をいくつ持つかを数えた。
年齢、家族の糖尿病歴、アルコール摂取歴、喫煙歴を補正した結果、上記メタボリックシンドローム関連項目を1コ、2コ、3コ、4コと有する毎に、心血管障害の発症率が、3.18、3.48、12.45、14.15倍と増え、2型糖尿病の発症率も1.92、4.36、6.44、15.08倍と増えた。



尚、メタボリックシンドロームという用語をよく知らなかったので調べてみました。


google:メタボリックシンドローム


調べても、「メタボリックシンドロームとは何か」を一言で述べているサイトがなかなか見つかりませんでしたが、協立消化器循環器病院の能戸徹哉先生のお答えは大変シンプルで分かりやすいものです。
脳梗塞心筋梗塞などの動脈硬化性疾患を発症する人の中には、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症といった生活習慣病を合併している人が多いことが分かっています。これらは偶然合併したわけではなく、互いに関連していると考えられており、これらの生活習慣病を併せ持っている場合をメタボリックシンドロームと呼びます。」
http://oceanplace.jp/aopos/hp11/naruhodo/naruhodo.html

また、海外では診断基準も設けられているようです。

この、2002年の米国NCEP
(National Cholesterol Education Program)
ATPⅢ(Adult Treatment Panel Ⅲ)
基準を日本人向けに改変した診断基準もあるようです

腹部肥満:腹部周囲径男性≧85cm、女性≧90cm
空腹時血糖値≧110mg/dL
中性脂肪血症≧150mg/dL
低HDL-C血症<40mg/dL
高血圧≧130/85mmHg

http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/hp-

KW乳酸菌でアトピー性皮膚炎が改善?


【情報元】読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/


【内容】
キリンビールは29日、「KW乳酸菌」に、アトピー性皮膚炎の症状を和らげる効果が見つかったとする研究報告を発表した。
マウスを使った実験で判明、30日の日本農芸化学会で発表する。



「KW乳酸菌」の入った清涼飲料水のCMを最近見たような気がしますが、そもそも「KW乳酸菌」とは何かも知らないので、調べて見ました。



1.「KW乳酸菌」とは、キリンビール(株)と小岩井乳業(株)が共同研究を行ったKW乳酸菌とのこと。
http://www.beverage.co.jp/taishitsusui/

2.アレルギー反応を抑える効果があるらしい。
http://health.nifty.com/drug/q_a/drug_272.htm

3.花粉症に対するダブルブラインドテスト(普通のヨーグルトとの比較)までなされているとは驚きです。
Th1/Th2比を維持するとのことで、アレルギーの悪化を抑制する効果が期待できるのかな?
http://health.nifty.com/column/20040113.htm

4.みたCMはこれだ。「体質水」
http://www.beverage.co.jp/taishitsusui/

髪の毛は再び生えるかもしれない


髪の毛の比較的多い私には直接関係ないのですが、『新しい毛嚢(毛根を包む袋状の上皮組織)に変化する細胞が発見された』という最近の報告が興味深かったので記載しておきます。

【情報源】
Nature Biotechnology, 2004 Mar 14
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=pubmed&dopt=Abstract&list_uids=15024388

【内容】毛嚢に幹細胞(様々な組織に成長する可能性のある母細胞)が存在すると考えられてはいたものの、その細胞が毛嚢のどの部分にあるかを特定することができなかった。そこで、遺伝子上にケラチン1-15プロモータ領域を持ったマウスの毛嚢細胞(ケラチンタンパクを生成できる細胞)を分離したところ、やがて毛嚢そのものに成長し、毛の形成も認められた。


毛嚢に成長する幹細胞をヒトでも特定できたなら、脱毛治療にもつながるのかも知れません。


また、既に発売されている発毛剤「リアップ」との違いも気になったが、はっきりとした違いはつきとめられませんでした。

【リアップのHP】
http://www.taisho.co.jp/riup/index.html
体の毛が濃くなるという副作用を生かして発毛剤に開発した経緯は、なかなか興味深く感じます。

スタミナ維持なら、パンよりコメ


私、匿名Aさんは、先日、「荒川市民マラソン」に出場しました。
記録は、3時間12分。
ここ何年かは、仕事に家庭に忙しく、月に20kmも走ればいい方なのですが、予想以上によく走れて、自分でも驚いている次第です。

一つ思い当たるのは、朝飯にご飯を食べたこと。
以前に、朝食にパンを食べてレースにでたところ、途中でエネルギーが切れたような状態になって走れなくなったので、ご飯にしたのです。

そんな私に、表題の新聞記事が目にとまりました。

【情報源】朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0325/009.html

【内容】
ラットを泳がせる実験で、コメと小麦粉をエサにして飼育し、比較した。体重の1割の重りをしっぽにつけ、水槽を泳がせて疲れて泳げなくなるまでの時間を週1度、4週間計った。「小麦組」の時間はほぼ横ばいだったが、「コメ組」の時間は右肩上がりに延び、4週間目では小麦組のほぼ2倍に。コメのほうが持久力が出ることを示唆する結果になった。コメは小麦より吸収に時間がかかることが原因しているかもしれない(東京海洋大大学院・矢沢先生らの実験)


私が何となく感じていた「コメはパンよりパワーが出るなあ」ということが、科学実験できちんと検証されたのは面白く感じました。
記事は『メカニズムをさらに追求したい』と結ばれています。是非とも今後の研究を期待したいものです。